『さっくっし』


『さっくっし(あゆ編)』

ここは商店街。
買い物が大抵の目的だが、祐一の目的はただ一つであった。
それは……
祐一「あゆ!」
あゆ「あっ、祐一くん。どうしたの?」
祐一「会えてよかった。あゆに是非とも見せたいものがあってな。」
あゆ「ぼ、ボクに見せたいもの?」
祐一「そうだ、これだ。」
そして祐一は、自信満々に一枚の紙をあゆに差し出した。


♪フニクリ フニクラの節で歌ってみよう

うぐぅ〜〜〜〜〜〜たい焼きを盗ってきたよぅ〜
うぐうぐぅ〜 うぐうぐぅ〜
うぐぅ〜〜〜〜〜〜焼きたて美味しいねぇ〜
うぐうぐぅ〜 うぐうぐぅ〜

うぐぅ〜〜〜〜〜〜さあたい焼き食べて〜〜
うぐうぐぅ〜 うぐうぐぅ〜
うぐぅ〜〜〜〜〜〜うぐぅをマスターだぁ〜
うぐうぐぅ〜 うぐうぐぅ〜

うぐぅ うぐぅ うぐうぐぅ〜
うぐぅ うぐぅ うぐうぐぅ〜
タイヤキ うぐうぐ タイヤキ うぐうぐぅ〜
たい焼きを食べてうぐうぐぅ〜


あゆ「……なに?コレ」
祐一「見ての通り、あゆの歌だ。あゆ専用だ、やったな」
あゆ「うぐぅ!全然やってないよ!!」
祐一「これを第一歩に、俺はプロの作詞家になる」
あゆ「ぜっっっっっっったいになれないと思うよ。ボクが保証してあげる」
祐一「それはよかった。あゆの保証はあてにならないことで有名だからな」
あゆ「うぐぅ、ひどい……」
祐一「要件はこれだけだ。あゆに見せられて嬉しいよ」
あゆ「ボクはぜんっっっぜん嬉しくないよ!」
祐一「よおし、次は真琴バージョンでも作るかな。そして名雪、と」
あゆ「うぐぅ、更に作るつもりなんだ……」
祐一「あゆのおかげで創作意欲が沸いてきたよ、さんきゅうな」
あゆ「あんなのでお礼言われてもちっっっとも嬉しくないよ!!」
祐一「心配するな、全国にこの歌を広めてやる。そうすればあゆは一大スターだ」
あゆ「うぐぅ!そんなのでスターになんかなりたくないよ!」
祐一「ははは、冗談だ」
あゆ「ほっ……」
祐一「お笑い有名人が関の山だろう」
あゆ「なおさら嫌だよっ!!!」
祐一「大丈夫だ、俺がマネージャーをやってやる」
あゆ「…祐一君、作詞家になるんじゃなかったの?」
祐一「マネージャー兼作詞家だ。だからまったく心配する必要はないぞ」
あゆ「うぐぅ、そんな心配してない……」
祐一「さあて応募しにいくかあ。じゃあまたな、あゆ」
あゆ「う、うわあ、応募なんて本気でやめてえー!!」

<お次は真琴〜♪>


※あっとっがっき
はい、これはただの一発ネタです。
(って、多分誰かが既に思い付いて書いてそうだなー)
バイト中にうぐぅうぐぅ思ってたらふと当てはまったもので、作詞してみました。
(ほとんど“うぐぅ”ばっかりですが)
真琴だと“あぅあぅ”になるんだろうなー。
(書くかどうかはわかんないけど)
2001・8・8