『AIR偽小説第百七十一弾』

懲りずに第百七十一弾です。
本コンテンツにおいては要とも言える人物ですね。
でもって、原作においても…多分一番人気かと(同人ですがFanDiscあるくらいですし)
ところで、登場人物回数表のUPがまだできませんね…。
次回までにはしたいものですが…。(折角いただいてるのに)


『4行小説』

★神奈
「人物語り、今回は神尾観鈴殿だ」
「様々な面において、余と非常に深い関わりを持つ…」
「そして、観鈴ちん神奈ちんと非常に仲がよいのだぞ」
「この場においても、無くてはならぬ存在だな」

観鈴「にはは、いきなり嬉しい発言」
神奈「よく参られた観鈴ちん」
観鈴「うん、今回はよろしくね」
神奈「うむ」
あゆ「うぐぅ、もしかしてボク今回アシスタントしない方がいい?」
観鈴「わ、そんなことないない」
神奈「あゆ殿、観鈴ちんを語るのが今回のお題ゆえ、語られる側があしすたんとでは不都合だぞ?」
あゆ「…そっか、そうだよね。とか言いながら、前はたしかボクが司会の神奈ちゃんがアシスタントを…」
神奈「斯様な事は忘れてよいぞ」
あゆ「うぐぅ…。まぁ細かいことを気にしないっていうのもこの場での趣旨だけど」
観鈴「うんうん、そうそう。…ところで、神奈ちんと深い関わりを持つってところだけど」
神奈「ふむ」
観鈴「全部語っちゃっていいのかな。ナイショにしておいた方がよくないかな」
神奈「そこはそれ、観鈴ちんに任せておくとするぞ」
観鈴「わ、それだとちょっと大変。どうしよ、ナイショか語るか…難しい問題」
観鈴「観鈴ちんだぶるぴんち」
あゆ「ダブル?」
神奈「だぶるとはあれだの、あゆ殿が着ておる衣がたしか…」
あゆ「神奈ちゃん、ボクのこれはダッフルコート。…えーと、観鈴ちゃん。どういうのがダブル?」
観鈴「ナイショと語るのとでだぶるぴんち」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「…まぁ、それについては徐々に決定するとして…」
観鈴「がお、よくない。それ、本題だから」
神奈「そ、そうかの…」
観鈴「うーん、わかった。やっぱり語る」
神奈「そうか」
あゆ「…あれ? ボクは後?」
神奈「そういう事になるの」

★観鈴
「えっとね、神奈ちん…翼人の見る夢が…」
「観鈴ちんの夢で…それで深くつながってるの」
「とっても悲しい神奈ちんの思い出に…」
「観鈴ちん、頑張って最後は幸せな記憶を…ぶい」

あゆ「…うぐぅ、一つ聞いていい?」
観鈴「なにかななにかな」
あゆ「いまいちよくわからないんだけど…」
観鈴「あゆちゃん、それは一つ聞くっていう質問じゃないと思う」
あゆ「うぐぅ、そうなんだけど、でも…」
神奈「あゆ殿の言いたい事も無理はないかもしれぬの。やはり難しいものであったようだ」
観鈴「が、がお、やっぱりやめとけばよかったかな」
神奈「いやいや、観鈴ちんは頑張ったぞ。誇るがよい」
観鈴「にはは、ありがとう」
神奈「と、まとめたところであゆ殿、四行をするがよい」
あゆ「うぐぅ、やっぱりボク蚊帳の外って気分なんだけど」」
観鈴「気にしちゃダメ」
あゆ「うん…」

★あゆ
「えーと、話題を変えるには…そうそう、観鈴ちゃんは初回から登場してるよね」
「でもって、いろんな企画もこなして、司会もたくさん務めて…」
「えらいよね、すごいよね。そして頑張りやさんだよね…」
「ボクじゃあかなわないなあ…」

観鈴「にはははは、なんだかくすぐったい。ほめられると嬉しいな。ありがとうあゆちゃん」
あゆ「思ったことを言っただけだよ」
神奈「うむうむ、あゆ殿は素直であるの」
神奈「そう、人の姿のよいところを見て素直にほめることは大事なのだ!」
観鈴「…神奈ちん、何かあった?」
あゆ「神奈ちゃん最近欲求不満かもしれないね」
観鈴「どうして?」
あゆ「やっぱり振り回されたりひねくれられてたりしてるから…」
神奈「しゃらっぷであるぞあゆ殿!」
観鈴「わ、神奈ちゃんが英語つかった」
あゆ「英語…?」
神奈「えいご…えいごとはなんであるかの? 美味いのか?」
あゆ「うぐぅ知らないで使ってたの…」
神奈「当然であるぞ」
観鈴「にははは…え、えっと、企画とか司会こなしてたって事だけど…」
観鈴「たぶん成り行き、うん」
あゆ「成り行きであれだけできないと思うけど…」
観鈴「どうかな。たぶん司会希望とかがなかなか居なかったから…」
観鈴「往人さん司会で、それに付いていった、って感じだったと思う」
あゆ「ふーん、そうなんだ」
神奈「しかし途中で往人殿は柳也殿に進行役を任せようとした…」
神奈「ここからであるな。余がしっかりせねばと思うたのは」
あゆ「要するに神奈ちゃんも司会をやりたくなったってことじゃないの?」
神奈「そうとも言うかの…」
観鈴「近くに機会があれば、やろうと思えばやれるし…」
観鈴「やっぱり観鈴ちんは、友達ができるのが嬉しかったし」
あゆ「へええ…」
神奈「この場での特権であるの」
観鈴「うんうん、そうそう」
神奈「と、まとまったところで客人の登場であるぞ!」
由依「こんにちは、名倉由依です〜」
神奈「…名乗られてしまったの」
由依「あれっ? 名乗っちゃいけませんでしたか?」
あゆ「神奈ちゃんは招いてから名前紹介するのが最近の趣味なんだよ」
観鈴「あゆちゃん、最近のなんてつけるとよくわかんなくなるからやめた方がいいと思う」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「まあよいまあよい。さて由依殿、観鈴殿について四行であるぞ」
由依「はいっ、任せてくださいねぇ」

★由依
「観鈴さんはですねえ、とっても頑張り屋さんですよね」
「こりゃああたしも負けずに頑張らなきゃって思います」
「それは…存在感であったり、自己主張であったり、人との関係であったり…」
「そういう意味では、観鈴さんは皆から好かれてると思いますよぉ」

観鈴「え、そ、そうなのかな」
由依「はいっ、もちろんですよぉ。多分遊ばれる事もないんでしょうねぇ」
観鈴「あ、それはあるある」
あゆ「好かれてるのと遊ばれるのは別問題だしね」
神奈「まことにそうであるぞ。由依殿、勘違いも甚だしい」
由依「はうぅ、そうなんですかあ…。たとえば観鈴さんはどう遊ばれるんですか?」
観鈴「が、がお、なんでそんな事尋ねるかな…」
観鈴「えっとね、がお、って言うとポカって殴られるの。口癖直すためだって」
あゆ「そうだよね…」
神奈「はたから見ていたことはあまりないがの。観鈴殿は大変な試練を背負っておるのだ」
あゆ「試練…?」
観鈴「そう、試練」
神奈「ゆるぎない試練だ」
由依「なんだか深刻そうですけど…そもそもそれをやってるのって誰なんですか?」
観鈴「えっとね、最初はお母さん。で、往人さん」
あゆ「あぁ、二人だけ?」
由依「じゃあ確率も低いんじゃ…」
観鈴「それがね、拡大中なの」
あゆ「拡大中?」
観鈴「たしか…みさきちゃんと澪ちゃんと舞さんと茜さんと…」
神奈「拡大しすぎではないかの」
観鈴「がお、観鈴ちんすくらんぶるぴんち」
由依「スクランブル?」
あゆ「え、えーっと、次の話題いこうよ、ね」
神奈「そうであるな。では次の客人よ、参るがよい!」
茜「…早速呼ばれてみました」
神奈「あー、あー、先ほど名前に挙がったことは忘れて、里村茜殿であるぞ」
観鈴「が、がお、神奈ちんあてつけ?」
神奈「そのようなことは…」
茜「………」
あゆ「あれっ? 茜さんぽかっとしないよ?」
由依「観鈴さん間違えたんじゃないんですか?」
観鈴「えっと、そんな事ないと思うけど…」
茜「今は…遠慮します」
観鈴「あ、そうなんだ」
茜「他に続きそうな方もいませんし…」
観鈴「が、がお…」
あゆ「なんか嫌な思惑がありそう…」
由依「ですねぇ…」
神奈「おほん。では茜殿、観鈴殿について四行であるぞ」
茜「わかりました」

★茜
「観鈴は…健気、という言葉が似合いそうです」
「ひたむきに、何かのために頑張る姿…」
「そしてまた、人から何かを受けながらも、進む方向を曲げない姿…」
「重いものを背負っているのでしょう、きっと…」

観鈴「うーんと、そうかもしれないけど…」
茜「既に語り終えていましたか」
観鈴「あ、うんそうかもしれないね」
茜「そうですか…では、別の話題を」
あゆ「あれっ? もう一回四行やるの?」
茜「話題を変えるのみです。私の四行についてはお気になさらずに」
由依「折角四行やったのにそういうのは勿体無いと思いませんかぁ?」
茜「…いえ」
由依「はうぅ、そうですかぁ…」
神奈「茜殿の四行を見ると、観鈴殿は芯の強い御仁であるな」
茜「…神奈。話題を変えますよ」
神奈「む…」
観鈴「えっと、それでどんな話題にするの?」
茜「観鈴は弁当を、料理を練習していると聞きました」
観鈴「あ、うんそうだね」
茜「私もお仲間に入れてください」
観鈴「うん、もちろん。お弁当作り同盟がまた一人増えたね」
茜「そのような同盟があったのですか」
観鈴「ううん、今考えた」
茜「………」
あゆ「観鈴ちゃんらしいね」
由依「あはは、そうですねぇ。その場で考えたっていうのはよくいますけど」
神奈「ふむ…対抗して、お弁当をご馳走になる同盟も作らねばならぬの」
あゆ「作るまでもなくもうできてるんじゃないの」
神奈「なんと、そうなのか?」
由依「初耳ですねえ、それは」
茜「メンバーは誰ですか」
あゆ「みさきちゃんと神奈ちゃんだよ」
神奈「…ええい、最後の客人にゆくぞ!」
観鈴「わ、神奈ちん怒った」
往人「些細なことで怒る奴だな…」
観鈴「って、往人さん?」
往人「ああ、往人さんだぞ」
観鈴「本物?」
往人「…俺の偽者でも出たのか?」
観鈴「最近あまり出てなかったから…」
あゆ「うぐぅ、観鈴ちゃんも最近とかって言葉使ってちゃだめだよ…」
茜「もうお構いなしですね」
由依「そこがまたいいところなんですよぉ」
神奈「おほん。では往人殿、最後の四行をするがよいぞ」
往人「縁起でもないふりかたをするな」

★往人
「観鈴はたしかに頑張りやだな…変な奴だが」
「サウンドタイトルをテーマにやるとは…やっぱり変な奴だが」
「積極的に司会とアシスタントとゲストと…それでも変な奴だが」
「せみっぽいベーコンエッグは今でも忘れないぞ…しつこく変な奴だ」

観鈴「が、がお、往人さん変な奴って言い過ぎ…」
ぽかぽかっ
観鈴「はうぅ、イタイ…」
往人「お、誰だ今更に殴ったのは」
茜「…私です」
往人「お前も殴る立場になったか、そうかそうか…」
あゆ「うぐぅ、本当に殴ったね…」
由依「静かな顔をして、茜さん結構恐い人ですね」
ぽかっ
由依「痛い…なんであたしまで殴られるんですかぁ!」
神奈「今のは自業自得というやつだの」
茜「そうですよ神奈。よくわかっていますね」
由依「ううう…」
あゆ「それにしても…往人くん、観鈴ちゃんってそんなに変?」
往人「ああ変だ」
観鈴「往人さんも変だよ」
往人「お前には負けるな」
観鈴「はうぅ…じゃあ観鈴ちんの勝ち」
往人「おっ、認めたな」
観鈴「勝った人は負けた人からラーメンセットおごってもらえるの、にはは」
きゅぴーん!
往人「なにっ!?」
由依「い、今目が光りましたよ?」
神奈「まこと往人殿は変わった技をもっておるの」
あゆ「技…?」
往人「観鈴、前言撤回だ。たしかにお前も変だが、俺の変さにはかなうまい」
観鈴「そうかなぁ…」
往人「だから俺の勝ちだ。さあラーメンセットをおごれ」
茜「なんというみえみえの魂胆なのでしょう…」
観鈴「にはは、そうだね…」
神奈「わかりやすいものだの」
あゆ「神奈ちゃんといい勝負かもね」
神奈「あゆ殿? それはどういう意味だ!」
由依「食べ物には皆弱いってことですねぇ」
往人「ごちゃごちゃ言ってないで、さあラーメンセットだ」
観鈴「すごく張り切ってる…。うん、この後みんなにご馳走してあげる、にはは」
神奈「なんと! これぞ天から牡丹餅が疎にしてもらさず!」
あゆ「何言ってんの神奈ちゃん…」
茜「食べ物を目にすると正気を失う、といういい例でしょうか…」
由依「うわぁ、嫌な例ですねぇ…」
往人「太っ腹だな…よし、それならば更に何杯も食ってやる!」
観鈴「にはは、往人さん気合いっぱい」
あゆ「えっと、それじゃあ神奈ちゃん終わろ」
神奈「言われるまでもないぞ。これにておしまいとする!」
観鈴「あ、待って待って」
神奈「…観鈴ちん、まだ何かあるのか?」
あゆ「神奈ちゃんすごく嫌そう…」
茜「だめですよ。もっと愛想よくしないと」
往人「こいつにそれを求めても無駄だろ」
由依「往人さんなにげにきついですよぉ」
観鈴「最後にこれを紹介しなきゃ」
ごそごそごそ
観鈴「じゃじゃーん、どろり濃厚ぴーち味〜♪」
神奈「ではこれにておしまいとする!」
観鈴「が、がお、無視された…」
ぽかっ
往人「当たり前だろ」
観鈴「はうぅ、痛い…」

<にはは>


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