『AIR偽小説第八弾』

再び懲りずに第八弾です。
ますます酷くなってるのは気にしちゃいけません(爆)
もうこうなったらとことんつっきります。
ありとあらゆる組み合わせを……。


『4行小説』

★往人
「今回こそはきっちり決める」
「だいたい雑談が長すぎるんだ」
「本文の4行だけやって、ちょっとコメントすればいいだけなんだ」
「テーマは料理!」

★佳乃
「語る前に早速作ってきたよぉ」
「往人くんたしかお昼まだだったよねえ?」
「ほらほら、から揚げ弁当だよぉ」
「かりっとさくさくで中はじゅーしーだよぉ」

往人「……帰れ」
佳乃「ええっ!?いきなりそんな事言うなんて酷すぎるよぉ!!」
往人「誰が料理作れとか言った!俺は語れって言ってるんだ!!」
佳乃「まずはお腹いっぱいにならないと。腹が減っては戦が出来ないし賽も投げられるよぉ」
往人「俺は要らない」
佳乃「うぬぬぬ〜、折角かのりんが心を込めてつくってきたのにぃ」
往人「ちゃんと味見はしたのか?」
佳乃「お姉ちゃんがばっちりしてくれたよぉ」
往人「ほう、それでなんと言っていたんだ?」
佳乃「“これは素晴らしい。何が何でも国崎くんに振る舞うんだ”だって」
往人「………」
佳乃「あと“食べるのを拒否する様なら私のセラミック乱舞が待っている、と伝えておけ”だって」
往人「あのやろう……」
佳乃「さ、そういうわけだから往人くんばっちり食べてよぉ」
往人「くっ、食うべきか食わざるべきか、それが問題だ……」
佳乃「悩んでるとはげるよ?つるつるでぴっかぴっかですってんてんになっちゃうよ?」
往人「人の気も知らないでこいつわ……よしわかった、食ってやる」
佳乃「えへへ。遠慮なく食べてよぉ」
往人「その代わりといっちゃなんだが、後の司会は任せた。俺は食べるのに専念する」
佳乃「うんっ、任されたよぉ」
往人「さて、食ってくるか……」
佳乃「行ってらっしゃ〜い。……って、どうして往人くんわざわざ部屋を移動するのかなあ?不思議」
みちる「ひゃっほう〜」
佳乃「あ、いらっしゃいませだよぉ。まずはお名前から聞かせて」
みちる「みちるはみちるっていうんだぞ!……あれ?国崎往人じゃないねえ?」
佳乃「今日だけ司会のかのりんだよぉ、よろしくね」
みちる「うんっ、よろしくぅ!で、てーまはなに?」
佳乃「てーまはお料理だよぉ。元気良く語ってね」
みちる「おっけい!」

★みちる
「みちるの一番大好きなお料理ははんばぁぐ!」
「美凪が作ってくれるそれはもう絶品中の絶品!」
「食べたことない人は損するよ!」
「是非是非、生きてるうちに一回は食べてみてね!!」

みちる「んに、こんなもんかな」
佳乃「遠野さんのはんばーぐってそんなに美味しいんだ?」
みちる「うん、凄いよ!」
佳乃「うぬぬぬ、これは食べてみたくなったよぉ」
みちる「でしょ、でしょ」
佳乃「一度家に招待してご馳走してもらうことにするよぉ」
みちる「じゃあ今度みちると一緒に訪ねるねっ」
佳乃「うんっ。楽しみにしてるよぉ」
??「えっと、あのー……」
佳乃「あっ、ようこそだよぉ、あぅーっちゃん」
みちる「あぅーっちゃん?」
あぅーっ「あぅーっ、違うわよぅ。私は真琴、沢渡真琴」
佳乃「わかった、まこぴーだね。よろしくぅ」
まこぴー「まこぴーじゃなくって真琴!!」
みちる「にょわっ、怒った!」
真琴「怒って当たり前じゃないのよぅ!」
佳乃「残念。じゃあ真琴ちゃん、語ってね」
みちる「みちるのはんばーぐより凄い物を出してみろっての!」
真琴「当然!……って、なんか誤魔化されたみたい」

★真琴
「真琴の一番は肉まん!」
「ほかっとしてじゅわっとしてはくっとして……」
「食べたらやみつき!毎食たべてても飽きないくらい!!」
「みんなと一緒にたくさん食べるともっともっと美味しいわよぅ」

真琴「えっへん、どうよぅ」
みちる「むむ〜、熱演だぁ……」
佳乃「でも肉まんって今売ってないんじゃないの?」
真琴「あれ?そうなんだ?でも自家製っていうてがあるわよぅ」
みちる「えっ!?真琴料理できるの!?」
真琴「あははーっ、できない」
みちる「ぶーっ!ぶーっ!!」
真琴「冗談冗談。秋子さんに教えてもらって、少しくらいならできるよ」
みちる「むむ〜、熱演な上に作れるなんてさすがだぁ」
佳乃「今回のゲストさんは強敵だよぉ」
真琴「あれっ?これって何か競ってたの?」
佳乃「TOPの人には多分往人くんが何かしてくれるよぉ」
みちる「国崎往人が!?むむ〜、みちる勝てるかなあ……」
真琴「これは勝敗が気になるわね」
佳乃「さてさて、最後に語るのはこの人だよぉ」
観鈴「えっと、こんにちわ〜」
みちる「あっ、かみやんだ!」
真琴「かみやん?なんか珍しい名前ね」
観鈴「が、がお、わたしみすず……」
佳乃「観鈴ちゃん早速語ってね。テーマは好きな食べ物についてだから」
観鈴「よっし、わたしはもちろんこれ!」

★観鈴
「どろり濃厚ジュース〜」
「今持ってるのはピーチ味だけれどね。ある場所でしか売られてないんだよ」
「早速のんでみまーす(ぷすっ、どくどくどく……)」
「ふう、観鈴ちんめろめろ〜」

みちる「わわっ!実物を取り出して更に飲むなんて強敵も強敵!!」
真琴「あぅーっ、負けたかも……」
佳乃「これはばっちり優勝は決まったかもだよぉ」
観鈴「なんだかわかんないけど、ぶい。にはは」
みちる「いいなあ、国崎往人に何してもらえるんだろ」
観鈴「えっ?往人さんが何かしてくれるの?」
佳乃「そうだよぉ。もうびっくりするくらい両手に花をやってくれるよぉ」
真琴「両手に花は違うと思うんだけど……」
観鈴「それで、肝心の往人さんはどこ?」
佳乃「そういえば最初に退場しちゃって以来出てきてないなぁ」
みちる「んに?向こうから誰か来るよ?」
真琴「ああーっ!祐一ぃー!!」
祐一「大きな声を出すな真琴……」
佳乃「キミはたしかうちのバイト君二号さん」
祐一「バイトはとっくにやめただろうが……えっと、国崎往人から伝言だ」
佳乃「伝言?」
祐一「“後の締めは相沢祐一にゆだねる。俺は診療所に行く…”だとさ」
観鈴「わ、往人さん病気?」
みちる「元気だけが取り柄だと思ってたのに…国崎往人でも病気になるんだねぇ」
佳乃「違うよぉ。多分あたしのお弁当の報告に行ったんだと思うよ」
観鈴「お弁当?霧島さん、作ってたんだ」
佳乃「うんっ、最初に往人くんに食べさせてあげたんだけどね」
真琴「でも報告なら食べさせてあげた本人にするもんじゃないの?」
佳乃「そうだよねぇ。これは世界の七不思議に相当するよぉ」
祐一「単にあんたの弁当が……」
佳乃「ん?」
祐一「いや、なんでもない。ところで……締め、って何をすればいいんだ?」
佳乃「そうそう、忘れてたよぉ。祐一君が観鈴ちゃんの言う事を何でも聞いてあげて」
祐一「は?」
佳乃「TOP賞の人が何かをしてもらえることになってるんだよぉ」
祐一「そんなこと聞いてないぞ……」
みちる「聞いて無くてもやるの!みちるは泣く泣くTOPを諦めたんだから」
真琴「真琴も同じ……。祐一、潔く観鈴に賞品となってあげなさいよ」
祐一「なんのこっちゃ……」
観鈴「え、えっと、お願い、いいのかな?」
祐一「まあここまできたらやってやるが……俺は何をすればいいんだ?」
観鈴「一緒にトランプしよ。あと、どろり濃厚も一緒に飲も」
祐一「トランプはいいが……どろり濃厚ってなんだ?」
観鈴「これだよ。さ、遠慮なくぐいっと」
祐一「ジュースか?どれ……」
ドクッ
祐一「ぶほっ!ぶほっ!な、なんだこりゃ!?」
真琴「だらしないわねえ祐一。ちゃんと飲まなきゃダメでしょ」
祐一「これを飲み物だと言い切れるのか?」
観鈴「だって自販機で売ってるし。ジュースって書いてあるし」
祐一「これは明らかに普通の飲み物じゃない!」
観鈴「が、がお……」
佳乃「だめだよぉ、祐一君。拒否は出来ないからね。さ、頑張ってどろり濃厚を飲もう〜」
みちる「逃げないようにみちるが押さえとく!」
真琴「よっし、真琴も協力!」
祐一「こらー、離せー!」
佳乃「さ、動けなくなってる今のうちに」
観鈴「が、がお、なんか違う気がする……」

<中途半端にEND>


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