=宝玉の継承者=

「第四話 宝玉のことを思い出す」

「なあ、七梨。」
「なんだ、山野辺。」
「あんたこの前宝玉が届いたとか言ってたよな。」
「ああ、そういえば。」
「あたしの家にも闇の宝玉ってのがあったぞ。」
あったの!
「本当か?」
「ああ。」
「それじゃあ、試してみるか。」
「ああ、今日おまえの家で。」
それいつでも適応するんだね。

「きょ〜うの料理はあたしたち〜。」
「何のんきに歌ってんのアリカ。」
「戻れるかわからないんだよ。」
「大丈夫だって。前もマシロちゃんが過去の世界に閉じ込められたとき自分で出てきたじゃない。」
「それとこれとは別よ。」
そりゃそうだ。
「今日もシャオさんは神社かな?」
「あたりまえじゃない。」
一週間で神社直ったら錬金術師(ハ○レンの)並にすごいよ。
「でももう半分直ってるって一昨日。」
それはすごい。

「はい、ハンバーグセットできました。」
「共同作品だよ。」
「アリカ、作品じゃなくて料理といいなさいよ。」
それより食べないと冷めるんじゃ?
「別に作品でもいいんじゃないの?」
「まだそこまでじゃないわ。」
「食べ物を粗末にする気ですか?」
「早く食べようよ。食べてないの私たちだけだよ。」
「「え!」」

「ところで山野辺、俺のやつもう杖になっちまったんだけど。」
「あたしもなぜか鉄拳と鉄脚に。」
おいおい。
「じゃあ、どうする?この手紙のやつに会いに行くか?」
「おまえ光だから光速とか使えんだろ。」
「まあ、そうだけど。」
いつ調べたんだ?
・・・ヨウメイか。
「じゃあ、シャオたちもつれてくぞ。」
「なんでだよ。」
「もちろんおまえとのデートをするために。」
ナイスアイディア!
「・・・まあ、邪魔はないだろうけど。」
「そうと決まれば明日いくぞ。」
「いくら明日が休みだからって・・・。」
「いいじゃないか。」

〜そんでもって翌日〜
「主殿、出かける前に試練を。」
「よし、キリュウちょっと試したいことがあるから山野辺も一緒でいいか?」
「それなら私もキリュウさんと一緒に
「そのくらいならかまわない。」
しっかり二人とも例の物を装備してるし。
「来たれ、石降り。」
「万象大乱。」
岩が123・・・・25個も!
「きらめけ、光の矢。」
「のみこめ、闇の盾。」
ほとんどを太助が放った矢が破壊して残りを闇がのみこむ・・・、いい作戦だな〜。
「ならば、万象大乱。」
砕かれたのがまた巨大化!
「たて、光の柱!」
「消し去れ、闇の腕!」
これも無効化されたよ。
「よし、万象大乱。」
上に行った岩の破片が巨大化。
「私も、来たれ、雷鳴。」
「さすがにこれは。」
「きついな。」
「よし、作戦S−1だ。」
「了解。」
いつ決めたの?
「光よ。」
「闇よ。」
「「対極盾!!」」
今度は完全に消えたな。
「なんだこれは。まさか、私に与えられた試練なのか?」
いや、違います。
「今日はこれくらいにしておくか。」
「・・・もっと遊びたかったのに。」
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あとがき
いや〜、太助と翔子のナイスコンビネーションでしたね。
次回はある学校へ行こうとします。
送り主は学校の校長(次期理事長候補)という設定です。
作者はまだ高校生ですが、そこら辺は読めばわかります。
ちなみに次回ナレーターが変わります。
三話で最初の方のヨウメイの台詞は、主様で終わっていますが、
本当は主様たちの会話です。
あと一箇所、)を」に間違えていました。
それとこれは個人的に作っているものを
知教空天楊明編に直したものなのでオリジナル版があります。
そちらがほしい人はメールをよろしくお願いします。

おまけ

太助「今日は俺たちだよな、マシロ。」
マシロ「そうだよ、太助君。」
太助「なんで学校なんだ?」
マシロ「学校での僕の生活についてだから。」
太助「とりあえず、女として来てるんだよな。」
マシロ「うん、思いついた偽名が『風花真白』って名前だったから。あとそれに慣れたから。」
太助「真白は妹で、風花はヴィントブルームを日本語訳したんだっけ?」
マシロ「うん。マシロってよばれるのに慣れてるから。」
太助「体育とか大変じゃないか?」
マシロ「もう慣れたから。」
太助「そういえばガルデローべって女子校だったな。」
マシロ「うん。それにエルスちゃんはよく抱きついてくるから。」
太助「ルーアンみたいだな。」
マシロ「でも女装やめて町に出るときはなんて名乗るべきかな?」
太助「とりあえず、俺の従兄弟ってことで苗字は七梨にしたらどうだ?」
マシロ「うん、それじゃあ名前は白太にしようかな?」
太助「そうか。・・・って本題からずれてる!」
マシロ「どんな生活かというと、男の子からは交際申し込まれるし、
女の子からは勉強教えてって言われるし。」
太助「え〜と、この前のテストどうだった?」
マシロ「ニナちゃん、エルスちゃんと並んで1位。」
太助「すごいな。今度俺にも教えてくれないか?」
マシロ「いいよ。それよりもう時間だね。」
太助「それじゃ。」
二人「またな(ね)。」


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