懲りずに第百二十四弾です。
★神奈
あゆ「…ねえ、神奈ちゃん」
★あゆ
詩子「うそぉ?」
★詩子
あゆ「…語ってる?」
★葉子
詩子「どういう語り?」
★晴子
詩子「やったねっ。褒められちゃったーい」
<まったねー>
個人的に記憶が薄れてくると…
なかなかこれは辛くなってくるものですな…。
しばらくするともうかけなくなりそうだ。
『4行小説』
「人物語り。今回は柚木詩子殿だ」
「いつも元気だと評判の彼女を余は見習いたい…」
「そして、もっと大きく振る舞えるほどに」
「余も強くなりたいぞ」
神奈「なんだあゆ殿」
あゆ「詩子さんの事なんか勘違いして無い?」
神奈「しておらぬぞ」
あゆ「うぐぅ、でも…」
神奈「さて、その詩子殿の登場だ」
詩子「いえーいっ、呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーんっ、よ」
神奈「うむうむ、元気でよいことだの」
詩子「…ふう、慣れない事はするもんじゃないね」
神奈「なんだと?今のはただの冗談だったのか?」
詩子「ふふふふ、リクエストに応えてのってあげただけなのだよ」
神奈「りくえすととはなんだ。海から陸へすとーんと落ちる、の事かの?」
詩子「何それ…」
あゆ「あのぅ、とりあえず進めちゃわない?」
神奈「おっとそうであるな。では次はあゆ殿であるぞ」
あゆ「うん」
詩子「うーん、なんか義務感で進めちゃってるように見えるけど…」
「詩子さんはね…」
「神奈ちゃんも言ってたけど…」
「とっても元気だよね」
「ボクもその元気見習わなくちゃ」
あゆ「うぐぅ、嘘じゃなくて…」
詩子「私は元気さではまだまだだと思うけどねえ?」
あゆ「他にも元気なって人はもちろんいるけど…」
神奈「余が欲しておるのは素直な元気さなのだ。決して傍若無人などではない!」
詩子「えらく強調するわねえ…。ま、素直と言われて悪い気はしないけどね」
あゆ「うんうん、そうだよね」
神奈「おほん。納得したところで次は詩子殿であるぞ」
詩子「ああはいはい、自分で自分をね」
「とは言ったものの、普通に語ったんじゃ面白味がないわね…」
「おっ、そうだ。名前に注目しちゃおっかな」
「しいこ、って皆は呼んでるけど、この漢字だと“うたこ”とも読めるよね?」
「というわっけで〜。私が次司会やる時は詩を作っちゃえ企画〜」
詩子「ちょっと、そんないきなり真面目に突っ返されても困るんだけど」
神奈「いやいやあゆ殿。詩子殿は四行の内容で自分を表現したのだぞ」
あゆ「そうなんだ?」
詩子「…どうなんだろ?」
神奈「ふふふ、とぼけても無駄であるぞ。余はお見通しなのだ」
詩子「そうかしら…」
神奈「ええいっ!詩子殿がそう言っては余の立場が無いではないか!」
詩子「じょ、冗談よ。えーっと…そうね、そう。自分をああやって表現するのよ!あははは」
神奈「やはりな。ふふふふ」
詩子「あははは…はあ。なんか疲れるわね、今回」
神奈「むっ、いかんぞ詩子殿。元気で通すのだ。強い意志を見せねばならぬぞ」
詩子「あんた誰よ」
神奈「しれたこと。余は神奈備命であるぞ」
詩子「いや、そういうことじゃなくて…」
あゆ「うぐぅ、いいかげん次のお客さん呼ぼうよ」
神奈「それもそうだの。では参るが良いぞ!」
葉子「…相変わらず騒がしいですね」
神奈「というわけで鹿沼葉子殿だ」
詩子「おっ、私と繋がりが深い人物じゃない。さっすがぁ」
あゆ「…深かったっけ?」
詩子「なんであんたがそういう事言うのよ」
あゆ「それもそうだね…」
葉子「深いのは茜の方ですが」
詩子「ちょいちょい、葉子までそんな事言わないでよ〜」
葉子「…事実です」
詩子「あのね…」
神奈「葉子殿と茜殿は繋がりが深いのかの?」
あゆ「えーっと、ゲーム上の繋がりは無いんだけど、この四行小説の場ではバイト仲間らしいよ」
神奈「ふむふむ、それは勉強になるの…」
詩子「更に私と茜は無二の親友よ?だから、私と葉子も繋がりが深いのよ」
葉子「…楽屋的事情の多いことこの上ありませんね」
神奈「おほん。まあそれはそれとして、葉子殿、四行をするがよいぞ」
葉子「………」
あゆ「あのぅ、どうしたの?」
葉子「相変わらず偉そうですね」
神奈「…無礼であるの」
葉子「どちらが無礼だと思われますか」
神奈「ぐぬぬぬ…」
詩子「ああーちょっとちょっと、喧嘩なんてやめてよ?」
「詩子は…茜から話をよく聞きます」
「過去のいきさつ現在のいきさつ…」
「そしていきつく先は…」
「…見る人にとっては羨ましいことですね」
葉子「…深くは気にしてはいけません」
詩子「いや、そう言われてもね…」
あゆ「気になるよね…」
詩子「ねーっ」
あゆ「うぐぅっ」
葉子「………」
神奈「で、では次の客人であるぞ!」
晴子「…うちに何語れ言うねん」
神奈「そんな神尾晴子殿だ」
詩子「途端に面識薄くなったわね…」
晴子「そうや。名前に子がついとるんが同じっちゅーだけやないか」
葉子「それなら私も同じですよ」
晴子「おおっ、言われてみたらそやなー!」
詩子「なあんだ、じゃあ仲間ね」
あゆ「うぐぅ、いいなあそんな繋がり…」
神奈「名前だけ繋がっててもしょうがないと思うがの…」
晴子「なーに言うてんねん。あんたもうちと名字が一文字繋がりやろ?」
神奈「そうであるの。神繋がりであるの」
葉子「神聖な響がいたしますね」
詩子「おおっ、上手い!」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「すねるでないあゆ殿。たしかに名前の繋がりは無いが…」
あゆ「うぐぅ、もういいよっ。早く四行やってよ」
晴子「なんや、寂しがっとるみたいやな」
あゆ「違うよっ!」
葉子「…怒ってますね」
詩子「なーるほど、こりゃ遊ばれ役になりそうなタイプだわ」
あゆ「え?」
詩子「ちょっとからかうとすぐ反応するでしょ?真っ先にカモにされるのはそういう人間よ」
あゆ「うぐぅ…」
晴子「ま、それはえーわ。ほな語ったるでーっ」
「そうやなあ、能天気に元気なように見せかけて…」
「さりげに見てるとこは見てるっちゅータイプやな」
「ほんなら友達の間からは信頼厚いやろ?」
「よーできた子やわー、うんうん」
葉子「元気ですね…」
詩子「でもね、もうこれくらいの印象しか覚えてないんだって。悲しいよね…」
晴子「何の話やねん」
詩子「こりゃもう一回プレイしてもらうっきゃないわよ、うん」
あゆ「うぐぅ、楽屋的な話だ…」
神奈「げえむ上がどうたらに関連するのであるな?」
あゆ「うん、そうだよ」
詩子「けどねえ、ぺけぽんだとうまく動いてくれないんだって。またまた困ったねえ」
晴子「…もうええけんここいらで終わりにせんか」
葉子「…賛成です」
あゆ「じゃあ神奈ちゃん」
神奈「う、うむ、これにて終わりとする!」
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