『猫の目』だよっ


名雪「猫さんに見つめられるときゅぅぅ〜んってなっちゃうよね」

あゆ「う、うん、そうだね」

名雪「…あゆちゃん、どうしてどもるの?非常識だよ?」

あゆ「うぐぅ、ごめんなさい…」

名雪「後で猫さんにたっぷり見つめられてもらっちゃうからね」

あゆ「え、ええっ?」

名雪「もう、この幸せ者!だよ」

あゆ「うぐぅ…」

名雪「“思いがけない嬉しい眼差し”だよ」

あゆ「眼差し…だったら視線の方が正しいんじゃないの?」

名雪「人の目を気にする、って言葉があるじゃない。そういうことだよ」

あゆ「あ、そっか。へえ〜」

名雪「うんうん。納得したところで早速案内するよ」

あゆ「えっ、どこへ?」

名雪「猫さんが沢山居る場所だよ」

あゆ「うぐぅ…」

名雪「たっぷり見つめられちゃってね。狂っちゃうかもしれないけど」

あゆ「うぐぅ…」



………………



栞「本当に狂ってしまうのでしょうか…。えーと、『猫の目』これは

  “猫のひとみが明暗によって形がかわることから、常に変化しやすいことの容語”です」

美汐「狂うなんてことはないと思いますが…」

栞「あれっ、美汐さん?」

美汐「はい。今後は私が一緒に後を締めます」

栞「うーん、どうしてですか?」

美汐「それはお約束というものです」

栞「そうなんですか…」

美汐「そうです」

栞「えっと、ところで…」

美汐「今回は顔合わせのみですので、これにてお終いですよ」

栞「うぐっ…」


<おしまいだよっ>


後書き:走り書きですね、ほとんど。
特に言う事もないです。お約束ってのは、同じ一年だからって事で。

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