『AIR偽小説第七十四弾』

懲りずに第七十四弾です。
気が付けば、何かにつけて色んなものを食べてます。
このままでは彼女らはただの大食らいではないか。
というか、やっぱ意識しなくとも勝手に続きものになっちゃうねえ(汗)


『4行小説』

★神奈
「ふう、前回は美凪ちんのおかげで堪能できたぞ」
「しかし、しょっちゅう物を食べておる気がするの…」
「食べ過ぎには用心せねばな」
「今回のお題は病気であるぞ」

あゆ「………」
神奈「どうしたのだ?」
あゆ「そうだよね、ボク達食べ過ぎだよね…」
神奈「食べる以上に活動しておる。そう気に病む事もあるまい」
あゆ「そうかもしれないけど…」
神奈「あゆ殿、その心配症こそ病気ではないのか?」
あゆ「別に心配してるわけでもないんだけど…」
神奈「ならば何を悩んでおるのだ。もっと大きく構えるが良いぞ」
柳也「お前はもう少し悩め…」
神奈「なっ!?柳也殿!!」
あゆ「うぐぅ、こんにちは」
柳也「よぉ。よく神奈の補佐役なんてやってられるな。俺は感心するぞ」
神奈「それはどういう意味だ?」
柳也「言葉通りだ…なんてな」
香里「勝手に人の真似しないでよ…」
神奈「ぬわっ!…香里殿まで?」
雪見「ちなみにわたしも居るわよ」
あゆ「うぐぅ、いきなり皆現れた…」
柳也「たまには司会を裏切ってやろうという魂胆だ」
神奈「その様な事をするでない!余は雪見殿を呼んだだけだというに…」
香里「あたしは雪見と友達だもの。文句ある?」
柳也「お前は真似をされたから怒って出てきたんじゃなかったのか?」
香里「違うわよ」
雪見「まあね。香里はわたしが連れてきたんだけどね」
あゆ「そういう雪見さんはどうやってきたの?」
雪見「みさきに無理矢理魔法を伝授されたのよ。そういう事」
あゆ「む、無理矢理…」
神奈「傍若無人が広がり出しておるの…」
香里「なんだ、結局神奈も悩んでいるじゃない」
神奈「食べ物とこういうのとはまた別であろ」
柳也「さすが大食らいだ」
神奈「甘いな、柳也殿。余は食通なのだ」
柳也「食通?」
神奈「美凪ちんにそう命名されたのだ」
柳也「…お前、また美凪に騙されてるな」
神奈「何を申すか!美凪殿は人を騙さぬ!!」
香里「騙されてるに決まってるでしょ。事実よ」
あゆ「うぐぅ、事実なんだ…」
神奈「違う!断じて違うぞ!!」
雪見「…ねえ、気になる事があるんだけど」
神奈「なんだ」
雪見「ひょっとしてみさきも一緒にそう命名された?」
あゆ「うん、たしかそうだよ」
雪見「香里の言う通りね。騙されてるわ」
神奈「ななな!?雪見殿まで何を申すか!!」
雪見「みさきが食通なわけないでしょ…。あの子は大食らいなのよ」
柳也「お前の負けだな、神奈」
神奈「ううむう、しかし…」
香里「さて、悩んでる人は置いといて、四行をさっさと済ませちゃいましょ」
あゆ「うぐぅ、そうだった。テーマは病気だよ。早速ボクからいくね」

★あゆ
「ボクは…病気は嫌いだよ」
「だって…大切な人を奪っちゃうものだから…」
「あんな辛い目に遭うのは嫌だよ…」
「皆、病気には気を付けようね」

柳也「随分と深刻だが…何かあったのか?」
あゆ「うぐぅ…」
香里「本人が喋りたくないのなら聞かなくていいと思うわ」
雪見「そうよね…辛い過去はね…」
あゆ「うぐぅ、ありがと」
柳也「ふむ…大食らいで悩むどこぞの翼人とはえらい違いだな」
神奈「柳也殿!」
柳也「さあて、次は俺だな」

★柳也
「自慢じゃないが俺は健康だ」
「しかしもちろん病気は嫌いだな」
「幾多もの病人を今まで見てきたが…」
「何気ない健康ほどよいものはないぞ」

あゆ「当たり前に健康だと忘れがちになるんだよね、ありがたみを」
柳也「そうだ。日頃から健康である事に感謝しなければならんぞ」
香里「誰に感謝するのよ」
柳也「色々だ」
雪見「もっとも、健康であるのは自分のおかげだけじゃないからね」
柳也「そういう事だ」
香里「そこで神様だとか出たら怒るとこだったけど…さすが昔の人ね」
柳也「どういう事だ…」
神奈「余は…健康であるのかの?」
柳也「俺から見れば立派に健康だぞ。だから安心しろ」
神奈「そうかの…」
香里「さて、次はあたしね」

★香里
「病気…あたしは非常に忌み嫌っているわ」
「栞を襲った病気はとんでもなかったもの」
「恐いわよね、人の繋がりまで変えちゃうんだから」
「乗り越えられれば、これほど嬉しい事はないわ」

あゆ「栞ちゃんの病気って?」
香里「あれっ?あゆちゃん知らなかったっけ?」
あゆ「病名までは知らないんだ」
香里「病名…秘密」
あゆ「うぐぅ…」
雪見「繋がりを変えるなんて、相当重い病気だったのね」
香里「そうよ」
神奈「俗に不治の病というものかの?」
香里「…うーん、もう治ったから不治じゃないわね」
柳也「そこらへんは楽屋的なものになるから、そこまでにしとけ」
香里「別にいいじゃない。ここは解釈自由よ」
雪見「はいはい。次わたしがやるんだからね、聞いててよ」

★雪見
「病気と言えるかどうかわかんないけど…」
「みさきのあの食いしん坊はほとんど病気に近いわね」
「でも、やせの大食いってものもあるし…」
「もっとも、見ているこっちは気分悪くなるんだけど」

香里「もっともな意見ね」
雪見「でしょう?」
神奈「たくさん食べるのはそんなによくない事かの…」
あゆ「うぐぅ、神奈ちゃん不機嫌そう」
柳也「大食らいはあまり良くない。適度に食べるのが良いという事だ」
神奈「しかしだな…」
雪見「まあ…たくさん食べられるって健康な証拠だけどね」
香里「ちょっと、矛盾してない?」
雪見「たしかにみさきは普通の人と比べたら何倍も食べてるけど…」
郁未「慣れるとそれが日常になるって事よ」
あゆ「わっ、更に突然…えっと、郁未ちゃんだね?」
郁未「そうよ。天沢郁未。初対面の人はよろしくね」
雪見「言いたいこと言ってくれてありがと。わたしが言いたいのはそういう事よ」
柳也「どういう事だ?」
香里「つまり、慣れればそれが普通になる、って事ね」
雪見「そう。みさきがよく食べるのはたしかに大食。でもみさきにとってはそれが普通」
郁未「普通であるっていう事は、その人にとって日常であるということ」
雪見「たとえ周りから見てそれが非日常であってもね」
あゆ「うぐぅ、いつから日常の話になったの…」
神奈「小難しい事を言って、結局余とみさき殿を大食らいと呼ぶつもりであるな?」
雪見「あら。最初っからそのつもりだけど」
香里「事実だしね」
あゆ「事実…?」
香里「言葉通りよ、あゆちゃん」
あゆ「うぐぅ…」
柳也「まあなんだ、ややこしくなる事は置いておいて、郁未と言ったな」
郁未「ええそうよ」
柳也「…とてつもない力を感じるが…」
郁未「さすがね…そんな存在が近くに居るの?」
柳也「そうだな…居るな…」
神奈「裏葉の力は凄いからの」
柳也「神奈の盗み食いを即座に見破る。俺には真似できない」
神奈「そうだの…と、何を申すか!!」
香里「凄いんだかなんだか…」
雪見「いいわね。わたしもそんな力欲しいわ」
香里「なんでそんな力がいるのよ…」
雪見「みさきがしょっちゅうやってるのよ。気が気じゃないわ」
香里「納得…」
あゆ「えっと、郁未ちゃん。四行やってね。テーマは病気」
郁未「あ、うん」

★郁未
「病気か…あんまり語りたくないなあ…」
「一口に病気と言っても色んな病気があるからね」
「私が一番に厄介だと思うのは心の病」
「これには相当苦しめられたわ…」

香里「そうね。たしかにそれは厄介ね…」
郁未「でしょ?」
雪見「いつの時代も悩みの種は尽きないものね」
香里「まったくだわ。こんな企画に巻き込まれてる傍から悩むわ」
雪見「香里ったらまだ気にしてたんだ…」
香里「言いたくないけど言いたくなるのよ」
郁未「あんまり引きずってると疲れるだけよ?」
香里「それはそうなんだけど…」
柳也「すっかり三人で盛り上がってるな。神奈とあゆは蚊帳の外だ」
あゆ「うぐぅ、柳也さんそんな事言わないでよ…」
神奈「ええい!これにて終わりといたす!!」

<ふらふら…>


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