『AIR偽小説第五十五弾』

懲りずに第五十五弾です。
めちゃくちゃ無意味な回の様な…。
とりあえずこの中からは三人選定します。


『4行小説』

★北川
「やったぞ!司会の座をいただいた!!」
「そして登場人物はすべて、総出演の会で招かれなかった連中だ!」
「これを機に、俺達の立場が少しでもよくなればと思う」
「テーマは同じ、この企画に対して言いたい事だ!」

住井「なるほどな、なかなかいい企画だ」
北川「お前は?」
住井「俺は住井護だ」
北川「おっと申し遅れたな。俺は北川潤だ」
住井「よろしくな。共に主役の座を目指そう」
北川「おお、よろしくな。…しかし、それにはどうしたらいいと思う?」
住井「何か案が必要だな。司会の座をいただくまでの力の様なものが…」
北川「じゃあその心意気を是非4行で語ってくれ」
住井「了解」

★住井
「さて、主役あるいは司会の座をいただくためには…」
「乗っ取りをかけるしかないだろう、直にな」
「その為には中心メンバーを蹴落とす必要があるな」
「…情報が必要だ」

北川「情報?」
住井「そうだ。とりあえずのリーダー北川」
北川「おっ?お、おお」
住井「中心人物は誰だ?」
北川「国崎往人だと思うぞ。そもそもこの企画はあいつから立ち上がったものだ」
住井「なるほど…そいつを抑えればすべてはオッケーだな?」
北川「いや、どうだろう。周りで動いている人物は結構居るしな…」
住井「例えば誰だ?」
北川「そうだな…神尾さんか…」
河原崎「いくらなんでもそれはないでしょう」
住井「…誰だ?」
河原崎「神尾さんちの真正面に住んでる河原崎という者よ」
北川「…あんたも司会希望とか?」
河原崎「ちょっと来ただけよ。それより、神尾さんちの観鈴ちゃんはどうかと思うわねえ」
住井「………」
河原崎「まあ、あんたたちもろくでもない事考えてないで勉強しなさいね」
北川「………」
河原崎「じゃあね。おほほほ」
住井「…4行もやらずに帰っていったぞ」
北川「あんなおばさんを呼んだ覚えはないんだけどな…」
住井「まったく駄目だな。…そうだ、もう一人呼ぶか」
北川「そうだな。まずは呼んでおこう」
南「おっす」
北川「というわけで…南の登場だ」
住井「クラスメートだしな。呼んでおくべきだろう」
南「どうせ俺は名字だけさ…」
北川「ふてくされるな。俺達は全て名字表記だぞ」
久瀬「そのとおりだ」
住井「呼んでもいない奴が突然現れたぞ」
久瀬「失敬な奴だな、君は…」
北川「たしか生徒会長の久瀬先輩」
久瀬「そうだ、久瀬だ。この様な非常事態、是非とも力を貸してやりたいと思ってな」
住井「偉そうな奴だな…。まあ、人数は多いにこしたことない」
南「よろしく頼みます」
久瀬「ああ」
北川「さて、作戦を立てる前にまずは四行頼む、二人とも」
久瀬「そうだったな」
南「では俺から先に…」

★南
「俺は…そうだな、里村茜の前の席だな」
「そして折原に何故かからかわれ…」
「いや、それはどうでもよかったんだ」
「これから幅をきかせていってやる!」

住井「いい根性だ。さすがだな」
北川「では久瀬先輩」

★久瀬
「生徒会長の権限として…」
「この企画そのものを我が校に迎える!!」
「…まずは倉田さんの協力が必要なんだがな」
「手伝ってくれ。そうすれば後にどうとでもなる」

住井「そんな事が可能なのか?」
北川「たしかに、俺達の学校での生徒会の権限は絶大だ」
久瀬「そういうわけだ」
南「けど俺達学校違うし…」
久瀬「その辺りはうまく調整すればいいことだ」
住井「なるほど…。段取りが着々と出来つつあるな…」
広瀬「馬鹿な事言ってるんじゃないわよ」
住井「なっ!?…クラス一の問題児広瀬真希!!」
広瀬「勝手にそんなこと言わないで欲しいわね」
南「けれど、広瀬さんの協力を得ればかなりのものじゃ?」
久瀬「なるほど…では生徒会に入らないか?」
広瀬「だからそんな勝手に…。とにかく4行やらせてちょうだい」
北川「おう」

★広瀬
「言っておくけど、私は何も言わなくてもレギュラー確定よ」
「だって七瀬さんと深い関わりがあるからね」
「だから何も慌てる必要ないのよ」
「しかも、名前と名字と分かってるぶん重要ね」

北川「けどあんた名字表記だぞ」
広瀬「どうせ名前になるわよ」
住井「ふっ、それはないな。脇役の宿命だ」
広瀬「甘いわよ。私は女の子なんだからね」
北川「なるほど…そういう基準が…」
南「久瀬先輩、結局俺達は駄目なんだろうな」
久瀬「お、俺の野望はついえたというのか!?」
北川「そもそも倉田先輩を引き抜こうっていうのが無理な相談だと俺は思うぞ」
住井「そうだな。俺達は折原の友達、そしてフルネームがわかっている。これで十分だ」
南「やっぱり俺は駄目なのか…」
住井「落ち込むな。俺がいつか呼んでやるよ」
北川「久瀬先輩も落ち込まずに。俺達がなんとかするよ。生徒会ともども」
久瀬「そうか…頼んだぞ北川」
北川「よし、誓いの握手だ!」
がっし
広瀬「…ばっかみたい。どうせ私が中心になって動くのに」
住井「なんだそりゃ…。ま、お前の性格を利用しない手はないな」
広瀬「利用…あんたねえ…」
北川「とにかく、次回から密かに行動開始だ!」

<何をするやら>





閑話休題




『3行小説』

★往人
「遠野からの情報によると、密かに動きがあるとの事だ」
「一体奴等は何をするつもりなんだか…」
「だいたい、乗っ取るも何も司会やってればそれに相当すると思うぞ…」

神奈「だから!余が司会であゆ殿があしすたんとではなかったのか!?」
あゆ「うぐぅ、酷いよあんなの」
往人「まあまあ。それを確実にするためにも三回ほど許してやって欲しい」
神奈「どういう事じゃ?」
往人「以前折原浩平にもやらせた同じ条件で司会をやらせる、ってことだ」
神奈「それを三回行なうというのか?」
往人「ああ。北川と住井と広瀬の分な」
神奈「ふざけたことを申すでない!ますます余達の出番が遅れるではないか!!」
あゆ「うぐぅ、折角平和にできると思ったのに…」
往人「終わった後に思う存分できるから大丈夫だ」
神奈「そんな保証があるのか?」
往人「お前は、佳乃と遠野と聖の追撃をあいつらがかわせると思うのか?」
神奈「…思わぬ」
あゆ「うぐぅ、ボクも思わない」
往人「だから大丈夫だ。気にするな」
神奈「ううむ…」
あゆ「うぐぅ…」
往人「さてと、また三人と三人を呼びに行くか…」

<というわけで三連チャン>


???「…ふう、出遅れてしまいましたか」
??「まったくですね」
???「さすがにわらわたちは表に出てはいけないのですが…少しはやりたかったものです」
??「仕方ありません。…ですが名乗りをあげてもいいでしょう」
八百比丘尼「そうですね。わらわは、八百比丘尼」
白穂「そして私は白穂と申します」
八百比丘尼「それにしても…せめて、神奈に会いたかった…」
白穂「いずれまた会える日が来ましょう。佳乃さんに私から頼んでおきます」
八百比丘尼「お願いいたします」
白穂「では、そろそろ去ると致しましょう」
八百比丘尼「ええ…」

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