『AIR偽小説第六十九弾』

懲りずに第六十九弾です。
いつもながらに時間かかるですなあ、これは。
疲れるのもいつもながらのこと。
自動認識で名前部分一気に打ち出してくれるソフトないかな←ありません


『4行小説』

★神奈
「げーむに熱中しすぎて余はふらふらなのだ…」
「というわけで、今回は別の者に司会を任せる事にするぞ」
「だから今回余はあしすたんとだ」
「お題は疲れ、という事にする」

あゆ「うぐぅ、結局司会してるじゃない」
神奈「そうなのか?」
あゆ「そうだよ。テーマも出しちゃってるし…」
神奈「ならば次回あゆ殿が司会だ」
あゆ「うぐぅ、そう言われても…」
神奈「不服なのかの?」
あゆ「そういう事じゃなくて…。今回はどうするのって事だよ」
神奈「今回も後はすべてあゆ殿にゆだねるぞ」
あゆ「…まあいっか。わかった、ボク頑張るね」
神奈「うむ、頼んだぞ」
あゆ「それじゃあ早速四行やるから」
神奈「うむ」

★あゆ
「疲れ…今はそんなにないけど、ちょっと前はしょっちゅう味わってたね」
「どうしてかって、そりゃあ誘拐とかされたりしたから…」
「後、人から逃げる時に走るからそれで疲れるね」
「でも疲れが取れた時って…気持ちいいんだよ」

神奈「たしかに気持ちいいものだの」
あゆ「だよね」
神奈「悪いものから解放されるのはよい気分だ」
あゆ「それはなんだかまた違うような…」
神奈「して、客人は誰なのだ?」
あゆ「お客さん?神奈ちゃんが先に呼んでるんじゃないの?」
神奈「疲れたので覚えておらぬ。あゆ殿が招くがよい」
あゆ「うぐぅ、そう言われても…」
晴香「ちょっと、しっかりしなさいよ2人とも」
神奈「おお、招くより先に来てくれたの。たしか…」
晴香「巳間晴香よ」
神奈「余は神奈だ」
あゆ「月宮あゆだよ」
晴香「…ふうん、なるほど」
神奈「何がなるほどなのだ?」
晴香「2人とも由衣に似てるなって思ってね」
あゆ「由衣ちゃん?どうして?」
晴香「だって2人とも…と、その前に」
神奈「どうしたのだ?」
晴香「四行ってやつをやっておくわね」
あゆ「そうだね。後で教えてね」
晴香「ええ。ばっちり言ってあげるわ」

★晴香
「疲れ…」
「振り返れば、疲れる事がたくさんあったわ…」
「挫折しそうになったりもしたけど…」
「今こうして無事に居る事は素晴らしいわね」

神奈「まったくそのとおりであるの…」
晴香「もっとも、私が言う疲れは別事項を差してるけどね」
あゆ「うぐぅ、辛い過去があったってこと?」
晴香「まあ、ね…」
神奈「それは疲れを通り越しておらぬか?」
晴香「大丈夫よ。もう私は、受け止めているから」
あゆ「うーん…」
晴香「そんな事はまあいいじゃないの。さて、話し掛けた事を言ってあげないとね」
神奈「ううむ…」
あゆ「うーん…」
晴香「って、なに二人して唸ってるのよ。聞きたくないの?」
あゆ「話題が話題なだけに、軽く流せなくって」
晴香「じゃあ気分転換に次のお客でも呼びなさいよ」
神奈「それでも既に流している気がするのだが…」
祐一「流せ流せ。しんみりしすぎると自爆するぞ」
あゆ「あっ、祐一くん」
晴香「誰、あんた」
祐一「相沢祐一だ。あんたは巳間晴香、だな」
晴香「…盗み聞きしてたの?」
祐一「人聞きの悪い事を言うな。待っていたら聞こえてきただけだ」
晴香「あ、そ。…ところで、この祐一の言う通りよ。暗いままなのは好きじゃないわ」
祐一「その通りだ。人の過去に悩みまくられても困る」
あゆ「うぐぅ、そうだね…」
神奈「…お主ら、初対面の割には随分軽く打ち解けたの?」
晴香「そうかしら?」
祐一「雰囲気でお互いの希望が伝わった、という事だろう」
あゆ「人見知り状態よりはいいよ。えっと、それじゃあ祐一君も四行やってね」
祐一「おお、任せとけ」

★祐一
「思い返せば俺の日常は疲れに溢れている」
「朝は名雪を起こすのに疲れ…」
「昼はあゆの食い逃げに付き合って疲れて…」
「夜は舞と魔物退治で疲れる…」

あゆ「うぐぅ!そんな事言わないでよぅ!!」
祐一「事実だ。まったく、お前は何度食い逃げすれば気が済むんだ」
あゆ「ボクはそんなにしてないよ!」
祐一「俺が証人だ、諦めろ」
あゆ「そんな嘘の証言なんてやめてよ!食い逃げなんて数えるくらいしかしてないじゃない!」
祐一「数えるほどもしてるなんて、さすがプロだな」
あゆ「うぐぅ、プロじゃないよっ!!」
晴香「…仲いいわね」
神奈「ただ言い争ってるだけだと思うのだが…」
晴香「それが味噌よ。仲がいいほど喧嘩するってやつね」
神奈「あゆ殿はただからかわれているだけの様にも見えるのだが?」
晴香「…それもそうね」
あゆ「うぐぅ、のんきに解説してないでふぉろーしてよぉ」
祐一「食い逃げマスターをフォローなんて出来るわけないだろ」
あゆ「だからボクはそんなに呼ばれるほど食い逃げしてないって!!」
神奈「…えーとだな、このままでは進まぬので、次なる客人を呼ぶぞ」
晴香「そうしてちょうだい。…で、誰なの?」
神奈「それは…」
晴子「うおっしゃー!!皆元気でやっとるかー!!」
神奈「…神尾晴子殿だ」
晴香「へえっ。私と一文字違いなのね」
晴子「ちなみに今はしらふやからな、誤解せんといてや」
祐一「同じ母親でも秋子さんとは対照的だな…」
晴子「あん?なんか文句あるんか?」
祐一「い、いえいえ、そんなものないです」
あゆ「いっつも元気いいから感心してるんだよね、祐一君」
晴子「ふーん…。で、あんたは誰や?」
神奈「余か?余は神奈だ」
晴子「あんたちゃうちゃう。つーか既におうとるやないか。ベタなボケはやめてくれんか」
神奈「………」
あゆ「神奈ちゃん落ち込んでる…」
晴香「えっと、巳間晴香よ」
晴子「おっ?うちと一文字違いなんやな〜…ってそれを言ってたんかいな」
晴香「そういう事ね」
晴子「ほな四行いくでー」

★晴子
「うちいっつも仕事で疲れてんねん」
「帰ってきてそれを癒すんは酒や〜」
「明け方までたっぷり飲むで〜」
「…観鈴もはよう付き合える年になって欲しいわ」

晴香「観鈴って、娘さん?」
晴子「そうや。年はあんたと同じくらいやな」
晴香「へえ…」
祐一「………」
あゆ「あれ?どうしたの祐一君」
祐一「ちょっと不本意な事を思い出した」
神奈「先に申しておくが、楽屋的な話題は聞かぬからな」
祐一「おい…」
晴子「なんや、あんた酒飲めるんか?」
祐一「い、いいや、飲めない。というか飲みたくない」
晴子「そうか〜、残念や〜…」
神奈「というところで、今回は終わりであるぞ」
あゆ「お客さんはこれで全員だったんだね」
晴香「ところで、何か忘れてる気がするんだけど…」
あゆ「あ、そうだ。最初に晴香さんが言いかけてたことがあったよね」
神奈「そうそう。たしか由衣殿と余達が似ていると」
晴香「ああ、そういえば。聞きたい?」
あゆ「聞きたいよ」
神奈「聞きたいぞ」
晴子「ちょい待ち。その由衣っちゅーんは誰やねん」
晴香「あたしの頼りになる親友よ」
晴子「ほぉ〜」
祐一「どういう風に頼りになるんだ?」
晴香「シールドとかカタパルトとかよ」
あゆ「うぐぅ、それってどういう事なの…」
晴子「身をていして守ってくれる存在ってことかいな」
晴香「まあそんなとこね」
祐一「なんとなく違う気がするが…」
神奈「して、似ている点とはなんだ?その…しーるどとかかたぱるとという点かの?」
あゆ「それはそれでよくわかんないんだけど…」
晴香「違うわよ。一言で言えば、貧乳ね」
神奈「ひんにゅう?」
あゆ「…うぐぅ!ひどいよっ!!」
神奈「酷いのか?」
あゆ「酷いも酷い、無茶苦茶ひどいよ!!」
晴香「だって一目見たらそう思ったもの。正直でしょ」
祐一「…たしかに正直だな」
晴子「うんうん。こういう子、うちは好きや」
晴香「ありがとう」
あゆ「うぐぅっ!二人して賛同するなんてぇ!!」
神奈「…あゆ殿、それで貧乳とはなんだ?」
晴香「あんたわからないの?説明してあげるわ、胸がちっちゃいって事よ」
神奈「なるほど…なんだと!?」
祐一「本気でわからなかったのか…。でもその年じゃ言われても仕方ないと思うぞ」
神奈「ええいっ、なんという無礼な!!」
晴香「だって事実じゃない」
あゆ「事実でもわざわざ言う事ないじゃない!!」
晴子「ちなみにうちはグラマーやろ〜」
晴香「私もそれなりにあるわよ」
あゆ「うぐぅぅぅぅぅ」
神奈「むうぅぅぅぅぅ」
祐一「…えっと、ここで終わりって事で…いいよな?」
晴香「全然構わないわよ」
晴子「うちもおっけーや」
あゆ「よくないよぅ!!」
神奈「この様な状態で終わるのは我慢ならぬ!!」

<でも終わる>


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