=宝玉の継承者=

「第三話 指輪をはめてみる」

「いや〜、出雲ごめんな。家完膚なきまでに壊しちまって。」
「いいですよ。こうして住む場所も確保してくれたんですから。」
「いや〜、毎回毎回俺の家でなんかやるから、
そのために宿泊棟を羽林軍に造ってもらってるから問題ないからさ。」
そうなんですか?
「そういえばそうですね。」
「それで納得していいんですか主様?」
「いや〜。もうすぐ新学期が始まるだろ、そうしたらこうでもしないとさ。」
「そうですね。受験の準備も必要ですからね。」
注):この小説は、現在3年生の夏休みという設定です。
「それじゃあ、そろそろこの指輪をはめてみるか。」
なにも確認せずには危ないのでは?
「その指輪については統天書にもないですからね。」
「なにも変化は無いな。」
「太助君、上を見てください。」
「へ、上?」
大きな時空のひずみができてますね〜。
「なにかが見えるような。」
「実際に見えてますけど。」
「うわ〜〜〜!」
「すご〜い。」
「ちょっと、そんなこと言ってる場合じゃ・・・。」
「人だ〜!」
え〜〜〜!!
ドッシ〜ン
「うう、なんなのいったい。」
「ふぇ〜。いったいなにが起こったの?」
「みんな重い。」
「君たち、誰なの?」
「え?あたしはガルデローベコーラルNo.51アリカ・ユメミヤです。」
「私は同じくコーラルNo.1ニナ・ウォンです。」
「僕は、とりあえずマシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム。
あと隣で気絶してるのがエルスちゃんがエルスティン・ホー。」
「と、とりあえずって。」
そりゃこけますよね。
「えっとここはどこ?」
「ここは日本だ。」
「ニホン?」
「詳しくは三次元の銀河系列太陽系第三惑星地球の日本国です。」
「「「ち、地球〜〜〜!?」
うるさいですね〜。
まあ、元ネタ知ってる人なら当然の反応ですが・・・。
「駄目ですよ、出雲さん。ユーラシア大陸東部、アジア州の島国というのが抜けています。」
「「と、ということは。」」
「あたしたちタイムスリップしたんだ。」
「アリカちゃん、それ僕たちが言うべきなんだけど。」
「今の流れからしてね。」
「あ、そうなんだ。」
・・・シャオ並だ。
「あの〜タイムスリップっていったい。」
「僕たちは、地球の未来の姿、滅びの歴史が隠蔽された後の時代、
惑星エアルから来たみたいなんです。」
「ほ、滅びの歴史・・・。」
「そんな物騒なものが未来に起きるなんて・・・。」
「ふむ、全ての精霊が一丸となればなんとかなるかもしれぬな。」
「せ、精霊?」
「うむ、私とそこで寝ているものは精霊なのだ。
あと三人ほど集まってるのだがそちらは修理をしててな。」
「いったいなにを壊したんですか?」
「試練だ、考えられよ。」
「私の神社と家です。」
「「え〜〜〜。」」
会話がかみ合ってないような、かみ合ってるような・・・。
「ジンジャ?」
「アリカちゃんあとで教えてあげるから。」
「うん。ありがとうマシロちゃん。」
「む、教えるのは私の専売特許です。」
ここまでくると会話がわかりにくいな・・・。
「あ、そういえば俺たちの名前教えてなかったな。
俺は七梨太助だ。よろしくな。」
「私は宮内出雲です。」
「わ、私は万難地天のキリュウだ。
あ、あとそこで寝てるのが慶幸日天のルーアン殿だ。」
いまさらかよ。(恥ずかしがるのが)
「私は知教空天のヨウメイです。」
(なるほど、教えるのが専売特許か・・・。)
マシロくん納得しちゃった。

「ただいま戻りました。主上。」
「ああ、おかえりランリン。」
「そちらの方たちはいったい・・・。主上の妃ですか?」
「冗談でも次にそんなこといったら怒るぞ。」
「もう、怒ってますね。」
「ちなみに一人は男だ。」
いつ聞いたんだ?
「そこの青い髪の人ですか?」
「・・・違う。この白い服の人。」
「そうなんですか。」
ニナはほっとくんですか?
「それより落ち込んでるぞ。誤まれ。」
「はい。わかりました。
ごめんなさい。・・・えっと、お名前は。」
「ニナです。」
「素敵なお名前ですね。」
「ありがとうございます。」
「いえ、社交辞令です。」
「・・・。」
「そちらの方は?」
「あたしはアリカ。」
「僕はマシロでいいよ。」
「そちらの方は?」
「エルスティンです。」
「あら?ニナさんもう、立ち直りましたか。」
・・・・・
(もしかして封印とくときのヨウメイより口が悪いんじゃ?」
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あとがき
え〜と、別の漫画のキャラクターを出しました。
とりあえず、次回あたりに宝玉について出す予定です。
ちなみに次回は一週間後の設定で、今回来たみんなは偽名で学校に入学してます。
ちなみにアリカ以外は校内での偏差値100です。
まあ、超超超超超エリートしか入れない学校の子ですから・・・。

おまけ

マシロ「えっと今回は僕たちがここを担当することになりました。」
アリカ「よろしくお願いします。」
エルス「アリカちゃん、大丈夫?」
アリカ「このくらい大丈夫だよ。」
マシロ&ニナ「「絶対大丈夫じゃない」」
アリカ「ニナちゃんだっておさい・・・。」
ニナ「アリカ、なんであなたがそのことを。」
マシロ「僕しか知らないはずじゃ・・・。」
エルス「?なにかは知らないけどとりあえず始めようよ。」
マシロ「そうだね。それじゃ。」
4人「すぐわかるガルデローべの紹介コーナー。」
マシロ「まず、基本的には男子禁制。」
アリカ「マシロちゃんは特例。」
ニナ「マスターの人や王侯貴族やその重臣、見学ツアーについては許可有。」
エルス「私はあまり男の人が来るのは嫌だけど・・・。」
ニナ「基本的には二年制。」
マシロ「14歳から16歳までが受験可能。」
アリカ「基礎能力・容姿・可能性がいいことが入学基準。」
エルス「オトメを目指して世界中から集まった五万を超える少女たちがガルデローべの門を叩く、
だけどガルデローべの門をくぐることができるのはわずか50名。」
アリカ「その中から晴れてマイスターになれるのはさらに一握りなんだよ。」
マシロ「アリカちゃん雰囲気台無し。」
アリカ「へ?そう。」
ニナ「学科は基本的なものから国々の法律や語学。」
マシロ「そのほかにも被服学や礼法、舞踊など。」
アリカ「そしてあたしの得意な舞闘。」
エルス「私は料理とかが得意かな。」
ニナ「私は、特にないわ。」
マシロ(何でもできるからね。でもお裁縫は駄目なんだよね・・・。)
「ぼくはお裁縫。前の学校では他も簡単にできてたんだけど。」
アリカ「ガルデローべは難しいからね。」
マシロ「アリカちゃんは授業中寝てたりするけどね。」
ニナ「勉強は全然駄目だしね。」
アリカ「うう。」
エルス「あと全寮制。」
アリカ「あとすっごくお金がかかるの。」
ニナ&エルス「そうなの?」
アリカ「うん。あたしは休みの日にバイトして通ってるの。」
ニナ「そういえばたまに見かけるわね。」
エルス「そういえばリンデンバウムでこの前見かけたね。」
マシロ「アリッサちゃんたちと会ったときもしかして僕を尾行してたの?」
ニナ&エルス「・・・。」
アリカ「それでは時間なので次回へ。」


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