=宝玉の継承者=

「第一話 謎の小包」

「太助様、小包が二つも届いています。」
「片一方は親父だろうけど、もう片方はいったい誰からだ?」
決定事項なんですか?
「コードネーム:ロストエレメントさんからです。」
「誰だよ。っていうかよく届いたな、そんな怪しい名前で。」
すまん、それは作者のものだ。
「太助様。コードネームとは何でしょうか?」
「・・・そういうのはヨウメイにでも聞いておけ。」
おいおい。まあ、それが一番いいけど。
「はい。それじゃあ、聞いてきます。」
「ああ。それじゃあ、親父の方の手紙から。」
『久しぶりだな太助。
実はこの前、万里の長城を歩いていると『光の宝玉』とかいう黄色の玉を見つけてな、
なにやら正統継承者が持つと不思議な道具になるらしい。
父さんが持っても何も起こらなかった。
父さんは見放されたのかもしれないよ。
さすがにこれはお前でも無理だろう。』
「そう思うなら送ってくるなよな。ん?もう一つ手紙が。」
『こっちの方はなにやら珍しくてな、
一緒に入れておいた小さな箱の中身の指輪をはめることができれば、
未来から少女がやって来るそうだ。
追伸:玉は重いので気をつけろ。
それもテレビ並みにな。』
「よくそんなもん送れたな。」
確かに。
「もう一つの手紙先に読んどこ。めんどくさいことになりそうだし。」
『初めまして。
ロストエレメントです。
送ったのは、心の清きものだけが怪我をせずに触れられるといわれる『鳳天紋』と『星天鍵』、
そして心の清きものが触れたとき精霊が現れるそうです。
試してみてください。
追伸:『光の宝玉』又は『闇の宝玉』の行方をしりませんか?』
「来ちゃったよ。今回は父さんじゃなかったけど。」
「主殿、ここに書かれている『光の宝玉』とやらはその玉ではないのか。」
「キリュウじゃないかどうしたんだ。」
「私もいますよ。」
「あ、ヨウメイ。」
「そろそろ試練を始めようと思ってな。」
「それで私は時間の計測が必要なので手伝いを。」
もうお昼ですから昼食後にするべきでは?
「それじゃ、やるか。」
やるんですか。
「おっと、その前にこれの確認を。」
そうそう。
「あ、ちょっと主様それは待ってください。」
へ、どうしたの?
ってなんか光った。
「うわ、なんか出てきた。」
「初めまして主上。私は三代目梵天、結断梵天蘭鈴(ランリン)でございます。」
「初めまして御主人様。私は才授火天春(チュン)です。」
「ああ、初めまして。俺は太助よろしくな。ランリン、チュン。」
二人同時に出てきたのに平然としている。
さすが日天月天地天空天同主。
「二人一度はさすがに初めてだな。」
「それじゃあ、私たち以外に誰か数人いらっしゃるのでしょうか?」
「私も気になります、御主人様。」
「ああ、そこに居る万難地天のキリュウと知教空天のヨウメイ、
あとは守護月天のシャオと慶幸日天のルーアンがいる。」
「そういうことだ。よろしくたのむ、二人とも。」
「こちらこそ。」
「よろしくおねがいしますね。」
この二人は日天月天地天空天同主ということは、なにもおかしいと思わないのだろうか?
「それより早くシャオさんに見つからないところへチュンさんを。」
もう遅いみたいですけど。
「太助様〜、ヨウメ・・・チュンさんですか。」
「久しぶり、シャオちゃん。」
「ここじゃ狭いですね、山のほうにでも行きましょうか。」
「それでいいよ。」
「い、いったいなんなんだ。」
「主様が人の話を聞かないから・・・。」
この二人に昔、何があったかは後でわかるとして。
この状況は危険ですが次回につづきます。
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あとがき
あまりわかりにくいんですが、
日常の作者(私)を知っている人はロストエレメントの所で正体がわかってる可能性があります。
あと、小説を知っている人もそうですね。
その人は言葉使いが変わっているのは気にしないでください。
あとランリンの特技を読むのは諦めた方がいいですよ。
指輪は別の漫画(アニメもありますがそちらは詳しくないので)関係のものです。
梵天で三代目ってところはそのうちに・・・。

結断梵天蘭鈴(けつだんぼんてんランリン)
性別:女
役目:主に従い、命じられたものを結びつけ、断ち切る。
能力:『星天鍵』を使ってどんな鍵も一発で開ける。
精霊刀『紅蓮華』で望んだものを断ち切る(又は解き放つ)。
『心通針』と『力通糸』で望んだものを結びつける(又は繋ぐ)。
精霊を精霊器に戻せる。
全ての精霊についての知識を好きなときに引き出せる(現在の状況も)。
他にも秘密の能力があるらしい。
特技:家事全般、料理、茶道、華道、笛、琴、馬頭琴 、二胡 、高胡 、小鼓 、大 、鞨鼓 、 胡弓 、
箏(筝) 、十七弦(十七絃箏) 、琵琶 、三味線 、三線(蛇皮線) 、篳篥 、横笛 、龍笛(竜笛) 、
高麗笛(狛笛) 、神楽笛 、能管 、篠笛 、尺八 、一節切 、天吹 、笙 、鼓 、鞨 、和太鼓、大太鼓 、
小太鼓 、締太鼓 、鉦鼓 、鳴物 、乗馬、書道、剣道、薙刀、居合い道、空手、柔道、合気道、弓道、
少林寺拳法、カンフーなど
趣味:料理、武術試合など
特徴:白い髪、白銀の瞳、雪より白い肌
好きな食べ物:ほとんど好き
嫌いな食べ物:限度を超えた甘味、酸味、辛味、苦味の強いものなど
好きな人:優しい人
嫌いな人:嘘つき
特記:三代目梵天

才授火天春(さいじゅかてんチュン)
性別:女
役目:主に徳や才を授けること。
能力:『才徳印』で主や自分などに才や徳を与える。
『鳳天紋』で徳を永遠に残す。
火の元素を操れる。
特技:喧嘩、武術(師範代並みの強さ)
趣味:喧嘩等
特徴:紫の瞳、藍色の髪
好きな食べ物:なんでも
嫌いな食べ物:美味しくないもの
好きな人:面白い人
嫌いな人:面白くない人

以上、オリキャラ設定でした。
追加事項ができたら毎回あとがきに乗せます。


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