『AIR偽小説第二百十一弾』

懲りずに第二百十一弾です。
最近、ようやくPS2版うたわれるものが終了しました。
クリアもさることながら、道具収拾100%も終えたのでもう十分でしょう。
難易度が結構下がった、やりやすいゲームであったのではないかと思った次第。
いずれは演習無しで再度やってもいいかもしれませんな。
さて崩すべきゲームは……いいかげんCLANNADのような……。


『4行小説』

★佳乃
「さあて、今回も特別ゲストさんを招くよぉ〜」
「でもってアシスタントは、柳也くんに裏葉ちんだよぉ」
「そしてテーマは、ゲストさんに因んで双子なのだぁ」
「双子は、しのさいかちゃんとまいかちゃんが近いんじゃないかなぁ?」

柳也「そんな疑問系で渡すな」
裏葉「補佐役とは、かくもいいように扱われるのでございますね」
佳乃「ええっ? いいようになんて扱ってないよぉ」
裏葉「勝手にお休みにされ、そして今勝手に呼ばれているではありませんか」
佳乃「お休みとか呼ぶのは、アシスタントに任命する前のことだよぉ。だから関係ないからね」
柳也「屁理屈っぽいが……まぁ一理あるな」
裏葉「柳也さまが斯様におられれば、私に抗う余地がないではありませぬか」
柳也「その前に俺の意見をすっかり自分の意見に流しやがって」
裏葉「あらあらまあまあ、私がいつそのようなことを?」
佳乃「もぉ、夫婦喧嘩は後にしてくれないと進まないよぉ?」
柳也「誰が夫婦だ」
裏葉「たしかに原作においては契りは結びましたが……今この場で呼ばれるのは不都合が生じるというもの」
柳也「というわけで遠慮してくれ」
佳乃「うんうん、見事に夫婦だねぇ」
柳也「何がだ?」
裏葉「何がでございましょう?」
佳乃「さ、改まったところでさっさとお客さんを呼ぶよぉ。まずはこの人、どうぞ〜!」
オボロ「兄者ー! 兄者はどこへ行ったんだー!」
佳乃「いきなり叫んじゃってるボロボロくんだよぉ」
オボロ「誰がボロボロだ! 俺はオボロだ!」
柳也「また被害者が増えたな……」
佳乃「ちょっとぉ、人聞きの悪いこと言わないでよぉ」
柳也「事実だろうが。えーと、俺は柳也だ。よろしくな、オボロ」
オボロ「……随分と馴れ馴れしいが。いやそんなことよりここはどこだ」
柳也「ん? この佳乃から説明を受けてないのか?」
オボロ「兄者と話をしている最中にいきなり連れてこられた」
オボロ「下手に抵抗すると危険と判断して大人しくしていたが……」
柳也「そうか……。おい佳乃、早く説明してやれ。戸惑ってるだろうが」
裏葉「大概の方は連れてこられると同時に戸惑いなさいますがね」
佳乃「しょうがないなぁ。えーっとね、ボロボロ君。ここでは語りと四行をやるんだよ。以上」
オボロ「さっぱりわからん上に、俺はボロボロじゃないって言ってるだろが!」
裏葉「まぁまぁ落ち着きくださいませ。ここは一つ、私めが見本をお見せいたしまする」
オボロ「ん? あんたは……」
裏葉「裏葉と申します。今回のお題は双子であります。それにて四行を行いますゆえ、ご覧くださいませ」
オボロ「お、おう。そう、こういう風に最初から丁寧に言ってくれれば俺も怒鳴ったりしないというのに」
柳也「さっきから腰の剣に手がのびていた奴が言う台詞でも無いと思うがな」
オボロ「うるさいぞ」

★裏葉
「双子といえば行動は瓜二つとのこと」
「そしてまた、当然その言動も」
「容姿も思考も似ているという事ならば……」
「一つ大きな策を練れそうにございまする」

柳也「策?」
裏葉「うふふふ、これ以上は秘密にございまする」
オボロ「ふーむ……なかなかに興味深い作戦だな」
裏葉「オボロ様、お分かりいただけましたでしょうか?」
オボロ「ん? ああ、よく分かった。そうか、端的に言葉を四つ並べる、という事だな」
裏葉「そのような具合にございまする」
柳也「納得してくれたか」
オボロ「ああ。なるほどな」
佳乃「うんうん、絶妙なバランスだねぇ。やっぱり二人をアシスタントにしてよかったよぉ」
柳也「厳密には、俺達が佳乃の尻拭いをやっているように思えるんだがな」
裏葉「左様でございますね」
オボロ「そもそもここは何が目的なんだ?」
佳乃「さあて、落ち着いたところで次は柳也くんだよぉ」
オボロ「いや、俺の質問は……」
柳也「深くは気にするな、という事だ」

★柳也
「双子か……実際に目にしたことはないが……」
「聞いた話から想像するに、さぞ珍しいのだろうな」
「うーん、考えているうちに会いたくなってきたぞ」
「裏葉も策などと言ったが、もっと何かしらできるのじゃあないだろうか」

オボロ「なるほどな。あんたらには双子は馴染みが薄いか」
柳也「ああそうだ。ん? その口ぶりだと、オボロには馴染みがあるのか?」
オボロ「まあな。というのも……」
裏葉「ところで、兄者様はおよろしいので?」
オボロ「兄者様?」
裏葉「ええ。最初に叫んでおられたではありませんか」
佳乃「兄者様っていうのは力ちゃんの事だよねぇ」
オボロ「力ちゃん?」
柳也「違うだろ。ああ、ハクオロがあんたの兄なのか」
オボロ「なにっ! 兄者に会ったのか!?」
柳也「あ、ああ。たしか……エルルゥだっけか、そいつも一緒だったぞ」
オボロ「そ、そうか。……やはり、こいつの仕業か」
柳也「察しがいいな。その通りだ。まったくこいつは本当に、って思うだろ?」
佳乃「もぉ、こいつだなんて失礼だよぉ」
佳乃「あたしはお客さんとして皆を招いているだけなのに」
裏葉「客人としてお呼びするには少々強引ではありませぬか?」
佳乃「でも皆なじんで結果おーらい! だからおーるおっけーだよぉ」
柳也「その楽天的なのを何とかするべきじゃないのか?」
オボロ「まったくだ」
佳乃「じゃあ、次はボロボロ君だよぉ」
オボロ「なっ――だから、ボロボロじゃないと何度言ったら……!」

★オボロ
「まったく、とんでもないところだな」
「いや、とんでもないのは人ってことか」
「さて、双子か……まぁうってつけなのが俺に忠実な奴としている」
「特に気にしてなかったが、珍しいとなると、なるほどそうなのか……と思う次第だな」

柳也「要するに、知り合いにいるんだろ?」
オボロ「それは言ったとおりだが……」
裏葉「なるほど、そのお二方も此度招かれるという事なのですね?」
オボロ「ん? まさか……」
佳乃「そのとおりっ」
佳乃「さあてと、次のお客さんは二人同時に招くよぉ。どうぞーっ」」
ドリィ・グラァ「「若様ーっ!」」
オボロ「お、お前らっ!」
佳乃「二人で一人? ううん、二人は二人。ドリィさんにグラァさん。まとめてに呼んでドリグラさんだよぉ」
ドリィ・グラァ「「まとめてなんて呼ばないでくださいっ」」
オボロ「やはり連れてきていたか……。まったく、やはりこいつはとんでもないやつだ」
ドリィ「若様、お怪我はありませんか?」
グラァ「しかしさすが若様。早くも和気藹々と溶け込まれるとは、人徳の成せる技です」
オボロ「そ、そうか?」
柳也「人徳は違うだろ……っていうか話くらいは普通にしてくれないと困る」
裏葉「まあまあ、柳也さま。ではドリィさまにグラァさま」
ドリィ・グラァ「「はい?」」
裏葉「要領はお分かりでございましょう。早速四行をなさってくださいませ」
佳乃「双子らしい四行をお願いするよぉ」
ドリィ「僕達が四行……」
グラァ「よしっ、まずはドリィからだ」
ドリィ「ええっ? グラァからやってみれば。ほら、若様から数えて丁度五十音順ってやつだし」
グラァ「いやいや、ドリグラさんなんて呼ばれているからには、やっぱりドリィからを希望されてるんだよ」
オボロ「お前ら何二人して譲り合ってんだ」
柳也「また変なのが増えたってことかな……」
ドリィ・グラァ「「失礼な!」」
グラァ「分かりました、僕からやります」
ドリィ「いいや、僕からだよグラァ」
オボロ「いい加減にしろ。なんなら二人でやれ」
ドリィ・グラァ「「はいっ、若様!」」
裏葉「あらあらまあまあ、双子とは斯様に意志が似てくるものなのでございますね」
佳乃「うんうん、そうだねぇ」
柳也「っていうか、見てて頭が混乱してきたんだが……」

★ドリィ・グラァ
「「僕達は双子だけど……」」
「「二人居ても、思いは一つ!」」
「「その想いは、若様の元に」」
「「届け、僕達の想い!」」

柳也「モテモテだな」
佳乃「うわぁ、柳也くんが俗っぽい言葉を吐きやがったよぉ」
柳也「……なんだその酷い言い様は」
佳乃「気にしない気にしない。ちょっとしたキャラの真似事だから」
佳乃「それにしても、ボロボロ君って随分慕われてるんだねぇ」
オボロ「い、いや、まぁ、な……」
柳也「ボロボロと呼ばれたのにつっこまないな」
ドリィ「どうしたんですか、若様」
グラァ「顔色が優れませんが大丈夫ですか、若様」
裏葉「心配されておられますよオボロ様」
オボロ「大丈夫だ。多分……」
柳也「ふーむ。ところで二人の見分け方は無いのか? えーと、ドリィ」
グラァ「僕はグラァです」
柳也「そ、そうか。こっちが……グラァ?」
ドリィ「僕はドリィです」
柳也「あ、ああすまん。……というわけなんだが」
裏葉「私に申されても困りまする」
佳乃「それは追々聞いていけばいいよぉ。というわけで、顔合わせも無事終わったし」
佳乃「ここらへんでおしまいにするよぉ」
オボロ「ん? ちょっと待て、兄者はどこにいる」
ドリィ「えっ? 兄者様がいらしてるのですか?」
グラァ「若様、兄者様と会われたのですか?」
オボロ「だからその兄者を探しているところなんだが……」
柳也「いずれ見つかる。と思うぞ」
オボロ「なんだそのいいかげんなのは」
裏葉「うふふふ。残念ながら私達には保証しかねる内容にございますゆえ」
佳乃「まずは全員招くところまでいって、そこからの話だよぉ」
佳乃「それじゃあ今回はこれにておしまいっ!」

<ボロボロボロ>


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