懲りずに第七十弾です。
★あゆ
神奈「油とはまた小難しいの」
★神奈
あゆ「…危険過ぎない?」
★みさき
あゆ「………」
★真琴
神奈「なるほど、連想というものかの?」
★ホテト
神奈「終わったの。では参るぞ」
<肉まんの魔力…>
ちょっくら短め。
今が楽園とかと称される時なのかも。
つーか全組み合わせなんていつ終わるんだか。
『4行小説』
「前回は非常に納得がいかないまま終わったけど…」
「とにかく今回はボクが司会だよ」
「ちなみにテーマは油」
「皆、色々捻ってみてね」
あゆ「でも、今も昔も油って大事な物だよ」
神奈「そうであったな…ではゆくぞ!」
あゆ「うん」
「油といえば以前、灯明をひっくり返しそうになってしまっての」
「あやうく大火事になるところであった」
「元より、風が強い日は危ないがの…」
「油の扱いには注意せねばいかんのだ」
神奈「何がだ」
あゆ「だって、明かりを油に頼ってるわけでしょ?」
神奈「設備が無いゆえ仕方無いのだ」
あゆ「うーん…大変だね、昔って…」
神奈「うむ、そうであるぞ。勉強になるであろう」
あゆ「勉強っていうかなんていうか…。あ、お客さん紹介するね」
神奈「話をそらしおったの…」
みさき「こんにちは」
あゆ「川名みさきちゃんだよ」
神奈「おお、お主は知っておるぞ」
みさき「当たり前だよ。以前に一度会ったからね」
神奈「あの時はご馳走に巡り合えたので良しであるぞ」
みさき「私もたくさん食べたよ。美味しかったよ」
神奈「うむうむ、結構だな」
あゆ「あのう、食べ物はいいから四行やってくれないかな」
みさき「あ、そうだったね。たしかテーマは油だったね」
あゆ「うん」
「油といえば天ぷらだね。もうバリバリ食べちゃうよ」
「そしてから揚げも美味しいよね。鳥のからあげは名物めにゅーだよ」
「炒め物もいいよね。八宝菜とかチャーハンとか絶品だよ」
「あとはステーキや焼肉だね。じゅーじゅー言う脂がこれまた食欲をそそるんだよ」
みさき「あれっ、どうしたの?」
神奈「見事に食べ物ばかりだの…」
みさき「当たり前だよ。私は食べるのが好きだからね」
あゆ「うぐぅ、そういう問題じゃないよぅ…」
みさき「食べるのが好きなのに食べ物以外を語ってたら怒られるよ」
神奈「誰に怒られるというのだ…」
あゆ「みさきちゃんってほんと遠慮無しだよね」
みさき「遠慮無しついでに、今私が言った料理をご馳走してくれないかな?」
あゆ「それは無理なんだけど…」
みさき「え〜?」
神奈「みさき殿、ここは食べ物をねだる場所ではないのだぞ?」
みさき「残念だよ…」
あゆ「えっと、次の人っ!」
真琴「ふっふっふ、油を語らせれば天下一品の真琴の登場よぅ!」
あゆ「…そうなの?」
真琴「あははーっ、冗談に決まってるじゃない」
神奈「意味不明な冗談だの…」
みさき「でもどんな語りをしてくれるのか楽しみだよ」
真琴「ふふん、聞いて驚くがいいわよぅ!」
みさき「料理が出てきたらもっと驚くよ」
真琴「………」
あゆ「い、いいから真琴ちゃんやろう、ね?」
真琴「う、うん…」
「ぴろしきは油を使って作るのよ」
「そのぴろしきから、ぴろは名付けられたんだから!」
「あ、ぴろって言うのはね、真琴が飼ってる猫の名前〜」
「えっへん!なんと油から猫に移ったわよ!」
真琴「どうよう、この素晴らしき発想!」
みさき「料理名が出たから及第点はあげてもいいかもね」
真琴「…ちょっとぉ、さっきからなんなのよこの失礼な子は」
あゆ「みさきちゃんは食べ物が好きだから…」
みさき「そうだよ。ちなみに真琴ちゃんが好きな食べ物って何かな?」
真琴「真琴?真琴は肉まんが大好きなのよ」
みさき「へぇ〜。今度一緒にたくさん食べよう?」
真琴「いいわよ。秋子さんに頼んでたっぷり作ってもらうから」
みさき「えっ、本当?」
真琴「うん、本当も本当。大本当!」
神奈「勝手に盛り上がっておるの…」
真琴「そういう神奈も一緒に食べない?肉まんは美味しいわよぅ」
神奈「余は遠慮無くいただくぞ。だから遠慮無く誘うが良い」
みさき「よしっ、決まりだね」
真琴「それじゃあ肉まんを食べにしゅっぱーつ!」
あゆ「うぐぅ、ちょっと待ってよ!まだ全員分終わってないんだよ!?」
みさき「仕方ないね…早く済ませてね」
真琴「終わったら行くから」
神奈「ではあゆ殿、次の客人は誰なのだ?」
あゆ「ふう…。えっとね、この人」
ポテト「ぴこーっ」
真琴「あぅーっ、人じゃないじゃない」
みさき「あ、たしかポテトちゃんだね」
神奈「なんでもよいからはよう四行済ませよ!!」
あゆ「うわぁ…。えっと、ポテトちゃん、四行やってね」
ポテト「ぴこ…」
「ぴこっ?ぴこ」
「ぴこーん…ぴこーん」
「…ぴこっ?ぴ、ぴこー!!」
「ぴこー…」
真琴「いざ肉まんを食べに出発よぅ!」
みさき「ほらほら、あゆちゃんもポテトちゃんもぼーっとしてると置いていくよ」
あゆ「うぐぅ、ポテトちゃんに対するコメント無しなの…」
ポテト「ぴこー…」
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