『AIR偽小説第百七十四弾』

懲りずに第百七十四弾です。
AIRサウンドタイトル、最終ですね。
最後はやはりこの曲…個人的にはAIRの曲の中では2,3番目に好きな曲です。
未だ、本編の「さようなら」の深い部分についてはよく理解してないのですが、
それでも私は大好きです。


『4行小説』

★観鈴
「えっと、今回サウンドタイトル最終回」
「テーマは、Farewell Song!」
「さようならの歌ってことなんだけど、最終回にふさわしいよね」
「原作じゃあ、歌詞に大切な意味がこめられてるんだって」

瑞佳「そっかあ、今回が最後なんだね」
観鈴「うんそう。がんばらないと」
瑞佳「結構間空いてたけど、どうして今回こうなったの?」
観鈴「なんだかね、神奈ちんが特別編で疲れちゃったんだって」
瑞佳「へえ…特別編?」
観鈴「そ。だから休憩」
瑞佳「ふうん、休憩ねえ…」
観鈴「さ、それじゃ始めよ。最終回について」
瑞佳「いやいや、違うよ。テーマはFarewell Songだよ」
観鈴「あ、そかそか。さすが瑞佳アシスタント」
瑞佳「あのね…。まあいいや。えーっと歌詞に大切な意味が込められてるって?」
観鈴「うん。エンディングテーマだしね」
瑞佳「どんな意味が?」
観鈴「えっとね…」
瑞佳「うん」
観鈴「うーん…」
瑞佳「………」
観鈴「…難しい、観鈴ちんにはよくわかんない」
瑞佳「がくっ。うー、なんなのそれはー」
観鈴「にはは、ゴメン」
瑞佳「うーん…さようならってことは、さようならの言葉があるとか?」
観鈴「あ、うんうん。歌詞には直接無いけど」
瑞佳「うん」
観鈴「本編にはあったよ。最初と最後に」
瑞佳「へ? 最初と最後?」
観鈴「うん」
瑞佳「うーん…なんだかわかりにくいよ」
観鈴「そうかな」
瑞佳「そうだよ。普通は、最初にこんにちはで出会って、最後にさようならってするんじゃないの?」
観鈴「あ、そうだよね。うーん、なんで最初と最後にあるんだろ」
瑞佳「…言う立場が違うのかもね。なーんて」
観鈴「え、え、どういうこと?」
瑞佳「わ、わかんないよ、言ってみただけ。とにかく次わたしの四行いくよっ」
観鈴「う、うん」

★瑞佳
「さようならというからには別れ…」
「っていうか、これ、別れの歌だよね」
「学校じゃあ卒業していく人を見送ったり…」
「日常の時は、引越ししていったりする人かな…」

観鈴「そういえば、なかなか別れってのはないんだよね」
瑞佳「そうだよ。住む場所でも変わらない限りはなかなかね」
観鈴「にはは」
瑞佳「そして、遠くに居ても別にさよならじゃなくて、またね、だったり」
観鈴「にははは」
瑞佳「どしたの? さっきから笑ってるけど」
観鈴「ちょっと、寂しいようで寂しくない話題だなって。うれしかった」
瑞佳「…そうだね。今こうやって司会とアシスタントやってるけど」
観鈴「うん、でも今回が最後」
瑞佳「次にまた機会があるかもしれないしね」
観鈴「にはは、そういう事」
瑞佳「もっとも、今度はわたしが司会で観鈴がアシスタントかもね」
観鈴「その時はどんなテーマなのかな、かな」
瑞佳「さあねえ…やっぱり観鈴と同じように…」
名雪「サウンドタイトルならわたしをアシスタントにしてくれないといけないよ」
観鈴「わっ、びっくりした」
瑞佳「いきなり乱入するなんて…でもいらっしゃい名雪」
名雪「うん、いらっしゃいませだよ」
観鈴「お客なのにいらっしゃいませって…」
名雪「それじゃあ早速四行やるよ」

★名雪
「FarewellSong…観鈴ちゃんが言った事は多分、完全な別れなんだろうけど…」
「やっぱりわたしは、別れは出会いの始まり、っていうのが好きだよ」
「再会できる、っていう意味のね」
「もちろん、決別ってのも大事なんだろうけどね。次に進むために」

観鈴「わ、そうだったんだ」
瑞佳「ちょっと観鈴…なんでそういう反応なの…」
観鈴「にはは、つい」
名雪「それでね、次に進むっていうことは、次に進むための導を得たってことでもあるんだよ」
名雪「きっと、大きな経験があって…それを与えてくれた事にさようなら…」
名雪「次へ歩いてゆくよ、っていう事なんだよきっと」
観鈴「なんか…スゴイ。詩人っぽい」
名雪「えへへ、それほどでもあるよ」
瑞佳「謙遜してるのかしてないのか…。あと、っぽい、っていうほめ方もどうかと思うけどね」
観鈴「えっと、そんなところで次のお客さん呼ぼうかな」
名雪「次に進むの早いよ。瑞佳のコメントも聞きたいよ」
瑞佳「えっ、えっと…つ、次に進もう?」
名雪「う〜…」
瑞佳「ご、ごめん…」
観鈴「にははは…それじゃあ、次のお客さんいらっしゃいませー」
住井「ヒロイン勢ぞろいだな…」
観鈴「住井護君、にはは」
瑞佳「住井君、随分と核心をつくね?」
住井「俺はいつも考えてるからね」
名雪「メインにあがるため、だっけ? たしか北川君と同盟を作ってたような…」
観鈴「わ、同盟だって。…メインにあがるためって?」
住井「それは言ってそのままの内容だよ。まずは苗字表記から抜け出し…」
住井「そして、メインとして動く!」
瑞佳「…うーん、動くメリットってなんだろ?」
名雪「目立つってことじゃないかな」
観鈴「目だったらそれなりにちゃんと動かないと」
瑞佳「大変だよね…」
住井「長森さんらはなんとなく思ってるかもしれないけど、俺にとっちゃあ一大事なんだよ」
瑞佳「そ、そうなんだ…」
観鈴「えっと、そろそろFarewellSongについて四行やってほしいな」
住井「おっとそうだったな」

★住井
「一口に別れとは言っても、さまざまな別れがある」
「悲しみを伴うもの、寂しさを伴うもの、希望を伴うもの…」
「俺は、この企画の最終回に呼ばれた事に胸を張りたい」
「そして、この企画にさよならをいい、新たな企画に即座にこんにちはだ」

観鈴「わ、かっこいい」
名雪「裏で狙ってることはあれかもしれないけど、強い意志が見えるね」
瑞佳「しっかり動こうとしてるんだね住井君」
住井「ありがとう。そう、このくらいの心構えが必要なのさ」
瑞佳「じゃあ次のサウンドタイトルの司会とか…」
名雪「ダメだよ瑞佳。もう、わたしと瑞佳でやるって決まってるからね」
瑞佳「いつの間に…」
観鈴「にはは、名雪さんしたたか」
名雪「うーん、なゆちゃんでいいよ」
観鈴「えっ…じゃあ、なゆちゃんしたたか」
名雪「うん、そうそう」
観鈴「にはは」
住井「…今更呼び方の確認?」
瑞佳「住井君、それは多分言っちゃあいけないよ」
観鈴「それじゃあ次のお客さんでおしまいっ」
??「…こんにちは」
瑞佳「だ、誰?」
名雪「もしかして初めてさん?」
観鈴「うん、そう。ひそかにかのりんが連れてきてたの。えっと、巳間良祐さん」
良祐「初めまして。妹の晴香がよくお世話になってるそうだね」
瑞佳「えーっと…ああ、巳間晴香さん、のお兄さん?」
良祐「そうなるね」
瑞佳「えっと、初めまして。わたし長森瑞佳です」
名雪「わたしは水瀬名雪です」
住井「俺は住井護です」
良祐「これはこれは、丁寧にどうも。…やれやれ、一体ここはどこなんだい」
観鈴「多分それは気にしちゃいけないと思う」
名雪「わ、いいかげんだよ」
瑞佳「名雪、それも今更」
良祐「やれやれ…」
住井「まさか最後にこんな人を客に連れてくるとは…神尾さん恐るべし、だな」
観鈴「にはは。それじゃあ良祐さん、FarewellSongについて四行やってほしいな」
良祐「あ、ああ…」
名雪「すっごく戸惑ってるね」
瑞佳「無理もないと思うけど」

★良祐
「Farewell Song…そう、別れか」
「一度俺は…妹と別れを…」
「…したはずなのに何故ここにいるのか…」
「非日常なあの場所から別れは告げたはずなのに…」

観鈴「もしかして非日常がまた始まり?」
良祐「そういうことかもしれないな…」
瑞佳「随分悩んでるみたい」
名雪「あまり深く聞くとかわいそうかも。もう終わりにしよ」
住井「あ、今気づいたぞ!」
瑞佳「な、なになに、どうしたの住井君」
住井「なんであんたは男性ながらに名前表記なんだ!? ひょっとしてメインか!?」
良祐「メイン?」
住井「くうう、なんてこった、ここにもライバル出現なのか…!」
良祐「うーん…この人は何を言ってるんだい?」
瑞佳「…あんまり気にしない方がいいと思います」
観鈴「えっと、それじゃあ終わろっかな。…瑞佳」
瑞佳「うん?」
観鈴「今までアシスタントありがとう。でもって、タイトル企画ばとんたっち」
瑞佳「あ、そうだね。うん、任されたよ。で、名雪」
名雪「心得てるよ。がんばろうね、ふぁいとっ、だよ」
瑞佳「うんうん」
名雪「そして、観鈴ちゃんに一時のさよならだね」
観鈴「そうだね、にはは」
瑞佳「と言っても、多分ゲストに呼ぶから」
観鈴「うん、期待してる」
良祐「仲が良いんだね、君たち」
住井「ちょっと巳間さん! 名前表記の秘密を!」
瑞佳「住井君しつこいね」
名雪「じゃあ観鈴ちゃん、しめを頼んだよ」
観鈴「うん。それじゃあみんな、ばいばい〜」

<…さようなら>


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