懲りずに第四十四弾です。
★往人
美凪「お任せください、ボス」
★美凪
美凪「…以上です」
★茜
美凪「…里村さん」
★詩子
往人「誰に呼びかけてるんだ」
★舞
往人「これはテーマが悪かったような気がするんだが…」
<………ぅ>
前回に引き続き…ONEのキャラ。
といっても、まだ感じがつかめてない二人(爆)
大丈夫かな、この先(書こうとしてる段階で既に大丈夫じゃない)
『4行小説』
「前回と同じく、今回もスペシャルゲストだ」
「…でもって、何故かアシスタントも交替だ」
「ちゃんとやってくれるかどうか非常に心配なんだが…」
「ま、大丈夫だろう」
往人「誰がボスだ…ちゃんとやってくれよ?」
美凪「…そうですね、たまには真面目にやります」
往人「お前今までふざけまくってたってことかよ…」
美凪「ユーモアが無ければ、笑いは生まれません」
往人「わざわざ笑いなんて生む必要ないだろ」
美凪「さて、それではゲストさんのご紹介です」
?「………」
美凪「お名前をお願いします」
茜「…里村茜、です」
美凪「…無口?」
茜「いえ…」
美凪「そうですか…」
往人「…遠野、お前まで無口にならなくていいんだぞ」
美凪「…いえ」
往人「は?」
美凪「…これが、普通ですから…」
往人「ふざけてやると要らん事を喋り捲るってことかよ」
茜「あの…」
美凪「…あ」
美凪「…すいません」
美凪「…取り込んでおりました」
茜「…私は何をすればいいのですか」
美凪「…では。私が、お手本を…」
「…そういえば…」
「…テーマを、聞いておりませんでした…」
「では、私から提案致しましょう…」
「無口…」
茜「…よくわかりません」
往人「要は、テーマにそって四行だ。文句言わずにやれ」
茜「…嫌です」
往人「………」
美凪「…国崎さん。強制はいけません」
往人「嫌ったって、その為に呼んだんだが…」
美凪「…たとえ呼べども…やってもらい方があるでしょう」
茜「…つまりのところ、どうすれば?」
美凪「…テーマに沿って、四行の語りを…お願いします」
茜「…わかりました」
往人「………」
「…私は…」
「無口…なのでしょうか…」
「………」
「…疲れました」
茜「はい」
美凪「…さすが、コツをわかってらっしゃいますね」
茜「…美凪」
美凪「…はい?」
茜「…私は、流れるままにしただけですから」
美凪「…なるほど」
茜「…はい」
美凪「…では…お疲れ様で賞、進呈…」
茜「…これは?」
がさがさ
茜「…お米券…」
美凪「…どうぞ、活用なさってください」
茜「…ありがとうございます」
往人「なあ、もしかして会話以外に電波とか飛んでないか?」
美凪「…ぴー」
茜「…ざー」
美凪「…がががが」
茜「…きゅいーん」
往人「…すまん、俺が悪かった」
美凪「…それでは…次のゲストさん…」
詩子「柚木詩子よ。よろしくね」
往人「おお、場の雰囲気を和ませるほどに明るい奴だな」
詩子「今でも十分和んでると思うけど?」
往人「お前、それはなんだか違うと思うぞ」
美凪「…和んでない?」
茜「…そんなことはありません」
美凪「…そうですよね」
茜「…はい」
詩子「うんうん。ばっちりねえ」
往人「何がだ…」
美凪「…では、柚木さん。…四行をお願いします」
詩子「オッケー」
「長年付き合ってるけど、たしかに茜は無口かもね〜」
「まあでも、十分通じるからいいと思うけど」
「どちらかというと遠野さんの方が無口に見えるな〜」
「…ねえ、ひょっとしてもっと無口な人とかいる?」
詩子「国崎君よ」
往人「いや、俺に言われても…」
美凪「お呼びしましょうか。無口な方をもう一人」
詩子「あっ、やっぱりいるんだ。呼んで呼んで」
茜「詩子…」
詩子「ん?どしたの茜」
茜「あまり長居もどうかと…」
美凪「…大丈夫。どのみち、かのりんが来なければ帰れません」
茜・詩子「………」
舞「………」
往人「とかやってる間にやってきたな、川澄」
舞「…舞でいい」
美凪「…こんにちは、川澄さん」
舞「………」
茜「…川澄さん、どうしたのですか?」
舞「…ぽんぽこタヌキさん」
詩子「なんかすっごく不機嫌そうだね、川澄さん」
舞「………」
美凪「…ダンマリになってしまいました」
舞「………」
詩子「うーん、たしかに無口だね」
舞「………」
往人「けどそれでいてとんでもない怒りを感じるな」
舞「………」
茜「…舞」
舞「…なに、茜」
茜「四行はやらないのですか」
舞「…やる」
詩子「おおっ?表情が和らいだねえ」
美凪「…里村さん、何かを施したみたいです」
「………」
「………」
「………」
「……あ」
詩子「いや〜、ほんっと無口な子だねえ」
茜「…舞は、私よりも無口ですね」
舞「………(こくり)」
美凪「…まとまったところで、終わりです。ぱちぱちぱち」
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