『AIR偽小説第六十二弾』

懲りずに第六十二弾です。
相変わらず難しいと感じる神奈の台詞。
それはさておき、今回は登場させ忘れてた(爆)氷上シュンの登場です。
敬介さんとかぶらせないようにしないとね・・・。


『4行小説』

★神奈
「再び舞い戻ってきた余が司会進行役であるぞ」
「時間をくれと言った護殿はやけに慎重であるの…」
「ちなみに客人が一人おる。全員参加でも出なかった者だぞ」
「そしてお題は逆さまなのだ」

あゆ「逆さま?」
神奈「うむ」
あゆ「ふーん…で、お客さんって誰?」
神奈「既に連れてきておる。氷上シュン殿だ」
氷上「やあ、こんにちは」
あゆ「全員参加に出てなくて…でもなんで今頃?それに潤君達に混ざってこないの?」
佐祐理「もしかして、実は重要人物だったりしますか?」
氷上「そんなわけはないよ。僕はただ浩平君と繋がりを持ってるに過ぎないからね」
神奈「ほほう。で、それはどのような繋がりなのだ?」
氷上「残念ながら企業秘密ということにしておくよ。あまり深入りしてはいけないからね」
あゆ「うぐぅ、なんだか気になる…」
佐祐理「しかもあえて名字表記で隠してる感じがしますね」
神奈「謙虚ということかもしれぬの。客人はこうでなくてはならぬ」
氷上「その代わり、歌を歌ってもいいかな」
あゆ「歌?」
神奈「シュン殿、そういう事は後にしてもらえぬかの」
氷上「残念だよ」
神奈「だから、今ではなくて後だと申しておる」
氷上「とっておきの歌なんだけどね」
佐祐理「はぇ〜、凄く自分ではしってますね」
あゆ「うぐぅ、全然謙虚じゃないじゃない」
神奈「余の人を見る目はまだまだということかの」
氷上「ははは、ごめんよ。混乱させてしまったみたいだね」
神奈「ごほん!とにかくここは四行を行なう場である故…まずはあゆ殿がお手本を示すがよい」
あゆ「う、うん…」
佐祐理「ではシュンさん。しっかりご覧になっててくださいね」
氷上「わかった。じぃーっと見るよ」
あゆ「うぐぅ…」

★あゆ
「逆さま…そう、実はボクの服逆さまなんだよ」
「このダッフルコート、表に見えるけど実は裏なんだ」
「本当の表にはね、そりゃあもうスゴイ仕掛けがあるんだよ」
「…なんて、冗談だけどね」

神奈「では次は佐祐理殿であるぞ」
佐祐理「はいっ」
氷上「どんなものが飛び出すか期待してるよ」
あゆ「う、うぐぅ、みんなして無視しないでぇ」
神奈「あゆ殿。逆さまならばしっかりと表に着なければならぬぞ」
佐祐理「表裏逆のものを堂々と着てるなんて恥ずかしいです」
氷上「これはファッションだと言い切るなら別だけどね」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「そう嘆くでない、今からならまだ間に合うぞ?」
あゆ「…ゴメン。ボクの冗談は不評だったんだね」
佐祐理「不評というよりは、反応の仕方が分からなかっただけですよ」
神奈「うむ、そうであるぞ。こういう時は無視またはツッコミが重要だと往人殿も言っておった」
あゆ「…なんか嫌だなあ。祐一君みたいな意地悪を体験させられてるみたいで」
氷上「まあ、これはもういいんじゃないかな。次の人の四行を聞きたいね」
佐祐理「そうでした。佐祐理頑張りますね」

★佐祐理
「この前お弁当を学校に持って行った時の事です」
「うっかり落としてお弁当が逆さまに!」
「でも舞はそれを大事に食べてくれました」
「舞、ありがとうっ」

あゆ「逆さま…状況は分かるけど…」
佐祐理「ああっ!そういえば思い出した事があります!」
神奈「い、いきなりどうしたのだ?」
佐祐理「観鈴さんと約束してました、お弁当づくり。残念ですが佐祐理はここでお別れです」
氷上「約束か…なら仕方ないね」
あゆ「うぐぅ、アシスタントはどうするの?」
佐祐理「うーん、他の人に頼んでみましょうか?」
神奈「いや、もう良いぞ。佐祐理殿はよくやってくれたしの」
あゆ「そうだね。それにボクと神奈ちゃんだけでも十分やっていけそうな気がするよ」
神奈「そういうわけであるから、心置きなく約束を果たしてくるがよいぞ」
佐祐理「あははーっ、ありがとう。それじゃあね」
氷上「…行ってしまったね」
神奈「忙しい御人であるからな、佐祐理殿は」
あゆ「これから先はまた二人だね」
神奈「いいや、いざとなれば新たなる人物を探す事になろうぞ」
あゆ「うーん…。あ、それより次はシュン君だよ、4行」
氷上「そういえばそうだったね。うん、コツはわかったからやってみるよ」

★氷上
「逆さまの前に、僕が何故名字表記なのか気になってたよね」
「実はある時に限り名前表記に変わるのさ」
「もちろん今はまだ言えないけど…」
「これは本末転倒ってことなんだよ」

神奈「…どういう事なのかの?」
氷上「直接は言えない。僕はそういう人間だからね」
あゆ「うぐぅ、なんだか捻りが入りすぎてて難しいよ…」
氷上「はは、申し訳ない」
神奈「いずれわかるであろう。では更なる客人であるぞ」
あゆ「あれっ、まだ居たんだ?」
神奈「一人居るとは言ったが、一人だけとは言うておらぬからの」
あゆ「へええ、なるほど」
氷上「おかげで歌を歌う機会がのびてしまったね」
神奈「歌など終わったらいくらでも聞く。さて、登場であるぞ!」
葉子「…こんにちは」
あゆ「初めまして、だね。ボクはあゆだよ、月宮あゆ」
氷上「初めまして。僕は氷上シュンだ」
神奈「余は神奈備命、神奈でよいぞ。この客人は鹿沼葉子殿だ」
あゆ「へえ〜。ねえねえ、どこから来たの」
葉子「…よくわかりません」
氷上「奇遇だね。僕もよく分からないんだ。気が付いたらここに居た、っていう感じだよ」
葉子「不可思議な事件に巻き込まれている気がします」
あゆ「大変だね、ほんと…」
神奈「あゆ殿、密かに自分と重ねておらぬか?」
あゆ「ううん、そんな事ないよ。多分…」
葉子「あゆさん。あなたはどこからやってきたのですか?」
あゆ「ボク?ボクは…とある街だよ。少なくともここから歩いて行けないような…」
神奈「そして余は遥か昔であるぞ」
氷上「僕はさる学校さ」
葉子「…世の中には不思議がいっぱいですね」
神奈「浸るのは後にして、葉子殿も四行をするがよい」
葉子「それに意味はあるのですか」
神奈「い、いや、それがこの場の目的であるゆえに…」
葉子「つまり逆らってはならない決まりですか」
あゆ「うぐぅ、葉子さんきついよ…」
氷上「深く気にせずに四行語るんだよ。テーマは逆さまについてさ」
葉子「仕方がありませんね。従ってみましょう」
神奈「…葉子殿、既に四行を経験したのではなかったのか?」
葉子「やらないと帰れそうになかったので」
神奈「ならばここへはどうやって来たのだ?」
葉子「…それもそうですね。深く考えない事にします」
あゆ「うぐぅ、もしかして怒ってるの?」
葉子「何故ですか」
あゆ「なんだかそんな気がしたから」
葉子「気の所為です」
あゆ「ならいいんだけど…」

★葉子
「虎穴に入らずんば虎子を得ずと言います」
「しかし、ミイラ取りがミイラになるとも言います」
「慎重さが足りない結果です」
「逆さまは矛盾を引き起こします」

神奈「………」
あゆ「もしかして支離滅裂な事言ってない?」
葉子「そんな事はありません」
氷上「難しいね、真に言いたい事が何かをつかみとるのは」
葉子「………」
神奈「こ、これにて終わりといたす」
あゆ「疲れてるね、神奈ちゃん…」
氷上「そうだ。終わったんなら歌わないとね」
神奈「そうであった…」
あゆ「うぐぅ、俄然張り切ってる」
葉子「歌ですか?」
氷上「そうだよ。ら〜ら〜ら〜…」
葉子「それは迷惑です、静かにしてください」
氷上「………」
あゆ「うわぁ、速効…」
葉子「それでは私は帰ります」
神奈「相性が悪いのかもしれぬの…」
氷上「なんだか悲しいよ…」
あゆ「げ、元気出してね」

<る〜る〜り〜>


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