懲りずに第四十二弾です。
無意味だ…無意味過ぎる…。
偽の中でもこれは酷いな…(今更か)
★佳乃
「前回のテーマの続きだよぉ」
「かのりんについてどう思うか」
「そしてあたしが司会なのだぁ!」
「ばっちり頑張っちゃうんだから!」
美凪「そしてアシスタントは私です」
佳乃「なぎー、よろしくお願いするよっ」
美凪「お任せあれ、佳乃王様」
佳乃「あたし王様じゃないよぉ?」
美凪「ははーっ、土下座いたしまする~…」
佳乃「な、なぎ~…」
美凪「…冗談はこのくらいにして、今回の豊富をお聞かせください」
佳乃「豊富?」
美凪「そうです。豊かな実り…それは秋…食欲…そうそう、お米券がありました」
佳乃「うわわっ、相変わらずいっぱい持ってるねえ」
美凪「一枚いかがですか?」
佳乃「ありがたくいただくよぉ」
美凪「さ、召し上がれ」
佳乃「さすがにお米券は食べられないよぉ」
美凪「水溶性なので大丈夫です。こちらにお塩も用意しました」
佳乃「わっ、気が利いてるねぇ!ではいっただきま~す」
ぱくっ
佳乃「もぐもぐ…うん、美味しいよぉ」
美凪「喜んでいただけましたか?」
佳乃「ばっちりだよぉ」
美凪「それはようございました」
香里「…何やってんのあんたら」
佳乃「あっ、かおりん」
美凪「ようこそいらっしゃいました。お米券をどうぞ」
香里「要らないわよ…」
佳乃「うぬぬぬ~、食わず嫌いは良くないよぉ」
美凪「こうなったら力ずくでも…」
香里「やめなさいったら!!…ったく、さっさと語らせてよね」
佳乃「えっ?何を語るのぉ?」
美凪「お米券についてです」
香里「違うでしょ!?佳乃についてでしょ!?」
佳乃「…ああっ!そうだったよぉ!!」
美凪「すっかり忘れておりました。お米券の魅力、スゴイです」
香里「あんた確信犯でしょ…」
佳乃「なぎー、そうなの?」
美凪「滅相もありません、王様。私はまだ手打ちになりたくありません」
佳乃「うんうん、そうだよねぇ。かおりん!疑っちゃ駄目だよぉ!!」
香里「…ねえ、一つ聞いていい?」
美凪「なんでしょう?」
佳乃「なんでも答えてあげるよぉ」
香里「あんたらのそれって…冗談なの?本気なの?」
美凪「………」
佳乃「えっと、それはもちろん…」
美凪「ぴんぽんぱんぽ~ん。なぎークイズの時間がやってまいりました」
佳乃「あっ、クイズの始まりだぁ!」
香里「………」
美凪「さっ!…と取り出したる二枚のお米券」
佳乃「ふむふむ」
美凪「果たしてホンモノはどっち?食べられるのはどっち?」
佳乃「ええっ?片方は食べられないのぉ?」
美凪「そうです。なぎーのみぞ知る、です」
佳乃「うぬぬぬ~…」
香里「…帰るわ、あたし。じゃあね」
佳乃「ああっ、待ってよぉ!一緒にクイズ考えてよぉ!」
美凪「時間が迫ります。ちっちっちっち…」
佳乃「ほらほらぁ、急がないと!」
香里「いいかげんにしなさいっての!!あんたら真面目にやる気全然ないでしょ!?」
美凪「ちーん、時間切れです」
佳乃「ああっ、そんなぁ…。もぉ、かおりんがちゃんとしないからだよぉ?」
香里「本気で帰して…」
美凪「正解は後ろの正面だあれ、というわけで背中に張り付いてるものでした。ぱちぱちぱち」
佳乃「うぬぬぬ~、ぬかったあ。どっちってのはその二つを差してたわけじゃないんだねぇ」
美凪「残念でした。では残念賞のお米券を…」
香里「お願いだから帰してよ~!あたしこんなとこにいつまでも居たくないわ!!」
佳乃「もぉ、そんなに叫ばなくても帰してあげるよぉ。じゃあ4行お願いするねっ」
美凪「テーマはかのりんについてです。ではどうぞ」
香里「………」
★香里
「…ざけんじゃないわよ」
「かのりんについてですってぇ?」
「あたしをかおりんなんて呼んでるのもなんか腹立つけど…」
「一緒にいる美凪はもっと腹立つわ!」
美凪「…お腹は…立ったり座ったりするものでしょうか…」
佳乃「まっさかぁ。でも走ったりはするんじゃないのかなぁ」
美凪「なるほど、徒競走の準備でしたか…」
佳乃「うんっ、きっとそうだよぉ」
香里「いいかげんにしなさいっての!!あんたらのそういう所があたしは嫌いなのよ!!」
美凪「…がっくし。では普通に参ります」
佳乃「さすがに不愉快にはさせちゃあいけないもんね」
美凪「では…香里さん。改めて霧島さんを見てどうぞ」
佳乃「それと、遠野さんについて言うのも失格だよぉ。テーマはあたしについて、だからね」
香里「…真面目にできるんなら最初からしてよね。ったく…」
★香里
「って、またあたしがやるわけ?」
「そうね…佳乃は…傍若無人、ね」
「それと、右手にしてるバンダナが気になるけど…」
「あれってどういう意味があるのかしら?」
佳乃「うぬぬぬ~、真面目に核心についてきたよぉ」
美凪「バンダナは…触れてはならないものだそうです」
香里「なんであんたがそれを知ってるのよ」
美凪「以前…国崎さんから聞きました」
佳乃「往人くんったら無理に話さなくても…。そんなわけだからこれは秘密なのだぁ」
香里「…そういやいつもの司会はどこ行ったわけ?」
佳乃「あたしと遠野さんで頼み込んで代わってもらったんだよ」
美凪「国崎さんは叫んでおられました。歓喜の叫びを…」
香里「絶対違うと思うんだけど…」
聖「やっているな、佳乃」
佳乃「ああっ、お姉ちゃん」
聖「遠野さんも、久しぶりに会うな」
美凪「以前は聖ちんとしてお会いしましたね」
聖「…その呼び名はやめてくれと言ったはずだが」
香里「聖ちん、ねえ…」
聖「そうそう、香里さんだったな。佳乃をどう思った?」
香里「とっくに語ったわよ。だからもういいでしょ」
聖「そうはいかない。姉としては妹の評判は気になるものだ」
香里「評判ねえ…すこぶる悪いと思うけど…」
聖「そうなのか!?」
佳乃「そうなんだよぉ、残念ながら…」
美凪「霧島さんはいたく傷ついております。身に覚えの無い罪をかぶせられ…」
香里「ちょっと!いいかげんなこと言ってんじゃないの!」
聖「…いや、なんとなく想像はついていた」
佳乃「お姉ちゃん?」
聖「うぐぅちゃんとやらをさらって以来、どうも佳乃は…」
香里「うぐぅちゃんって?…ああ、あゆちゃんのことね」
佳乃「…うぐぅ、だよぉ…」
美凪「…そうですね、霧島さんは少し調子に乗りすぎたのかもしれませんね」
聖「だから私は佳乃に厳しく言わなければならない。しばらく出入り禁止!」
佳乃「えええっ!?」
聖「いいな、佳乃」
佳乃「…はぁい」
美凪「まとまりましたところで…終わりにしましょう」
佳乃「うんっ、そうだねぇ」
聖「では帰るぞ、佳乃」
佳乃「うんっ」
ぐいっ
香里「ちょっと、待ちなさいよ」
佳乃「なぁに?かおりん」
香里「その呼び方はやめ…とか言ってる場合じゃなくて。あたしを送っていきなさいよ!」
佳乃「駄目だよぉ。あたしはもうしばらく出入り禁止なんだからぁ」
聖「そういうことだ」
香里「そういうことだじゃないでしょう!?あたしは連れてこられたのよ!?」
美凪「大丈夫ですよ。寝場所なら聖さんがなんとかしてくださいますから」
聖「そういうことだ」
香里「だからそういうことが問題じゃないって言ってるじゃないの!!」
佳乃「もぉ、かおりんってばどうしたいのぉ?」
香里「あたしを家に帰しなさい」
佳乃「うぬぬぬ~、そんな偉そうな口きくなら帰してあげない~」
香里「冗談じゃないわよ!!あたしは勝手に連れてこられたのよ!?」
聖「家に帰りたいか…しかし…」
香里「何よ」
聖「佳乃、ついさっき出入り禁止を決心したな?」
佳乃「うんっ、したよぉ」
聖「だったら無理だな…魔法とはそういうものだ」
香里「はあ?」
美凪「なぎーが解説いたします。魔法とは心の力で動くもの。一度決心すれば…」
佳乃「そうやすやすとは元に戻らないのだぁ」
聖「そういうことだ」
香里「…ほんっとふざけてるわね、あんたら。そうまでしてあたしを亡き者にしたいの?」
聖「裏葉さんが居れば問題無いと思うが…居所がわからないしな…」
佳乃「往人くんの方術はまた違うもんねえ」
美凪「誰かが迎えに来るのを待つしかないかもしれません…」
香里「ちょっとー!!なんでもいいから本気で帰してよー!!」
<その後、裏葉さんがちゃんと送ったとさ(謎)>