『猫下ろし』だよっ


名雪「あゆちゃん、実は世界の色んな法則は、猫さんによって決められてたって知ってた?」

あゆ「うぐぅ、それは初耳だけど…」

名雪「じゃあ今から覚えておいてね。猫さんは凄いんだよ」

あゆ「うぐぅ…。えっと、それでこの言葉とどう関係があるの?」

名雪「えーとね、世界の法則を猫さんが下界に下ろす!という事だね」

あゆ「え?」

名雪「神様、とは呼ばないけど、法則を下界におろすんだよ」

あゆ「つまり?」

名雪「つまりは“おふれを出す”という意味だね」

あゆ「おふれを出す?」

名雪「そう。おふれを出す行為を、猫さんが行なってる行為に習って、猫下ろしと呼んでるんだよ」

あゆ「へえ〜…」

名雪「とまあ、こうやって“猫下ろし”と呼ばせてる行為も…」

あゆ「行為も?」

名雪「猫さんが決めてる事の証明になるわけだね」

あゆ「あっ、なるほどぉ」

名雪「うんうん、いい反応だね。さすがあゆちゃんだよ」

あゆ「あはは…」



………………



栞「物凄く平和でした。『猫下ろし』これは、

  “猫が物を食い残すこと。また、その食い残した物”です」

北川「平和っつーかなんつーか…」

栞「大人しく私達もすぐ終わるとしましょう」

北川「本当の意味とのギャップが…」

栞「気にしてはいけませんよ」

北川「そりゃそうだけど…」


<おしまいだよっ>


後書き:多分最短?(後書きも最短?)

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