またまた懲りずに第十弾です。
★往人
★佳乃
往人「おいこら!」
★祐一
往人「……愚かだな」
★名雪
佳乃「うぬぬぬ、良く寝る子だよぉ」
★香里
往人「あのな、お前。これは文句を言う場じゃないんだぞ」
★北川
往人「誰だお前は」
★真琴
真琴「あー面白かった」
★美汐
往人「なんか矛盾してないか?」
★栞
往人「……結局お前は何がやりたい」
★舞
往人「……物騒な奴だな」
★佐祐理
往人「……まともかと思ったのに」
★あゆ
往人「そのまま行ってしまったぞ」
★秋子
秋子「はい、佳乃ちゃん。あーん」
<なんとなくあの方>
って、もう10個目かい(笑)
こんなんよう書いてきたなーと。これからも書くけど。
100までいったら公開いこうかな・・・。
『4行小説』
「基本に返ってみることにした」
「しかし、それだけではない!」
「今回はゲストすべて特別編だ。何かをやってもらう」
「ふっ、始まりだ!」
「うぬぬぬ〜、何をやろうかなぁ?」
「お散歩はこの前やったし、お弁当も作ったし……」
「そうだ!お勉強をしてみるよぉ」
「理科の実験!ポテトと往人くん、どっちが早く落ちるか……」
佳乃「なぁに?]
往人「なぁに、じゃないっ!人を実験するな!」
ポテト「ぴこ〜」
佳乃「往人くんと一緒なら付き合うってポテトも言ってるよぉ?」
ポテト「ぴこぴこっ」
佳乃「あははっ。往人くんったら、相当ポテトに愛されちゃってるのだぁ」
往人「………」
ぽかぽかっ
ポテト「ぴこ〜…」
佳乃「いったぁーいっ。殴るとこじゃないよぉ」
往人「いいや、殴るとこだ。だいたいなんでお前がここに居るんだ」
佳乃「だってぇ、ゲストさん連れてきたの全部かのりんだよぉ?」
往人「そんな馬鹿な。俺は佳乃には頼んでないぞ」
佳乃「えへへ〜、急遽ぴんちひったーを頼まれたんだよぉ」
ポテト「ぴこーっ」
佳乃「どーんと引き受けてふるすいんぐストライク、三振アウトだよぉ」
ポテト「ぴっこり」
往人「………」
佳乃「あれれ?どうしたの?」
往人「まあいっか、今回は短いツッコミだけで終わる予定だし。では早速!」
佳乃「はじまり、はじまりだよぉ〜」
ポテト「ぴこぴこ〜ん」
「何かをやれって言われてもなあ…」
「雑誌でも読みふけってやるか」
「丁度ここにあるしな」
「……って、これ新聞だー!」
祐一「しみじみと言うなっ!間違えたんだよ!」
佳乃「でも普通気付くよねぇ?よっぽど頭がどうかしてたんだね」
ポテト「ぴこ〜」
祐一「……帰る」
往人「落ち込むな、バイト」
祐一「それはとっくにクビになってる!」
佳乃「お給料も貰えなかったよねぇ。よっぽど仕事ができなかったんだねぇ」
往人「もういい。苦労したのは結局俺なんだから……」
祐一「なんだと?」
往人「聖から説教くらったのは俺だ!」
祐一「ああ、そうだっけか」
往人「いいからとっとと向こうで待ってろ」
祐一「言われなくてもそうする」
佳乃「今度くる時は腕を磨いてぴっかぴかのつるつるになってきてよぉ」
祐一「誰が行くか……」
佳乃「あ、ポテトぉ、案内してあげてね」
ポテト「ぴっこり」
佳乃「逃げ出さないようにちゃんと番犬もしててね」
ポテト「ぴっっこり!」
祐一「………」
往人「はあ…次だ次!」
「くー………」
「………うにゅ?」
「あれ、出番だったんだ……」
「わ、びっくり……くー……」
往人「寝不足なのか?」
名雪「くー…」
佳乃「でも寝る子は育つって言うよね」
往人「お前と歳は変わらんと思うが…」
佳乃「育ってぐんぐんってなってでっかくなって巨人さんになるよね」
往人「ならんならん」
名雪「うにゅ……いってきまふぁ〜……」
佳乃「すごい、寝ながら自分で歩いて行ったよぉ!」
往人「ある意味特技だな」
佳乃「うぬぬぬ、かのりんも負けてられないよぉ」
往人「シャレにならんからやめとけ」
佳乃「え?」
往人「まあいい、次」
「はあ?何もすることなんて無いわよ」
「だいたい、なんでまたあたしがこんなとこに居るのよ」
「ちゃんと説明して欲しいわね」
「はあ……」
香里「いいじゃない。あたしの勝手でしょ」
佳乃「初めましてっ。あたしは霧島佳乃だよぉ」
香里「美坂香里よ、初めまして……って、自己紹介してなかったっけ?」
佳乃「うんっ、まだだよぉ。かのりんって呼んでね。よろしく」
香里「え、ええ、よろしく。……ついつられちゃった」
往人「なかなかやるな、佳乃」
佳乃「えへへ〜。そうだっ、香里ちゃんをつられちゃっ隊一号に任命するよっ」
香里「……遠慮しとくわ」
佳乃「それで往人くんが二号だよぉ」
往人「なんでだ」
佳乃「でもってかのりんが三号だよぉ」
香里「聞いちゃいないわね……。あたしもう行くから」
往人「あ、ああ…」
佳乃「また後でねぇ〜」
往人「……じゃあさっさと次」
「ふっ、とうとう来たか、俺の出番が」
「ここは、そうだな……」
「一発自慢をしてやろう」
「俺が今来ている制服。他の人と同じようにみえるが、実は……」
佳乃「あたし北川なんて人知らないよぉ?」
北川「お前ら……。俺は北川潤だ!!呼んどいてそりゃないだろ!?」
往人「そーかそーか、そらよかったな」
佳乃「往人くん投げやりだよぉ。せめてクイズを考えてあげようよ」
北川「おっ、わかるかな?」
佳乃「うーん……わかったっ!サイズが違うんだね」
北川「違うな」
佳乃「やったぁ、当たりだよぉ〜」
北川「な、なにっ?俺がいつ当たりを宣言した?」
佳乃「“違うな”って言ったよぉ」
北川「いやいや、それは別の意味の違うであってな…」
往人「おまえら勝手にやってろ。次」
「あぅーっ、何しよう……」
「そうだっ!寝っ転がって漫画読んでるね」
「肉まんも忘れずに……と」
「……あはははは」
往人「なんかかなりおちょくられてる気がする……」
佳乃「堂々としていて非常によろしいっ!」
真琴「えへへ、誉められちゃった」
往人「次いこか……」
「何かをしろと言われましても……」
「用意も何もしてない者にとっては酷なことではないでしょうか」
「仕方が無いので読書を致します」
「本はいつも持ち歩いていますので」
美汐「気にしてはいけないことです」
佳乃「ほんっとに本を持ち歩いてるの?勉強家なんだねぇ」
美汐「いいえ。この日の為に用意しました」
往人「こいつわ…」
佳乃「うぬぬ、なんだか手強いよぉ」
美汐「それでは失礼します」
往人「あ、ああ……次!」
「ちょっと咳をしてみます」
「ごほっ、ごほっ……」
「ふう、風邪は大変です」
「流行性感冒でもいいんですけどね」
栞「風邪です。私病人なんです」
往人「かなり元気そうだぞ」
栞「見た目で判断してはいけませんよ」
佳乃「病人なら大変!早速お姉ちゃんに診てもらった方がいいよぉ!!」
往人「聖はここに居ないんじゃないのか?」
佳乃「電話して呼ぶことにするよっ」
栞「あの、大丈夫です。大したものでもありませんから」
佳乃「でも、風邪は万病の元でひょうたんからこまの嘘から出た真ってこともあるよぉ」
往人「なんのこっちゃ」
栞「心配しなくても、後で訪ねますので。では向こうで待っていますね」
佳乃「う、うん、気を付けてね……。食われないか心配だよぉ」
往人「何が居るんだ……。さて、次だ次」
「………(すちゃっ)」
「………(ぶんっ)」
「………(カシィィン)」
「………おしまい」
佳乃「カッコイイ……舞ちゃんって剣士さんなんだぁ」
舞「………」
往人「ぽ、って言わないな」
佳乃「遠野さんとはまた違うんだよぉ?でもほんと凄いなぁ。後で剣術教えてもらおうかなぁ」
舞「………」
往人「…少しはしゃべれよ。次行くぞ、次」
「実は既にお弁当を作ってきてあるんですーっ」
「だから特にやることはもう無いんですけど……」
「そうですね、ちょっと笑ってみます」
「あはははーっ」
佐祐理「気に入りませんでしたか?」
佳乃「あたしはかわいいと思ったよぉ、さゆりん」
佐祐理「ありがとう、かのりん」
往人「お前らいつからそんな仲になったんだ」
佳乃「前にお弁当を一緒に作った時だよぉ」
佐祐理「かのりん、お料理もっと勉強した方がいいよ?」
佳乃「大丈夫だよぉ、ちゃんと食べてくれる人がいるから」
佐祐理「それってもしかして……」
往人「なんだよ?」
佐祐理「い、いえ、なんでもありません」
往人「俺が実験台になってるんで合ってるぞ。ったくとんでもない」
佳乃「ひどいよぉ、実験台なんて。せめて味見係と言ってよぉ」
往人「あれは毒味だ」
佳乃「うぬぬぬ〜、やっぱり往人くん失礼だよぉ」
佐祐理「あはははーっ。でもそんな人がいるんならいいじゃない」
佳乃「うんっ、そうだねぇ」
往人「全然よくないぞ」
佐祐理「頑張ってねかのりん。応援してるから」
佳乃「うんっ、頑張るよぉ。舞ちゃんにも後でよろしくいっといてねぇ」
佐祐理「うん。それじゃあね」
往人「……はあ、次いこか」
「うぐぅ、いきなり何かしろって言われても何も考えてないよ〜」
「とりあえず走ってみるっ」
「だっしゅっ!」
「………(たたたたたた)」
佳乃「うぐぅちゃん、冷たい……」
往人「あいつはあゆだろう?」
佳乃「そんなこと言うから避けられるんだよぉ」
往人「俺の所為なのか?」
佳乃「うんっ、ばっちりそうだよぉ」
往人「絶対違うと思うが……。まあいい、とにかく次、最後だ」
「微笑む、というのはダメですか?」
「なんていうのは冗談です」
「実はジャムを作って持ってきたんですよ」
「早速食べさせてあげますね」
佳乃「わっ、わっ、なんであたし羽交い締めにされてるのぉ?」
往人「逃げないようにするためだ」
佳乃「そんな事しなくてもあたし逃げないよぉ」
秋子「そうですよ、往人さん。離してあげてください」
佳乃「ジャムを食べるだけなんだからぁ」
往人「……逃げるなよ」
佳乃「……ふう、びっくりしたぁ。えっと、いただきま〜す」
秋子「どうぞ、召し上がれ」
佳乃「(もぐもぐ)………」
往人「どうだ?」
秋子「どうですか?」
佳乃「……なんだか不思議な味がするよぉ」
往人「そらよかったな。残りも全部食え」
秋子「さ、どうぞ」
佳乃「い、いらないぃ。代わりに往人くん食べて?」
往人「俺は以前たくさん戴いた。だからいらない」
秋子「これは佳乃ちゃんの為に用意したのよ」
佳乃「そ、そんなこと言われても……」
がしっ
往人「逃げるな」
佳乃「わわっ、は、離してよぉ〜!!」
秋子「たっぷり食べさせてあげますね」
佳乃「ひ、ひええええ〜!!」
終了後
佳乃「う、うう、ひどいよぉ……」
往人「一つ大人になった気分だろ?」
佳乃「全然そんなことないよぉ」
往人「そう言うな。秋子さん喜んでいたぞ。美味しそうに食べてくれたって」
佳乃「あたし、途中意識飛んでたよ?」
往人「へ?笑顔でとっても嬉しそうにしてたじゃないか。“ああ、幸せ…”って」
佳乃「そんな事あたし言った覚えないよぉ」
往人「………」
佳乃「………」
往人「気を取り直して、次回頑張るか」
佳乃「ねえ、往人くん……」
往人「終わりだっ!!」
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