『AIR偽小説第百八十弾』

懲りずに第百八十弾です。
人物語りもようやくこの人。つか、“み”に濃い人が多いなぁ…。
で、なぎなぎが挙げた人物全員分やってると、
確実に200までに終わらないので、彼らはまたの機会に…。
(だから、ちょい役とか名前しか登場してない人物を語ろうとするな)
それにしても、CLANNADが先か200超えが先か…多分前者だろうな…。


『4行小説』

★神奈
「人物語り。今回は遠野美凪殿だぞ」
「散々待ちくたびれたように登場し…まあそれはもうよしとしようぞ」
「美凪殿の一番の特徴としては、あの無限とも言われる枚数のお米券を所持しておること」
「お米も大好きらしいが…本当のところは、どちらが一番であるかの?」

美凪「愚問です、神奈ちん」
神奈「愚問だと申すか?」
美凪「ええ…」
美凪「日本人は…お米族…」
美凪「したがって私は、お米券とお米を両方…」
美凪「…ぽ」
あゆ「ちょ、ちょ、ちょっとちょっと美凪さん」
美凪「なんですか、月宮さん」
美凪「私は今…忙しいのです」
美凪「…お米」
美凪「…お米券…ぽ」
あゆ「だ、だからちょっと待ってよ。四行とは違うところで四行やっちゃだめだよ」
神奈「…言われてみればそうであるな。余は今気づいたぞ」
美凪「細かい事をおっしゃいますね…」
美凪「第一…」
美凪「…今回は私を語る回なのですから…」
美凪「…遠慮は…無用…」
神奈「ええい! そう言いながらまたも四行を勝手にしようとするでない!」
あゆ「いつになくペースがすごいね…。神奈ちゃん、のまれないようにしなきゃ」
神奈「うむ、そうであるな」
美凪「ではでは…」
美凪「次に語るのは…」
神奈「まずはあゆ殿だ!」
あゆ「う、うんっ」
美凪「…気合が入っておられますね」
美凪「これは…やはり…」
美凪「私を語ることに熱意を燃やして…」
神奈「あゆ殿、はよう!」

★あゆ
「物静かなんだけど…」
「主張がすごいんだよね…」
「ボク、かなり負けちゃうよ」
「これくらいの積極性があったら、楽しいのかな?」

美凪「…ぽ」
あゆ「いや、照れてないで…」
美凪「楽しいかと問われれば…」
美凪「それはもちろん…楽しいの一言です」
美凪「なぜならそこには…」
神奈「そこにはなんだ?」
美凪「がっくり、神奈ちん。さえぎってはいけません…」
美凪「折角四行をしれっとやろうと思っていたのに…」
神奈「ふふふ、進行役ゆえに余は頑張るぞ」
あゆ「それはそれとして、そこには何が?」
美凪「もちろんそれは…」
美凪「お米券…」
美凪「そして…」
あゆ「そして?」
美凪「…月宮さんもさえぎるようになりましたか」
あゆ「ずっとやられっぱなしにはいないよ」
美凪「なるほど…」
美凪「…さて、そこにあるもの…ひいては、そこにあるもの…」
美凪「それは…関係性…」
神奈「関係性?」
美凪「本来は決して会えぬ方々と、お会いできる…」
美凪「斯様な事に、愉しみを覚えぬ理由などありますまい…」
あゆ「でも、それは人それぞれで…」
美凪「これで…よりお米の広がりを…」
神奈「………」
あゆ「うぐぅ、そういうことなんだね…」
神奈「おほん。それでは次、美凪殿であるぞ」
美凪「…いえっさー」
神奈「いえっさー? いえは家であるな。っさーとはなんだ?」
神奈「…おお、さーしーみー、つまり刺身であるな?」
あゆ「神奈ちゃん、強引な納得しちゃだめだよ」

★美凪
「私は…飛べない翼を持つ鳥でした…」
「けれども…それを思い出にして…」
「お米券を携えて舞う…まさにそれは…」
「空気を得た鳥…」

あゆ「…言ってることおかしくない?」
神奈「空気がなくては死んでしまうぞ」
美凪「細かいことを気にしてはいけません…」
美凪「要するに…控えめから積極的に…」
美凪「生まれ変わったということです…」
あゆ「そういうことなのかなあ…」
神奈「そ、それでは客人を呼ぶぞ!」
香里「…何の冗談かしら?」
神奈「いきなり不機嫌そうであるが、美坂香里殿であるぞ」
あゆ「あのぅ、香里さん、冗談って…」
香里「ずっと平和だと思ってたのに、なんで美凪を語る会に呼ばれなきゃいけないわけ!?」
美凪「…これはこれは、よい境遇の元生まれたようで」
香里「意味わかんないわ…」
香里「いいわ、さっさと語ってあげるから」
香里「そしてさっさとおさらばよ」
美凪「おみやげにお米券がありますので、決して脱兎のようにならないよう…」
香里「うっさいわね!」
あゆ「うぐぅ、神奈ちゃん人選ミスじゃないの?」
神奈「むぅ、似た口調の雪見殿とはまた違うのだの…」

★香里
「なんつーかね、あのマイペースさがいやなのよ」
「こっちの気持ちもくんでほしいもんだわ」
「第一、なんであそこまでお米券にこだわるのよ」
「因縁でもあるわけ? ったく…」

美凪「残念…極秘事項です…」
香里「はあ? …ま、知りたくもないけどね」
美凪「…ようございました」
あゆ「っていうか、秘密にするようなことなの?」
美凪「ええ…」
美凪「香里さんのように、べらべらとしゃべるようなことではありませんので…」
香里「ちょっと! あたしがいつべらべら喋ったのよ!」
美凪「…喋らずとも…」
美凪「不機嫌さオーラを外にばらまくようなことは…」
美凪「まったく同じことだと思いますが?」
香里「…ふん」
神奈「おほん、そういう事であるぞ香里殿」
香里「何よ」
神奈「招くたびに怒ってばかりいるでない」
神奈「呼ばれる程度で斯様な態度では、妹の栞殿にも迷惑ではないか?」
香里「あのねぇ…あたしがどれだけ…」
香里「…ふぅ、いいわよ、わかったわかった。あたしが悪かったわ」
神奈「おお、わかってくれたのだな」
美凪「ぱちぱちぱち…」
美凪「神奈ちんはかおりんのはーとをいとめたのでした、まる」
香里「…やっぱ怒っていい?」
あゆ「わっ、わっ、待って待って」
あゆ「もう、折角まるくおさまりそうだったのに、美凪さん変なこと言っちゃだめだよ」
美凪「…ぽ」
あゆ「いや、照れるような事言ってないから」
香里「あゆちゃんも大変ねえ」
神奈「何故そこであゆ殿だけに視線を投げるのだ」
香里「言う必要ないでしょ」
香里「でもねえ…中には、招かれるだけ迷惑なひともいるでしょ?」
あゆ「いたっけ?」
美凪「ああ、それは…」
郁未「私にかかわりがある存在、よね」
神奈「む、余にことわりもなく…。おほん、天沢郁未殿だ」
香里「叫ばなかったわね。いつもは先に登場されると怒るのに」
神奈「先に申した手前、すぐに怒るわけにはゆかぬ」
郁未「ま、ともかく今回はこの美凪について語るのね」
美凪「そうです…」
美凪「やさしく…お願いします…」
美凪「…ぽ」
郁未「…帰っていい?」
あゆ「わーっ、待って待って!」
あゆ「もう、美凪さん少しは遠慮しないと」
美凪「…がっくし」
香里「さっきとやってること変わらないわね…」
神奈「そうであるな…」
郁未「もう、少しはまじめにやってよね…」

★郁未
「奥底に持ってるのは真剣さなんだけど…」
「表の大部分をおふざけで覆ってるって感じよね」
「多分、その奥底に触れられるのはごく限られた人物…」
「もしかしたら辛いことなのかもしれないけど、それを微塵も感じさせないのは強いわ」

美凪「…ありがとうございます」
あゆ「わ、美凪さんがお礼を言った」
香里「その物言いは多分失礼でしょ。でも、珍しいわね…」
神奈「それだけ的を射ているということなのかの?」
美凪「そうですね…」
郁未「なかなか当たってるでしょ?」
美凪「はい…」
美凪「郁未さんは、相当の洞察力がおありのようで…」
郁未「うーん、そうね…そういわれるとそうかもしれないわね…」
郁未「でもね、そこは経験ってやつかな…」
浩平「そうじゃなくって、不可視の力ってやつじゃないのか」
神奈「また余のことわりもなく…! …おほん、無礼な折原浩平殿だ」
浩平「無礼は余計だ」
郁未「何。あんたは私の経験とやらに文句があるの?」
浩平「文句がわるわけじゃない」
浩平「茜から聞いたが、たしか茜のバイト仲間の葉子ってやつについても色々知ってるそうだが」
郁未「そりゃそうよ。同じ境遇にいたから」
浩平「それはしかし、事情を知りえたからであって、それは何故かというと…」
香里「あーもう、うるさい! やめやめ!」
あゆ「どうしたの香里さん」
香里「そんな細かい話題はいいでしょ? さっさと美凪について語りなさいよ」
浩平「お前、難しい話苦手なんだな。俺もそうだが」
香里「いや、わずらわしいのよ」
香里「しかも今回のと関係ないし…違う話題で盛り上がろうとするのはねえ」
浩平「…なるほどな」
郁未「ま、香里の言うとおりね。じゃあ早速語りなさいよ」
郁未「無礼な浩平」
浩平「おい…」
美凪「そうです。語っちゃってください、無礼な折原さん」
浩平「こら!」
あゆ「すっかり定着しちゃってるね…」
神奈「そうであるな…」
浩平「ったく、なんで俺が無礼無礼って毎度言われなきゃならん…」

★浩平
「つかみどころがない…というのが妥当な表現じゃないだろうか」
「正論ぶつけても、反応がイマイチっぽいのとか…」
「あとは、お米券…とにかくお米券だ」
「ま、生きていくためにはこれくらいのこだわりがないとだめなのかもしれないがな」

美凪「おっしゃるとおりで」
美凪「人間、生きていくためにお米は必須あいてむです…」
香里「折原君の四行、そんな趣旨だっけ?」
神奈「余は違うと思うぞ。だが美凪殿には賛成であるな」
浩平「お前ら…」
郁未「まあまあ、そう言わないの。無礼な浩平」
浩平「お前もそれ引っ張るな!」
あゆ「えっと、浩平君の四行の話に戻るけど…やっぱり美凪さんはつかみどころないと思うよ」
浩平「おお、フォローありがとな。さすがうぐぅだ」
あゆ「…別に、繰り返しただけだよ。無礼な浩平君」
浩平「おわっ!? お、お前まで!」
神奈「無礼と呼ばれて無理もないと思うがの…」
香里「っていうか自爆でしょ、今の…」
神奈「まあよい、美凪殿。満足であるな?」
美凪「…えーっ。くすんくすん」
神奈「………」
美凪「…なんちゃって」
浩平「付き合ってると多分いつまでも終わらないぞ」
香里「そこは同意見だわ」
あゆ「神奈ちゃん、終わり宣言しよ」
郁未「もう十分なんでしょ」
神奈「うむ…ではこれにておしまいとする!」

<…お米券>


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