舞「…舞でいい」
名雪「…えっと、アシスタントの舞さんだよっ」
舞「………」
名雪「…舞、さん？」
舞「…なに」
名雪「挨拶…しないの？」
舞「…こんにちは」
名雪「こんにちは、よろしくねっ」
舞「………（こくり）」
名雪「さてさて、今回は猫さんの目が対象なんだよ」
舞「猫さん…」
名雪「舞さんは猫さんのことどう思う？」
舞「…かわいい」
名雪「うんうん、そうだよね。更にその猫さんの目、どう思う？」
舞「…かわいい」
名雪「そうじゃなくて…」
舞「…かわいい」
名雪「………」
舞「………」
名雪「えっと、猫さんの目！それはもうとっても奇麗だよね」
舞「…かわいい」
名雪「かわいい猫さんの目だもん。だからそういうことなんだよ」
舞「…にゃー」
名雪「う…ね、ねこー…はうっ、いけないいけない。今は解説途中なんだよ」
舞「…にゃん？にゃー」
名雪「はううう！！ま、舞さん、猫さんの鳴き真似は待って、ね？」
舞「…わかった」
名雪「ほっ…。えーと“輝かしい宝石の様な例え”だよっ」
舞「…宝石？」
名雪「うん。猫さんの目は宝石みたいに奇麗だからね」
舞「奇麗…にゃー？」
名雪「そう、にゃー、なんだよ」
舞「…にゃー、にゃー」
名雪「…ねこー、ねこー」
舞「………」
名雪「………」
舞「にゃーにゃー」
名雪「ねこーねこー」
舞「にゃーにゃーにゃー」
名雪「ねこーねこーねこー」
舞「…ねこーねこー」
名雪「にゃーにゃー」
舞「………」
名雪「………」
舞「…楽しかった」
名雪「うー、もっとやろう？ね？」
舞「………」
名雪「………」
舞「…にゃー」
名雪「ねこー」
舞「にゃーにゃー」
名雪「ねこーねこー」
舞「にゃーにゃーにゃー」
名雪「ねこーねこーねこー」
舞「にゃーにゃー…」
………………
香里「…壊れたわね。さて、
『猫の目のよう』猫の目の瞳って、丸くなったり細くなったりするでしょ。
だから“変化しやすいことのたとえ”なのよ」
祐一「何やってんだあいつらは…」
香里「相沢君も混じってくれば？」
祐一「それは遠慮する」
香里「人外魔境の地を体験できると思うわよ」
祐一「なおさらだ」
香里「っていうか、ほんとに止めてきなさいよ。あれは解説でもなんでもないわよ？」
祐一「そんなに言うならお前がやれよ」
香里「アシスタント一号のあんたの役目でしょ」
祐一「それは違うな」
香里「威張ってないでいつかやってよね」
祐一「………」
＜おしまいだよっ＞