懲りずに第百三十四弾です。
★観鈴
瑞佳「…どういう事?」
★瑞佳
観鈴「つまり、ちゃんと物事を知ってちゃんとそれに沿って喋ろうって事だね」
★佐祐理
観鈴「わ、そうだったんだ」
★郁未
観鈴「………」
★美凪
瑞佳「…やっぱりそうなるんだね」
<何も理が…>
しばらく間が空くと、本当に忘れてしまいます。
っていうか、これネタが無いと絶対に書けない代物だなあ。
初期には適当にテーマその場で決めて書いていたのだが…
なんて事をふと思い出したりしました。
『4行小説』
「えっと、今回のテーマは理」
「なんだか難しいな、理って…」
「世の中って、何が理でそうでないのか…」
「とりあえず観鈴ちんの理はどろり濃厚!」
観鈴「が、がお、違ったのかな…」
瑞佳「観鈴の中ではそれがすべてで、正しいってことなの?」
観鈴「う、うーん…違う気がする…」
瑞佳「ダメだよ観鈴。言葉はちゃんと意味をとらえて言わないとね」
観鈴「が、がお…」
瑞佳「と、それが理だったりするんじゃないかな」
観鈴「え?え?」
瑞佳「つまり…」
観鈴「わ、待って待って。続きは四行でね」
瑞佳「あ、うん」
「世の中…社会には色んな言葉が出回ってるけど」
「それぞれが持ってる正しい意味を知って…」
「ちゃんと使わないとダメだよってことだよ」
「あと…この四行小説でのテーマもね」
瑞佳「うんうん、そうだよ」
観鈴「にはは、一つ勉強になったかも」
瑞佳「うーん…観鈴、それは司会として問題があるよ」
観鈴「が、がお…」
瑞佳「でも、観鈴の場合は大丈夫じゃないかな?なんとかやってこれてるし」
観鈴「それって褒められてるのかな…」
瑞佳「褒めるっていうよりは…。とにかく、わたしが思う限りは大丈夫だよ」
観鈴「うん…」
瑞佳「さ、お客さんを呼ばないと」
観鈴「そだね。では、最初のお客さんいらっしゃいませーっ」
佐祐理「こんにちはーっ」
観鈴「というわけで、佐祐理さんの登場っ」
佐祐理「はいっ。名前に理が含まれている身として頑張りますよーっ」
瑞佳「あ、そういえば…。観鈴、だから呼んだの?」
観鈴「にはは、ぶい」
瑞佳「なるほどねえ」
佐祐理「では、いきますよーっ」
「観鈴さんが出されたテーマ、これは“ことわり”と読みます」
「以前、名前の読み方についてうんぬんというテーマがあったのですが…」
「その時、佐祐理の名前については…“さゆーことわり”という候補が最後にありました」
「だからばっちりですね。あははーっ」
佐祐理「しかもその場に観鈴さんはいらっしゃいましたよ」
観鈴「わ、そうだったね」
佐祐理「はい、そうですーっ」
観鈴「にはは」
佐祐理「あははーっ」
瑞佳「…って、一体何の話なの?」
佐祐理「ふぇっ?理ですよ?」
瑞佳「読み方がどうこうっていう、それだけなの?」
佐祐理「そうですよーっ」
観鈴「瑞佳、何かまずいかな?」
瑞佳「う、ううん、別に…(なんで一転してそんな話に…)」
観鈴「よおーし、それじゃあ続いて次のお客さんいらっしゃいませー」
郁未「…どもー」
佐祐理「ああっ、あなたは!…どちらさまでしたっけ?」
郁未「がくっ…。なんで今更そんなこと言われなきゃいけないのよ…」
佐祐理「あははーっ、冗談ですよ。でも…」
郁未「でも?」
佐祐理「佐祐理と同じく、名前に理が入ってるわけではありませんね」
郁未「いや、そんなつながりだけでゲストを選別されても…」
観鈴「大丈夫。郁未ちゃんなら大丈夫」
瑞佳「いや、この場合何が大丈夫ってのは別に無いんじゃ…」
郁未「えーと、とにかく四行やればいいわよね?」
観鈴「うん、うん」
佐祐理「はえ〜、そのままやってしまわれるんですね〜」
郁未「…なんか文句あるの?」
瑞佳「無い、無いはずだから、早くやっちゃってね」
郁未「ったく…」
「さてと、理か…」
「つってもねー。私の体験って理を結構無視してるわよねー」
「…でもね、そんな私を救ったのは、私の中の理…」
「なんて、どうかしら?」
郁未「あ、あれ?無反応」
瑞佳「いや、よくわからなかったんじゃ…」
佐祐理「だめですよ郁未さん。名前に理がはいっていませんよーっ」
郁未「はあ?」
瑞佳「いや、倉田さんのその話題はもう終わったから…」
佐祐理「そんな、ひどいです…」
佐祐理「佐祐理は傷つきました…」
瑞佳「あ、あの…」
佐祐理「あははーっ、冗談ですよーっ」
瑞佳「………」
郁未「…なんだか、さっさと帰りたくなってきちゃった」
観鈴「わ、待って待って。あと一人だから」
郁未「放心されてた人に言われてもねえ…」
観鈴「ううん、ちょっと自分と重ねてみて…なんだかそうかもって思って…」
郁未「どういう事?」
観鈴「上手くいえないけど…観鈴ちんも自分の理をちゃんと見つけないと、って…」
郁未「…なるほど、複雑な事情がありそうね」
佐祐理「これは…名前にこだわってばかりではいけませんね…」
瑞佳「そうだね…そうしてほしいね」
観鈴「よーし、まとまったところで最後のお客さん登場ーっ!」
美凪「こんばんは…いえいえ、こんにちは…」
郁未「まとまったの?」
瑞佳「さあ…でも、そうした方がいいんじゃないかなあと」
郁未「ちょっと、それじゃあ私の四行はあれで流し?」
佐祐理「郁未さん、それは少しわがままですよ」
郁未「そうかしら…」
美凪「…がっくし、私は無視ですか」
観鈴「わ、わ、遠野さん落ち込まないで」
美凪「構いません。手早く四行を済ませちゃいます」
観鈴「え、あ、うん、お願い」
「私の理は…」
ごそごそごそごそ
「じゃんっ」
「…世界はお米券と共にあり、そして私はお米券と共にあり」
美凪「…長森さんには読まれてましたか」
瑞佳「いや、読んだっていうかなんというか…」
郁未「あれだけお米券を携えてるとそれが当然でしょ」
佐祐理「そんな美凪さんだからこそ、ですねーっ」
美凪「…物分りがよろしいようで」
美凪「ならば…」
観鈴「え、えーと、ここでおしまい。ね?」
美凪「…がっくし。神尾さん、遮ってはいけません」
美凪「これから…お米券吹雪の舞が…」
郁未「やっぱり終わりましょ。もう全員終わったんでしょ?」
観鈴「あ、うん」
瑞佳「じゃあ早くおしまい宣言!」
観鈴「えーっと、これにて今回はおしまい!にはは…」
佐祐理「なんだか無理矢理ですね。あははーっ」
美凪「………」
戻る