あゆ「そうなの？」
名雪「うん。“海を治める王者”だよ」
あゆ「…ほんとに？」
名雪「疑うの？だめだねえ…」
ぴゅっ
あゆ「うぐぅっ！…み、水鉄砲？」
名雪「だって海猫さんだからね」
あゆ「う、うぐぅ…」
名雪「ちなみに海猫さんは昔話にも出てきてるんだよ」
あゆ「いつ出たの？」
名雪「ある人を竜宮城へ連れて行ったんだよ」
あゆ「それって亀なんじゃ…」
名雪「捻じ曲がった歴史にだまされちゃだめだよ」
あゆ「だって昔話にも出てきてるって…」
名雪「あれはカモフラージュなんだよ」
あゆ「カモフラージュする必要があるの？」
名雪「猫さんだしね」
あゆ「関係あるの？」
名雪「それに王者だし」
あゆ「うぐぅ…」
名雪「………」
ぴゅっ
あゆ「うぐぅっ！」
名雪「だめだよあゆちゃん、反応してるだけじゃ」
あゆ「ど、どういうこと？」
名雪「水鉄砲をかけられたら一ブロック分のいてもらわないと」
あゆ「なんでそんなことしなくちゃならないの…」
名雪「だって水鉄砲だからね」
あゆ「うぐぅ、意味がわからないよう…」
………………
美汐「私もそろそろ退きましょうか」
栞「い、いえ、もう少し…。さて『海猫』とは、
“カモメに似た海鳥”です。背中・羽は青灰色で、他は白色。鳴き声はネコに似てます」
美汐「鳥なのに猫なんですね」
栞「そうですね…」
美汐「まあ人それぞれですね」
栞「そうですね」
美汐「そして水鉄砲の謎が気になりますね」
栞「名雪さんのあれはどこの素材なのでしょう？」
美汐「ごくわずかの方が知りえる要素です」
栞「そうなんですか」
美汐「ええ。世界人口からみれば少ないものです」
栞「………」
美汐「ところで、アイス鉄砲なんてものが出来たら、栞さんは飛びつかれますね」
栞「そんな事言う人嫌いです…」
美汐「でもむやみに飛びついていると服とか汚れますよ？」
栞「更に言い続けるなんてひどいです…」
＜おしまいだよっ＞