懲りずに第二百二弾です。
★瑞佳
名雪「そうだね。自信があるって言ってるところで無理かもしれないね」
★名雪
瑞佳「…なかなかやるね」
★往人
名雪「のろけられちゃったよ」
★少年
瑞佳「わたしも笑顔になれる? 無邪気に? 無理だよね」
★澪
往人「だろうな。だからこそ俺の人形劇を楽しみにしているんだ」
<にっこり笑ってハイキック>
ちょっと方向性を見失ってきました(あったんかそんなもん)
存在しているネタでやれるだけやるーってのでもいいかもしんないですが、
さしすせ相談室は果たして今後できるのかって気が多分に…。
まぁいっかぁ、偽だし(という考えがそもそも間違っとる)
つーか、根本でも守られてたルールがつい最近やぶられたんですよね…。
これでますます偽に近づいた(謎)
『4行小説』
「サウンドタイトル企画。今回は、無邪気に笑顔だよ」
「笑顔なら自信はあるけど…」
「無邪気に、かぁ…」
「もうわたしは無理かもしれないね」
瑞佳「…名雪、毒吐き専門に徹するの?」
名雪「ちょっと言葉が過ぎたかな…。なんとなく思っただけだよ」
名雪「それより、毒吐きなんて言ってる時点でやっぱり無邪気は無理っぽいよ」
瑞佳「うっ…。さ、さぁ名雪の四行だよ」
名雪「誤魔化してると余計にどつぼだね」
瑞佳「もう、いいから早くやってよ」
「瑞佳ほどじゃないけど、わたしも笑顔に自信ありだよ」
「身近な人の心を和らげたりするような…」
「そう、できれば安らぎのよりどころになりたいよ」
「無邪気にできると、自然とそうなれるのかな」
名雪「何が?」
瑞佳「とぼけたってだめだよ。無邪気を目指してる無邪気の振りなんて…!」
名雪「うー、さっきから瑞佳言ってることがおかしいよ」
瑞佳「おかしくないもん」
名雪「…そ、それじゃあお客さんを呼ぼ?」
瑞佳「それでますますわたしの立場を危うくしようって魂胆だね?」
名雪「何言ってるの…」
瑞佳「仕方ない、甘んじて受けるよ。さあいらっしゃいー!」
往人「随分と荒れてやがるな」
瑞佳「国崎さんだよ。無邪気とは多分ほど遠いよね」
名雪「わ、記念の時も出番がなかった主人公さんだ」
往人「お前ら…」
往人「ところで、前回の語りでAIRキャラを呼ばなかったな?」
往人「これでタイトルの意義が崩れてしまっただろが!」
瑞佳「何のことかな」
名雪「わたし達はAIRの世界の住人となってるから問題ないんだよ」
名雪「だってほら、わたしTVアニメ版にゲストで登場したし」
往人「おい…」
名雪「そんなことより国崎さん、助けてよ」
往人「っていうかお前、今折原と間違えかけただろ?」
名雪「さっきから瑞佳が毒舌一歩手前なんだよ。これはなんとかしないといけないよ」
瑞佳「毒舌なんてとんでもない。純粋な気持ちの表れってやつだよ」
往人「無視しやがるし…。で、毒舌だかなんだか言ってるが、多分許容範囲だぞ」
往人「AIRキャラを呼ばなかったことは万死に値するがな」
名雪「まだ言ってる…」
瑞佳「しつこいね。こんなだから無邪気には遠いんだよ」
往人「こら!」
瑞佳「もういいから四行やってよ。無邪気に笑顔、だよ」
往人「逆ギレかよ、ったく…」
「そうだな、笑顔といえば…俺にとっては観鈴のそれが一番だ」
「あいつが笑っている、それだけで幸せだった…あの頃はな」
「まぁ、今でもそうだ。なんだろう、あいつの笑顔には嫌味がない」
「俺には到底できない顔だ」
瑞佳「どうしてくれようか。くすぐり地獄の刑?」
往人「お前らどういう神経してんだ…」
名雪「いやいや、わたしはむずがゆかったんだよ」
瑞佳「笑いたいって言ってるんだから笑わせてあげればいいとわたしは思ったんだよ」
往人「…おい、なんで今回のこいつの司会は荒れてるんだ」
名雪「わたしに言われても…」
瑞佳「で、もう語りたいことは語ったよね。次のお客さん呼ぶよ」
往人「身も蓋もないな…」
名雪「なんだかごめんなさい」
瑞佳「さあっ、次のお客さん登場!」
少年「大変な光景だね」
瑞佳「名も無き少年さんだよ。笑顔も多分作りなんだろうね」
名雪「ちょっと瑞佳…」
往人「たしかに毒と言って差し支えないほどだな」
少年「はははは、まぁさっさとやることにするよ。えっと、テーマは…」
瑞佳「無邪気に笑顔、だよ」
少年「わかった、ありがとう」
「無邪気…そんな感情はとうの昔になくなったね」
「あれ、感情とは違うって? まぁそんなことはどうでもいいんだ」
「笑顔になるためには、それ相応の働きかけが必要なんだ」
「それは内からくるものだ。外からの働きで笑顔になるのは…きっと、つながりがあるからだね」
少年「…何があったんだい」
瑞佳「冒頭でわたしは無邪気が無理だと悟ったんだよ」
名雪「うー、そうなのかな…」
往人「聞いた話だが、折原曰くだと瑞佳は無邪気以外何者でもないとのことだぞ」
往人「その本人がどうして否定している」
名雪「わ、そうなんだ」
少年「なんだ、偽りの殻をかぶっているだけなんだね」
瑞佳「そんなことないよ」
瑞佳「けどね、そんなわたしをきっと導いてくれるお客さん登場だよっ」
澪『こんにちは、なの』
瑞佳「今回のテーマは澪ちゃんのテーマ曲なんだよ」
名雪「そんな繋がりがあったんだ…」
往人「おおなるほど、お前ならたしかに無邪気に笑顔だな」
少年「随分この子を気に入ってるんだね」
少年「そういう趣味なのかい?」
往人「違うっ! こいつは、俺の人形劇を楽しみに見てくれる数少ない人物だ」
澪『そうらしいの』
名雪「国崎さんの人形劇はひねりがなくてすぐ飽きるって祐一が言ってたよ」
往人「あんな邪気ありまくりの意見なんてどぶに捨ててやる」
少年「それは勿体無いね。ちゃんと下水に降りて回収しなきゃいけないよ」
往人「するかっ!」
瑞佳「さて澪ちゃん。わたしが無邪気に笑顔になれるような四行をお願いするよ」
澪『がんばるの』
名雪「瑞佳、最初っからここに繋げるつもりで…」
『無邪気に笑顔を浮かべるには…』
『何よりも素直な心が大切なの』
『好きなものを好きと純粋に思える心が…』
『大切なたからものなの』
往人「つまり! 俺の人形劇こそ、純粋のなかの純粋、キングオブ純粋ってやつだ」
名雪「それは違うと思うんだけど…」
少年「そうだね。折れ曲がっていてもまっすぐに見えるその心が純粋だってことさ」
往人「お前らな…」
瑞佳「よくできました、澪ちゃん。…なんてね、最後まで呼ばなくてごめんね」
澪『そんなことないの』
瑞佳「うんうん、そうだよね。最後のお客さんとして澪ちゃんを迎えられてよかったよ」
瑞佳「これで心置きなく笑顔で締められるってもんだよ」
往人「って、俺は微妙に笑顔じゃないぞ」
名雪「わたしも…。瑞佳、そういう思惑があるなら最初から言ってよ」
少年「ついでに言えば、無理に荒れる必要があったのかい?」
澪『そういわないで、みんなすまいる、すまいるなの』
にっこぉ〜
瑞佳「はいっ。澪ちゃんの無邪気な笑顔を見ながらお終いだよ」
往人「はめられた気がする・・・」
名雪「うー、瑞佳あんまりだよ」
少年「最初からこういうつもりだったのかな?」
澪(にっこぉ〜)
瑞佳「じゃあね〜」
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