『AIR偽小説第百四十九弾』

懲りずに第百四十九弾です。
折角だから曲のタイトル語りでもAIRキャラ必ず一人ずつは
出しておくべきだっただろうか…って思ったのは今更です。
(でもそれぞれのテーマ曲って設定されてるのは一部のキャラだしなあ)
まあ今後それなりに…。


『4行小説』

★観鈴
「今回のテーマは月童」
「これ、神奈ちんのテーマ曲なんだって」
「月って入ってるのがすごく神秘的だね…」
「ひょっとして神奈ちんは月のつかい? なんてね」

瑞佳「なるほどね、当たっていてもおかしくないよ」
観鈴「やっぱり。にはは」
瑞佳「月光を浴びて、お供を伴って空から登場、とか…」
観鈴「わ、すごい」
瑞佳「たしか翼人…だっけ? うん、ありえそう」
観鈴「うーん、びっくり。そんな神奈ちんが今回一番のお客さん。どうぞっ」
神奈「何やら好き勝手に申しておるな」
瑞佳「そういう風に想像しちゃう、ってことなんだよ」
観鈴「そうそう。神奈ちん神秘的」
神奈「ま、まぁ言われて気分の悪いものでもないしの。快く受け止めてつかわす」
瑞佳「なんか相変わらずだね…」
観鈴「ん? 何が?」
瑞佳「ううん、なんでも。さてと、それじゃあわたしも四行やっちゃおうかな」

★瑞佳
「月…というところは既に観鈴が語ったかな」
「童っていうところは…見たまんまだとは思うけど」
「でも真っ先に浮かんでくるのは、やっぱり月光の下に佇む少女、なんだけどね」
「以上で、月光の下に神奈を立たせれば万事OKじゃないかな」

神奈「何をよくわからぬことを申しておるか」
瑞佳「わからないことないと思うよ。単純明快だもん」
神奈「どこがどうして…」
観鈴「うーん、観鈴ちんも…月光の下に佇む少女ってのは納得」
神奈「ふむ、それは余の一枚絵のことであるな」
観鈴「一枚絵? あ、CGのことだね」
神奈「しーじーだかじーしーだかわからぬが、とにかくこういう場面があったのだ」
神奈「月の光を浴びながら、一人佇む…」
神奈「その時の話し相手は柳也どのであったな」
瑞佳「なんかもうそのまま四行やっちゃいそうな勢いなんだけど…」
観鈴「そっか。じゃあ神奈ちん、四行やって」
神奈「ま、待て待て。これは四行とは…」
瑞佳「いいからやっちゃってよ」
観鈴「うんうん」
神奈「………」

★神奈
「まったく…あー、これは余のてーま曲とやららしいの」
「神秘的な印象が余にぴったりであると」
「また、原作における余の一枚絵について非常によく表しておる」
「的確であるの…これ以上は申すことはないぞ」

瑞佳「いまいちわかりにくいんだけど…」
神奈「そうなのか? ならば余が細かく説明をつけてやるぞ」
観鈴「長くなりそう?」
神奈「なりそう、ではない。長い」
観鈴「わ、だったら遠慮してほしい」
神奈「…観鈴ちんから斯様な言葉を投げられるとは思うておらなんだぞ」
観鈴「が、がお、そう言われても…」
瑞佳「あ、思い出した」
神奈「いきなり何だお主は」
観鈴「どうしたの、瑞佳」
瑞佳「なんかの劇に似てるなーって思ってたら…たしか竹取物語…」
雪見「呼んだかしら?」
観鈴「わ、司会に断り無く登場」
瑞佳「深山先輩…今回ゲストでしたっけ?」
雪見「演劇がわたしを呼んでいるわ…早速四行しなくちゃね」
瑞佳「は、はあ…」
観鈴「がお、なんか手強い…」
神奈「むむぅ、今回は傍若無人が多い気がするの…」

★雪見
「月から来た少女は…」
「年月と共に成長して…」
「月へ帰ってゆくの…」
「思えば、童のままの神奈は、帰りたくない想いでいっぱいなのかもね」

神奈「…余を何かと勘違いしておらぬか?」
雪見「あら、だって見たまんまじゃない」
神奈「何がだ」
雪見「少女時代のかぐや姫」
神奈「かぐや姫とはなんだ」
観鈴「お姫様、にはは」
神奈「ふむ…それはどのようなものなのだ?」
観鈴「えっとね、竹から生まれてね、そして…」
神奈「竹からだと!? 翼人は竹から生まれたのではないぞ!」
瑞佳「ストップストップ。どうも話がややこしくなってるけど…」
雪見「かぐや姫は、月からやってきたのよ」
雪見「竹林に竹を切りにいったお爺さんが、それはそれは美しい赤子を竹から発見したってわけ」
神奈「…いまいちよくわからぬが、それと余がどのように関係するのだ?」
雪見「そうね…かぐや姫は絶世の美女だったと聞くわよ」
神奈「なるほど、なら関係して当然であるな」
観鈴「わ、神奈ちん思い切り肯定した」
瑞佳「なんなんだろうねえ、このテンポは…」
雪見「あら、長森さん不満?」
瑞佳「い、いえ、そういうわけではないですけど…」
神奈「そうであろそうであろ」
瑞佳「神奈が言わないでよ」
観鈴「えっと、そろそろ次のお客さん登場っ」
郁未「なんか盛り上がってるわねえ…」
観鈴「というわけで天沢郁未さん、にはは」
神奈「ふむ。おぬしも余を褒めに参ったのか」
郁未「なんなのそれ…」
雪見「さあ天沢さん。演劇に続く四行を!」
瑞佳「深山先輩…。そうじゃなくって、月童について四行なんだけど…」
郁未「ま、私は月を重点におくけどね」

★郁未
「大きな紅い月…」
「あれを見た時、ほんと我が目を疑ったわ」
「まさかFARGO真のボスが…」
「あんなの目の前にしちゃあ、誰だって子供同然になっちゃうでしょうね」

雪見「巨大な月…何? 重力異常?」
観鈴「あ、それなら聞いたことある」
瑞佳「なになに?」
観鈴「えっとね、人間の脳にはごく一部何に使われてるか分からない場所があって…」
観鈴「それを使わないようにすると、月が落ちちゃうんだって」
観鈴「そこは、月を浮かせるためだけに使われてるとこなんだって」
郁未「何の話よそれ…」
観鈴「ん、脳の話」
神奈「小難しい話は苦手であるの…」
瑞佳「なんだかいかがわしい話だね…」
雪見「なかなか思いつかない設定だわ。これで何か演劇にできないかしら…」
雪見「そう、月を支える童…神奈の物語…」
神奈「よ、余の物語なのか?」
雪見「彼女はおおぐらい…。よって、食べ物を随時食べていないと月を支えることができない」
雪見「何故なら、食べ物こそが彼女のエネルギー元」
雪見「地球の人たちは、彼女に食べ物を謙譲する事によって今の生活をしているのでした…」
瑞佳「…深山先輩、それ…ネタ?」
郁未「いや、聞くまでもなくネタでしょ」
雪見「うーん、ちょっと突発的過ぎたかしら…」
観鈴「ちょっと演劇にするには難しいと思う」
雪見「そう…よね…」
神奈「いやそもそも、余をなんだと思うておるのだ!!」
雪見「おおぐらい…の翼人?」
観鈴「うん、神奈ちん翼人」
雪見「じゃあ合ってるわね」
神奈「違うぞ!」
郁未「見事におおぐらいをぬかしてるわね…」
瑞佳「すんなりとやってるのが気持ちいいくらいだよ」
観鈴「えーっと、それじゃあ最後のお客さん登場っ」
美汐「…こんにちは」
観鈴「天野美汐ちゃん、にはは」
美汐「私ではなく月宮さんをおよびすれば月繋がりでよかったと思うのですが…」
郁未「えらく謙虚ね。まあいいから語っちゃいなさいな」
瑞佳「そうそう。最後なんだし」
雪見「呼ばれたからにはびしっとね」
神奈「ううむ、余についてはほったらかしか…」

★美汐
「…実は、ここに鞠があります」
「これを神奈さんについてもらってはどうでしょう」
「月明かりがあればよいのですが…」
「そこは天沢さんに頼ってみてはいかがでしょうか」

瑞佳「…随分と準備がいいね」
観鈴「最初っからそのつもりだったのかな?」
神奈「鞠をつくのはよいが、何故余がそれをするのだ?」
美汐「月童を見事演出してみてください。監督は深山さんです」
雪見「おっ、きたわね。やってやるわよ」
美汐「舞台他は、天沢さんです」
郁未「なんで私が…まあ折角だからやってあげましょうか…」
美汐「その他…長森さん、神尾さん、という事で」
瑞佳「え、わたしも何かするの?」
観鈴「いきなり言われても…」
美汐「そして私は…撮影です」
瑞佳「携帯ビデオカメラ持ってきてるよ…」
観鈴「用意がいいね…」
美汐「いつもは真琴を撮っているのです」
美汐「それでは主演女優の神奈さん、鞠をどうぞ」
神奈「なんだかよくわからぬが…とにかくつけばよいのだな? …でやぁっ!」
どこーん…
観鈴「わ、お空の星になっちゃった」
瑞佳「さすがにそれは大袈裟だよ。でも力入れすぎだね…」
雪見「ちょっと、何やってるのよ! あれじゃあ一回しかつけないでしょ!」
雪見「何回も、こう、てーんてーんてーん、って…しないとだめじゃないの!」
神奈「う、うむ…」
郁未「やれやれ、こりゃ大変だわ…」
郁未「って、いくら不可視の力でも月光はきついんだけど…」
美汐「前途多難ですね。頑張りましょう皆さん」
瑞佳「…ねえ観鈴、長くなりそうだから一旦終わったら?」
観鈴「う、うんそうする。一応これでおしまいっ」
どこーん…
雪見「ちょっと! また力入れすぎだっての!」
神奈「よ、余のせいではない! あの鞠が跳ねすぎるのだ!」
郁未「ベタな言い訳ね…。ふあーあ、こりゃあお流れになるかしら…」
美汐「………」

<そして見事に…>


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