懲りずに第百九十一弾です。
★瑞佳
名雪「わたしは走ってるのかな」
★名雪
瑞佳「えっと、食べるってことだよね」
★観鈴
瑞佳・名雪「「………」」
★葉子
名雪「…葉子さんって、そういう日々なの?」
★住井
瑞佳「却下」
★佐祐理
名雪「なんかすっごい支離滅裂だよ」
<慌てるおヒマ>
最近、以前より買ってたまこみし文庫 秋・冬 をようやく読み終えました。
むぅ、買って以来3年か4年は経ってたよなぁ…それはさておき、
大元にあるテーマがぱんつ、なのね…ってのを最後の方で気付きました。
ああ、個人的にはそこはどっちでもよくて(そりゃまぁたしかに挿絵によくそういう姿あったけど)
美汐の暴走っぷりがステキな場面が色々あったのがなかなかステキであったと、
そう思ったのでした(全部ではなくて一部ですけど)
あれくらいやってこそ彼女なんだろうなぁ、とか。あと、おばさんくさい言動ってどういうのとか、
色々と多分勉強になった気はします。疑問点は色々あれど。
『4行小説』
「えーと、サウンドタイトル企画。今回は、日々のいとまに、だよ」
「なかなか時間がとれない毎日、それでもとる時間…」
「日々…皆は何をしているのかな」
「わたしはねぇ、えっと…」
瑞佳「ちょっと名雪、遮っちゃダメだよ」
名雪「残念ながら今回はごめんなさいできないよ」
瑞佳「どうして?」
名雪「設定の話は楽屋的この上ないからね」
瑞佳「…ここではそういう事気にしなくていいんだよ」
名雪「そうかなぁ」
瑞佳「既に外れてて創って皆それぞれだからね」
名雪「うー、よくわかんないけど…」
瑞佳「そんなわけで、わたしの日々は…」
瑞佳「やっぱり読書じゃないかな。わたし勉強家だしね」
名雪「さて、さっさとわたしの四行いくよ」
瑞佳「ちょっと名雪、どうして流すんだよ」
名雪「瑞佳の口から勉強家なんて言葉が出ると変だよ」
瑞佳「ええー? う〜、それは偏見ってやつだよ」
名雪「じゃあ瑞佳は勉強大好きなの?」
瑞佳「大好きってほどじゃないけど…でも本は読むよ?」
名雪「牛乳の本とか?」
瑞佳「…名雪、今のはわたしでも許せないよ?」
名雪「わ、ご、ごめんなさい…」
瑞佳「もう、しょーもない事やりとりするんなら名雪の四行に移っていいよ」
名雪「う、うん…」
「最初にでかかったけど、私はやっぱり走ってると思うよ」
「なんてね、走るのは普段日の朝と部活の時でいっぱいいっぱいじゃないかな」
「大会が近いと休日でも走ったりするけど…」
「やっぱり日々の暇には、いちごを食べていたいよ」
名雪「うん、そうだよ」
瑞佳「いちご限定?」
名雪「いちごジャムでもいいよ」
瑞佳「いや、そういうことじゃなくてね…」
観鈴「食べてばっかりだとみさきちゃんみたい、にはは」
瑞佳「わ、観鈴。ダメだよ、司会に断りなく登場しちゃ」
観鈴「ご、ごめんなさい。つい入ってきたくなっちゃって」
名雪「川名先輩みたい…うー、それはちょっと勘弁かな…」
瑞佳「食べる、っていう話題になるとそこに直結しちゃうんだよね」
観鈴「にはは、そういうこと」
名雪「うーん…」
観鈴「それじゃあ次は観鈴ちんの四行〜」
瑞佳「あ、うん」
「日々観鈴ちんは〜」
「楽しい事一杯考えてるかな」
「あれして遊ぼうかな、これして遊ぼうかな、って」
「その合間に家事ももちろんこなしてるよ。観鈴ちんえらいっ」
観鈴「あれっ? 二人ともどうしたの?」
瑞佳「本当に、えらいよね」
名雪「家事、そういえばお母さんに任せっきりだよ。少しは手伝ったりするけど…」
瑞佳「うーん、これは観鈴にお株を取られちゃったかな」
名雪「瑞佳、これは深刻だよ。司会とアシスタントの立場が危ういよ」
観鈴「なんだかわかんないけど、観鈴ちんの勝利? ぶいっ」
瑞佳「うーん、これは次のお客さんを呼んだ方がいいかもしれない。どうぞっ!」
葉子「不毛な争いの予感ですね」
瑞佳「というわけで、鹿沼葉子さんだよ」
名雪「不毛な争いってのは聞き捨てならないけど…」
葉子「気のせいです」
観鈴「えっと、葉子さんは日々の暇に何をしているのかな」
葉子「正確には…テーマは日々のいとまに、ということで、日々の暇にしている事を応える訳ではないかと」
観鈴「どういうこと?」
瑞佳「あー、要するに、日々の暇にしている事を話すものでもない、ということだね」
観鈴「うーん、よくわかんない」
瑞佳「何て言ったらいいかな、えーと…」
名雪「うー、もういいから四行やってよ」
葉子「そうですね…」
観鈴「が、がお…」
「日々、そのような時間が果たしてあるのかどうか」
「これは環境によるものでしょう」
「仕事に、勉学に激しく時間を取られる方などは」
「どうしようもありません。それこそ、睡眠時間を削るしか…」
葉子「いえ」
瑞佳「凄く体験談っぽい気もしたけど」
葉子「気のせいです」
観鈴「睡眠時間を削って何かをしてた?」
葉子「睡眠は大切です。体のコントロールのためにも」
瑞佳「ふーん…あ、観鈴、こういう事だよ」
観鈴「え?」
瑞佳「つまりは、鹿沼さんは日々のいとまに何をしているかを四行してないでしょ?」
観鈴「あ、そっかそかそか、そういう事なんだね」
瑞佳「わかったようだね、よかったよ」
葉子「やはり実践が一番です」
名雪「でもそのために四行がいっちゃったってのは…」
葉子「そのため、ではありません。私は元々そういう四行のつもりでした」
名雪「あ、そうなんだ」
葉子「そうです」
瑞佳「さて、まとまったところで、次のお客さんいらっしゃいませ〜」
住井「とうとう来たか、この日が…」
瑞佳「わたしのクラスメート、住井護君だよ。…この日って、どういう事?」
住井「長森さん、それは四行でやるよ」
瑞佳「う、うん」
名雪「随分と意味深だよ」
観鈴「でも、大した話じゃないかもしれないね」
葉子「そうですね、もったいぶった前振りほど当てにならないことはありません」
住井「ええいっ、好き勝手言うのは先に四行を聞いてからにしてくれっ!」
「俺は日々、考えていた」
「緻密に練った作戦の元に、いかに主役にのし上がるか!」
「そう、今こそその時だ。ずばり何をするか…」
「長森さんに成り代わって司会進行を…!」
名雪「すごい瑞佳、1秒かからなかったよ」
観鈴「お母さんを超えたね」
瑞佳「冗談じゃないよ、なんで住井君に司会を譲らないといけないの?」
住井「一時的でいいんだ。すべてが終われば、再び長森さんに司会を返す」
住井「その時、俺が主役の座に…」
瑞佳「何をする気か知らないけど、私は譲らないからね」
葉子「それでも力づくというのならば、私がお相手いたしましょう」
住井「いっ!?」
葉子「いけませんか」
住井「いや、あの、どうしてあんたが出てくるわけ?」
葉子「成り行きです」
住井「成り行きって…」
葉子「いけませんか」
住井「くっ、こうなったら望むところだ! いざ尋常に勝負!」
名雪「ちょっとちょっと、喧嘩はまた今度にしてよ。今は四行が先」
観鈴「うん、喧嘩はやめてほしいな」
住井「あのう、これは喧嘩じゃなくて…」
葉子「そうですね。後で一瞬で勝負をつけることにしましょう」
住井「おいっ!」
瑞佳「はぁ…最後のお客さん呼ぶね。どうぞー」
佐祐理「随分と荒れてますねぇ。ここは佐祐理が一発穏やかに終わってみせますよーっ」
瑞佳「えっと、倉田佐祐理さんだよ」
名雪「穏やかに終わってみせる、って?」
佐祐理「佐祐理が四行やって、そのまま即瑞佳さんが終われば即KOです。あははーっ」
観鈴「それって佐祐理さんが終わらせるって言わないんじゃ…」
葉子「強引にけりをつけるってことですね」
住井「えええっ? それじゃあ俺の勝負は…」
瑞佳「住井君は後で鹿沼さんと勝負するんでしょ。さあ、それじゃあ倉田さん」
佐祐理「はいっ」
「日々佐祐理は…色々してますねぇ」
「あ、暇に、でしたねえ。となると一つしかありません」
「舞と一緒に…あれっ、もしかしてこれも除くってことでしょうか」
「となると…お弁当作りでしょうか。観鈴とお弁当同盟ですからね。あははーっ」
観鈴「にはは、めずらしく慌ててる」
佐祐理「はえぇ、大失敗です」
瑞佳「さあて、それじゃあ四行もやったし、ここで…」
住井「って、いや、待った待った、まだ俺の…」
葉子「往生際が悪いですよ」
瑞佳「おしまいだよっ!」
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