まもって守護月天二次小説30

最終部エピローグ



俺達は何時間立ち尽くしていたのだろう、
夕陽が沈み、空は真っ暗になって、たかし達が屋上まで上ってきて、
状況を説明して、皆でビルを降りて、
龍太の遺体を回収しようと落ちたと思われる場所に行ったら
辺りは血の海だった、だがそこには龍太の遺体は存在していなかった、
まるで、この世に存在していなかったかのように………
俺達は小さなお墓を作って、その場を後にした………


数ヵ月後、何時もと変わらず、騒がしい生活が戻ってきた、
龍太が転校してくる以前の生活に、
皆忘れた訳ではない、
だけど、俺たちの中で龍太の話を切り出すものはいなかった。


小さな墓の前に男と少女が立っていた、
「死んだ事にされちゃってるけど、良いの?」
「良いんだ、俺は人を信じることが出来ないんだ、
あいつ等と居ると、其れが痛いほど実感する。」
「私のことは?」
「お前は人の形をしたモノだろ?」
「ソンな設定だったの?」
「書いてないだけだ、ロンの体を現実できるか、
その為の実験体だった。」
「で、コレから如何するの?」
「旅でもしてみようか、世界中を回ってみよう。」
そう言うと、スタスタと歩いて行く、
「待ってよ、龍ちゃん!」
「………置いて行くぞ、早くしろ風螺。」



tatsuの後書き

最終章終了です、
ここまで書き上げて思いました、
俺は月天と言うキャラクターの設定を使って好き放題やっているだけなのだと
これからは自分を見直して、作品のキャラクターを生かせるモノを書かないと、と
多分、これから二次創作物に手を出す事は無いでしょう、
本当に書きたい事が出来るまでは、
これからはオリジナルを中心に活動していきたいと思います、
今までお世話になった方々ありがとうございました、
これからは自分らしい作品を作って行きたいとおもいます
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