『AIR偽小説第百二十九弾』

懲りずに第百二十九弾です。
しばらく劇場版については間をおきます。
しばらくすればまた新たな認識・情報も生まれしょう。
というわけで、一度元に戻します。
けど、しばらくする間にTVアニメ版あれこれが出そうですが。


『4行小説』

★観鈴
「にはは、劇場版についてはちょっと休憩」
「再び観鈴ちんの司会っ。テーマは絵空事」
「鳥のように空を飛びたい…って思うのはそうなのかな」
「人間じゃあ無理なのかな…」

瑞佳「今回はそういうテーマなんだね。えーっと空を飛ぶ事?」
観鈴「うん。観鈴ちんが思いついたのはそれ」
瑞佳「無理なんじゃないかなあ。背中に羽が生えてれば別かもしれないけど…」
観鈴「あっ、だったら神奈ちんがそうだよ」
瑞佳「神奈?」
観鈴「うん。神奈ちんは翼人だから」
瑞佳「あ、そっか、そういえばそんな事を言っていた気も…」
観鈴「じゃあ、観鈴ちんのは絵空事じゃないかな?」
瑞佳「でも…翼が生えてるって時点で人間じゃなくなっちゃうよね?」
観鈴「が、がお、そうなのかな…」
瑞佳「そこらへんの定義付けは難しいことだと思うけどね」
観鈴「うーん…」
瑞佳「というわけで…って、ゲストに呼んでないの?」
観鈴「何が?」
瑞佳「神奈を」
観鈴「わ、それは考えてなかった。観鈴ちん大失敗」
瑞佳「うーん、そっかあ…。ま、今度会ったら聞いてみたら?なんて」
観鈴「うん、そうする。それじゃあ次は瑞佳」
瑞佳「あ、うんそうだね」

★瑞佳
「絵空事といえば…」
「えいえんのせかい…っていうのがそれに当たるかもしれないよ」
「そこでは何もかもにとらわれずに永遠が…」
「詳しくは知らないけどね。浩平から聞いた事がないから」

観鈴「あれっ?」
瑞佳「どうしたの?」
観鈴「うーん…瑞佳が張本人だとかなんとか聞いたような…」
瑞佳「浩平から?」
観鈴「うん」
瑞佳「はぁ、また浩平ったらいいかげんな事言って…」
観鈴「でも随分前だった」
瑞佳「それっていつの話?」
観鈴「うーん…忘れた」
瑞佳「あのねえ…」
観鈴「それに、今回ゲストに呼んでないし…」
瑞佳「うーん、それは参ったねえ」
観鈴「うん、参った」
瑞佳「どうしよっか。二人そろって挙げた人物が今回ゲストに居ないなんて」
観鈴「どうしよ…」
瑞佳「うーん…」
観鈴「うーん…」
郁未「あんたたちってほんっと変わらないのねえ…」
観鈴「あっ。いらっしゃい郁未ちゃん」
瑞佳「いらっしゃい。…変わらないって…ああ、最初に唸ってるってとこだよね」
郁未「そうそう。毎回やってて飽きない?」
観鈴「そう言われても…」
瑞佳「成り行きだからねえ。仕方ないんだよ」
観鈴「うんうん、そういう事」
郁未「はあ、なるほどねえ。で、テーマは絵空事だっけ?」
観鈴「うん。よろしくお願いします」
郁未「はいはい。ささっとやっちゃうから」
瑞佳「ささっと?」

★郁未
「あの時こうだったら…」
「って思うのはだいたいそういう事よね」
「あの時色々なければ…」
「きっと私はここにいないのでしょうね」

観鈴「わ、もしかしてそれって…」
瑞佳「死んでたとかってこと?」
郁未「いやぁ、そういう事じゃなくて、縁色々って話よ」
観鈴「うーん、それって絵空事?」
郁未「たとえ話ってことでいいんじゃないの?」
観鈴「ちょっと違う気がする…」
瑞佳「同感」
郁未「なんかひどい言われよう…」
観鈴「何かこう、空想っぽいのがほしい」
瑞佳「そうそう」
郁未「…もういいじゃない。次のゲストいっちゃいなさいよ」
観鈴「が、がお…」
瑞佳「天沢さんって結構いいかげんだね」
郁未「あーはいはい、それでいいわよ。ったくもう…」
観鈴「うーん、しょうがない。次のお客さんいらっしゃい〜」
栞「はい、いらっしゃいませました」
観鈴「にはは、栞ちゃんの登場」
郁未「ああ、たしか夢見るアイス少女だっけ?」
栞「…そんな覚え方する人嫌いです」
瑞佳「あながち間違ってもないよね」
栞「瑞佳さんまで…そんな同意する人嫌いです」
観鈴「ま、まあまあ。栞ちゃん、絵空事で四行」
栞「あ、はい」

★栞
「私は病気の間…」
「普通に学校へ行って、普通に生活することが…」
「私にとって絵空事だったようなものです」
「けど今は…元気です。普通にできるって素晴らしい事ですね」

瑞佳「そうなんだ…大変だったんだね」
栞「はい…」
観鈴「…なんとなく分かるな。観鈴ちんも…」
栞「観鈴さんも病気だったんですか?」
観鈴「にはは、病気っていうかなんていうか…」
郁未「あなたの場合は結構深いのよね。色々と」
観鈴「にはは…」
瑞佳「皆それぞれ背負ってるものがあるってことなんだね…」
郁未「そういう事ね」
栞「大変です…。でも、だからこそシナリオとして成り立つんですね…」
観鈴「が、がお、そんな楽屋的なこと言っちゃダメ」
栞「あ、すいません」
郁未「なんか雰囲気ぶち壊しよね…」
瑞佳「はあ…結局こんな進み方…」
栞「す、すみません…」
観鈴「え、えーっと、次のお客さん登場〜」
裏葉「絵空事、でございますね。では早速…」
観鈴「わ、待って待って」
瑞佳「裏葉さん、だね」
郁未「登場していきなり語りに入ろうってのが凄いわね」
栞「びっくりしました」

★裏葉
「斯様な事を申されましても、絵空事というのは…」
「きっと古来より人々が描いてきた願望…そして希望…」
「絶望から生まれるものでは決してございません」
「だからこそ、絵空事は…現実に変えてゆかれるのではないでしょうか」

郁未「結局語っちゃってるし…」
栞「でも…いい事言ってますね」
瑞佳「たしかに絶望だと、“こうなったら…”なんて事は生まれないよね」
観鈴「うん、そう…そうなの」
裏葉「ただ、難しいのは現実に変えるという部分にございまする」
裏葉「ただ変えたいと願うだけで変わるものではございません」
裏葉「やはり、実際に自ら行動を起こして…そして変えられるのでございます」
郁未「すごい勢いね…」
観鈴「裏葉さん、どうしたの?」
裏葉「私はある事をなすための方法を探しておりまする」
瑞佳「ある事?」
裏葉「はい。それは…神奈様とその母上様とをご対面させる方法にございまする」
裏葉「佳乃さまにお任せしっぱなしでは…」
栞「そのお母さんって、すぐに会えないんですか?」
裏葉「はい…シナリオの都合上、今おいそれとこの場には来れないのでございまする」
観鈴「が、がお、また楽屋的話題…」
郁未「うーん、そういう人って難しいんじゃないかしら?私のお母さんも…」
裏葉「郁未さまの母君も遠くにいらっしゃるので?」
郁未「いや、もうこの世にはいないから…」
裏葉「…申し訳ございませぬ。出すぎた質問にございました」
郁未「いいわよ、気にしなくても。もし無事に生きていたら、私は多分この場にはいないから」
瑞佳「あれっ、それって冒頭で言ってた縁ってやつ?」
郁未「それとはまた微妙に違うけどね。色々あるのよ…そう、色々」
栞「色々、が多いですね、今回」
観鈴「うん。でも…結局いつかかのりんが連れてきそう」
栞「佳乃さんってどんな人でも無理矢理連れてきちゃいますからねえ」
観鈴「うん。かのりんスゴイ」
瑞佳「そこって素直に感心していいのかどうか迷うと思うけど…」
裏葉「…思えば、そういう魔法というのもまた絵空事から変わったのでございましょうね」
郁未「うっわぁ、それはまた大勢巻き込んだものが変わっちゃったものね…」
観鈴「にはは、仕方ないかも」
栞「すべてはどこから始まったんでしょうか」
郁未「それは誰にもわからない、なんてね」
裏葉「おそらくは…」
瑞佳「佳乃の魔法とやら、からだろうね」
観鈴「にははは…」
瑞佳「もういっか。今回は終わろ?」
観鈴「そだね。これでおしまいっ」

<絵空事が崩れる前に…>


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