『AIR偽小説第百六十九弾』

懲りずに第百六十九弾です。
最近ずっとPCの調子が悪いですね。
突然すとんとシステムが落ちたり。
突然再起動がかかったり(でも、ちゃんと起動しない)
修理に出さなければ…と思うも、その前に新PC購入しないとなあ…
とか色々思うわけです。
新といえば、新キャラ登場はもうしばらく先にありますが…
CLANNADキャラ登場って果たしてできるんだろうかと色々悩むところが。
(これ以上人増えてさばききれるのか?とか<笑)


『4行小説』

★神奈
「人物語り、今回は天野美汐殿だ」
「物静かではあるが…」
「不敵な自信を余は存分に感じるぞ」
「あの物腰はどこからくるのかの?」

美汐「いえいえ、私はしがない一女子高生ですよ」
あゆ「うぐぅ、ここにいる時点でしがないってこともないよね?」
美汐「そんな事言う人は嫌いになってしまいます」
あゆ「…そういう風に誰かの真似をしてる時点で、しがなくはないと思うよ」
神奈「うむ、そこだ」
美汐「はい?」
神奈「誤魔化す風でもなく、平然と真似をやってのけて、そして…」
美汐「いえ、今のは立派に真似でしたよ」
神奈「…余が説明しておる途中というのに。そうやって遮る事も余裕の表れ…」
美汐「さあ、次は月宮さんの四行ですよ」
神奈「ええい、だから遮るでない!」
あゆ「うぐぅ、とりあえずボクやっちゃうね」

★あゆ
「傍若無人とはちょっと違う、美汐ちゃんの雰囲気があるね」
「神奈ちゃんも言ってたけど、不敵な自信っていうか…」
「他の人には左右されない、っていうか…」
「特に真琴ちゃんが絡むと凄いと思うよ」

美汐「そんな事はありませんよ」
あゆ「そんな事あるって」
美汐「今日日の若い方々はどうしてこうも頑固なのでしょうか…」
神奈「おぬしも若いと思うぞ」
美汐「今日の若者の代表として選ばれてはいませんが、たしかに若いと思います」
あゆ「って、先に女子高生とか言ってなかった?」
美汐「そんな昔の事は忘れました」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「ううむ、なんだかんだで誤魔化されておる気がするぞ」
神奈「とりあえず…あゆ殿が申しておった、真琴殿が絡むと強いという点についてはどうだ?」
美汐「真琴は可愛いですね」
神奈「いや、そういう事を聞いておるのではなくてだな…」
美汐「神奈さんも可愛いですが、やはり私のイチオシは真琴です」
神奈「…もうよい。では次は美汐殿であるぞ」
美汐「心得ました。見事演じてみせましょう」
あゆ「あのぅ、美汐ちゃん。キャラ変わってない?」
美汐「そう急かしてはなりません…」
あゆ「うぐぅ…」

★美汐
「そうですね、私は、私を普通の人だと思っています」
「少しばかりの奇跡に立ち会った…」
「あまり、私は喋る人間でもありません」
「ましてや、口癖など…あるはずがないのです」

あゆ「うぐぅ、何を言いたいのかわかんないよぅ…」
神奈「あゆ殿がすっかり投げ気味であるの。余もそうだが…」
美汐「奇跡に立ち会うと、人は気持ちが大きくなるものです」
あゆ「えーっと、結論的にどういう事を言いたいの?」
美汐「私は普通に喋っているだけですよ」
美汐「決して、年寄りくさくはないのです。という事です」
神奈「ここは、他の者に意見を求めた方がよいかの。では一人目の客人よ参るがよい!」
友里「もうちょっと他の呼び方はないわけ…」
神奈「というわけで、名倉友里殿だ」
友里「さてと、年寄りくさいかどうかは別にして、結構遠慮は無いって聞いてるけど」
美汐「遠慮が無い…そうでしょうか」
あゆ「ああ、たしかにそうかも…」
美汐「何を根拠にそういう事をのたまわれますか」
あゆ「神奈ちゃんの説明遮ったりとか…」
神奈「たしかに、そういう事ならば遠慮はなく見えるな」
友里「まぁこの場じゃあ遠慮ばっかりしてると押し負けちゃうからねえ。自然と身についたのかもね」
美汐「たとえばそれはどういう事でしょう」
友里「うーん…とりあえず先に四行やるわね」

★友里
「何度か登場してるうちに…という曖昧なものじゃこうはいかないわ」
「多分、誰かしらライバルのような存在が居たんじゃないかしら」
「そうして競って、負けじと言葉を入れるようになった、とか」
「先天的なものより、後天的なものの方が多いように思うのよね」

美汐「つまりは、環境に影響されたという事でしょうか」
友里「そうなるわね」
美汐「しかもライバルがいたと」
友里「ええそうね」
美汐「思い当たる人物が…」
あゆ「うぐぅ、やっぱりいるんだ」
美汐「いたようないなかったような…」
友里「どっちよそれ…」
神奈「美汐殿はどのように喧嘩するのかの」
美汐「喧嘩などしませんよ。意見が合わない時は議論を繰り広げます」
神奈「議論…」
友里「言ってる事はあれかもしれないけど、口げんかじゃないのかしら」
美汐「そんな容易いことはないでしょう」
あゆ「そうだね…美汐ちゃんの場合は、ただ感情でものを言ったりはしなさそうですね」
美汐「…私は、あまりにも気分に障る時は、顔に出ます」
神奈「顔という事は、鬼になったりひょっとこになったりおかめになるのかの」
友里「どういうたとえよそれ…」
あゆ「うぐぅ、神奈ちゃん変なものに影響受けたんじゃないの?」
神奈「無礼な。変なものではない、祭りであるぞ」
美汐「人の顔をひょっとこや鬼と言ったりするのも無礼ではありませんか」
神奈「顔のたとえではないのか?」
美汐「そうかもしれませんが、しかし…」
あゆ「え、えーっと、次のお客さん呼ぼ。いらっしゃーい!」
氷上「僕なんだね。わざわざ呼ばなくても…」
あゆ「えーと、そんな遠慮気味の発言してるのは氷上シュン君だよ」
友里「遠慮…。なるほど、隠者ってわけね?」
氷上「と言いたいところなんだけど、そう隠者でもないんだ。表によく引っ張られている」
友里「へえ…?」
神奈「あゆ殿、余が招く役割であるというに…まあよい。シュン殿、美汐殿について四行であるぞ」
氷上「ああ、うん。…難しいね」
神奈「難しいとな?」
氷上「表情の変化が少ないから感情を読みにくいな、って…」
美汐「人の心を読むなど無礼千万ですよ」
氷上「は、ははは…」
あゆ「うぐぅ、なんかきつい視線が飛んでるよ…」

★氷上
「なかなか厳しい意見を出すね」
「感情が読みにくいって言ったけど、それは彼女が物静かな雰囲気のせいかもしれない」
「結構鋭い人じゃないと、彼女の気持ちには気づけ無さそうだね」
「それだけ、世間との断絶時間が長いという事なのかな」

美汐「断絶は大袈裟ですよ」
氷上「たとえが悪かったかな。けど、世間との交わりは断っていたという事かい?」
美汐「そんな事は…」
友里「ある、って顔してそうね」
あゆ「そうなんだ?」
美汐「たしかに、近寄りがたい雰囲気ではあったかもしれません」
氷上「今こうして人と交流しているのはどうだい?」
美汐「そう違いはありませんよ。人は人、自分は自分です」
氷上「そうかな…」
神奈「美汐殿。他の人間との繋がりがあって、お主はおるのではないか」
神奈「たとえば真琴殿はどうかの」
あゆ「あと、祐一くんとかは?」
美汐「真琴は…私にとって奇跡の繋がり…」
美汐「相沢さんは、オマケです」
友里「おまけ…一粒で300メートルのおまけみたいな?」
美汐「そうですね、まさに」
あゆ「うぐぅ、いくら冗談でも祐一くん怒るよ?」
美汐「相沢さんは気合一番ですから大丈夫です」
友里「なんのこっちゃ」
氷上「やけに誤魔化してるように見えるけど…あえて触れようとしない、といったところかな」
神奈「ううむ…で、では最後の客人であるぞ!」
栞「こんにちは。美汐さんと同級生の美坂栞です」
栞「けど、冒頭で真似をされたのは我慢できません。というわけで…」
美汐「アイスならありませんよ」
栞「…残念です」
友里「何の取引よ、それ…」
氷上「随分と、お互いを分かってるってやり取りだね」
あゆ「うぐぅ、そうなのかなあ…」
神奈「おほん。それでは栞殿、美汐殿について四行するがよい」
栞「はい、わかりました」

★栞
「美汐さんは、突拍子もない行動が多いと聞きます」
「また、それと同時に発言も突拍子もないものが多いそうです」
「そこで思いました。おそらく美汐さんは世界をかき回す役目…」
「黒幕は誰でしょう? 先ほどから隠しているのはそれでは?」

美汐「…よく気がつきましたね、栞さん」
栞「やっぱり! 見事に予想が的中しました」
友里「いや、ありえないでしょ」
氷上「ただの悪ノリなんだよね。冗談はこれくらいにして本題を…」
美汐「いえ、よもや栞さんにこうも直に当てられてしまうと…」
美汐「伝説の肉まんいっきを…」
栞「楽屋的ネタを持ち出そうとしてくるとは…やはり…!」
あゆ「うぐぅ、いいかげん普通に話をしてくれないかな…」
神奈「なんと、やはりこれは冗談なのか?」
あゆ「…ほら、神奈ちゃんみたいに正直に信じちゃう人もいるんだしさ」
美汐「…面白味がありませんね。折角更なる秘密を明かそうとしたというのに」
栞「あゆさん。現実を見すぎですよ」
あゆ「うぐぅ、そう言われても…」
友里「なるほどねえ。この子にしてこの友人あり、ってことか」
氷上「でも、原作上の繋がりは何も無いんだよね?」
美汐「そうですね、同級生であるという事のみです」
美汐「さて、突拍子もないと栞さんは仰られましたが…」
栞「意図的か、それとも自然と浮かんできて喋っているかで随分と変わりますよ」
美汐「…お人柄、という事で手をうってください」
あゆ「手をうつ…?」
神奈「やはり何かを隠しておるな?」
栞「勘繰ってはいけませんよ。そうして美汐さんは別世界へ誘い…」
栞「真実を隠すのが上手なのです」
美汐「そんな事はありませんよ」
友里「要するにそれってただ話をそらしてるだけでしょ」
美汐「…そうとも言います」
氷上「やれやれ、これ以上追求しても辛そうだね」
栞「謎はまだまだ深まるばかり、でしょうか…」
あゆ「神奈ちゃん、もう終わろ?」
神奈「結局余には理解しがたい内容になってしまったがの…」
神奈「これにて終わりとする!」

<細かい事を気にしてはいけませんよ>


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