懲りずに第百二十二弾です。
★美凪
観鈴「遠野さん前とおんなじ出だし…」
★観鈴
美凪「神尾さんは…」
★澪
美凪「…なるほど、お寿司ですか」
★澪&観鈴
美凪「ぱちぱちぱち…すばらしいです二人とも」
★舞
美凪「…なんとなく引っかかりますが、まあいいでしょう」
★茜
観鈴「とか言いながら四行やっちゃってるけど…」
<お米はどこへいった>
突発企画パート2。
まぁテーマは相変わらずです。
やることも多分一緒です(おいおい)
『4行小説』
「○○十代○ゃ○○場にて、“米は一粒残さず食べるべき”というテーマが出ました」
「当然、これに便乗しないわけにはいきません」
「対抗して十代限定で語り明かしましょう。というわけでテーマは…」
「お米は一粒残さず食べるべき…」
美凪「サボりではありません。この方がテーマが伝わりやすいものなのでしょう」
観鈴「そうなのかな…」
美凪「そして、またもやみちるが遠慮してしまったので、かみやんさんがアシスタントです」
観鈴「が、がお、かみやんさん?」
美凪「…長いですね。神尾さんとお呼びしましょう」
観鈴「一文字しか違わないけど…うん、そうしてほしい」
美凪「では神尾さん。早速お米に対する熱い想いを四行にぶつけてください」
観鈴「うん、了解っ」
「お米はね、毎日の主食なの」
「ラーメンだけに頼っちゃいけないっ」
「観鈴ちんはおにぎり作るの苦手っぽいように思われてるけど…」
「日々修行中、えっへん」
観鈴「ん?」
美凪「…努力家のようですね」
観鈴「にはは」
美凪「これは負けていられません」
観鈴「え?」
美凪「…ガッツ」
観鈴「えーっと…何に?」
美凪「それはもちろん…」
観鈴「もちろん?」
美凪「………」
観鈴「………」
美凪「…いえ、今は秘密です」
観鈴「が、がお…」
美凪「それでは、次なるお客様をおよびしましょう」
観鈴「う、うん、そうだね。よーっし、いらっしゃいませー」
澪「………」
『こんにちは、なの』
観鈴「というわけで澪ちゃん、にはは」
美凪「これはこれは、お噂はかねがね…」
澪「………」
『うわさ?』
美凪「はい、それは…いえ、四行にて語っていただくとしましょう」
美凪「何故ならこれは四行がすべて…お米がすべて…なのですから」
観鈴「遠野さん凄く張り切ってる…」
澪「………」
『すごい迫力なの…』
美凪「それでは、よろしくお願いします」
『あのね』
『今食べたいのはね…』
『おすしなの』
『おこめは美味しいの』
澪「………(うんっ、うんっ)」
『そうなの』
美凪「お寿司ならばお米が含まれていますね…よいことです」
澪「………(うんっ、うんっ)」
『そうなの』
美凪「しかし…」
観鈴「どうしたの?」
美凪「今更ですが、私が出したテーマはどうしたのでしょう?」
美凪「お米は一粒残さず食べるべき…」
美凪「お二人ともきちんと食べておられますか?どうなのですか?」
観鈴「わっ、わっ、そんなに迫らないで」
澪「………」
『ますますすごい迫力なの…』
美凪「さて、どうですか?」
観鈴「えーっと…」
澪「………」
『こうなったら二人で四行やりなおすの』
観鈴「え?え?」
澪「………」
『れっつとらいなの』
観鈴「う、うん」
『おすしは当然ぱくりと食べるから一粒も残すはずないの』
「おにぎりもそういえばそうだね、それ全部食べるよね」
『手についても、当然それは食べちゃうの。常識なの』
「うんうん。ほっぺについても当然食べちゃうよね」
澪「………」
『よかったの』
観鈴「突然でびっくりしちゃった」
澪「………」
『みなぎの雰囲気が恐かったからつい実行しちゃったの』
観鈴「あ、なるほど…」
美凪「さて、そんな二人に見習って次のお客様もやってくださることでしょう…」
舞「…牛丼」
美凪「言葉どおりの牛丼大好きが公認である、川澄さんの登場です」
舞「舞でいい…」
美凪「さて、川澄さんはどのような四行を繰り出してくれるのでしょう」
舞「………」
観鈴「遠野さん遠野さん、舞さんの話も聞かなきゃ」
美凪「…そうですね、そうでした。お米を当然残さずに食べておられるのですよね」
澪「………」
『まだそれについては語ってないと思うの』
観鈴「え、えっと、とにかく語ってね?」
舞「…わかった」
「お米は…」
「たいせつ…」
「残しても食べてくれるあてはあるけど…」
「残すよりは食べるべき…」
観鈴「食べてくれるあてってなんだろ…」
澪「………」
『気になるの』
舞「…犬さん」
観鈴「え?」
舞「わん」
観鈴「………」
澪「………」
『たしかに犬さんなら食べてくれそうなの』
舞「でも…」
舞「あげるのはそっくりそのまま…綺麗に食べる…」
舞「お腹をよくすかせてるから…」
観鈴「へえ…」
美凪「という事は…」
美凪「お米を残す人は…」
美凪「文字通り、犬畜生にも劣る…というわけですね…」
観鈴「と、遠野さん、それは拡大しすぎ」
美凪「さて、更なるお客様をお呼びしましょう」
澪「………」
『どんどん突き進むの』
舞「………」
美凪「次なるお方…いらっしゃいませ…」
茜「…こんにちは」
美凪「お米を崇める第一人者、蓋があかねーから空けてください、の里村さんです」
観鈴「どういう紹介の仕方なの遠野さん…」
茜「…大丈夫です、慣れています」
観鈴「わ、慣れてるんだ…」
茜「…冗談です」
澪「………」
『でも顔は怒ってるの』
舞「…正直」
美凪「では里村さん、四行をやってください」
茜「…嫌です」
美凪「…嫌ですか」
茜「…嫌です」
美凪「…何故ですか」
茜「蓋があかねーとはなんですか」
美凪「さる方によるネタなのです」
美凪「しかし…今はそれが本題ではありません…」
美凪「そう、お米…お米は残さず食べるべき…」
茜「…当然です」
美凪「では、それについて…」
茜「…嫌です」
美凪「………」
澪「………」
『やっぱりあかね恐いの』
「お米の一粒一粒には神様が宿っているので、残すなど言語道断です」
「何故当然の事について語らねばなりませんか」
「それは無駄というものではないでしょうか」
「これ以上言う事はありません」
美凪「たしかに…これ以上いう事はなさそうですね…」
茜「………」
舞「…凄い」
澪「………」
『どっちも凄いの』
観鈴「やっぱり里村さん怒ってるみたい…」
茜「…そうではありません」
茜「これは不機嫌というものです」
観鈴「が、がお…」
ぽかっ
観鈴「はうぅ…なんでここで殴られるの…」
澪「………」
『ついやっちゃったの』
舞「…どうして」
澪「………」
『ゆきとから、みすずががおって言ったらなぐらないといけないって聞いたの』
舞「…私もやる」
茜「…私もやるべきでしょうか」
美凪「人気者ですね、神尾さんは」
観鈴「が、がお…」
ぽかぽかぽかっ
観鈴「はうぅ…」
美凪「オチがついたところで終わりにしましょう」
観鈴「なんでこんなオチになるかな…」
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