『AIR偽小説第百七十五弾』

懲りずに第百七十五弾です。
ちょっとネタを仕入れたので、その話題(謎)
たいしたものではないですが…まあしょうがあるめえ、みたいな。
いいんですよ、カレンダーは使わなくともポスター代わりになるんですから。
だからめくるの忘れてても何も言わない!言っちゃいけない!
そんなことより問題なのは、これは実はアニメイトで買ったものじゃなくて…
DVDの通販で買ったという事。…特典他大損だよ、ったく…(馬鹿)


『4行小説』

★佳乃
「えへへ〜、久しぶりにあたしが主役だよぉ」
「じゃなかった、司会なんだよぉ。でね、テーマはね…」
「2006年のカレンダー!TVアニメ版AIR!」
「今回はそれに載ってた面々がゲスト兼アシスタントなのだぁ」

美凪「アシスタントのなぎーです」
佳乃「やったねなぎー。一緒に頑張ろうねっ」
美凪「はい。かのりん、司会を期待してますよ」
佳乃「うんうん。念願かなったねえ」
美凪「長い日々でした…雨の日も、風の日も…」
美凪「晴れの日も、曇りの日も、大雪の日も…」
美凪「馬馬牛牛ウサウサあざらしでした…」
佳乃「なぎー、流用しまくりはだめだよぉ?」
美凪「…バレていましたか」
佳乃「ふふふー。かのりんをなめてもらっちゃ困るよ〜?」
美凪「…びっくり」
美凪「そんなかのりんに…」
ごそごそごそ
美凪「どうぞ」
佳乃「わぁい、お米券だね?」
美凪「はい。おはようからおやすみまで、いつもあなたのそばに」
佳乃「やったぁ、ありがたくいただくよぉ」
美凪「はい。…家宝にしてください」
佳乃「うぬぬぬ〜、家宝にするにはちょっと弱弱しいよぉ?」
佳乃「それに、複数あると大変じゃないかなあ? 区別つかないよ」
美凪「大丈夫…」
美凪「裏面には…お米券IDが…。これは重複は許されません…」
美凪「これで認証はばっちぐーです。…えっへん」
佳乃「へえ〜…」
がさごそがさごそ
佳乃「あっ、本当だぁ。…うぬぬぬ、これ何桁あるのぉ?」
美凪「ちっちっち、それは秘密です。…そうですね、n桁としておきましょう」
佳乃「n桁?」
美凪「そうです。これでNP完全問題対策もばっちり…」
佳乃「わわわっ、さっすがなぎー!」
美凪「…えっへん」
佳乃「と、すべてを納得してつかみはおっけーだったところで!」
美凪「ところで」
佳乃「今回のゲストさん、合計二人をすぐに呼んじゃうよぉ」
美凪「…いらっしゃいませ」
観鈴「にはは、二人相変わらず」
神奈「ううむ、早速余はおいてゆかれそうな勢いだぞ」
佳乃「言うまでもなく、観鈴ちゃんと神奈ちゃんだよぉ。いらっしゃいませー」
美凪「ようこそ。お米券の王国へ…」
美凪「すべてのお米券はあなた方を歓迎します。ささ、まずはこちらで一杯のお米券を…」
観鈴「が、がお、遠野さん遠野さん」
美凪「…なんでしょう」
観鈴「とばしてないで四行に移らなきゃ」
美凪「…びゅーん」
観鈴「………」
美凪「飛んだところで四行に戻りましょう」
観鈴「に、にはは…」
神奈「やはりというか…美凪殿は相変わらずであるの」
佳乃「それじゃあなぎー、カレンダーについてだよぉ」

★美凪
「メインキャラオンリー…そして、笑顔が多いですね」
「残念ながら私だけの一枚はありませんが…しかし、神尾さんと神奈ちんのはありです」
「しかし、特筆すべきは…私と描かれているかのりんのせくしーしょっと、です」
「かのりんのおみあしが…ぽっ」

佳乃「うわわわっ、なぎーそんなとこ強調しちゃあだめだよぉ」
美凪「これで殿方もいちころ…ぽぽ」
観鈴「3,4月の絵だね。…うんうん、たしかにかのりん色っぽい」
神奈「色気というよりは…むむ、ここまで露出してよいものかの」
観鈴「大丈夫神奈ちん。足だから」
神奈「ふむ、そういうことか」
美凪「あと少し一陣の風が吹けば…ぶわあっ、かもしれません」
佳乃「あ、あはははぁ、はずかしいよぉ」
神奈「おお、珍しい…佳乃殿が照れておるぞ」
観鈴「にはは、かのりんかわいい」
佳乃「う〜、二人ともからかわないでよぉ」
美凪「ひるんではいけません、神尾さんに神奈ちん」
美凪「ここでかのりんを攻め落とし、見事司会の座を手に入れましょう」
観鈴「え、え、ど、どうすればいいのかな…」
神奈「ふうむ…」
佳乃「わわわっ、神奈ちゃんそんな真剣に見つめないでよぉ」
神奈「余もこういう姿をすれば何か変わるのかの?」
神奈「いやそれより…やはりこの一枚絵は…」
佳乃「うわわわ〜…つ、次っ、次いこう、ね? ね?」
観鈴「にははは、かのりんすっごくあわててる」
佳乃「う〜、だってだって…」
観鈴「にははは」
美凪「…神尾さん、もう一押しです」
美凪「かのりんが崩れたあかつきには…お米券を進呈しましょう…」
佳乃「もうっ、なぎーあおっちゃだめだよぉ」
神奈「うーむ…」
佳乃「神奈ちゃんも神奈ちゃんでじーっと見ちゃだめだよぉ」
佳乃「…でも、だいたいこれって普通に座ってるだけなんだからぁ」
美凪「けれども…おみあしがここまで拝めるのは…色っぽい証拠…ぽぽ」
観鈴「遠野さんがそんな風にあおってるからそう見えるのかもしれないけど」
佳乃「これくらいでお色気とか言ってたら、本当のお色気さんから怒られちゃうよぉ」
佳乃「もーう、いいかげん次! 次いこ! 次、観鈴ちゃんだよぉ!」
観鈴「にははは、うん」

★観鈴
「さっき遠野さんも言ったけど、私単独のが二枚もあるんだよね」
「それはそれでうれしいけど、お母さんや往人さんとのイラストとか欲しかったな」
「メインキャラだけってのも寂しい…」
「どうしてこんな構成にしたのかな」

神奈「同じ意見で申すならば、余も柳也殿や裏葉を出してほしかったものだの」
神奈「それに…できれば母上も…」
佳乃「たしかに、この構成は納得いかないかもねぇ」
観鈴「だよね」
美凪「それは、きっと影の力が働いたのでしょう…」
美凪「そう…かのりんのおみあしを拝みたい方が制作スタッフの中に…」
佳乃「ちょっとなぎー! いいかげんにしてよぉ」
美凪「…今までお色気担当は、このメンバーには居ませんでした」
美凪「あえて言うなら神奈ちん…しかし、ひん…ごほごほ、それは置いておいて」
美凪「そんな中で、かのりんが新たな地位を獲得したのならば、喜ばしいことではありませんか」
佳乃「喜んでいいのかなあ…」
観鈴「にはは、かのりん人気者」
佳乃「人気者とはきっと違うよぉ」
神奈「いやいやいや、あれは立派なあひーるであるぞ」
観鈴「神奈ちん、あひーるじゃなくって、アピール」
神奈「うおっほん。あぴーるであるぞ」
佳乃「ちょっとぉ、何に対するアピールなのぉ?」
美凪「いろっぽいかのりんをよろしく…」
美凪「または、かのりんも実はいろっぽいのだぁ…」
佳乃「もぉ、いいかげんその話題から離れようよぉ」
佳乃「えっと、メンバーはメイン以外にも欲しかったっていう話題について!」
観鈴「でも、仕方なかったのかな…枚数六枚だし」
神奈「一年はじゅうにつきであろう? ならば十二枚でもよかったではないか」
美凪「そこはそれ、コストパフォーマンスというものが…」
観鈴「がお、嫌な話題…」
佳乃「残念だよぉ。あたしとしてはお姉ちゃんをぜひ入れてほしかったよぉ」
佳乃「観鈴ちゃんのお母さんと、裏葉さんと、お姉ちゃんを並べて…」
佳乃「某女神三姉妹っぽいコスチュームを着てみるとか」
美凪「だめですよ、かのりん」
美凪「それでは…かのりんの色っぽさが…」
佳乃「あたしは関係ないってばぁ」
観鈴「にはは、某女神三姉妹だって」
神奈「某女神とはなんだ?」
佳乃「えっとね、発端は北欧神話の、ノルン三姉妹の名前で…」
神奈「ほくおう? のるん?」
佳乃「うーん、込み入った話になっちゃうかな…」
美凪「ならばかのりん、次の話題に移っちゃいましょう」
美凪「最後は、神奈ちんですよ」
神奈「う、うむ」

★神奈
「余が気になったのは一番最後の一枚だ」
「佳乃殿と観鈴ちんと美凪殿であろうが…これは幼少の頃のものかの?」
「幼い顔をしておるからの」
「実際にこの頃に三人が出会うておったら、今どうなっておったのかの…」

佳乃「うぬぬぬ、さすが神奈ちん、いいとこついてくるよぉ」
美凪「そんな一枚があったことにもびっくりです」
観鈴「遠野さん、見てたんじゃないの?」
美凪「…びっくり」
観鈴「………」
佳乃「よぉし、早速神奈ちゃんを、鋭いドリルでるんるん一号さんに任命しちゃうよぉ」
神奈「ど、どりる? しかもるんるんとな?」
観鈴「かのりん、それってどういう事?」
佳乃「ついてくるってことで、ドリルにしてみたんだよぉ」
美凪「…ところで神尾さん。今日の宿題の数学ドリルは仕上げましたか」
観鈴「が、がお、まだやってない…」
美凪「私はもう片付けました。…えっへん」
美凪「そして、シャボン玉で遊びました。…えっへん」
観鈴「さすが遠野さん」
神奈「しゃぼん玉か…この一枚絵でも美凪殿がふいているのがそうであるな?」
佳乃「そうだねぇ。で、観鈴ちゃんは恐竜さんのぬいぐるみ、と」
観鈴「で、かのりんが持ってるのは…風船?」
佳乃「うん…。祭りの夜におねえちゃんが買ってくれたんだけど…」
佳乃「うっかりして天高く上っていっちゃった風船だよぉ」
美凪「そうでしたか…。しゃぼん玉と違って、風船は一つでおしまいですから…」
美凪「さぞかしつらかったことでしょう…」
佳乃「うん、そうだね」
観鈴「泣いちゃった?」
佳乃「そうだね…」
神奈「この風船とやらは空を飛べるのか?」
佳乃「えっとね、空気より軽い気体が中に入っててね。それで浮くんだよぉ」
神奈「ふうむ…?」
美凪「後で説明をいたしましょう…さて」
神奈「ふむ?」
美凪「この頃、三人で出会っていたらどうなっていただろう…という神奈ちんの問いについて」
神奈「おお、そうであったな」
観鈴「うーん…どう、って言われても…」
佳乃「やっぱり子供の頃だと色々わかってないから…」
佳乃「観鈴ちゃんと遊ぶのは大変だったかもしれないね」
観鈴「うん…そうだね…」
佳乃「でも、この場所だったら多分問題なかったはずだね」
観鈴「にはは、うん」
美凪「朝にはお散歩、昼にはしゃぼん玉、夜はトランプ…」
美凪「遊ぶとしたらそんなところでしょう」
佳乃「あっ、そうそう」
観鈴「うん、ばっちりばっちり」
神奈「なるほどの」
佳乃「そこの神奈ちゃんが更に交じれば…」
美凪「どんな遊びが入るでしょう…
観鈴「きっと、想像したこともないような、楽しい遊びなんじゃないかな」
佳乃「だろうねぇ、さっすが神奈ちゃん!」
美凪「たちまちみんなのアイドルですね」
神奈「何やら話が勝手に進んでおるが…それも楽しそうであるの」
神奈「余は幼き子と遊ぶなどしたことがなかったからの…」
佳乃「よぉーし、そんな神奈ちゃんを、遊び提案翼人一号に任命するよっ」
観鈴「わ、すごい一号さん」
美凪「そして二号は…翼人となるとなかなかいませんね」
佳乃「あ、そっか。どうしよ、神奈ちゃん」
神奈「よ、余に申されても困るぞ」
佳乃「じゃあしょうがない。次の遊び集会までに神奈ちゃんは新しい遊びを考えること!」
神奈「な、なんだと?」
美凪「では、次をお楽しみに…」
観鈴「あ、ここでおしまいなんだ」
佳乃「それじゃあ、終わりだよぉ」
神奈「ま、待つのだ佳乃殿!」

<次をお楽しみに、だよぉ>


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