懲りずに第百五弾です。
★観鈴
瑞佳「そら?」
★瑞佳
観鈴「わ、詩人だね…」
★葉子
観鈴「わ、わ、凄い。葉子さんも詩人」
★香里
観鈴「栞さんの絵?」
★繭
葉子「それはそうでしょうね…」
<消えてしまう飛行機雲>
しばらく間を置くとキャラを忘れてしまうのでよくないですね…。
もっとどどんと書けるようになっておきたいもんですがね。
とりあえずCLANNADに突入するのはせめて200以降にしておきたい…。
『4行小説』
「にはは、引き続きサントラタイトル企画〜」
「テーマは鳥の詩」
「鳥さんがそらなら…」
「そらの詩だねっ、にはは」
観鈴「うん、そら」
瑞佳「いい名前だね…。たしか観鈴が飼ってるんだっけ、何の鳥なの?」
観鈴「烏」
瑞佳「…烏?」
観鈴「うん、烏。黒くって可愛いの。観鈴の友達」
瑞佳「そ、そう…」
観鈴「じゃあ瑞佳、語って。鳥の詩について四行」
瑞佳「うーん…」
「鳥…って、鳴き声が様々だよねえ」
「わたしたちにはよく分からないものばかりだけど…」
「その様々の中で、きっとたくさんのコミュニケーションが交わされてるんだろうね」
「鳥の詩っていうことは、詩で会話してるのかな?なんちゃって」
瑞佳「そ、そうかな」
観鈴「うん、すごいすごい。観鈴ちんびっくり」
瑞佳「びっくり…するようなことなの?」
観鈴「うん」
瑞佳「あははは…なんだか照れくさいようなそうでないような…」
観鈴「それじゃあお客さんいくよっ」
葉子「…こんにちは」
瑞佳「あ、こんにちは。珍しいですね?冒頭で呼ばれるって」
葉子「そうでしょうか…」
瑞佳「わたしが認識してる限りだと、いっつも終わりの方で呼ばれてたから」
葉子「なるほど…」
観鈴「えっとね、葉子さんが大体おいてけぼりくらってるって聞いたから最初に呼んでみたの」
瑞佳「観鈴の気遣いってところ?」
観鈴「そうなのかな…。ねえねえ葉子さん、どうなのかな?」
葉子「私に聞かれても困るのですが…多分そうなのでしょう」
観鈴「わ、そうなんだって。観鈴ちん気遣いっ。えっへん」
瑞佳「どういう威張り方なんだろ…」
葉子「わざわざ気を遣わなくてもよかったのですが…遣われたならばそれ相応に応えねばなりませんかね」
観鈴「にはは。それじゃあ葉子さん、早速四行お願い」
葉子「はい…」
「鳥の囀りは、何かを告げるものでもあり…」
「詩となれば、それは私たちにとって重大なメッセージ…」
「空を廻る鳥たちは」
「空の真実を知っているのかもしれません」
葉子「そうでしょうか…」
観鈴「うんうん、凄い凄い。観鈴ちんびっくり」
葉子「………」
瑞佳「ねえ葉子さん、空の真実って何?」
葉子「私が知っているはずもありませんが」
瑞佳「不可視の力とかじゃあわからないの?」
葉子「それも、鳥と会話するようなものでもありませんので」
瑞佳「ふーん、そうなんだ…」
観鈴「でも、鳥さんって凄いと思うよね。空飛べるし」
葉子「そうですね。昔より、鳥は空を飛ぶものの象徴でした」
瑞佳「ああ、虫も飛べるけど鳥の方が象徴ってことだよね」
葉子「はい。おそらくは…飛翔の姿が人々の目には美麗に映ったのでしょう…」
瑞佳「うーん、深いね…」
観鈴「にはは、やっぱり詩人。じゃあ次のお客さんいくよっ」
香里「…なんであたしなのかしら」
観鈴「そういうわけで、美坂香里さん〜」
瑞佳「ねえ観鈴、どういう人選?」
観鈴「バランス」
瑞佳「バランスねえ…」
香里「ま、ここは穏やかみたいだから、別にいいけどね」
葉子「では、あなたも四行をどうぞ」
観鈴「わ、葉子さん積極的」
瑞佳「そういやさっきからそうだね。里村さんと同じで無口だと思ってたのに」
葉子「最初に呼ばれましたから」
香里「それで機嫌よく動いてるってことかしら…。だったらあたしもちゃんとしないとね」
「以前栞のスケッチにつき合わされてる時に鳥をたくさんみたっけ」
「くるっくくるっく鳴いてうるさいだけだったけど…」
「栞の周りにたくさん集まってて…」
「あれは栞の絵の品評会でもやってたのかしらね」
香里「ええ。見たこと無いかしら?」
観鈴「うーん、見たことない」
瑞佳「観鈴に同じくだよ」
葉子「以下同文です」
香里「何なの以下同文って…。そうね、見たことないならば今度見せないといけないわね」
観鈴「そんなに綺麗なの?」
香里「独特よ」
観鈴「独特…」
瑞佳「どう独特なの?」
香里「見ればわかるわ」
葉子「見ないと分かりませんか」
香里「ええ」
観鈴「それってつまり…」
香里「言葉どおりよ」
観鈴「が、がお…」
瑞佳「気になるね…。見たくなってきちゃった」
香里「次のテーマん時でも呼べばいいでしょ。きっといい絵を描いてくれるわよ」
観鈴「わかった、そうする」
瑞佳「これは次が楽しみだね」
葉子「次は私はおそらく参加しませんが…」
観鈴「あ、じゃあ葉子さん次も呼ばないと」
葉子「いえ…。後で人づてにお聞きします」
観鈴「そ、そう」
瑞佳「人づてに聞くってので大丈夫なの?」
香里「人づてに聞くと歪む可能性大だけどね…まあ本人の希望を尊重するのがいいわね」
葉子「そういうことです」
瑞佳「それなら納得するしかないね」
観鈴「それじゃあ最後のお客さん〜」
繭「みゅーっ」
観鈴「繭ちゃんの登場〜」
香里「あら、栞がみゅーっさんとか言ってた子ね」
繭「みゅー…」
瑞佳「誰に影響受けてるのか一発で分かるね、それ…」
香里「うっ…。栞ったら、ちゃんと姉として諭してあげないと」
観鈴「じゃあ繭ちゃん、四行お願い」
繭「みゅーっ」
「とり…」
「鳴き声は同じに聞こえるけど…」
「みゅーみたいに」
「ちがうの」
観鈴「繭ちゃんの場合、同じみゅーの中にも色々種類があるってこと?」
繭「みゅーっ」
瑞佳「そうじゃなきゃ会話は成り立たないしね」
香里「別にみゅーだけで会話する必要ないでしょ…っていうか会話してたの?」
繭「みゅーっ」
観鈴「うん、って言ってる」
繭「うん」
香里「…最初っから普通にうんって言いなさいよ、ったく」
葉子「そこはかとなく可愛い表現ですね」
瑞佳「そう?まあ、そう言われてみれば…」
繭「みゅーっ」
観鈴「それじゃあ今回はここまで。おしまい」
香里「もうちょっと何かやってもいいと思うけど…折角のOPテーマなんだし…」
瑞佳「歌詞について触れるってこと?ダメだよ、これはタイトルについてなんだから」
香里「あ、そういう主旨なんだ」
瑞佳「そうそう」
繭「みゅーっ」
葉子「改めて、ここでおしまいです」
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