『AIR偽小説第百二十三弾』

懲りずに第百二十三弾です。
またお米です。しかも冒頭サボりです。
てきとーに続くもんだねえ、こういうの。
だからこそ偽という醍醐味が…(でも冒頭は変えるべきだよなあ)


『4行小説』

★美凪
「○○十代○ゃ○○場にて、“米は一粒残さず食べるべき”というテーマが出ました」
「当然、これに便乗しないわけにはいきません」
「対抗して十代限定で語り明かしましょう。というわけでテーマは…」
「お米は一粒残さず食べるべき…」

みちる「そしてみちるがアシスタントだいっ」
美凪「三度目の正直…お米を語るの締めくくりです」
美凪「そしてやっぱり、みちるがアシスタントじゃないと落ち着きません」
美凪「そう、みちるあってこそのお米、お米なのです」
みちる「みちるが十代かどうかは微妙なとこだけどね」
美凪「直接は語られていなかったはずですからね…情報を求めます」
みちる「みなぎぃ〜、それっていいの?」
美凪「…よくないかもしれませんね」
みちる「んに…」
美凪「では参りましょう」
みちる「それにしても…」
美凪「どうしました、みちる」
みちる「三回も同じ出だしだと飽きてこない?」
美凪「みちる…」
美凪「…大丈夫」
美凪「絶対、大丈夫ですよ」
みちる「んに、そうだね。美凪には無敵の呪文があったよね」
美凪「ええ…」
美凪「日本人は…」
美凪「お米族…」
みちる「いよぉーっし、まずはみちるの四行だーっ」

★みちる
「お米は一粒残さず…」
「んに、なかなか実践は難しいかもしれないぃ」
「ほっぺなんかにご飯粒ついてるとなかなか気付かないもん」
「でも、みちるは美凪にぴょこって取ってもらって食べさせてもらうんだい」

美凪「そうですね…」
みちる「うんうん」
美凪「そんな場面があったかどうかはもはや記憶の彼方ですが…」
みちる「みなぎぃ〜…」
美凪「いえ、それはそれ、これはこれ、なのですね」
みちる「そうそう」
美凪「では、まとまったところでゲストさんの登場といきましょう」
みちる「いえーいっ」
祐一「…俺?」
美凪「お米を何袋も一度に買いに行くのが趣味、意外と力持ちさんの相沢さんです」
みちる「お米を買いにいくのが趣味なの!すごいねえ…」
祐一「俺にそんな趣味はないぞ…」
美凪「しかしその趣味も変更されることでしょう。お米券を携えてお米に変えてゆくのが趣味に…」
みちる「にょわっ、すごいすごーい!」
祐一「それって凄いのか…」
美凪「自己PRも済んだところで四行をどうぞ」
祐一「誰に対する何のPRだ…」

★祐一
「お米はな、お酒の原料ともなるんだ」
「それはそれは、一粒一粒に愛情込めてるに違いないぞ」
「で、食べる食べないについてはだな…」
「食べないと罰が当たりそうだから俺は食べるようにするぞ」

美凪「…微妙、な言い回しですね」
祐一「気のせいだろ」
美凪「…そうでしょうか」
みちる「あやしいね」
美凪「しかし…怪しんでいては相沢さんはお米券への欲望を失ってしまうかもしれません」
美凪「みちる、ここはぐっと我慢しましょう」
みちる「んに、わかった。ぐっ…」
美凪「ぐっ…」
祐一「お前らなんなんだ…」
美凪「さて、一息ついたところで次のお客さんを呼びましょう」
みさき「こんにちは」
みちる「いらっしゃーい」
美凪「食べる事にかけては天下一品。食物連鎖の頂点に立つかもしれない“ザ・食通”川名さんです」
みさき「お米について語るんだよね。こういうのを待ってたんだよ。私いっぱい食べるからね」
美凪「…食べるのではなくて、語るのですが…」
みさき「お米は生きる糧だよ。頑張って食べようね」
美凪「いえ、ですから…」
祐一「俄然張り切ってやがるな…」

★みさき
「お米はね、まず丼物だね。牛丼が話題になってたけど、カツ丼うに丼まぐろ丼てのも忘れちゃいけないよ」
「あと、カレーライス。10杯は軽いよ。皿がいくつも重ねられちゃうよ」
「チャーハンもいいよね。パエリアラザニアもまたいい感触だよ」
「あ、一粒残らずだっけ?夢中になって食べてるからよくわかんないな…」

美凪「………」
ひゅんっ
ぱしっ
みさき「これは…お米券?くれるの?やったよ、ありがとう」
美凪「…かないませんね、川名さんには」
みさき「美凪ちゃんの技もなかなかだよ」
美凪「いえいえ…」
みちる「んに、美凪の進呈貼り付けを受け取った…」
祐一「てゆーかあんなのよく受け止められたな…しかもちゃっかりもらってやがるし…」
みちる「ここらへんが技の切れの違いってやつだねー」
祐一「しかも目が見えないのに紙切れだけでよくお米券って分かったな…食べる事に熱い奴は一味違うってか…」
みさき「褒められてるのかな?ありがとうね、みちるちゃん、祐一ちゃん」
みちる「にゃはははは」
祐一「…祐一、ちゃん?」
みさき「あれっ?名前違った?」
祐一「いや、別に違わないが…祐一ちゃんはないだろ、祐一ちゃんは」
みさき「かわいいからいいんだよ」
祐一「か、かわいい?」
みさき「そうだよ」
祐一「うーん…」
美凪「さて、なかなか感服したところで、次の客人を呼びましょう」
郁未「相変わらず派手にやらかしてるわねえ…」
美凪「クリームシチューが大好き、お米はもっと大好き。クリームシチューでご飯が10杯は軽い天沢さんです」
郁未「ちょっと!私はそんなんじゃないわよ!」
祐一「まぁクリームシチューとご飯はなかなかだがな」
みさき「祐一ちゃん、この場合はパンが一般的じゃないかな?」
みちる「そういえば洋食だもんねえ」
みさき「私はどっちもいけるけどね。それにしても郁未ちゃん凄いね、10杯は軽いんだね」
郁未「違うっつーの」
美凪「更には、十代は微妙かもしれません、そんな天沢郁未さんです」
郁未「飛び飛びで変な紹介しないでよ!」
みちる「十代は微妙…みちると同じだね…」
美凪「しみじみしますね、みちる…」
みちる「んに…」
郁未「…ちょっと、なんなのよこの二人」
祐一「俺に聞かれてもなあ…」
みさき「お米券くれるから少なくともいい人だよ」
祐一「あんたのその基準間違えてないか?」
みさき「間違えてないよ。それより祐一ちゃん、あんたなんて呼ばずに名前を読んでほしいな」
祐一「だからちゃん付けはやめてほしいが…。えーっとたしか折原から聞いたが先輩だよな…」
みさき「ええっ?先輩なんてのはやめてよ?浩平君と同じように、みさき先輩でもいいけど」
祐一「俺にも他に先輩はいるぞ。だからその人と同じ呼び方で、みさきさんと呼ぶ事にしよう」
みさき「うーん、みさきちゃんでいいんだけどな…」
郁未「ちょっとちょっと、あんたら別の話題で盛り上がってない?」
祐一「…まぁ、成り行きだ」
みさき「そうだよ」
郁未「はあ、そうなの」
美凪「…こうして、また一つ新たな呼び名が誕生しました」
美凪「相沢さんは、みさきさんと。川名さんは、祐一ちゃんと」
みちる「んに、いい展開だね」
郁未「何が…」
美凪「では和んだところで、天沢さんの四行です」
郁未「…ああそうね。忘れるところだったわ」
美凪「見事、クリームシチューいっぱいでご飯を20杯召し上がってください」
郁未「だから食べないってーの」
みさき「20杯は凄いね…私も負けてられないよ」
祐一「そんなもん張り合おうとするなって…」

★郁未
「ご飯を一粒残さず…」
「ああ、まあFARGOじゃあ食事も貴重だったけど…」
「普段が慣れちゃってると粗末にしがちよねえ」
「そういや昔あったわね、もったいないお化けが出るぞーって」

みちる「んに、もったいないお化け?」
郁未「ご飯やおかずを残すと、勿体無いぞーってお化けが夜に現れるって寸法よ」
みちる「ん、んに、お化け…」
祐一「そんなの迷信だろ」
郁未「あははは、まあそうだろうけどね」
美凪「しかし…戒めるためにそれは必要なお話です」
美凪「お米も一粒一粒神様が宿ります…」
美凪「そう、ご飯の神様が人を戒めるために降臨するのです…」
みさき「なんだか締めに入ってるみたいだね」
祐一「みたいだな…」
郁未「じゃあここで終わり?」
美凪「…そうですね」
みちる「んにそれじゃあ美凪、締めの言葉をいっちゃえー!」
美凪「日本人は…お米族…」
みちる「みんな、ばいばいーっ」
祐一「…いいのか、そんな締めで」
郁未「いいんじゃないの…司会なんだし…」
みさき「ところで、お米券がもっとほしいんだけど…」
祐一「おい」

<ごそごそごそ…>


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