懲りずに第五十九弾です。
★神奈
あゆ「…ねえ神奈ちゃん」
★あゆ
神奈「…あゆ殿、ますたーとはなんだ?」
★佐祐理
神奈「佐祐理殿、それは既に前回紹介したぞ」
★瑞佳
神奈「見事であるの…」
★真琴
神奈「…へるぷみーとはなんだ」
★観鈴
神奈「そうなのか?」
<うふふふふ>
結局、過去の修正はほぼ無しで通します。
だって、そういうのやってこそ偽だもん(爆)
元々キャラ自体どこぞがおかしくなってるから、
取るに足らない要素かもしれませんけど(汗)
『4行小説』
「前回に引き続き、お題は口癖であるぞ」
「実は人数は意外にも少ないのだ」
「無口な者もおるせいかの」
「では始めるがよい」
神奈「なんだあゆ殿」
あゆ「もしかしてまたボクも語るの?」
神奈「当然であろう」
佐祐理「そして佐祐理も語るんですね」
神奈「うむ。二人はあしすたんとであるからの」
あゆ「うぐぅ…」
佐祐理「まずはあゆさんからですね」
あゆ「う、うぐぅ…」
「うぐぅ、どうしよ…」
「そういえば祐一君が言っていたことを思い出したよ」
「“俺にはうぐぅはマスター出来なかった。うぐぅはお前だけのものだ”って」
「…思い出したら物凄く腹が立ってきたよ」
あゆ「うぐぅ、しらないよっ」
佐祐理「この場合、完璧に使いこなすという事ですね」
神奈「なるほどな。うぐぅをますたー…できるのか?」
あゆ「だからボクはしらないよっ!!」
神奈「う、お、怒っておる…」
佐祐理「場を和ませる為に佐祐理が次いきますねーっ」
「口癖というのは、何も決まった単語に限りません」
「ちょっとした言葉、というのもそれに当たるものです」
「私が知る限りでは…」
「“そんな事言う人きらいです”ですね」
佐祐理「あははーっ、細かい事を気にしてはいけませんよ」
あゆ「…そうだね、細かい事だよね」
神奈「あゆ殿?」
あゆ「うん、ありがとう佐祐理さん。ボクつい取り乱しちゃってたよ」
佐祐理「はぇ?佐祐理何かしましたか?」
あゆ「うん、ありがとう」
佐祐理「はぇ〜、佐祐理って知らない間に何かをしてたんですね〜」
神奈「なんだか余には非常に白々しく聞こえるのだが…」
あゆ「うぐぅ、やっぱり佐祐理さんに仕組まれてるのかな…」
佐祐理「あはははーっ」
神奈「それはともかく、最初の客人の登場であるぞ」
瑞佳「こんにちは…」
あゆ「たしか瑞佳ちゃんだね。いらっしゃい」
瑞佳「わたしの口癖って言われても…」
佐祐理「浩平さんから聞きましたよ。だよもんを自在に使いこなすって」
瑞佳「うー、浩平ってほんとろくなこと言わないなあ…」
神奈「だよもんとはなんだ?」
あゆ「ボクのうぐぅみたいなもんじゃないかな」
神奈「例えばどのように使うのだ?」
あゆ「だよもん、こんにちは。とか」
神奈「…余にはさっぱりわからぬ」
佐祐理「佐祐理もです…」
あゆ「うぐぅ、瑞佳ちゃんって一体…」
瑞佳「違うよっ!わたしのしゃべり言葉の語尾に“だよ”とか“もん”が付くってことだよ!」
神奈「そ、そうであったか…いや、まことにそうなのか?」
あゆ「全然付いてないよね」
瑞佳「うぐぅっ…本当に付けるもん…」
佐祐理「あっ、なるほどーっ」
神奈「ふむ、たしかに付いておるの」
あゆ「そんなことより…。瑞佳ちゃん、最初になんて言ったの」
瑞佳「うぐぅっ、のこと?」
あゆ「うぐぅ、瑞佳ちゃんまで真似しないでよぅ!」
瑞佳「そ、そう言われても…。“うぐっ”とかの派生語だよ」
佐祐理「そうですね。あゆさんの“うぐぅ”とはまた違う意味合いでした」
神奈「そうなのか?」
佐祐理「はいっ」
神奈「ううむ、余にはさっぱりわからなかったぞ」
あゆ「…もういいよ。さて瑞佳ちゃん四行やるんだよ」
瑞佳「う、うん」
「口癖…不思議だよね」
「どういうきっかけでこういうこと言い出すかまるで分からないもん」
「もちろん由来は大抵あったりするけど…」
「知らない間に身に付いたってのがほとんどだよ」
あゆ「“だよ”も“もん”もばっちりだね」
佐祐理「さすがですーっ」
瑞佳「うぐ、喜んでいいのか悪いのか分からないよ…」
神奈「というところで、次なる客人の登場であるぞ」
真琴「あぅーっ…」
神奈「あぅーっちゃん…もとい、真琴殿だ」
真琴「絶対馬鹿にされてる…」
あゆ「気にすることないよ。口癖は誰にもあるし」
真琴「だいたいその口癖がもとであゆは誘拐されたんじゃないのよぅ」
あゆ「う、うぐぅ…」
佐祐理「まあまあ。真琴は自分の口癖好きかな?」
真琴「好きっていう問題じゃなくて…でも、嫌いじゃないわよ」
佐祐理「だったらいいじゃない。いいとこも悪いとこも含めて、それはその人の象徴だよ」
瑞佳「へえ…。そういう考えにはさすがに至らなかったなあ」
真琴「…ちょっと元気出た。よぉーっし、いくわよぅ!」
「祐一が言うには、困ったときとかに真琴はあぅあぅ言ってるみたい」
「あぅーっ、言われてみればそういうことなのかも…」
「つまり真琴のあぅーっは…」
「へるぷみーってことなのよぅ」
真琴「ふふん、神奈にはわっかんないだろうな〜」
神奈「く、悔しいぞ…」
佐祐理「てけすたー、ってことだね」
神奈「…てけすた?」
あゆ「うぐぅ、佐祐理さん嘘ついちゃ駄目だよ」
佐祐理「あははーっ、冗談ですよ」
瑞佳「へるぷみーっていうのは、助けてっていう意味だよ」
神奈「助けて…何故?」
佐祐理「英語なんですよ」
神奈「…おお、横文字のことかの」
あゆ「横文字…」
真琴「あぅーっ、そういう表現はいかがなものかと思うわよぅ」
神奈「おおっ!早速真琴殿が助けを乞うておる!」
瑞佳「全然そうは見えないけど…」
佐祐理「でも困ってるのは間違いないですね」
真琴「あぅーっ…」
あゆ「…もうなんでもいいから、次の人いこうよ」
神奈「…うむ。真琴殿への手助けは後に行うことにしようぞ」
観鈴「にはは、こんにちは〜」
瑞佳「あっ、観鈴。…口癖あったの?」
観鈴「うん。にはは笑いとがおだよ」
瑞佳「へ、へえ…」
あゆ「観鈴さんはがおの方をよく聞くよね」
観鈴「うん。困った時にいつも使っちゃうの」
真琴「あぅーっ、ということは真琴と同じ?」
佐祐理「厳密には違うでしょうけど、そういう事でしょうね」
神奈「では観鈴殿、四行を頼むぞ」
観鈴「にはは」
「がお、の起源は恐竜さん」
「わたし恐竜好きだから…」
「壮大なロマンを感じるの」
「だからがおで元気を出すの」
観鈴「にはは、ぶい」
あゆ「うぐぅ、それって答えになってないんじゃないの…」
真琴「真琴の口癖もそういうことなのかな?」
瑞佳「かもしれないね。わたしのは…特にそういうんじゃないんだろうな…」
佐祐理「あはははーっ」
裏葉「うふふふふ」
神奈「うわあっ!…う、裏葉?」
裏葉「ご機嫌麗しゅうございます神奈様」
瑞佳「唐突に登場したね…」
真琴「あぅーっ、びっくりしたわよぅ」
神奈「何故に裏葉がここに?」
あゆ「裏葉さん口癖あったっけ?」
裏葉「いえいえ。うふふふ記念ということでやってきたのでございますよ」
観鈴「がお、さっぱりわかんない…」
佐祐理「もしかして笑い方ですか?」
裏葉「ええ。うふふふふ」
神奈「…と、とにかく裏葉も四行やるのだな?」
裏葉「いいえ。うふふふふ」
神奈「………」
あゆ「お、終わりってことだね」
佐祐理「はいっ、そうですねーっ」
瑞佳「なんだか訳がわかんないよ」
真琴「あぅーっ…」
観鈴「じゃあまたね」
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