懲りずに第百十一弾です。
★美凪
みちる「そしてみちるがあしすたんとだーい!」
★みちる
美凪「そうです。姉妹は仲良しさんにかぎります」
★由依
友里「はあ!?」
★友里
みちる「にょわっ、そうなんだ」
★香里
由依「顔ですか?」
★栞
香里「あんた何支離滅裂なこと言ってるわけ?」
★聖
友里「………」
★佳乃
友里「作品…?」
<オシマイ>
よくみりゃあゾロメだし(漢字じゃあんまり関係ないけど)
というわけで企画を一つ。
『4行小説』
「じゃんっ。突発的にひらめかれました、特別企画です」
「今回は…姉妹の集い…」
「姉妹さま方を次々に呼び集めようという企画です。もちろんテーマは姉妹について」
「発端となったのは友里さん…。というわけで題して友里姉妹…」
美凪「みちる。今回は私達が代表者です。頑張りましょう」
みちる「うんっ!…って、何の代表者なの?」
美凪「それは当然姉妹の…」
みちる「んに…それは…」
美凪「厳密には違うかもしれません。しかしそうであるかもしれません。謎は深まるばかり…」
みちる「おお〜、みすてりぃ〜な雰囲気いっぱいだぁ!」
美凪「残念ながらみちる、みすてりぃ〜、は神尾さんの専売特許ですよ」
みちる「んに、かみかみの?」
美凪「ええ」
みちる「どうして〜?」
美凪「理由は声…声なのです」
みちる「…でもみちるとかみやんは同じ声だけど?」
美凪「はっ…そうでした。どうも慌てていたみたいですね。失敗失敗、です」
みちる「にょわっ、みなぎでも間違えることはあるんだね〜」
美凪「人間誰しも失敗はするもの…という教訓です」
みちる「ほえ〜」
美凪「ちなみに、みちるも間違えてますよ」
みちる「ええっ?」
美凪「みちると神尾さんは同じ声ではありませんよ」
みちる「にょわっ、そだった!みちるとおんなじはまいまいだーっ!」
美凪「そうですね。そして神尾さんと同じ声はさゆりんです」
みちる「んに、しっぱいしっぱい」
美凪「勉強になりましたか?」
みちる「うん!」
美凪「それはようございました。さて、学んだところでみちるも四行」
みちる「んに、りょうかーい!」
「テーマは姉妹だったよね」
「同じお母さんのおなかの中から生まれた女の子同士」
「歳は違うけど、とっても仲がいいんだよね」
「時には喧嘩もするけれど、やっぱり仲がいいんだよー」
みちる「うんうん。ところでみなぎぃ〜?」
美凪「なんですか、みちる」
みちる「さっきの声のことだけど、誰と間違えてたの?」
美凪「それは月宮さんです」
みちる「んに、あゆあゆ?」
美凪「はい。うぐぅうぐぅと独特の言葉をもっておられましたが…みすてりぃ〜も獲得されました」
みちる「うわあ、あゆあゆすごーい!」
美凪「今度お会いした時には是非お祝いを渡さねばいけません」
みちる「そうだねっ」
美凪「と、一区切りついたところでまず一組目の姉妹登場です」
みちる「いらっしゃいませこんにちわーっ」
友里・由依「「こんにちは…」」
美凪「あまり元気がありませんが、どうされました」
友里「いや、最初っから突っ走ってるなあと思ってね」
由依「さすが美凪さんですねぇ」
みちる「みちるもいるぞーっ」
由依「もちろんみちるさんもですよぉ」
みちる「にゃはははは」
美凪「さて、いきなり名倉姉妹という真打登場というわけですが…」
友里「ところでさあ…」
美凪「はい?なんでしょう」
友里「私が発端だからって、題して友里姉妹はないんじゃないの?」
由依「ええ〜?お姉ちゃんの名前がタイトルになってるんだからこんな喜ばしいことはないよぉ」
友里「あんたね…。何かと誤解されたらどうすんのよ!」
由依「何と誤解するのぉ?」
美凪「それは…百合の香り…」
みちる「あやしさいっぱいだぞぅー」
由依「ふえええ、なるほどぉ…」
友里「由依、あんた分かって言ってんの?」
由依「ええっ?わかってるよぉ」
友里「はあ、そうかしら…。ま、タイトルについてはもういいわ。今回はありがとうね」
美凪「いえいえ。根源はかのりんですからお気遣いなく」
みちる「うんうん。今回美凪とみちるは司会とアシスタントってだけだしねぇ」
友里「そう…。なんにしたって、私としては由依にこうして会えたからもう十分だけど」
由依「ええっ?お姉ちゃん、もっと色んな人とお話しなきゃ。ここで楽しまないと損だよ?」
友里「楽しむって、この企画を?…まぁ、語るとかそのくらいならいいけど」
美凪「はい。ここでは語りがメインです。そしてサブメインとして…」
友里「サブメイン?」
美凪「お米券がここにあります。…そう、お米券あっての企画。企画あってのお米券…進呈」
みちる「わわっ!今回の進呈の文字はいつになく違うねーっ!」
美凪「ええ。この日のために10日間あぶりだししました」
みちる「にょわっ、すごいすごーい!」
友里「すごいのかしら、それって…」
由依「なんにしてもありがとうございますねぇ。あたしとお姉ちゃんの分だね」
友里「あらほんと、二枚も…ありがとう」
美凪「いえいえ。是非お米券のとりこになってください」
友里「それはならないと思うけど…」
美凪「がっくし…。さて、四行をお願いします」
みちる「テーマは姉妹についてだぞーっ」
由依「あ、そうでしたねぇ。ようし、張り切って語りますよぉ」
「思えば…あたしはずっとお姉ちゃんに支えられてきたのかもしれません」
「離れても近くにいても、お姉ちゃんの心があったから」
「ありがとうお姉ちゃんっ」
「早速お米券を食べようね」
由依「あ、間違えた。お米に交換して食べようね、だった」
友里「びっくりした…ったく、途中までいいこと言ってたかと思ったらこれだもんねえ」
由依「あははは、ごめんなさいぃ」
美凪「ちっちっち、実はそのお米券は…いえ、やめておきます」
友里「な、なになに?実はやばいの?」
みちる「実はそれは食べられるんだけど、食べるよりはお米に交換してねってことだよ」
由依「そうですよねぇ、お米にしないと勿体無いですしねぇ」
友里「っつか、これ食べられるの!?…でも食べられる意味ないわよねえ。やっぱりお米の方が…」
美凪「では次に友里さんです。お米券について四行お願いします」
友里「ああはいはい…って、姉妹じゃなかったっけ?テーマ」
美凪「姉妹も語り、お米券も語りましょう。そうすればあなたの未来はパラダイス…」
友里「…冗談でしょ?」
みちる「んに、美凪ぃ〜」
美凪「…しょうがありませんね。譲歩して、姉妹についてだけ四行やっちゃってください」
友里「譲歩ってなんなのよ…」
「ま、とにかくまともなテーマで語れるんだからいいことよね」
「初回の次なんてまったく知らない人について語れなんてものだからとんでもなかったわ」
「それはそうと姉妹ってのはね…」
「親子でも夫婦でもない、まったく違った絆というものがあるものよ」
友里「ええ。…私の場合は苦労したけどね」
由依「お姉ちゃん…」
美凪「深い事情がおありのようですね」
友里「ま、そうね…。さて、辛気臭い話はやめやめ!で、これからどうすりゃいいの?」
美凪「そうですね。こちらにいて残りの姉妹を待つもよし、即座に帰ってお米を食すもよし、です」
由依「前者はわかりますけど、後者の選択肢ってなんなんですかぁ?」
美凪「すべてはお米券のため…」
友里「…そんなにお米券が大事なの?」
みちる「美凪はお米族だもんね〜。みちるもだけど」
美凪「はい。日本人はお米族…だからお米券をこよなく愛すのです」
由依「愛す…うーんすごいですねぇ〜」
栞「アイス!?アイスの話題なんですか!?今回は!」
友里「うわっ!?」
みちる「にょわっ、しおりんの登場だあ!」
美凪「これはこれは、司会に先立ってようこそ」
栞「あ、こんにちは皆さん。美凪さん、アイスはどこですか、アイスは!」
ぽかっ
栞「いったぁーい…」
香里「ったく…なんて落ち着きの無い子なの栞は…」
栞「ううっ、だってぇ…」
香里「さて、ふつつかな妹が失礼したわね。姉妹二組目、美坂香里&栞よ」
友里「初めまして。名倉友里よ」
香里「初めまして。あなたが発端なんですってね」
友里「ええ。あら、丁度私とあなたは名前に共通があるのね」
香里「そうね。世間一般じゃ珍しく無いかもしれないけど、こういう場でそういう存在がいるのは嬉しいわ」
みちる「んに、すっごく和んでるね」
由依「そうですねぇ。お姉ちゃん早速とけこんでるみたい」
美凪「さて、美坂香里さんに栞さん。四行をお願いします」
香里「ああそうね。ほら栞、いつまでもぐずってないで」
栞「うう〜、お姉ちゃんいきなり殴るなんてあんまりだぁ…」
香里「あんたがアイスアイス騒ぐから悪いんでしょ」
栞「う〜…」
美凪「テーマはお米券…」
香里「違うでしょ、姉妹でしょ。…あんた相変わらずねえ」
美凪「…ぽ」
香里「いや、ほめてないから」
由依「うわぁ、美凪さん照れてますぅ」
みちる「みなぎかわいーっ」
美凪「…ぽぽ」
友里「どういう基準で照れてんの?」
栞「さあ…」
「さあーてと、姉妹について四行ね」
「だいたい姉妹ってのは似るっていうけど…」
「あたしと栞の共通点って何かしら…なんていつぞや思ったわけよ」
「それはずばり…」
香里「何さえぎってくれてんのよ…。そうね、実は顔かもね」
栞「ええっ?お姉ちゃんと私って似てる?」
友里「あまり似てない気がするけど…」
みちる「わかったっ!ツッコミがはげしいところだっ!」
美凪「そうですね…。香里さんのそれは見事です。栞さんもぐさっとくる一言が素晴らしいです」
香里「ちょっと!いらん解釈をすなっ!」
栞「そうです。私お姉ちゃんみたいにきつくありません」
香里「はあん?今逃げの発言したのはこの口?ええっ?」
栞「はっへほんほうほほほはほん」
由依「口むにゅ〜ってやってると喋れませんよぉ」
友里「ま、結局仲がいいっていう結論ね」
美凪「はい。二人はとっても仲良しさん…」
香里「勝手に結論づけないのっ!…はあ、もういいわ。次栞ね」
栞「あ、うん。…ねえお姉ちゃん」
香里「何よ」
栞「共通点一つ今見つけたよ」
香里「そ。じゃあ四行でそれやれば」
栞「う、うん」
「姉妹の共通点、それは…」
「姉想いっていうことです!」
「私はお姉ちゃんのこととっても想ってるし、お姉ちゃんだって…」
「あ、ということは両方妹想いってことでもあるんだよね、うんうん」
栞「違ってるかな…」
香里「違ってるってわけでもないけど、なんだかねえ…」
みちる「よーするにりょーおもいってことなんだよね」
栞「うん、そう、そういうこと」
美凪「りょうおもい…いいですね…。ますますお米券が必要に…」
香里「どっからそういう発想になるわけ?」
由依「あっ、お米券があればあるほどお米の量が増えるからですねぇ?」
美凪「そのとおりです。よくわかってる由依さんに、お米券進呈…」
由依「あはは、ありがとうございますぅ」
美凪「これで友里姉妹はお米券三枚獲得…優勝に一歩近づきました」
友里「優勝?」
美凪「はい…見事優勝すればお米券の夢の島へご招待…できればいいな」
友里「何それ…」
香里「ほんっとお米券についてばっかねえ…」
栞「そこが美凪さんのいいところです」
美凪「ありがとうございます。そんな栞さんにお米券進呈…」
栞「あはは、ありがとうございます」
みちる「んに、みんなみなぎのこころをつかむのがうまいねぇ」
香里「うまいっていうのかしらこれ…」
由依「深く考えてはいけませんよぉ」
美凪「さて…最後の姉妹を招くことにいたしましょう」
聖「やあ、やってるな」
佳乃「やっほーい!」
美凪「ひじりん&かのりんの姉妹です」
佳乃「えへへぇ」
聖「………」
美凪「おや、聖せんせいの顔が曇ってしまわれました。どうしたのでしょう?」
香里「あんたそれしらじらしすぎるわよ」
聖「遠野さん、最初くらい普通に呼んでくれないか…」
美凪「では…霧島聖&佳乃姉妹ですね」
友里「その呼び方もいかがなものかと思うけど…」
佳乃「まあまあ、慌てるかつおは針を飲んじゃうよぉ」
由依「どういう繋がりなんですかねぇ、それは…」
栞「佳乃さんも相変わらずのようですね」
聖「おほん、仕切りなおしだ。ともかく、佳乃が連れてきたあなたが発端となりこのような企画が立ち上がったわけだな」
友里「ええ、そうね」
聖「私としては喜ばしい限りだ。こういう家族同士のふれあいが極端に少ないからな」
佳乃「うーん、そういえばそうだよねぇ」
聖「姉妹がこれだけいながら!また、親子も幾人かいる。ならばこういう企画はもっとあっていいものではないか?」
由依「そうですよねぇ、そうです」
聖「今回名倉友里さんがその先駆者となったようだが、今後も是非積極的に活動をしてほしい」
友里「いや、まあたしかにきっかけだったらしいけど…企画立ち上げはそこの美凪さんみたいだし」
美凪「えっへん。ご指名いただきましたあなたにはお米券を進呈…」
友里「ど、どうも」
香里「それがなけりゃあどんどんやってほしいとこだけどね…」
栞「お姉ちゃん、お米券もらえてないからってすねなくても」
香里「すねてないっ!」
佳乃「そうだよねえ。なぎーのお米券は実は貴重なんだよぉ。かおりん頑張ろう?」
香里「そのかおりんって呼ぶのやめなさいよ!ったく…」
みちる「じゃあこうしよ。美凪が司会!みちるがアシスタント!って今回やったけど…」
美凪「やったけど?」
みちる「友里が司会!でもって由依がアシスタント!…あ、逆でもいいや。この組み合わせでれっつらごー!」
由依「うわあ、なんだかやることいっぱいで楽しみですねぇ」
友里「っていうか…無理にそこまで大掛かりにしなくても…」
聖「友里さんは嫌なのかな?」
友里「嫌、っていうよりは、あんまりよくわかってないから…」
聖「なぁに、大丈夫だ。レギュラーに食い込んでいる以上は立場は保証される」
友里「は?」
聖「…いや、気にしなくていい」
佳乃「もぉ、お姉ちゃん焦りすぎだよぉ」
聖「ははは、すまないな佳乃。つい興奮してしまった」
美凪「ではまとまったところで…」
香里「あれでまとまったの?」
友里「まとまってないって!私はまだやるともなんとも…」
美凪「大丈夫です。しばらくは観鈴ちんと神奈ちんのコーナーが続くでしょう。その後釜です」
友里「はあ?」
栞「これはまた楽屋的なところをついてきてますね…」
みちる「んに、予定だけがどんどんふくらんでいって圧迫状態ってやつだねー」
栞「そのうち忘れ去られたりするんじゃないでしょうか…」
みちる「だよねー」
栞「ずっと前に私もお姉ちゃんが司会のアシスタントが私のを希望したのに…」
みちる「にょわっ、そんなのしたんだ?」
栞「はい。でも結局…」
香里「ちゃんとやったでしょ。でもってちゃんと終わった。あんたまだ不満なの?」
栞「う…。…ううん、満足しました」
香里「よろしい」
美凪「あの…よろしいですか?では聖先生にかのりんに四行をお願いします」
聖「おおそうだったな。テーマは姉妹だったか」
佳乃「ばっちりやっちゃうからねえ」
「姉妹か…姉妹はいいものだぞ」
「目に入れても痛くない経験や…」
「どこの世界にも売られていない秘蔵のアルバムや…」
「絶対的な守護者となれるくらいの力が手に入れられる」
聖「ん?どうした?」
友里「それって過保護って言わない?」
聖「ふうむ、そうか…。いや、これはレベルだな」
友里「レベル…」
由依「レベルがあがると必殺技を覚えたりするっていうあのレベルですか?」
みちる「必殺技!?目からビームとか!?」
聖「どういうレベルだそれは…」
香里「なんかレベルの低い話してる気がするんだけど…」
栞「わ、お姉ちゃんがマジにつっこんでる」
香里「あたしはいつでも真面目だけど…」
美凪「和んだところでかのりんどうぞ」
佳乃「和んでるのかなあ、これって…」
「あたしとしては、こうやって企画が立ち上がったのも嬉しいけど…」
「姉妹さんが増えたっていうのはなんだか更に嬉しいよぉ」
「だってどの作品も家族テーマが含まれてるもんねぇ」
「姉妹だって家族!だからもっともっと人を連れてくるよぉ」
由依「何の作品ですかぁ?」
聖「佳乃、楽屋的すぎるぞ」
佳乃「あ、えへへへぇ、ごめんなさいぃ」
美凪「ところで一つひっかかっていたことがありました」
みちる「んに、それはなあに?」
美凪「各々の姉妹の名前です。みなぎとみちる、ゆりとゆい、かおりとしおり」
香里「それがどうしたってのよ」
美凪「今挙げた三組は共通の文字列が含まれています」
栞「あ、そうですね」
美凪「しかし…ひじりとかの。この二人には共通文字がありません」
由依「言われてみればそうですねぇ」
友里「でも姉妹だからって共通の文字列があるってわけでも…」
美凪「いえいえいえ。実はあったのでした。それは登場時に私が申し上げたこと…」
佳乃「わかったぁ。かのりん&ひじりんだねぇ?」
美凪「ぱちぱちぱち、そのとおりです。答えたかのりんにはお米券を進呈…」
佳乃「わーいっ」
聖「…遠野さん、それはあんまりなのでは?」
美凪「大団円。というところでこたびはこれにてお開きとします」
みちる「みんなーっ、またねーっ」
由依「楽しかったね、お姉ちゃん」
友里「まあ、招かれてならやりたいけど…司会はちょっとねぇ…」
香里「今回は二人が暴れてなかったからよかったわ。なるべくこうであってほしいけど…」
栞「お姉ちゃん来るたびにそんなことばっか…」
聖「私の疑問は!?」
佳乃「ま、まあまあお姉ちゃん。後でゆっくり吟味しようよぉ」
聖「うーむ…」
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