エルルゥ「ハクオロさん、ハクオロさーん」
ハクオロ「ん、どうしたんだいエルルゥ」
エルルゥ「あのファミコンソフトの攻略解説を私達がやることになったらしいですよ」
ハクオロ「えぇっ?」

(こどものこーろのゆめーはー♪)

ハクオロ「というわけでモニターの前のみなさんこんにちはこんばんは。ハクオロです」
エルルゥ「おなじくみなさんこんにちはこんばんは。エルルゥです」
ハクオロ「冒頭でも言いましたが今回私達があるファミコンソフトの攻略解説をする事になりました」
エルルゥ「でもなんのゲームをやるんですか?」
ハクオロ「それはこれです。じゃんっ。『すごろクエスト ダイスの戦士たち』」
エルルゥ「どんなゲームなんですか?これ」
ハクオロ「基本的にはRPGなんだけど移動、戦闘ともにサイコロを使うのが大きな特徴だね」
エルルゥ「サイコロ…ですか?」
ハクオロ「まぁ簡単に言うと移動する時はサイコロを振って出た目の数だけ進む。戦闘では自分と敵がサイコロを投げあい大きい目を出した方が攻撃できるんだ。今はこれだけわかっていればじゅうぶん。詳しい事はあとでまた説明するよ」



『キャラクター紹介』

ハクオロ「このゲームは主役となる4人のキャラクターたちを別々に冒険させるんだ。キャラクターたちはそれぞれ能力が違うから状況にあわせて使い分ける事が重要だぞ。ではこの四人のキャラクターたちを紹介するとしよう。まずは一人目」
ベナウィ(ファイター役)「お呼びですか聖上」
ハクオロ「一人目はこのファイター。鎧に身を包んだ戦士でオールマイティな能力の持ち主だ。攻撃力が高く魔法も少しだけ使える。とはいっても回復魔法以外はほとんど使う機会はないだろう。基本的に直接攻撃がメインとなる」

ハクオロ「続いて二人目が」
クロウ(ドワーフ役)「うぃっす、総大将!」
ハクオロ「このドワーフだ。ドワーフは基本的に力押しタイプだ。パワーに優れているかわりに魔法が全く使えない。と言いつつ後半に少しだけ魔法を覚えるのだがたいした魔法は使えない。やはり直接攻撃がメインとなるな」

ハクオロ「ファイターとドワーフはどちらも直接攻撃がメインという似た性能を持っている。そこでこの二人のおおまかな違いについて解説しておこう。ファイターはドワーフより魔法を覚えるのが早い。かわりにドワーフはファイターより力のダイスの上限の成長が早いんだ」
エルルゥ「力のダイス?」
ハクオロ「戦闘で直接攻撃する時に出すサイコロの事だよ。この上限がこちらの出すサイコロの目の最大値になるから大きい方が有利なんだよ。そしてドワーフはこの力のダイスの上限の成長が早い分序盤はファイターより有利だ。相手を上回れる可能性が高いからな」
エルルゥ「てことは…ベナウィさんいらないんですか?」
ハクオロ「いやいやいや!そんなことないから!ファイターは成長が遅いというだけで最終的には力のダイスの上限はドワーフに追いつくよ、そうなると魔法の分ドワーフより強いんじゃないかな?」
エルルゥ「あ、そうなんですか?」
ハクオロ「でも最終的に二人の性能は大差なくなる。そして今回の攻略ではファイターの出番はない、だからファイターを育てるかどうかはお好みで」
ベナウィ「えぇっ!?」
ベナウィさん強く生きてください。

ハクオロ「キャラクター紹介に戻るぞ。三人目はエルフだ」
エルルゥ(エルフ役)「はーい!実は私エルフ役だったんですよー!ハクオロさん、エルフはどんなキャラなんですか!?」
ハクオロ「エルフはドワーフの真逆だな。パワーは全くないかわりに魔法を数多く覚える。特に攻撃系魔法をたくさん覚えるぞ」
エルルゥ「なーるほど。攻撃魔法で敵をやっつけていくわけですね」
ハクオロ「ううん、全然」
エルルゥ「えぇっ!?」
ハクオロ「実はこのゲームの攻撃魔法は弱くていまいちアテにならないんだ。結局直接叩いた方が強いという実に本末転倒なキャラがこのエルフなんだ。そんなエルフが活躍できる状況は残念ながらほとんどない、少なくとも筆者には思いつかない。だから今回の攻略でもエルフの出番はないぞ」
エルルゥ「わ、私こんな役回りなんですかーっ!?」
でもこういう役回りはエルルゥが一番似合うと思う。
エルルゥ「きーっ!刺しますよ!!」
ちょ、エルフはフォークなんて使わない!!

ハクオロ「さて最後のキャラクターは」
カルラ(ハーフエルフ役)「やっと出番ですの?あるじ様」
ハクオロ「このハーフエルフだ。彼女はサポート系の魔法を多く覚えるのが特徴だ。このサポート系の魔法が実はかなり強力でな。これらを使う事で移動も戦闘も格段に楽になる。直接戦闘力もファイター、ドワーフには及ばないまでもけっこう強くなる。欠点といえば序盤のうちは攻撃も魔法も弱くて扱いにくい事くらいだが成長すればもはや最強と言っていいくらい強力なキャラになるぞ」
エルルゥ「うー…カルラさんはやっぱり強い役なんですね、私と全然違うじゃないですか」
エルルゥさんいつまで拗ねてんの。



『サイランド王国ご案内』

ハクオロ「さて、ゲームを始めると舞台はサイランド王国の冒険者ギルドに移る。ここを拠点にして色々準備をして冒険に旅立つわけだ。まずはここで出来る事を説明しておくとしよう」

ハクオロ(王様役)「まずは『王様に会う』。これでサイランド王国の王様に会って話を聞く事が出来る。ちなみに王様役は私だ。私の話は何種類かあってストーリーに関わる話から基本的な情報、さらにはちょっとしたアドバイスなんかもある。話はステージをクリアするごとに変わるから聞きたければステージクリアごとに会いに来てくれ」
カルラ「あるじ様、お話するだけではつまりませんわ、少し遊びませんこと?」
ハクオロ「う、うむ。実は裏技で私に会う時にセレクトと右を押しながら決定ボタンを押すとミニゲームが出来るぞ。私が出てくるまでセレクト、右、決定ボタンを押し続けるのがポイントだ」
カルラ「ミニゲームは30ゴールド賭けてサイコロを三つ振りますの。振って出た目が二つ揃えば二倍に、三つ揃えば五倍に、三つとも1なら30倍になりますのよ。さらにその後ダブルアップチャンス。サイコロを一つ振って出た目がビッグ(4、5、6)かスモール(1、2、3)かを当てるだけ。しかも失敗するまでは何度でも出来ますのよ。もっとも一度でも失敗したら儲けは全てパーですけど」
ハクオロ「まぁギャンブルはほどほどに、な」
カルラ「さ、はじめましょうあるじ様」
ハクオロ「…ホントにやるのか?勝てる気がしないんだが…」

ハクオロ「続いては日用雑貨の店キートス。ここでは消費アイテムを購入したりいらないアイテムを売ったり出来るぞ」
ユズハ(店員役)「あら、ハクオロ様いらっしゃい」
ハクオロ「おぉ、ユズハ。ここの店員役だったのか」
ユズハ「はい。いろいろ揃ってますから見ていってください。商品は左右を押せば他のを見る事が出来ますよ。これはあとで出てくるランタナでも同じです」
ハクオロ「うむ。ちなみにアイテムは四人共有で16個まで持てるぞ」

ハクオロ「次はこのいくさ(戦)道具の店ランタナだな。ここでは武器、防具(鎧、服)、盾といった装備品が売買出来るんだ。さてここの店主は…」
チキナロ(店主役)「お待ちしておりましたよハクオロ様、はい」
ハクオロ「やはりお前がここの店主だったか…実際のゲームの店主はかなり無愛想なんだがお前は笑顔だな…」
チキナロ「はい、どうぞうちの品をご覧になってください。品揃えには自信がありますよ。あ、見る前に四人のうち誰が買い物するのか決めてくださいね」
ハクオロ「おぉこれはなかなか…」
チキナロ「いかがですか?。基本的に高額なものほど性能が良くなっておりますので高いものを買えばまず間違いないかと思われますが…」
ハクオロ「なるほど…強い品は本当に高いな…これは序盤は手が出ないぞ」
チキナロ「ゲーム終盤になれば買えるようになりますよ。なお装備品はアイテムと違い四人それぞれが別々に持ちます。また同種の装備品は今装備してるもの含めて5個まで持てる事を頭の端にでも覚えておいてください」

ハクオロ「今度は冒険の記録所エスカルゴ。ここではゲームのセーブが出来る。お約束だがセーブはこまめにした方がいいぞ」
エルルゥ「あとこのゲームはファミコンですから終わる時はリセットボタンを押しながら、です」

ハクオロ「ステータスを見る、というのもある。これはそのまんまだな。四人のキャラクターのステータスを確認できる。ここで装備品を変える事も出来るぞ」
エルルゥ「一応ステータスの見方の説明しておきましょうか」

LV…レベル。最高で30まで上がるぞ。
GOLD…アイテムを買うためのお金。四人の共有だぞ。
EX…経験値。左が現在値で右が次のレベルに上がる経験値。
ちからのダイス…直接攻撃に使うサイコロの出目の範囲だ。
まほうのダイス…こちらは魔法を使う時に振るサイコロの出目の範囲。
わんりょく…力の強さ。
かしこさ…敵の特殊攻撃に対する防御力。
たいりょく…敵の直接攻撃に対する防御力。
こうげきりょく…わんりょく+装備品の強さ。これが大きいほど敵に与えるダメージが増える。
しゅびりょく…たいりょく+装備品の強さ。これが大きいほど敵の攻撃で受けるダメージが減る。

ハクオロ「全ての準備が整ったら『冒険に出発する』を選んでくれ。門の前まで移動できるぞ」
ドリィ(門番役)「あっ、兄者様」
ハクオロ「ほぉ、二人はここの門番か」
グラァ(門番役)「はい、そうなんですよ。実際のゲームでは門番一人なんですけどね」
ハクオロ「うむ。ここで冒険させるキャラクターとステージを選択するといよいよ冒険が始まるわけだな。ステージは5つ表示されている。ただし最初はステージ1しか行けないがな」
ドリィ「クリアすると新しいステージに行けるようになりますよ」
グラァ「それにステージはこの5つだけではないとか…」



『基礎知識、移動編』

ハクオロ「ステージに突入するとすごろくのようになったマップが現れる。ここで冒険を繰り広げるわけだ」
エルルゥ「まずは移動する時のコマンド解説です」

移動…移動のダイスを振って出た目の数だけ進む。ただし後戻りは出来ない。出目は1〜6でこれはずっと変わらない。
魔法…魔法を使う。MPが残っている限り何度でも使えるぞ。
道具…持っている消費アイテムを使う。
調べる…足元を調べる。何度もやるとアイテムを見つける事があるが、役立つアイテムが見つかる事はほぼ皆無なのでわざわざ使う事はないかと。
ステータス…ステータスの確認と装備の変更が出来る。ここではステージで手に入れた重要アイテム『おたから』を確認する事も出来るぞ。
見学…マップの全体を見る事が出来る。十字キーでスクロールも可。マップの構成を確認したい時に。

ハクオロ「このマップを移動のダイスを振って進んでいくわけだが行く先々にはさまざまな種類のマスがあり止まったマスによりいろんなイベントが起きるぞ」
エルルゥ「続けてマスの効果の説明です」

Sマーク…スタート地点。ここに戻ってもサイランドには帰れない。
空白のマス…ここに止まると敵と戦闘になる。
泉のマス…止まると泉の水を飲んでHP、MPが回復する。ここに止まれるかどうかが大きなポイントだ。
人物マス…止まると誰かが出てきていろんなイベントが起こる。何が起こるかは場所によってさまざま。
城、村など…ここでは王様や村人が現れて話が聞ける。ここは素通り不可で必ず止まるようになっている。
矢印マーク…矢印の方向にしか進めない、という意味。ここに止まった場合は敵と戦闘になる。
剣、鎧、盾のマーク…ここに止まると女神が現れ、それぞれのマークに応じた装備品を少し強くしてくれる。強化された装備品にはステータスで+マークがつく。さらにこの強化は止まるたびにしてくれるぞ。
ドクロマス…止まるとHPが減る厄介なマス。
渦のマス…止まると特定の場所にワープする。
洞窟…渦のマス同様ワープするが洞窟内でアイテムやお金が手に入る。
Rマーク…冒険をギブアップしてサイランドに帰る。あまり使う事はないと思うが…
山など…ここに到着するとボスが現れ戦闘になる。
FINISH!…ここがマップのゴール。ここに到着して初めてステージクリアとなる。

エルルゥ「理解できましたか?どのマスに止まれるかは移動のダイスの出目次第。まさに運次第で有利にも不利にもなります。ですから状況にどれだけ対応できるかがポイントですよ」



『基礎知識、戦闘編』

ハクオロ「マップ上で空白のマスに止まると敵が現れ戦闘だ!」
エルルゥ「ここでは戦闘のコマンドを解説しますね」

戦う…自分と敵が力のダイスを投げあい出目の大きい方が攻撃できます。つまり相手の出目を上回れないとこっちが一方的に攻撃されます。
魔法…使いたい魔法を決定すると自分と敵が魔法のダイスを投げあいます。敵の出目を上回れば魔法が発動します。もし相手の出目より下回ると魔法は失敗、敵の反撃を受けてしまいしかも使ったMPは返ってこないので注意。
道具…持っている消費アイテムを使う。この時敵からの攻撃は一切ないから道具を上手く使うと戦いが楽になるぞ。
逃げる…移動のダイスを振り、出目の数だけマップを逆走する。敵もダイスを振り出目の数だけ追ってくる。追いつかれなければ戦闘は終了だが追いつかれると反撃を受けてしまうぞ。
呼ぶ…ダイスマンを呼んで戦わせる事が出来る。ダイスマンについては後述。

ハクオロ「と、簡単に解説したがもう少し詳しく話そうかな。ダイスの投げ合いの勝負は出目が大きい方が攻撃できるがこの時相手の出目との差が大きいほど威力も大きいぞ。また出目が同じだった場合はもう一度ダイスを投げるのだがこの時前に投げたダイスの上にダイスが乗ってダイスが最大3段まで積みあがるんだ。最終的に出目が勝った方がダイスの数だけ連続攻撃できる。しかもこの時相手のダイスが崩れてなくなるから出目がそのまま攻撃力になってかなりのダメージになるぞ。だから連続攻撃がきまるとすごく有利だ。逆にくらうと危険だが…」
エルルゥ「ダイスを投げた後で出目が変わる事もあるんですよね」
ハクオロ「そう、ダイスを投げた後で敵のダイスマンが地面を揺らしてダイスをひっくり返し出目を変えてしまう事があるんだ。出目を変えた結果がどうなるかはその時の運次第、せっかく勝ってたのにひっくり返されて負けてしまう事もあればその逆もある」
エルルゥ「あと恐ろしいのがクリティカルヒットですね」
ハクオロ「時々敵のダイスマンがダイスを直接こちらにぶつけてくる事がある。これがクリティカルヒットだ。これを受けるとキャラクターが気絶してしまうんだ(運が良ければ耐える事もある)。気絶してる間は何も出来ないため隙だらけになって敵の攻撃をモロに受けてしまう。気絶からいつ復活できるかは運次第。下手すると気絶から復活できないままやられてしまう事もある。こればっかりは早く復活してくれるのを祈るしかあるまい」
余談だがドワーフは他のキャラに比べてクリティカルに耐える確率が高い気がする。筆者の主観だが。
エルルゥ「ともかく、そうやってダイスを投げ合って攻撃、互いのHPを削りあうんですよね」
ハクオロ「そうだよ、ちなみにこのゲームは敵のHPも表示されるからペース配分の参考にするといい。そうして敵のHPをゼロに出来れば勝利だ」
エルルゥ「逆にこちらのHPがゼロになっちゃうと負けですか?」
ハクオロ「うむ。負けたキャラはその場で死んでしまい死体はサイランド王国に運ばれる。そこで私(サイランド王)がエリクサーで復活させサイランドの冒険者ギルドから再スタートだ。ステージ攻略はまた最初からやり直しになるから注意するように」

ハクオロ「逃げるコマンドについても一つ大事な事を言っておこう。それは一方通行のマップを逆走できる唯一の方法がこの逃げるコマンドだという事だ」
エルルゥ「これを利用すれば止まり損ねたマスに止まったり、一度止まったマスにもう一度止まったり出来ます。上手く活用して状況を有利にしてくださいね」

ハクオロ「あとはダイスマンの解説だな」
エルルゥ「はい。呼ぶコマンドを選ぶとサイコロを投げて出た目の数字と同じ数字のダイスマンが現れます。つまりダイスマンは全部で六人です。ダイスマンはキャラクターのかわりにダイスを振るのですがダイスマンにはそれぞれ特徴がありキャラクターにはない行動をとってくれます。それがキャラクターを有利にしたり逆に足引っ張ったりします。基本的には大きい数字のダイスマンほど優秀なんですよ。ちなみにダイスマンを呼んでいる間は呼ぶコマンドが戻すコマンドに変わってこれでダイスマンを戻せますよ」
ハクオロ「ではそれぞれのダイスマンを紹介してやるとするか」

ダイスマン1号
サクヤ(ダイスマン1号役)「ふぇぇっ!!?私ダイスマン役ですか!?む、無理ですよ私に戦いなんてぇ!!」
ハクオロ「まぁサイコロを振ってみなさい」
サクヤ「うー…えいっ!!」
サイコロは狙いが外れサクヤの頭上へ、そしてサイコロはサクヤの頭にクリティカルヒット!
サクヤ「ふぎゃんっ!?」
ハクオロ「ダイスマン1号は残念ながら役立たずだ。この通り自分にサイコロをぶつけて気絶してしまう。早く帰らせた方が身のためだ」
サクヤ「私こんな役なんですか…がっくし」

ダイスマン2号
ヌワンギ(ダイスマン2号役)「2号俺かよ!?」
ハクオロ「さぁ、サイコロを振ってくれ」
ヌワンギ「なんでてめぇに指図されなきゃなんねぇんだよ!」
そう言ってヌワンギは戦闘を放棄して帰ってしまった。
ハクオロ「2号も1号と大差ない役立たずっぷりだ。勝手に帰ってしまったり戦闘中にさぼったりとろくな事がない。やはりすぐ帰らせた方がいいだろうな」

ダイスマン3号
オボロ(ダイスマン3号役)「兄者!何故俺を一番に呼ばない!」
ハクオロ「それはお前が3号役だからだ。ほれサイコロ」
オボロ「よし見ててくれ兄者。はぁっ!…む、いまいちだな。それなら!」
オボロがジャンプして着地すると地面が揺れ、サイコロがひっくり返った!
エルルゥ「あ、サイコロの目が変わりました!」
ハクオロ「敵がサイコロの目を変える事があるのはさっき話したが3号はそれと同じ事をしてくれる。必ずしもこっちが有利になるとは限らないから運が絡むが前の二人に比べれば比較的まともな方だぞ」

ダイスマン4号
ムント(ダイスマン4号役)「わしまでやるんですか…」
ハクオロ「ではサイコロをお願いします」
ムント「仕方ありませんな…そいやっ!」
ムントの投げたサイコロは敵のダイスマンの頭にクリティカルヒット!
エルルゥ「わ、すごいです!」
ハクオロ「4号はクリティカルヒットで敵のダイスマンを気絶させる事が出来る。もちろん気絶してる間は攻撃し放題だ。敵にやられると恐ろしいクリティカルヒットもこちらが出来るとなると気持ちいいぞ。また3号同様地面を揺らして出目を変える技も可能だ」
ムント「ではもう一度、そいやっ!」
クリティカルヒットの成功に気を良くしたのか再びサイコロを振るムント、しかし…
ムント「ぐはっ!?」
エルルゥ「あぁっ!?今度は自分の頭にクリティカルヒットを!?」
ハクオロ「しかし反面自分にクリティカルヒットを出して気絶する事もあるというなんとも危なっかしいキャラだ。当たり外れが大きく不安定なので筆者はあまりオススメできないぞ」

ダイスマン5号
アルルゥ(ダイスマン5号役)「おとーさん、アルルゥもやる」
エルルゥ「アルルゥ、あなたこんな役だったの?」
ハクオロ「ダイスマン5号はかなりの変わり種だ。サイコロに文字が書かれていてそれに合わせた効果が出るんだ。HPが回復したりそのバトルで得られる経験値が倍になったり…ただしHPが半分になるという痛いマイナス効果もあるからちょっと怖いけどな。まぁバトルがいろんな意味で面白くなるキャラではある」
サイコロにネコの絵が描かれていて意味がわからない、というパターンもあるのだが…
アルルゥ「おとーさん、これアルルゥのサイコロ」
ハクオロ「あぁっ!?ネコの絵のかわりにムックルの絵が!?芸が細かい!!」

ダイスマン6号
ゲンジマル(ダイスマン6号役)「ハクオロ殿、某をお呼びですかな」
ハクオロ「うむ。ゲンジマルよく来てくれた」
エルルゥ「ゲンジマルさんが6号役?なんだか強そうですね」
ハクオロ「実際強いよ6号は。6号の得意技はクリティカルヒットだ。それに6号は他のダイスマンと比べると足を引っ張るような行動が少ないため格段に安定した性能を誇る。たまに勝手に帰ってしまう事があるので過信は禁物だがそれを差し引いてもかなり強い。ダイスマンの中では間違いなく最強だろう」
ゲンジマル「ではサイコロを投げさせていただきます。はぁーっ!!」
ゲンジマルのクリティカルヒット…当たったらすげぇ痛そうだ。

ハクオロ「こうしてダイスマンを紹介してきたわけだが…ダイスマンを呼ぶのは正直賭けだ。どのダイスマンが来るかは運次第だし、出てきたダイスマンが役に立ってくれる保障もない。だからダイスマンを呼ぶのは余裕のある時か逆に負けそうになっていて最後の逆転を賭ける時くらいにした方がいいと思うぞ」



『魔法とアイテム』

ハクオロ「さて、続いてはこのゲームに登場する魔法とアイテムの紹介だ。これらを使いこなさないとクリアするのは難しいからしっかり把握しておいてくれ」
エルルゥ「まずは魔法から」

ヒール、ハイヒール、ハイパーヒール
HPを回復する。後者ほど回復量が大きい。マップ上で連発すればHPをためられるので是非活用しよう。

リターン
サイランドに帰る事が出来る。

ファイアーボール、プロミネンス
炎系攻撃魔法。

エナジーミサイル、アトミックボルト
電撃系攻撃魔法。

アシッド、ギーガーブラッド
酸系攻撃魔法。
エルフ紹介でも書いたがこのゲームの攻撃魔法は弱くてあてにならないぞ。

ダイスリトライ
移動のダイスを振って出目が気に入らなかった場合1回だけ振り直すことができる。

ダイスコール
移動のダイスで出る目を決める事が出来るとても便利な魔法。これを使うと移動が格段に楽になる。

ダイスグロウ
戦闘でキャラクターのダイスの小さな目が出にくくなる、重ねがけ可能。

ダイスドレイン
戦闘で敵のダイスの大きな目が出にくくなる、これも重ねがけ可能。
これとダイスグロウを駆使すればボス戦がすごく楽になるぞ。

プロテクション
キャラクターの守備力を増やす。

キャンセルアーム
敵の守備力を減らす。

バーサーカー
キャラクターの攻撃力を2倍にする、ただし効果は3ターン。

ホーリーウォール
光の壁を作り、敵の特殊攻撃を無効化する事が出来る。

パラライズ
敵のダイスマンの動きを止める。しかしどのくらい止められるかは運次第ですぐ復活する事もあり、いまいち頼りない。

チェンジヒール
全てのMPをHPに変える、そのためこれを使うとMPがゼロになるぞ。

エスケイプ
戦闘をその場で終わらせるがMP消費が激しい。当然だがボス戦では無効。



ハクオロ「続いてはアイテムだ。キートスでは売ってないものもあるので注意してくれ」

どこでもEXIT
使うとサイランドに戻れる、リターンと同じ効果だ。

にげあしのタネ
使うと戦闘から逃げる、しかもこの時の移動のダイスの目は必ず6になる。

エリクサー
戦闘に負けHPがゼロになったときに使うとその場で復活できる。

やくそう、チーズ、とうもろこし、くろパン
HP回復アイテム、後者ほど回復量が多い。序盤は役立つが後半では全然回復量が足りない。

ヤモリのくろやき
ダイスマンがクリティカルヒットで気絶した場合、使うと即起こす事が出来る。ダイスマンを呼ばないなら必要ない。

マジックドリンク
MPが回復するがたいした回復量じゃない。

しっぱいのダイス
ダイスリトライと同じ効果、移動のダイスを1回だけ振り直せる。

いかさまダイス
ダイスコールと同じ効果、移動のダイスで好きな目が出せる。

きぼうのダイス
ダイスグロウと同じ効果、キャラクターのダイスの小さな目が出にくくなる。

いましめのダイス
ダイスドレインと同じ効果、敵のダイスの大きな目が出にくくなる。

アミュレット1〜6
マップ上で使うと数字の分だけ移動できる、全部で6種類。

しゅりけん
敵に必ず20ダメージを与える。ダメージ量はしょぼいが必ず効くので数多くもっておくと意外と便利。

いしころ
敵に必ず4ダメージを与える。マップ上で調べるとたまに手に入る。

ファイアーホルン
敵に必ず20ダメージを与える。しゅりけんと違い壊れるまでは何度でも使える。もっとも高確率で壊れてしまうが…。

おちてたやくそう
HPが少し回復するかものすごく減るかというかなりデンジャラスなアイテム。マップ上で調べるとたまに手に入るが役に立たないと思う。

きせきのクスリ
使うとHPとMPが99回復する。しかも壊れるまでは何度でも使える、高確率で壊れるが…最後まで役に立つ重要な回復アイテム。

ダイスマンのえさ
使うと敵の動きを1ターン封じる事が出来る。必ず効くので多く持っていると非常に役に立つ。後半の重要アイテム。

メデューサミラー
ホーリーウォールのように敵の特殊攻撃を無効化できるがこちらは持っているだけで効果があり、しかも絶対壊れないという素晴らしく優秀なアイテム。入手の難しい貴重アイテムだが必ず入手したい。

しゅくふくのたま
使うと経験値が1増える。壊れるまで何度でも使えるが1ずつしか増えないからちょっとめんどくさいかも。

ラックのみ
使うと運の良さが上がるがこのゲームに運の良さというステータスはないので全く意味のないアイテム。

のろいのいしころ
使うとMPがゼロになる。すぐ捨てよう。

のろいのくびわ
使うとHPがすごく減る。これもすぐ捨てよう。



『ステージ1“旅立ち”攻略』

ハクオロ「さぁ、長々と基礎知識を解説してきたがここからいよいよ本題、各ステージの攻略解説に入るぞ」
エルルゥ「まず最初にこれを覚えておいてください。スタート時のHPとMPはキャラのレベルによって決まってますが以降泉に止まったりアイテム、魔法を使う事でどちらもレベルに関係なく999までためる事が可能なんです。特にHPは多く稼いでおくと有利になりますよ」

ハクオロ「ステージ1はさすがに最初のステージだけあって簡単だ。マップは短いし分岐もない。適当に進めてもたいして問題はないだろう」
エルルゥ「ここでこのステージに登場する敵キャラを紹介しておきます」

プチゴブリン
このゲーム最弱のザコキャラです。

オーク
大きなブタ顔の獣人。ごつい見た目で強そうに見える。

リザードマン
こちらはトカゲの獣人。いっちょまえに剣なんぞ装備してる。

おおスズメバチ
文字通りでっかいスズメバチ。

ジェリー
緑色のスライム。こいつの出るマスに止まる機会は少ないと思う。



ハクオロ「マップを進み山までたどりつくとボスが現れるぞ、ここのボスは…」

ゴブリンキング
でっかくてごついゴブリン。

インカラ(ゴブリンキング役)「にゃぷぷぷぷ!!最初のボスはこのインカラにゃも!こてんぱんにしてやるにゃも!!」
ハクオロ「うーむそうきたかー…まぁ最初のボスだけあってたいしたことない。ザコよりHPが少し高い程度だ。普通に戦っても勝てる相手だ。出目が悪かったりクリティカルヒットをくらうなどの不運に見舞われて負ける事もあるだろうが…それでも2、3回挑戦すれば勝てるだろう」



『ステージ2“悩める王様”攻略』

エルルゥ「ステージをクリアするごとに行けるステージが増えますが誰かがステージをクリアすれば前のステージをクリアしてない他のキャラクターも次のステージに進めますよ」
ハクオロ「次はステージ2だ。ステージ2はステージ1に比べてマップが格段に広くなり、分岐もいくつかある。さらにこのステージにはボス戦が二回あるのも特徴だ。適当でも進めたステージ1と違い、考えて進めないとクリアは難しいぞ」
エルルゥ「まずは登場する敵キャラを紹介です」

ワーウルフ
狼の獣人、なんか目がやらしく見える。

バーバリアン
原人のような姿をしている。

とうぞく
人間の男だが普通に敵として登場。

ネクロンヘッド
骸骨の頭をもったヘビのような魔物、倒すと時々アミュレット5を落とす。

ぼうれいのつるぎ
空中に浮かぶ剣。剣を持つ手も見える。

ゴーマヘッド
目玉のついた脳といういささか不気味な魔物。



ハクオロ「続いてこのステージ2の重要なポイントを解説しておこう」
エルルゥ「まずはスタート直後の村の分岐ですね、ここで『たたかう』という選択肢を選ぶと人物マスがたくさんあるルートにいきます。そしてこの中に一人、止まるときせきのクスリをくれる人がいるんです」
ハクオロ「狙って止まるのは難しいがここの人物マスには他にアミュレットをくれる人が何人かいる。そこでもらったアミュレットをすぐに使ってみよう。きせきのクスリをくれる人に出会えるはずだ。多少運はからむが行く価値はあるぞ」

エルルゥ「次は一回目のボス手前の村の分岐です。ここで『そうです』を選ぶとループになったルートに行きます。渦のマスに止まるまで延々と回り続ける事になるのでレベル上げに利用してください。ドクロマスが多いのが難点ですが…」
ハクオロ「逆に『違います』と選んだ場合は一回目のボスへのルートに行く。この途中の人物マスにダイスマンのえさをくれる人がいる。やはり狙って止まるのは難しいが欲しい人は挑戦してみてもいいだろう」

ハクオロ「あとはお城手前の村の分岐だな。ここはエルフ以外でプレイしていた場合はすぐにお城に行けるがエルフの場合のみ洞窟に案内される。洞窟ではエルフ専用武器のマジックステッキが手に入るぞ」
エルルゥ(エルフ役)「もっともエルフを使わないならどうでもいいですけど」
エルルゥさん、やさぐれちゃって。



ハクオロ「先ほども言ったがこのステージにはボス戦が二回存在する。まずは一回目のボスを紹介だ」

ウェアベアー
バニーガールならぬベアガール。かなりイロモノくさい敵。

トウカ(ウェアベアー役)「そ、某が悪役…しかもなんでありますかこの変な格好は〜」
ハクオロ「でもなかなか可愛いぞトウカ」
トウカ「本当でございますか?聖上が喜んでいただけるのでありましたら…」
エルルゥ「ハクオロさん、説明を」
エルルゥさん目が笑ってません。
ハクオロ「そ、それでは説明しよう。ウェアベアーはイロモノくさい見た目とは裏腹に攻撃力が高くかなりの強敵だ。しかも特殊攻撃をしてくることも多くこれがまた痛いのなんの。ある程度のレベルと装備がないと勝つのは難しいぞ」
トウカ「聖上、二回目のボスはあの人でございますよ」

リッチ
大きな鎌を持った骸骨。死神にしか見えない。

オリカカン(リッチ役)「待ちかねたぞラクシャイン!ここで引導をわたしてくれる!!」
ハクオロ「オリカカン殿がリッチ役かぁ…」
エルルゥ「このリッチも強敵ですよ。リッチは時々いましめのダイスを使ってこちらの大きな目を出しにくくしてきます。連発されると大きな目が全然出なくなって手も足も出なくなってしまいますよ」
ハクオロ「そうなる前になんとか攻撃、短期決戦で勝負をつけるべきだろうな。しかし運まかせ故上手くいくかどうか…」

ハクオロ「ボス戦が二回あり、どちらも強敵という事でこのステージ2は序盤のわりにかなり難しいステージだ。恐らく一回でクリアするのはほとんど無理だろう」
エルルゥ「ボスに勝つためにはレベル上げと装備の強化が大事ですね。そこで先ほど解説したループルートに入ってレベルを上げるのがオススメです」
ハクオロ「それにこのループではネクロンヘッドが多く出現するからアミュレット5がいくつか手に入るだろう。これをサイランドに持ち帰って売れば多少のお金になる。装備品を買うための資金源にするといいぞ」
エルルゥ「このステージをクリアするなら筆者としてはドワーフがオススメです。力のダイスの成長が早いからボス戦でも多少は勝率が上がるはずです」
ハクオロ「どうしてもボスに勝てないならしゅりけんを買い込んで使うという手もあるぞ。なんにせよこのステージ2をクリアするのは少し時間がかかるだろう。あきらめずに何度も挑戦してくれ」



『ステージ3“迷いの海”攻略』

ハクオロ「ステージ3は海に囲まれた島国が舞台だ」
エルルゥ「無人島にはハクオロさんを連れて行きます!!」
何の話だ。
ハクオロ「マップ上で海を泳ぐシーンがあること、そして迷いの海というタイトル通り分岐が多いのが特徴だ」
エルルゥ「ではさっそく敵キャラ紹介ー」

アンデットダイス
目と口がついたダイスの魔物、名前からして死んでるの?

ジャバウォック
緑色の二足歩行の魔物。こいつが出るマスはすごく少ないので会う機会はほとんどない。

クチバシどり
大きなクチバシを持った鳥だ。これでつつかれたら痛そう。

アイボール
宙に浮かぶ目玉の魔物。

うみボーズ
色といい目の形といいガチ○ピンに似てるような。

ヨロイウオ
ゴツゴツした鉄で頭をガードしている魚。

アーマースコープ
でかいサソリ。名前どおりかちょっと防御力高め。



ハクオロ「このステージ3の重要ポイントを解説しよう。さっきも言ったがこのステージでは何度か海を泳ぐシーンがある。海を泳ぐと疲れてHPが減ってしまうのだ。これが実に厄介だ」
エルルゥ「でも船を手に入れれば船の上で休む事が出来て逆にHPが回復していきます。だからこのステージでは船があるかないかで難易度が全然違いますよ」
ハクオロ「船を手に入れるためには分岐ポイントをしっかり理解しておく事が大事だ。解説するからよく聞いてくれ」
エルルゥ「まずは一回目の分岐点、グーランの友人の家に行くか否かの選択です」
ハクオロ「ここで『行く』と選択すると友人に『お酒』をもらえる。ここではただそれだけだがこのお酒があとで重要になるから覚えておいてくれ」
エルルゥ「次は二回目の分岐点、ボロの船をもらうか否かです」
ハクオロ「ここは当然もらうべきだろう。ボロの船自体はすぐに沈んでしまうがその先に渦のマスがある。ここに止まってワープした先でなんと『妖精の船』と『羅針盤』を入手できる。この妖精の船は絶対沈まないのでこれを手に入れると海のシーンですごく有利になれるぞ」
エルルゥ「でも渦のマスに狙って止まるのは難しいです。だからダイスコールを使うか事前にいかさまダイスを用意しておいてください。それぐらいの手間をかける価値はある船ですよ」
ハクオロ「次はグーランの家手前の分岐点だが…ここは上と右に道がわかれている。『お酒を持っていない』『羅針盤を持っている』この二つの条件を満たした場合のみ上に進み、それ以外なら右のグーランの家に進むんだ」
エルルゥ「ここで気をつけてほしいのは『お酒』と『妖精の船』を持っていた場合、妖精の船が取られてしまう事です。理由はグーランさんは他人の作った船を見ると狂ったように暴れるからだって…心が狭いにも程があります」
ハクオロ「この後も海のシーンがあるから妖精の船を取られると痛いぞ。最後まで妖精の船を使いたいなら最初の分岐でお酒はもらわないようにしよう。ちなみに上のルートに進むと途中でダイスマンのえさが一個手に入るぞ」
エルルゥ「あとはグーランさんの家が分岐点です。まずはここで『あぶない船』を入手できます。そして『お酒』を持っていた場合さらに洞窟に案内してもらえます」
ハクオロ「洞窟内ではマジックメイルを入手できる。これはこの段階ではけっこう優秀な防具なのでもらっておいて損はないぞ」
エルルゥ「ちなみにあぶない船はすぐ沈むのであんまり役に立たないです」



ハクオロ「さぁ、海のシーンを乗り越えていよいよボスまでたどり着いたぞ」

クラーケン
イカの着ぐるみを着た女の子。またイロモノ系だ。

カミュ(クラーケン役)「ぶー。なんでカミュが悪役なの」
ハクオロ「すまんなカミュ、イカの着ぐるみまで着て…クラーケンの特徴は戦闘中にきせきのクスリで回復してしまうことだ。連発されるとHPが格段に増えてしまう。そのためクラーケン戦は長期戦になりやすいぞ」
エルルゥ「基本戦闘力も意外と侮れません。そこでグーランさんにマジックメイルをもらっておくと少しは楽になりますよ」
ハクオロ「あとは妖精の船でここまで来ればHPが999までたまっているだろう。これだけHPがあればかなり楽になるはずだ。ただしマジックメイルと妖精の船は同時には入手できない。そこで一回目のプレイではマジックメイルをもらって一旦サイランドに戻る。その後再挑戦して妖精の船をもらってボスまで行くというやり方を薦める、使用キャラはやはり力のダイスが強いドワーフがオススメだ」



『ステージ4“魔法の森”攻略』

ハクオロ「さぁいよいよ後半戦。ステージ4の攻略だ。まずはさっそく敵キャラ紹介!」

エビルスプライト
悪い妖精。可愛いけど敵だ。

ブルーエレメント
青い光の玉、としか言いようのない敵。

キングダイスマン
でっかいダイスマンだが自分ではダイスをふらない。倒すとよくダイスマンのえさを落とす。

まほうつかい
魔法使いの女の子、ちょっとアラレちゃんに似てる。倒すとよくきせきのクスリを落とす。

コドモドラゴン
子供とはいえドラゴンの端くれ、攻撃防御共に高くステージ4最強の敵。



ハクオロ「このステージ最大の特徴は試験の森だ。試験の森では二択クイズが三回出題され、その結果で行くルートが決まるのだ」
エルルゥ「クイズの内容は決まってますから答えを覚えてしまえば全く問題ないですよ」
ハクオロ「さて、この試験の森を抜ける方法は…」
エルルゥ「やっぱり全問正解ですか?」
ハクオロ「いや逆だ。わざと全問間違えると先へ進めるようになっている。理由は試験の森近くのある村で聞けるぞ。しかし全問正解すると先へは進めないもののまやかしの盾を入手できる。これはけっこう優秀な防具であり、しかもサイランドで売るとかなりいいお金になるのだ。試験の森のクイズは先へ進まない限り何度でも挑戦できるから何度もまやかしの盾を入手して持ち帰って売るという金稼ぎができる。さらに!」
エルルゥ「さらに!?」
ハクオロ「この試験の森では頻繁にキングダイスマンとまほうつかいが出現する。この二体の敵は貴重アイテムであるダイスマンのえさときせきのクスリを落とすので試験の森に何度も挑戦すれば自然にこれらのアイテムが稼げるはずだ。今後これらのアイテムが欲しくなったらここにくるといいぞ」



ハクオロ「試験の森をぬけてしまえばあとはほぼ一本道だ、特に悩むポイントはない。ただし後半の道では強敵のコドモドラゴンが頻繁に出現する。そのためHPの量には常に気をつけておこう」
エルルゥ「次はいよいよボス戦ですね!」

メデューサ
頭と下半身がヘビの女性。わりとセクシー系。

ウルトリィ(メデューサ役)「もう失礼しちゃいますね。私がメデューサ役なんて」
ハクオロ「だが大人の色気という点では負けてないぞ」
ウルトリィ「そうですか?うふふ、だったらオイタしちゃいましょうか?」
エルルゥ「そこ!ムードを作らない!さっさと説明!!」
ハクオロ「えー…メデューサは普通に戦うと強敵だ、特殊攻撃の威力も高いし。しかし試験の森でダイスマンのえさときせきのクスリをかせいでいるならかなり有利になれるはずだ。それにハーフエルフでここまで来た場合ダイスグロウとダイスドレインを覚えているはず。これらを重ねがけして戦えばほとんど負けないはずだ。以降のボス戦はほとんどこの戦法で勝てるぞ」
エルルゥ「このメデューサを倒すとたまにメデューサミラーを落とす事があります。先にも書きましたがこれは非常に強力なアイテムです。入手する機会は後にもありますが欲しい人は狙ってみてもいいでしょう」
ハクオロ「使用キャラは…力の強いドワーフでもいいがボス戦を楽にしたいならそろそろハーフエルフを育てて使った方がいいだろう」



『ステージ5“ようこそ魔界へ”攻略』

ハクオロ「終盤戦のステージ5だ。このステージは長い上に攻略に手間がかかるのでけっこうしんどいステージだぞ」
エルルゥ「では恒例の敵キャラ紹介です」

ウォーロック
魔法使いの男、このステージでは弱い部類だがやけに経験値とお金を持っている。

ウォーム
ミミズみたいな不気味な魔物。

アーマービートル
でかいカブトムシ。攻撃も防御も高くけっこう侮れない敵。

なすのナース
ワリバシで出来た足をもつナス。弱いけど硬い。お金はたくさん持ってるが経験値はたったの1という明らかにネタ敵。

マミー
ミイラ男。攻撃力が高い。防御は弱いのだが…

ハーピー
下半身が鳥の女の子。下乳がエロス。

カッチュウ
名前どおり甲冑型の魔物。攻撃力が高いぞ。

エルルゥ「このステージに登場する敵キャラはもらえる経験値もお金も多いです。ここらでキャラクターのレベルを30まで上げたり、お金をためて最強の装備品を買うといいですよ」



ハクオロ「このステージは3つのループルートで構成されている。一番外側、その内側、さらにその内側に分かれていてスタートは一番外から、ボスとゴールは一番内側だ。だからなんとか内側に移らないといけないのだが…内側に続く門の番人が通してくれないのだ」
エルルゥ「どうしたら通れるんですか?」
ハクオロ「門を通るためにはアイテムを集めないといけない、それも順番どおりに!以下に手順を書いておくぞ」

1…門から数えて一つ目の人物マスに止まり『せっしょうせき』をもらう。
2…門の手前の人物マスに止まり『きんのだいざ』をもらう。
3…門から数えて二つ目の人物マスに止まり『いにしえのしょ』をもらう。

ハクオロ「これら3つのアイテムが揃っていれば途中で『ドクロのカギ』が手に入る。これを持って門に行けばようやく内側に入れるのだ。なおマップの構成上、内側に入るには最短でも外周を2周半しないといけないから頑張ってくれ」
エルルゥ「でもボスはさらにその内側なんですよね?」
ハクオロ「あぁ、そのさらに内側に入るための門もあるのだがこれも普通に通る事は出来ない。一度門をあきらめた後の人物マスに止まると門の通り方を教えてくれる。その後門に行くとようやく先に進めるのだ。ここは最短一週半しないといけないぞ」



ハクオロ「長い道のりを乗り越えて…ボス戦だ!」

マシンマン
巨大なロボット戦士。ひさびさのシリアス系ボス。

クーヤ(マシンマン役)「来たなハクオロ!ここのボス役は余だ!」
ハクオロ「クーヤがマシンマン役?ちょっと無理がないか?」
クーヤ「アヴ・カムゥを使えば問題なかろう。さぁ来るがいい!」
ハクオロ「ふむ。マシンマンもまともに戦えば強敵だが…メデューサと同じ戦法が通用するからな。ハーフエルフで戦えばまず負けないと思う。ハーフエルフはダイスコールを使えるので特定のマスに止まらないと先へ進めないこのステージでは移動面でも大活躍できるぞ」



『ステージ6攻略』

ハクオロ「ステージ5をクリアすると新たにステージ6に行けるようになる。ステージ6に行くにはドリィとグラァのいた門からではなく私(サイランド王)に直接話しかけるんだ」
エルルゥ「いよいよここが最終ステージなんですね」
ハクオロ「あぁ。ステージ6のマップは小さく、分岐も一切ないという実にシンプルなマップだ。ただしボス戦が3回もあるので戦闘はきついぞ」
エルルゥ「敵キャラも強そうですよ」

ゴールドゴブリン
ステージ1ボス、ゴブリンキングの色違い。

ウェアパンサー
ステージ2中ボス、ウェアベアーの色違い。

デス
ステージ2ボス、リッチの色違い。

ヒュードラ
ステージ4ボス、メデューサの色違い。

エルルゥ「ここに登場する敵は今まで出てきたボスの色違いなんですね。どうせならクラーケンとマシンマンの色違いも出てきてほしかったな」
ハクオロ「ここで一つ重要な情報だ。ヒュードラが実はメデューサミラーを落とす事があるんだ。ステージ4で手に入れてなかった場合ここで是非とも手に入れておこう。ハーフエルフでダイスコールと逃げるコマンドを駆使すれば効率がいいだろう」



ハクオロ「このステージでは3回あるボス戦をどう乗り切るかがポイントだな。まずは一人目のボスだ」

レイバーロード
巨大な剣士。剣が血に飢えているなんてぬかすあぶないヤツ。

ハウエンクア(レイバーロード役)「やっと来たねぇ!待ちくたびれたよ!お前ら全員殺してやるよぉ!!」
ハクオロ「また危険な役をまわしてきたなぁ…レイバーロードは攻撃力が高くきせきのクスリを使った回復までしてくる強敵だ。ハーフエルフならダイスグロウとダイスドレインの重ねがけ、それ以外ならダイスマンのえさときせきのクスリでなんとか頑張ってくれ」
エルルゥ「二人目のボスも強そうですよ」

ゴールドドラゴン
巨大なドラゴン。特殊攻撃が尋常じゃなく痛い。

ニウェ(ゴールドドラゴン役)「カーッカッカッカッ!!ようやく来たなハクオロ!!」
ハクオロ「くっ、ニウェがここで出てきたか…ゴールドドラゴンも攻撃力がかなり高い。特に特殊攻撃は一発で即死しかねない程の威力を誇る。ただしこれはメデューサミラーがあれば完全に無効化が可能だ。安全に行きたいなら必ず入手しておこう。戦法はレイバーロードと同じでいい」
エルルゥ「この二人を倒せば…いよいよラスボス戦ですね!?」
ハクオロ「ところがここで大問題が発生する。最初にラスボスまでたどり着いたキャラクターはラスボスの罠にはめられ、戦う事すら出来ずに捕らえられてしまう。以後捕まったキャラクターは一切使う事が出来なくなってしまうのだ」
この展開に悩まされたプレイヤーは多いだろうな。
ハクオロ「だからラスボスに捕まるキャラは自分の得意なキャラ以外で行こう。筆者としてはファイターかドワーフがオススメだ。この二人は性能が似てるから片方捕まっても替えがきくからな」



ハクオロ「実際にラスボスに挑戦できるのは二回目からだ」

ハデス
シリアスな外見とHP999にまずびびる。専用戦闘音楽がかっこいい。

ディー(ハデス役)「やはりラスボス役は私以外にいまい。さぁ、決着をつけようではないか」
ハクオロ「のぞむ所だ!…って私は王様役だから戦わないが」
エルルゥ「手強そうな相手ですね…」
ハクオロ「はっきり言ってハデスはものすごく強い。最高レベル、最強装備でもまともに戦って勝つのは難しい相手だ。攻撃力が高くダイスも大きな目をガンガン出してくる。さらに特殊能力で魔法効果を消す技も持っている。これを出されるとダイスグロウやダイスドレインの効果が消えてしまうぞ、この技はメデューサミラーでも防げないのだ」
エルルゥ「いったいどうしたら勝てるんですか?」
ハクオロ「そこでだ。筆者の戦い方をここに記しておこう。ハーフエルフで戦うぞ」

1…ダイスグロウを6回成功させる。
2…バーサーカーを成功させる。
3…バーサーカーの効果が切れるまでダイスマンのえさを使って攻撃。
4…バーサーカーの効果が切れたらかけ直す。あとは3、4の繰り返し。

ハクオロ「このやり方なら100%とは言わないがかなり高い確率で勝てるはずだ。すごくずるい戦い方だがこれくらいしないと勝てないくらい強いボスなのだ」
エルルゥ「この戦法を実行するなら事前にダイスマンのえさをたくさん用意してください。そしてHPとできればMPも999までためてください。ダイスコールと逃げるコマンドを駆使して泉に何度も止まればできるはずです」
ハクオロ「このステージは話の都合上二回挑戦しないといけない。一回目はドワーフかファイター、二回目はハーフエルフで行くのがオススメだ」



『総まとめ』

(きーみーのー ひーとーみーにーうつるー わたしーは なーにーいーろーでーすーかー♪)

ハクオロ「私達のすごろクエスト攻略、いかがだったでしょうか。最後に筆者のオススメ攻略手順を書いておきます。これなら比較的楽に、そして早くクリアできると思います」

1…ドワーフでステージ1〜3までクリア。
2…ドワーフでステージ4の試験の森でまやかしの盾をいっぱいもらって金稼ぎ。その資金でハーフエルフの装備を強化。
3…ハーフエルフを育てダイスコール、ダイスグロウ、ダイスドレインを覚えたらハーフエルフでステージ4と5をクリア。
4…ハーフエルフでステージ6のヒュードラからメデューサミラーを入手。入手したらサイランドに戻る。
5…ドワーフを育て、ステージ6に挑戦、ハデスに捕まる。
6…ハーフエルフでステージ6をクリア。

エルルゥ「一つ注意しておきますが、今回の攻略はあくまで筆者独自のものです。上手くいかなくても文句言わないでくださいね」
ハクオロ「このゲームはかなり運要素が強いゲームだがアイテムや魔法を駆使する事でフォローする事が可能だ。要するに頭を使えばクリアできる、ってことだ」
エルルゥ「けっこう可愛いキャラが多くて見た目にも楽しいゲームです。この攻略解説を見てこのゲームに興味をもたれた方、是非とも中古ゲーム屋で買ってプレイしてみてください」

クロウ(ドワーフ役)「総大将ーっ!!」

ハクオロ「く、クロウ!?どうしたのだ?」
クロウ「ハデスん所に捕まってたんですがさっき救出されて帰ってきやした!!嬉しいんで記念に歌わせてもらいやす!!」
ハクオロ「歌うってまさか!?」
クロウ「すっごろクエ〜スト〜おっれたっちすっごろクエ〜スト〜」
ハクオロ「やっぱりかー!」
クロウ「浪川、頑張ってるよ俺」
ハクオロ「浪川って誰!?」



おしまい


あとがき
またおかしなものを書いちゃいました。
すごろクエストはだいぶ前からもってたのですが最近になってはまったので攻略を書いてみたくなりました。
誰に解説させるかで相当悩みました。当初はKanonか涼宮ハルヒで行こうかと思ってたのですが…特にハルヒは
S(すごろクエストを)
O(おおいに攻略する)
S(涼宮ハルヒ)の団というネタも考えてたのに…
しかしいまいちしっくりこなくて悩んでいたら「そうだ、うたわれでいこう」と唐突に思いつき決定しました。
ついでにうたらじネタもいくつか仕込んでみましたがどうでしょう?

すごろクエストは運要素が強いせいで好き嫌いの分かれるゲームですが、この攻略を読めばクリアできるかも。
クリアできずに放置してる方も、これを読んでクリアしてこのゲームを好きになってくれる事を願ってます。

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