~カラオケBOXにて~
「初めて~、ふたりが~、巡り逢~った時から~、こ~の~胸の中~
震えだしたのは~、強いDESTINYか~んじ~たせいよ~」
ダダダダダダダダ・・・
ジャーン!!
「えぇーっ! 69点!! もっとあるはずだよ~、ねえ熱美ちゃん」
「う~ん、確かにちょっと低いかもね」
「ねっ、そうだよね! んもう、この機械が壊れてるんだよきっと!!」
「まあまあ落ち着いてよ花織ちゃん。あんな点数が出たのはこの機械の採点方法に特徴があるからなの」
「特徴って?」
「『歌がうまいか』よりも『ちゃんと音がとれてるか』に重点を置いてるの。
だからさっきの花織ちゃんみたいに語尾を震わせたりしたら減点されちゃうというわけ」
「へぇ~、これってそういうふうに採点してたんだ・・・」
「じゃあ、高得点をとるにはどういう風に歌ったらいいの?」
「『一語一語正しい音程ではっきり歌う』。これさえしっかりやれば大丈夫だよ」
「ふ~ん、でも実際にやろうとすると難しそうだよね」
「そうだっ、お手本として楊ちゃんがやってみてよ」
「えっ、私が?」
「うん、お願いします~」
「仕方がないなあ・・・。今回は特別だよ」
「うん、ありがとね」
「楊ちゃんがんばれ~」
「じゃあこの曲で・・・」
・・・・・・・・・
「ら・り・る・れ・ろー、わー・をー・んーー」
ダダダダダダダダ・・・
ジャーン!!
「すご~い、98点だって」
「ほらねっ、こういう風に歌えば高得点がとれるってわけ」
「でもねえ・・・」
「こんな歌い方で歌ってて楽しいかってことでしょ。まああんまり楽しいとは言えないかもね」
「そうだよね・・・」
「やっぱりカラオケは点数なんて気にせずに楽しく歌えればそれでOK! ってことだね」
「そうだね、花織のいうとおり」
「よ~し、それじゃあ次はあたしが歌うね。え~っとどれにしようかな・・・」
「ちょっと花織、さっきからずっと歌いっぱなしでしょ。あたしたちにもマイク回してよ」
「そうだよ~、あたしなんてまだ2曲ぐらいしか歌ってないんだから~」
あとがき:
なんだかわけわからん話ですね・・・。各キャラのセリフも自信なしです(--;
一応、自身3つ目の月天SSです。(1つ目は「光舞う夜」、2つ目は未完)
実は自分採点機能つきカラオケというものをやったことがありません(爆)
某ゲームでこういう採点システムのカラオケが出てきたので流用してみましたが、
実際のところはどうなんでしょう?
ちなみに冒頭で花織が歌ってるのは飯塚雅弓さんの「DESTINY」という曲です。
楊明が歌っているのは・・・さてなんでしょう?(ぉ