『AIR偽小説第百九十三弾』

懲りずに第百九十三弾です。
最近主に読んでる小説は、マリア様がみてる、ですね。
通勤中電車の中で。案外素早く読めてしまうものですな。文庫本は読みやすいのか…。
キャラ間の繋がりというか、その関係が非常に魅力的である、と私は思っています。
ネット小説も…多分プリントアウトすればちゃんと沢山読めるのかな。
考えておこうっと。


『4行小説』

★瑞佳
「えーと、サウンドタイトル企画。今回は、走る!少女たち、だよ」
「走る、っていうからにはやっぱり徒競走とかリレーとか…」
「何で少女たちなのかな、ってことを考えてると別の話を思い浮かべそうだけどね」
「一人の男の子に向かって、我も先にと飛び出していく感じの」

名雪「わたしは陸上部だからね、ばっちり走っちゃうよ」
瑞佳「それはどっちの意味で?」
名雪「え? もちろん陸の上を走るんだよ。水の上は走れないでしょ?」
瑞佳「いや、そういう意味じゃなくて…」
名雪「瑞佳の場合は、折原君まっしぐらってこと?」
瑞佳「えええっ!? う、うー、わかっていながらとぼけるなんて…」
名雪「あはは。でも今回は普通に走る話題でいいと思うよ。丁度わたし陸上部部長さんだしね」
瑞佳「今回は、って…もう一回やるの?」
名雪「二回に分けてやるのもありなんじゃないかな。司会権限ってやつだよ」
瑞佳「うーん…」
名雪「あ、とりあえずわたしが四行するね」
瑞佳「う、うん」

★名雪
「走る! そう、わたしは陸上部〜」
「少女たち! うん、色んな女の子が走るのを見てるよ〜」
「もちろんわたしもそのうちの一人」
「走るって気持ちいいんだよ。だから部員いつでも募集中だよっ」

瑞佳「へえ…って、こんなところで勧誘なんてしないでよ」
名雪「瑞佳は入らない? 陸上部」
瑞佳「入らない。って、だから勧誘しないでってば」
瑞佳「第一、学校が違うから無理だよ」
名雪「う〜、残念。誰か入る人いないかな…」
瑞佳「せめて同じ学校の人じゃないと」
名雪「そうじゃなくて、わたしは他校の生徒を入部させたいんだよ」
瑞佳「そんな無茶苦茶な…」
名雪「ちょっとでもいいんだよ、定期的に顔出ししてくれれば」
名雪「そして陸上部の楽しさを知ってほしいよ」
瑞佳「気持ちは分かるけどね。無理なものは無理」
名雪「う〜」
瑞佳「唸ってもだめだよ。さてと、それじゃあ一人目のお客さん登場〜」
みちる「いよぉーっし! みちるが走っちゃうぞー!」
瑞佳「わわわっ。いきなり元気なみちるちゃんだよ」
みちる「陸上部、入ってもいいよ」
名雪「わ、ほんと?」
瑞佳「うそっ!?」
名雪「何瑞佳、嘘、って」
瑞佳「いやだって、みちるちゃんは高校生じゃないでしょ?」
名雪「年齢問わず! それが我が陸上部のモットーだよっ」
瑞佳「いいの? それ…」
名雪「さてと、それじゃあ早速みちるちゃん、入部届け書いてね」
みちる「あ、待って待って、先に四行やっちゃうから」
名雪「あ、うん。了解したよ」

★みちる
「走るっていえば、よく国崎往人とかけっこしたよ」
「国崎往人は足が遅くってねぇ、みちるに追いつくのもやっとだったよ」
「息も切れ切れ。あれは無様だったなぁ」
「でも、お米を担いでたっけ…んに、それを考えるとよく頑張ったよ、うん」

瑞佳「お米担いで走ったの?」
みちる「うん。たしか10きろとか20きろとか言ってたよ」
瑞佳「じゅ、じゅっきろ!?」
名雪「すごいね。それを担いでみちるちゃんとかけっこだなんて」
名雪「これは、国崎さんも入部させなきゃだよ」
瑞佳「また名雪はそういう事を…」
名雪「さてと、それじゃあみちるちゃん。入部届け書いてね」
みちる「あっ」
名雪「あっ?」
みちる「んに、みちるは天文部だった。だからだめだよ」
名雪「大丈夫だよ、かけもちかけもち」
みちる「んに、でも…」
名雪「世の中にはかけもちで片方ほったらかしにせずに上手くやってる人もいるから」
みちる「うーん」
瑞佳「こらこら名雪、そんな悪の道へ誘うようなまねしちゃだめだよ」
みちる「んに、あくのみち?」
名雪「わっ、違うよ〜。瑞佳、変な事言わないで」
瑞佳「どのみち、みちるちゃんに負担だよ。ただでさえ行き来が大変なのに」
名雪「う〜…それもそうだね。ゴメンね無理言って」
みちる「ううん、べつにいいよ。また今度誘ってね」
名雪「うん」
瑞佳「さぁてと、それじゃあ次のお客さんの登場っ」
郁未「で、私に最後走れってわけね」
瑞佳「いきなり何を言い出してるのか疑問の天沢郁未さんだよ」
郁未「なんかひどい言われようね…」
名雪「最後走れって?」
郁未「ほら、私は元陸上部でしょ? だから走れってことかなーって」
みちる「走るだけ走って四行しないの?」
郁未「いや、そういうわけじゃ…わかったわよ、とりあえず四行ってことね?」
瑞佳「あの、勝手に納得されて進まれても…」

★郁未
「具体的に何に向かって走るか、それが問題よね」
「少女たるもの、その目的は純粋であるべきだわ」
「なんて、私が言うものでもないかもしれないわね」
「ほら、私って真面目だから」

瑞佳「さあ、それじゃあ次のお客さん呼ぶよ〜」
郁未「ちょっと、無視しないでよ…」
名雪「自分で自分を真面目なんていうひとは信用ならないよ」
みちる「豆腐の角に頭をぶつけて出直せこんちくしょー」
郁未「うぐっ、いつになくひどいわね…」
郁未「いいわよ、もう私がどうこうはおいといて、目的がどうこうってのについては?」
名雪「わたしは、そこに走るべきところがあるから走るんだよ」
瑞佳「わたしは、浩平に付き合って遅刻しそうになるからかな…」
みちる「みちるはねぇ、国崎往人を撒くためだいっ!」
郁未「…やや純粋、ってとこかしら。私の意見に近いのは多分名雪ね」
名雪「やっぱり陸上部だもんね」
郁未「うん、そういう事」
瑞佳「やや純粋って言葉が気になるけど…」
みちる「んに、国崎往人の名前出したのがまずかったのかな…」
瑞佳「ま、まあ気を取り直して次のお客さんいらっしゃいませだよ」
あゆ「えっと、こんにちは」
瑞佳「走るといえばこの人、月宮あゆちゃんだよ」
名雪「そうそう、祐一はあゆちゃんの足が速いって言ってたよ」
あゆ「…どうせ祐一くんの事だから、食い逃げで足が速いとか言ってたんじゃないの?」
名雪「わ、そのとおりだよ。本人もみとめるってことはやっぱりそうだったんだね」
あゆ「認めてないよっ!」
郁未「食い逃げで足が速い、ねぇ…。RPGとかやったら絶対あなた盗賊ね」
あゆ「ちょっと! 郁未さんまでそんなとこで話を発展させないでよっ!」
みちる「国崎往人も金がなくて食い逃げせざるをえなかったとか言ってたような…」
みちる「あゆあゆぅ、汚い大人の仲間?」
あゆ「違うよっ!」
瑞佳「えっと、結局食い逃げの話になっちゃってるけど、違うんだよね?」
あゆ「当たり前だよっ!」
瑞佳「よかった。パタポ屋で見かけたのは偶然じゃなかったんだよね」
あゆ「…何の話?」
瑞佳「たしか、相沢君とクレープ一緒に食べてたよね?」
あゆ「いつの話、それ…」
瑞佳「食い逃げするんじゃないかと思ってひやひやしてたんだから」
あゆ「ちょっと! 結局瑞佳ちゃんもそんな言葉にいきつくんじゃないっ!」
瑞佳「冗談だよ。さ、四行やってね」
あゆ「うぐぅ…」

★あゆ
「走るのはね、食い逃げじゃないからね」
「誰が何と言おうと違うからね」
「第一、これだけしつこく言われてやめない人ってのがどうかしてるよ」
「皆、その辺の常識を持ってボクを見てほしいよ」

名雪「あゆちゃん…常識が欠けてたの?」
あゆ「名雪さんまで何を言い出すの!?」
名雪「だって、祐一とクレープ食べに行ったんだよね? ひどいよ、わたしに内緒で」
あゆ「ボクにはそんな記憶がないけど」
瑞佳「たしかチョコクレープだったよ。相沢君がわたし達に負けずにあゆちゃんのクレープに食らいついていたよ」
郁未「わたし達?」
瑞佳「あ、うん。あの時は浩平と一緒に食べに行ってたんだ」
郁未「負けずに食らいついてたって…間接キッスじゃないの?」
瑞佳「そ、そうとも言うかも…いや、言わないっ、違うからっ」
名雪「あゆちゃん、祐一とそんなことやってたんだ…」
あゆ「いや、やってないって。第一祐一君の場合、全部食べちゃうよ」
名雪「そうかなぁ」
あゆ「そうだよ。…うん、ようやく思い出した。たしか…」
みちる「んに、かんせつきっすってなあに?」
郁未「少なくとも昼間っから堂々と人前でやってると、かなりあてつけになっちゃうわね」
みちる「んに、どゆこと?」
瑞佳「わあああ、もういいから! 今回はここでお終いっ、お終いだもん!」

<きすまっしぐら>


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