『AIR偽小説第三十六弾』

懲りずに第三十六弾です。
事情で、ちょっと中断しながら書いたものです。
いや〜、やっぱ偽は一気に仕上げとかないとダメですわ。
観鈴ちんの出番が…。


『4行小説』

★観鈴
「にはは、今回はわたしが司会」
「テーマ何にしようかな〜」
「どろり濃厚?ううん、違うよ」
「それはそれは、恐竜さんー!」

晴子「なるほど、観鈴らしいテーマやな」
観鈴「あれっ?往人さんは?」
晴子「居候なら後で来るって言いよったで」
観鈴「どうして?わたしが折角司会なのに…」
晴子「実は居候は悔しがっとんのや。自分以外に司会をやる人物がおるっちゅうことに」
観鈴「でも、遠野さんもかのりんもやったんだよ」
晴子「ほお…。ならそれだけの理由やないはずやな。何が原因や?」
観鈴「がお、わかんない…」
ぽかっ
晴子「なるほど、観鈴を叩く役割をうちに任せたってわけやな」
観鈴「…イタイ…そうなの?」
晴子「そういうことにしといたろ」
観鈴「そんなの嫌…」
晴子「まあええやん。さて、四行やったるで」
観鈴「う、うん」

★晴子
「恐竜といえば、観鈴の部屋にはいっぱいぬいぐるみがあるんや」
「それから、ヒヨコを恐竜の子供と思いよったなあ」
「なんでそんなに恐竜が好きなんやろ?」
「というわけで観鈴、教えてや」

観鈴「うんいいよ。あのね…」
名雪「ちょっと待って!」
晴子「なんや、いいところで…」
名雪「わたしは猫さんが好きなんだよ」
観鈴「…それより先に、わたしが恐竜さんを好きなのは…」
晴子「ふんふん」
名雪「とっても可愛いんだよね。ねこーねこー」
観鈴「にはは、可愛い…って、邪魔しないで」
晴子「そうや!今は観鈴が話をしとるんや!」
名雪「うー、だってだって〜…」
秋子「名雪。大人しくしてなきゃ駄目ですよ」
観鈴「わ、また新たな人」
晴子「一度会うたやろが。秋子さんや。この嬢ちゃんのお母さんや」
名雪「そうなんだよ」
秋子「名雪。…失礼しました。どうぞ話を続けてください」
観鈴「う、うん」
晴子「こら観鈴、はい、やろ?」
観鈴「は、はい」
晴子「やれやれ。慣れん人の前やと緊張するみたいやな〜」
秋子「でも熱心な娘さんですね」
晴子「あははは」
観鈴「えっと…話、いいですか?」
名雪「うん、いいよ。ふぁいとっ、だよ」
晴子「さっきまで邪魔しよったのに…」
秋子「名雪も落ち着いたんでしょうね」
観鈴「えっと…なんだっけ」
晴子「ずるっ…。観鈴〜…」
観鈴「わ、ご、ごめんなさい」
名雪「落ち着いて。できたらイチゴじゃむプレゼントだよ」
観鈴「……う、うん、観鈴ちんふぁいと」
秋子「あら名雪、ジャム持ってきてたの?」
名雪「ううん。後で家に招待するんだよ」
秋子「それはいい考えね」
晴子「ほんならうちも〜…ってええんかいな?」
秋子「了承」
晴子「おっしゃ!さあ観鈴がんばりや」
観鈴「えっとね、わたしが好きな恐竜さん。なんで好きかっていうと…」
名雪「ふんふん」
観鈴「可愛いし、ロマンがあるの。それからえっと…」
名雪「そうだ!どうせだったらうちで話してよ。食べながら話そうよ」
秋子「まあ、それはいい考えね。美味しいものをご馳走しますよ」
晴子「おお!」
観鈴「え、で、でも…」
晴子「何迷とんねん観鈴。お言葉に思いっきり甘えようやないか」
観鈴「お母さん…」
名雪「そうだよ、遠慮することないよ。それに食べながらの方が楽しいよ」
秋子「それに折角のお話を聞く人も増えますし」
観鈴「…じゃあお邪魔させてもらおうかな」
名雪「よしっ、決まりだね。さあ行こ」
秋子「ちなみに晴子さんは…お酒がいいですか?実はとっておきのがあるんですよ」
晴子「ほんまか!?いやー、すまんな〜」
観鈴「もう、お母さんたら…」
名雪「まあまあ観鈴ちゃん。お母さんお手製のどろり濃厚シリーズもあるよ」
観鈴「えっ、ホント!?にはは…嬉しいな…」

………………

往人「さ〜て、観鈴は立派にやってるかな…」
みちる「ううー、なんでみちるが国崎往人なんかと一緒に〜…」
往人「我慢しろ。だいたいお前はいつも…あれ?」
みちる「ん?どったの、国崎往人」
往人「観鈴が居ない…っつーか誰も居ない…」
みちる「捨てられたの?」
往人「なんだそれは…」
みちる「んにゅう?書き置きがあるぞ〜」
往人「ほう?どれどれ…」

★名雪
「今からわたしの家で観鈴ちゃんのお話を聞く会発足だよ」
「恐竜さんについて、だって」
「生物の授業でちょっとしか話聞いてないからわたし凄く楽しみだよ」
「しかもいちごいっぱいいっぱい一緒なんだよ、やったね」

★秋子
「名雪の唐突な案により、観鈴ちゃんと晴子さんをお借りします」
「そういうわけで私達のことは気になさらずに…」
「もしもよければ、後で往人さん達もいらしてください」
「先日ご馳走できなかった素敵なジャムを振る舞いますよ」

往人「………」
みちる「もしかして、かみやんとかみやんママ誘拐された?」
往人「いや、合意の上だろうが…どうする?」
みちる「んに?何が?」
往人「観鈴達がいる家…つまりは水瀬家に行くか?ってことだ」
みちる「これによると、行くとジャムが食べられるんだよね?」
往人「………」
みちる「どしたの?そんな不景気そうな顔しちゃって」
往人「…さすがに、このまま真実を伝えないのは遠野に申し訳ないな…」
みちる「ま、不景気なのはいつものことだけどね〜」
往人「…言うのやめた」
みちる「んに?何が?」
往人「別に。さてみちる、是非行け、水瀬家に。ジャムが食えるぞ」
みちる「んにゅう〜、でもみちる行き方わかんない」
往人「佳乃が知ってるはずだ…って、佳乃だと真実がバレるな」
みちる「んに?」
往人「ならば裏葉…って、所在不明だ」
みちる「さっきからどうしたの、国崎往人?」
往人「…まあいい、行くのはやめだ。無邪気なみちるを犠牲にするわけにはいかない」
みちる「なんか変だぞ…。にょわっ!そうか!!」
往人「ど、どうした?」
みちる「毎日の拾い食いがとうとう頭にやってきたんだね…おっぺけぺーになったんだ…」
往人「………」
ごんっ
みちる「んにょへっ」
往人「さて、帰るか…。次回からはまた俺が司会だな」
がすっ
往人「ぐあっ」
みちる「いきなり殴るなこんちくしょー!!」
往人「てめえもいきなり蹴るなー!!」
みちる「べーーーーっだ!!」
往人「待てこのやろー!!」

<追いかけ追いかけ>


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