ある晴れた休日、シャオはいつも通り洗濯をしていた。
太助は庭の花壇に水をやっていて、ルーアンは冷蔵庫にあった羊かんを離珠と食べていた。
キリュウは短天扇で仰ぎながら、窓外の風景を見ていた。
ごく普通であり、平和とも言えるこの時、いきなりシャオの持つ支天輪が光り出した。
それに反応してか、ルーアンの持つ黒天筒、キリュウの持つ短天扇も光り出した。
「えっ?」
「あっ!」
「な!」
三人の精霊は悲鳴を上げ、それぞれ支天輪、黒天筒、短天扇へと吸い込まれていった。
それに太助は気がついたが、もう遅かった。
「シャオ!ルーアン!キリュウ!」
太助は叫んだが、答える者はいなかった。
(太助しゃま!)
いや、声こそ出せないが、星神である離珠がいた。太助は離珠に気がついた。
「離珠…お前は大丈夫か…しかし、何でいきなりこんなことが…」
太助はしばらくの間、わけも分からぬままその場に立ち尽くしていた。
そのころ、支天輪、黒天筒、短天扇へと吸い込まれていった三人の精霊は
驚いたことに同じ場所へと流れ着いていた。
支天輪、黒天筒、短天扇はそれぞれ独立したものだと思っていたので彼女達にとって
このようなことは初めてであった。
「ルーアンさん、キリュウさん!」
シャオは二人に会えて、うれしそうだった。どうやらもう二度と会えない気がしたらしい。
「え!シャオリンにキリュウ、何であんたたちがここにいるのよ?」
だがルーアンは不服そうだった。
キリュウに至っては、初めてなことにもかかわらず、冷静であった。
「・・・・恐らくだが、もともと我ら精霊を呼び出す物は同じ場所を共有していて、
出口がそれぞれ違っていただけなのかもしれないな。」
「同じ空間を共有?・・ですか?」
「だったら何で今まで主様に呼び出される前は、一度たりともこの空間であんた達と出会うことがなかったのよ?」
もっともな疑問だった。その時
「それは、私がお前達を呼び出したからだ。」
限りの無いように思われる空間に、響くような声が発せられた。
三人は声のした方へと振り返る。そこにはいかにも仙人とも思えるような風貌の老人がいた。
彼女達はこの老人を知らなかったが、以前会ったような、妙に懐かしい感じがあった。
「あんた誰よ?」ルーアンが突然現れた老人に向かって叫ぶ。
「私か。名前などはとうの昔に忘れてしまったが、言うならばお前達を作り出した造物主。
いや、創造主とでも言っておこうか。」
「創造主?!」
「こんな奴が…」
「私達を作り出した…」
三人の精霊は驚いたが、逆に創造主と名乗る老人は、それを見て楽しそうに笑っていた。
シャオは創造主に向かって叫ぶ。
「創造主様!一体なぜ私達をここへ呼び出したのですか?」
「そーよ。まだ羊かん食べ終わっていないんだから!」
「・・・ルーアン殿・・・・・」
ルーアンは相当食べかけの羊かんが気になるらしい。
「なあに。お前達の現在の主について、ちょっと興味を抱いての。
守護月天シャオリンの星神、南極寿星から色々話を伺ってな。
それ以来、お前達の持つ支天輪、黒天筒、短天扇を通して
主とお前達の行動を、ずっと傍観させてもらっていたのだよ。」
「太助様と、私達との行動を・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
シャオが呟いた時、キリュウは尋ねた。
「創造主様!私達の支天輪、黒天筒、短天扇から観察するのはあなた様の自由ですが、
それと私達を呼び出すことにどういう関係が?」
創造主はキリュウへ向き直る。
「ふむ・・・・・・・・時にキリュウ。お主は大地の精霊万難地天として、どのような役目を持つ?」
「呼び出した主殿に対し、試練を与えることが私の役目です。」
キリュウは自分の役目を淀みなく答える。
「確かにその通り。しかし、お主は数々の主のもとで試練を与えて、一体何がお主に残った?」
「!」
「これは万難地天だけに限ったことではないな。お主達守護月天、慶幸日天にも聞くかの。
一体お主たちに何が残った?」
「・・・・・」
三人は、困惑の表情で黙ってしまった。しかし、創造主の問いに答えるのには十分だった。
創造主は、彼女達に代わって言う。
「お主達に残ったのは、長らく仕えてきた主への想い。それゆえの悲しみだけだった・・・」
そう言って創造主は、三人の精霊に対し深く頭を垂れた。三人の精霊は突然の行動に驚く。
「これは私の業とも言えるかも知れぬ。私がお主達を創造したから、
お主達には永遠の悲しみという烙印を押してしまったのだからな。
今更ながらだが、許して欲しい。」
彼女達は一瞬戸惑って、黙ってしまった。その沈黙を最初に破ったのはルーアンだった。
「・・たしかに、創造主様の言う通りだけど、いきなり許して欲しいといわれても、逆に困るのよね。
ま、私は今がよければそれで良いんだけどね。」
思った以上に軽い答えだった。それに続いてキリュウが言う。
「正直、何度も何度も永遠に同じことを繰り返すことに
自分の役目の意味がわからなくなっていったこともある。
永遠の悲しみを味わうのは嫌だとも思ったこともある。
でも、ルーアン殿とは少し違うが、やっぱり今主殿に対して仕えている自分が、とても満足できる。
そんな時があるから、悲しみにも耐えられるんだと思う。
私は、許すとかそう言うことは、なるべく考えたくは無い。」
そういうキリュウの顔は、やっぱり穏やかだった。
「すまぬな・・・・お主は悲しみ故に心を閉ざさせてしまったのにな…」
創造主はシャオのほうを向いたが、シャオは依然黙ったままだった。
「それはそうと、私達を呼び出したのはそれだけなの?」
ルーアンが創造主に言う。どうやら羊かんに相当拘っているらしい。
「いや、私がお前達を呼び出したのは、それについての審判を受けるためだけではなく
お前達に対して罪滅ぼしをするためなのだ。」
「罪滅ぼし?」
「そう。現在の主七梨太助に仕えるうち、お前達は次第に変わりつつある。
それゆえ、今までに無いくらい主に対しての想いは大きいはず。
だから、せめて今まで悲しみを与えた罪滅ぼしに、お前達を精霊の職務から解任しようと思うのだ。」
「!!」
「え?」
「解任って…」
「そう、お前達を不老不死から開放し、現在の主と等しく生きさせようと思うのだ。」
創造主の意外な提案に、三人は言葉を失った。
シャオにとって、これは心の奥底で願っていたものだった。それが今正に現実のものとなろうとしている。
しかしシャオにとって、それは辛いことでもあった。
守護月天から解任ということは、長く共にしていた星神たちと別れることでもあるのだ。
加えて、南極寿星が反対していることでもあったのだ。シャオは叫ぶ。
「しかし、そんなことが…」
創造主はシャオを制す。
「シャオリン、お前の星神達への想いは分かる。
しかし、これは南極寿星を始めとした星神達の意思でもあるのだ。」
「え?」
意外な返答にシャオは言葉を失う。
「流石に星神達も、お前が主と分かれる度に悲しくなることが気の毒だと思ったんだろうな。」
「そんな…」
「よくあの頑固じじいがそれを許したもんね。前はあれだけ反対してたのに…」
ルーアンが溜め息交じりに言った。
「ルーアン殿?以前何かあったのか?」
南極寿星が出てきたことを知らないキリュウが尋ねる。
「ちょっとね。あの頑固じじいがシャオリンを支天輪へと連れ戻そうとしたのよ。」
創造主は二人にも問いかけた。
「どうだ?お前達。」
数秒の間を置いて、最初に答えを出したのはルーアンだった。
「あたしは・・・・その話はパスするわ。」
「なにっ!?」
意外な答えに創造主は驚く。
「ただし、今だけよ。あたしは一度黒天筒に戻るわ。そしてまた新しい主様を探して、
あたしが本当に仕えたいと思った時、その時解任して欲しいわ。それに…」
「それに?」
「たー様にはこの子がいるしね。」
そう言ってルーアンは視線をシャオに向ける。
次に言ったのはキリュウだった。
「私も今はやめておこう。あまりに突然なことなので、すぐに結論を出すことができないし。
私もルーアン殿と同じく短天扇へと戻る。後はルーアン殿と同じようにさせてもらう。
よろしいでしょうか、創造主様。」
二人の意外な答えに、流石の創造主も驚きを隠せなかった。
「ふむ・・・・まさかお主達がそう言うとは思わなかった・・・・・
では最後にシャオ。お主はどうする?お主も慶幸日天、万難地天と同じ道を辿るか?
それとも解任を望むか?答えよ。」
遂にシャオは、重い口をやっと開いた。
「私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太助様と一緒にいたいです。だから・・」
シャオはそれ以上言わなかったが、それで十分だった。ルーアンとキリュウは穏やかな表情で安堵した。
「・・・・・いいだろう。守護月天シャオリン。お主を解任しよう。ただし、一つ条件がある。
それは主を信じて百年、七梨太助を待つことだ。」
「えっ?」シャオは驚愕する。
「百年だと?」キリュウは年月の長さに驚く。
「いきなり解任するんじゃないの?」ルーアンが抗議する。
創造主は三人に諭すように説明した。
「七梨太助という主は、確かに素晴らしい心を持つ・・・・・が、それでも人間であることに変わりは無い。
お前達精霊ほど一つのことに忠実になれるほどの人間はそういないのだ。だから百年待って信じるのだ。
そうでなくてはシャオ、お前は七梨太助に対して、すべてを委ねさせることはできないのだ。」
「そんな…」
落胆しかけたところで、キリュウが言う。
「お言葉だが創造主殿。主殿はそういう人ではない。」
創造主は穏やかに答えた。
「しかし、星神達はこれを条件に解任を望んだのだ。彼らの意思は無駄にはできぬ。」
キリュウはそれを聞いて何も答えられなかった。しかし、シャオは決意した。
「キリュウさん、私はいいです。太助様を信じて百年待ちます。」
「シャオ殿!」
「それに、今まで悲しい思いをしてきた年月から比べれば、短いものですから・・・」
ルーアンはそれを聞いて、『やっぱり勝てないか』と思った。
ルーアンも、シャオの一途な心には、とうとう敵わなかった。
「いいのだな?」創造主が念を押す。
「はい!」
「よろしい。ではシャオリン、ルーアン、キリュウよ。主殿に挨拶をしてくるがよい。」
そして三人の精霊は太助の待つ世界へと戻っていった。
シャオ、ルーアン、キリュウを待っていたのは、太助だけでなく、星神達であった。
「シャオ!ルーアン!キリュウ!」
「太助様!」
「たー様!」
「主殿!」
「よかった。会えないかと思ったよ。」
その言葉で三人は一瞬暗い表情になったが、キリュウは平静を装って太助に言った。
「いや、主殿これからはもう会えなくなるのだ。」
それで、太助は三人の心を瞬時に理解した。太助は
「あっ・・ああ。知ってるよ。」
としか言うことができなかった。
彼女達精霊が戻ってくるまでの間、南極寿星は太助にすべてを説明していた。
シャオの守護月天の役目からの解任、そして太助がシャオを百年待つこと。
太助はシャオが断腸の想いでそれを決意したことも聞いた。
そして太助は百年待つことを決めたのだ。
太助はシャオのほうを向く。
「シャオ・・・・・俺は百年待つよ。だから、絶対帰ってきてくれよ。」
「はい!太助様!」
見つめ合う二人の間にルーアンが割り込んできた。
「たー様。ルーアンもう二度と会えなくなって悲しいわ。」
そう言ってルーアンは後ろから太助を抱いた。
いつもなら太助は抵抗するが、今回だけ太助はそれを許した。
それを不思議に思ったのか、ルーアンは訝しげに尋ねる。
「たー様?」
それを見た太助はクスッと笑って礼を述べた。
「ありがとうルーアン。ルーアンが選んだ道も、南極寿星から聞いたよ。」
ルーアンは今まで呆れていた思いをここで太助にぶつけた。
「まったく、本当にあんた達には流石に参るわよ。ま、お幸せにね。」
そう言ってルーアンは食べかけの羊かんを持って、黒天筒へと帰っていった。
太助はキリュウのほうへ向いた。
「キリュウ。」
「どうした主殿?」
「いや・・礼をしようと思って。今までありがとう。」
太助が礼をした途端、キリュウの顔が一瞬にして赤くなった。
「い…いやその…」
キリュウは大きく深呼吸して、次第に冷静さを取り戻した。しかし、表情は穏やかだった。
「礼を述べられるほどでもない。結局、私は主殿の望みである
シャオ殿を守護月天の苦しみから開放するという目標へと導いたとは思えないのだから。
それに、最初はそれとは関係無いような試練を与えたのだしな。」
太助はキリュウが戸惑いながらも話しているのを見て、笑みを浮かべた。
「でも、それでもキリュウといて楽しかったよ。」
太助がそう言った時、キリュウは急に後ろを向いたが、キリュウの目から涙が零れたのを見逃さなかった。
そしていそいそと短天扇へと帰っていった。
そして太助は星神達に振りかえった。シャオが最後の挨拶をしていた。
「軒轅、虎墳、離珠、それにみんな。どうもありがとう。もう、会えなくなっちゃうね。」
シャオは泣きながら言った。虎墳はシャオをなだめるように言う。
「大丈夫ですよ。俺達は離れてても、守護月天様やボウズ・・いや太助様を見守ってますから。」
元来星神とは、天球に浮かぶ星座からきている。天球に浮かぶ星座こそが彼らの本当の姿であるのだ。
「ありがとう…」
太助がその光景を目にしている時、足元には南極寿星がいた。南極寿星が言う。
「小僧…いや、七梨太助よ。どんなことがあっても、シャオリン様を泣かせるようなことをするでないぞ。」
南極寿星は太助に念を押した。
それを了解した上で、太助は言った。
「爺さん、俺は、絶対シャオを待つよ。百年だろうと千年だろうとな。」
「フン。」
そう言って南極寿星は、シャオのもとへと歩いていった。
「シャオリン様。別れの挨拶は済みましたか?」
「南極寿星…」
シャオは南極寿星のほうを向く。
「シャオリン様。これからあなたは一度支天輪へと入っていただきます。
しかし、そこは今までいた支天輪とは異なり、別の空間へと入るのです。
そこには、我ら星神は存在しません。
その中で百年、あの七梨太助が信じるのを待ちつづけるのです。覚悟はよろしいですかな?」
「はい。」
シャオは毅然とした態度で答えた。それを見た南極寿星は微笑みながら言った。
「では、シャオ様。太助殿のもとへ。我らは支天輪へと戻らせていただきます。
それでは皆のもの。戻るのじゃ。」
そういって星神達は支天輪へと戻っていった。最後に南極寿星が「幸せに」といったのが聞こえた気がした。
いま、ここにはシャオと太助二人だけである。しかし、どちらもなかなか言い出せなかった。
先に言ったのはシャオだった。
「太助様。百年待っていてください。絶対にまた会いに着ますから!
ですから、待っていてください・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
シャオはまた泣いていた。太助のことを信じているシャオとて、やはり不安でもあったのだ。
しかし太助はそっと涙をぬぐってやった。
「シャオ。百年経ったら、絶対来てくれよ。」
太助は笑いながら言った。少しでも悲しみを和らげたかったのかもしれない。
その太助の心遣いの礼も込めて、シャオは大きく頷いた。そして支天輪へと入っていった。
支天輪へ入ったシャオは、いつもとは違う暗闇の中にいた。
それはすべてを否定し、いかなる存在すらも拒絶するようなものだった。
そして何も無かった。シャオは自分が立っているのか、浮いているのかすら分からなかった。
今さっき通ってきた道も見えなくなっていた。いや、無くなったのかもしれない。
シャオは仕方なく、何も無い前方を進むことにした。道も無ければ地面も無い。
進むといったが、果たして本当に進んでいるのでさえも分からなかった。
暗闇しか存在していないので、時間もわからなかった。
そのうち、自分が今どうしているのかも、分からなくなっていた。
ただ、この暗闇に入ってから感じられることは、とてつもない孤独感だけだった。
百年はまだ遠い。
次第にシャオの意識が遠くなる。
それでも百年は経たない。
支天輪で待っているときより長く、
そして孤独感に押しつぶされそうになっていた。
シャオは孤独のあまり泣いた。
しかし、それでも百年は経たなかった。
シャオは、守護月天から解任すると言った創造主に騙されたのかとさえ思った。
それでも百年は経たない。
シャオは泣き疲れて眠りそうになった。
でもシャオは、自分が横たわっているのかも分からないままだった。
そして思い出す。初めて太助に呼び出された日のこと。そして一緒に生活した日々・・・・・・・・・
それを思い出したことにより、シャオに勇気が沸いた。
それでも百年はこない。
シャオは勇気を一度は取り戻したものの、現実に引き戻されるなり再び泣いた。
一層シャオの心を抉る結果となってしまったのだ。シャオは泣きながら歩いていた。
あてもなく暗闇の中を。
しかし、そうしているうちに、シャオは自分が歩いているということに気がついた。
今までそのような感覚がなかったのである。そして、潤んでいる目を凝らしてよく見ると
シャオは懐かしい道を歩いていることに気がついた。
道はまだ暗かったが、それでも前よりはよく見えた。
その道は、いつだったか太助と買い物に行ったときの道だった。
この道は?
シャオは立ち止まって辺りを見まわした。そこは、太助達の住む町だった。
シャオはそれを知るや否や、道をまっすぐ駆けて行った。太助の待つところへ。
その時、朝日が昇った。
シャオは太助の家に着いた。そしてドアを開けるとそこには、太助が変わらぬ姿で待っていた。
「お帰り、シャオ。」
太助が笑いながら言った。
「太助様!」
そしてシャオは太助に抱きついた。
百年はもう経っていたんだということに、シャオは始めて気がついた。
今回は、かの有名な夏目漱石さんの作品の一つである「夢十夜」を
自分なりに、そして月天風に書いてみました。
しかし、第一夜は本当に良い話ですよね、いきなり。
私としては、これを第十夜辺りに持ってきたかったなと思ってます。
このお話で特筆すべきこと、それはHAPPY ENDであることです。
夏目漱石さんの「夢十夜」の第一夜は、本当はHAPPY ENDのように書いてありますが、
本当は違うんです。漱石さんは
「胸を暖める愛であるよりは、そうした愛への憧憬を必至とする存在の喪失感」を書いていたそうです。
これをある人は、「漱石の痛き夢に他なるまい。」といったそうです。
そう言う観点から考えてみれば、やっぱり私の作品はまだまだなのかな?と思ってしまいますです。
昔の小説家さんは、本当に心が繊細な人が多いんだなあと思います。
でもまあ、書いているうちに私も少しずつ精進していくだろうと思います。
一応この『ユメジュウヤ』は、漱石さんの『夢十夜』に習って、全部書いていこうと思います。
(おいおい第四夜は一体どうなるんだ?)
そう言うわけで、最後まで見たいただければ幸いです。それでは、第二夜でお会いしましょう。