まもって守護月天二次小説17 「野村先輩も遠藤先輩も居ない、仕方ない楊ちゃん旅行の仕度して! 私達も追い掛けるわよ!」 「えっ…わ、解ったわ。」 「それと、水着を持ってかなきゃ。」 「水着って花織ちゃん、旅行に行くんじゃないんだから…。」 「良いのよ、七梨先輩達は旅行で沖縄行ったって事は向こうで遊ぶって事でしょ? だから七梨先輩達見つけたら私達もどうせ遊ぶのよ。」 ピ~ンポ~ン 「花織ちゃーん、楊ちゃーん、いる~?」 「楊ちゃんいるから一緒に遊ぼうっ言うから来たよ~。」 「あっ、熱美にゆかりんだ、入って~。」 「おじゃましまーす、あれ?二人共どこか行くの?」 「主様(七梨先輩)を追いかけに沖縄まで。」 「お、沖縄!?」 「うん。」 「ず、ずいぶんと急ね。」 「だってしょうがないじゃない、先輩達いきなり沖縄旅行行っちゃうんだもん。」 「ふ~ん、よし決めた!私達も行くわ。」 「えぇ!?『達』って私も?」 「そう。」 「そうって…そりゃ沖縄に行けるもんなら行きたいけど 飛行機代とか色々かかるし、私そんなにお金持ってないよ。」 「あっ、それなら大丈夫。」 そう言うとヨウメイは水晶球を絨毯の形にした。 「おぉ!そういえばこれがあったわね!」 「よし!それじゃあ準備もできたし、しゅっぱーつ!」 花織、楊明、熱美、ゆかりんの四人が沖縄へ向けて出発しようとしたその時…。 「まぁぁぁぁてぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~!」 遠くからの龍太の叫び声と共に走ってくる龍太とタナの姿が有った。 「い、飯島先輩にタナ先輩?」 「沖縄旅行だと!俺達も連れてけ!」 「な、何で先輩がその事知ってるんですか!?」 「何でって、俺が作った新開発の精霊探知機の反応が妙な所に有るんだよ。 ココと学校に一つずつ有るヨウメイとルーアン先生のは問題ないんだけど、 残る二つは随分と離れた所に有って西へ移動してるんだよ。 だから変だと思ってここに来てみたらこの通り、つー訳で俺達も行くぞ!」 「もう、何でこうなるのよ…まぁしょうがないか。でも荷物は?」 「ココに有るだろう。」 龍太は肩から下げているカバンを見せる。 「そんな小さなカバンに?ほとんど入らないじゃないですか。」 「チッチッチ、中見る?」 答えも聞かずに龍太は中身を次々と出し始める。 「何処にその膨大な量が入るスペースが有るんですか!?」 「この中。」 「だから何でそんな小さなカバンに入るのかって聞いてるんですよ! もういいです!勝手について来て下さい!」 「あぁ、そうさせてもらうよ。でも俺は平気だがタナは飛べないから一緒に乗せてってくれ。」 「解りました、じゃあ行きますよ。」 ヨウメイ、花織、ゆかりん、熱美、タナはヨウメイの絨毯で。 龍太は龍天剣に乗っている。(乗り方はヤイ○24巻ラストページ参照) 「では龍さん、しっかりついて来て下さい。」 「あっ、今俺は龍じゃないよ」 「え?龍さんじゃないんですか?でも龍天剣に乗ってるじゃないですか。」 「あぁこれ?これは龍に龍太のままで乗れる様にしてもらったんだよ。」 そんなこんなでヨウメイ、花織、ゆかりん、熱美、龍太、タナも一路沖縄へ。 8月14日:10時31分 沖縄 「う~ん、やっと着いたぁ。」 「いや~、青い空!青い海!青い(燃え尽きた)たかし!」 「うぅ…シャオちゃ~ん。」 「飯島先輩それ古い。」 「っていうか、何で沖縄にたかしさんがいるんですか?」 「あっ、ほんとだ。あまりにも普通に居るんで気づかなかった…。」 「たかしに…じゃなかった、確かに。」 「あれ~、龍太君に花織ちゃん達何でこんな所にいるの?」 「おぅ、乎一郎。」 「あ~、遠藤先輩だ。遠藤先輩こそ何でココに?」 「僕の親戚がココ沖縄で旅館やってるんだよ。そこにたかし君を誘って遊びに来たんだけどさぁ 『シャオちゃんが居ないと俺のハートに火が点かない』とか言ってて…。 それより皆は何で?」 「主様が私達を置いてシャオさん達と沖縄旅行するために ココへ向っているから追いかけてきたんです。」 「でも来てみたら、七梨先輩達と一緒にいると思ってた野村先輩と遠藤先輩が ここにいるじゃないですか。って言う事は七梨先輩、シャオ先輩、川野辺先輩、 出雲さん、キリュウさんの五人で沖縄に向ってるんすかね?」 「ぬぁ~~~~にぃ!シャオちゃんがココに来てるってぇ!?」 「だからまだ来てないって。」 「あぁ、俺のレーダーもまだ飛行機の中で反応してる、後一時間弱で着くだろう。」 「そういえば皆泊まる所は?」 「あっ、慌てて来たから考えて無かった…。」 「だったら、僕の親戚の旅館に来なよ。」 「えっ、いいんですか、遠藤先輩?」 「頼めば大丈夫だと思うから後で僕が親戚に頼んでくるよ。」 「そうだな、旅費の事を考えるとそれが一番いいんじゃないか?。」 「なら決定だね。」 一同は乎一郎の親戚の旅館でシャオ達の到着を待つ事になった。 同日:11時40分 沖縄・那覇空港 「良いねぇ~、青い空!青い海!青い(飛行機で酔った)太助!」 「翔子さん、それは古いですよ。」 「太助様、大丈夫ですか?」 「あ、あぁ…何とか…。」 「試練だ耐えられよ…。」 「それじゃあ、予約してある旅館の方に行きますか。」 「でも、何に乗って行くんだ?」 「そうですねぇ…。」 翔子そう言うと出雲は旅館の位置が書いてある地図を広げた。 「この地図からするとそう遠くないみたいですから…タクシーで十分でしょう。」 「そうか、ならさっさと行こうぜ。」 「は…早く旅館で休みたい…。」 五人はタクシーに乗り、旅館へ向った。 同日:12時15分 沖縄 遠藤旅館 「ごめんくださ~い。」 「おぅ、遅かったな太助。」 「あ…あぁ、飛行機で四時間はな……って何でたかしがココにいるんだよ!」 「あ、七梨せんぱぁ~い!やっと着いたんですかぁ~?」 「あ…愛原まで…。」 「こんにちは、たかしさん、花織さん。」 その時奥から… 「何だ、やっぱりロリコン神主もいたのか。」 「飯島君…何ですか?それは。」 「本当の事だ、そんな事よりも、福引で当たった沖縄旅行は四名だったはず…。」 「私は自腹です。」 「ん?何で龍太がその事知ってんだ?」 翔子が聞くと龍太は少し驚いた顔をした。 「え?分ってなかったの?」 「は?何がだよ。」 翔子がそう言うと龍太はポケットから名札を取り出した。 「何々…(株)OAT 社員番号04 飯島龍太?…あぁ!お前だったのか、社員番号04!」 「余り言わないで~。」 「自分で言ってたじゃないか。」 「ともかく!これで全員集合したな、それじゃあ海に行くぞぉ!」 「…けど、最初からヨウメイの統天書で調べればよかたんじゃないか?」 ポン!(ヨウメイが手を叩く音) 「そうでしたね、主様。」 同日:1時 沖縄海 「太助様、とっても綺麗な海ですね。」 「そうだな。」 「七梨先輩~見てください、新しい水着。」 「止めろ愛原ひっつくな!」 「……。」 「シャオ、泳ぎに行こうぜ。」 「…は、はい。」 「あ…暑い…何でこんなに暑いんだ?」 「そりゃあ、沖縄は亜熱帯に属してるからな。しかし!海に入ればそんなの関係無い! よし、泳ぎに行くぞ!」」 「では、私も泳ぎますか。」 「あぁぁ~♪俺の魂が~♪」 「たかし君たかし君、他の人達に迷惑だよ。」 『迷惑…たかし君はメイワク…』 アークダーマはこう言いながらたかしを大きな一つ目で見つめている。 【アークダーマとは、真っ黒で野球ボール位の形をしている。人間の迷惑と言う言葉に反応して 大きな目が開き目標物(迷惑な物(者))を見つめそれに変身する。】 パチン! 龍太がアークダーマをハリセンで叩き落した。 「アークダーマは出てくる所が違うだろ。」 …訳の解らない事が有ったが、皆気にしないで海で遊んでいる。 同日:7時半 遠藤旅館 「ふぅ、食った食ったぁ。」 「もう食べられませ~ん。」 「みんな食べ過ぎじゃない?」 「食べ過ぎって…しょうがないだろう乎一郎。」 「そうですよ遠藤先輩、先輩の親戚のおばさんが『沢山食べてね』とか言って、 次々と料理を運んで来るんですもん。」 「それは言えてるかも…明日からはもう少し加減してって言っておくよ。」 「あれ?飯島先輩、何処に行くんですか?」 「温泉。」 「温泉?ここのお風呂には温泉なんてないよ?」 「ここじゃなくて少し離れた小島にあるんだよ。」 「へ~俺も行きたいな。なぁ、俺もそこに案内してくれよ。」 「あぁいいよ、じゃあみんなで行くか。あっ、そうそうスコップが要るから持って来てくれ。」 「スコップ?何でそんなもんが要るんだ?」 「着けばわかる。」 同日:7時50分 離れ小島秘湯 「せんぱ~い、ここ川原ですよ?本当に温泉なんてあるんですかぁ?」 「え~っと、おぉ、あったあった!ここだ、ここ!」 「ここって…川と砂利しかないじゃないですか。」 「ちっちっち!甘いな、この砂利の下にあるんだよ。」 「そうか、だからスコップを持ってきたんだな?」 「その通り!ここ掘ると温泉が出てくるから、それを川の水で丁度良い温度にして入る。 これぞ秘湯中の秘湯!それに地元の人にも知られていない!」 「地元の人も知らない温泉を龍太はどうやって捜し当てたんだ?」 「昼間海を泳いでてここに来た時に見つけた。」 「見つけたって言っても地下にある温泉をどうやって見つけたんだよ?」 「何か有りそうだったからダウジングしてみたら反応があった。」 「随分アバウトだな…まぁいい、ともかくここを掘れば温泉が出てくんだな?」 そう言うとたかしがスコップでその辺を掘りはじめた。 穴が人一人入れる程度の大きさに成った時温泉が吹き出てきた。 「うわっち!」 「熱いから川の水で温度調節しないと入れないからな。」 この後全員が入れる大きさの穴を掘って皆で入った…勿論男女別で。 同日:9時30分 遠藤旅館 「あぁ~、温泉気持良かったぁ。」 「しかし、穴を掘る作業で逆に疲れましたね。」 「それは言えてる…。」 「よぉーし!部屋割りはくじ引きで決めるぞ! 紙を引いて同じ番号同士の奴らが同じ部屋だ。」 クジの結果… 部屋1:翔子、タナ、龍太 部屋2:出雲、たかし、乎一郎 部屋3:太助、シャオ、キリュウ 部屋4:ヨウメイ、花織、熱美、ゆかりん 〔全体的に何だか仕組まれたような結果だが気にしないでおこう…〕 「クジは絶対、嫌な奴の寝床は俺のカバンの中だからな。」 「…飯島先輩、カバンの中ってまさかあのカバン?」 「その通り。」 「龍太、あのカバンって何だ?」 「これ。」 「んな小さなカバンに入れるか!」 「ならクジの結果に逆らわなければいい事だ。」 同日:10時 部屋4 「えいっ!」 バスッ! 「…いったぁ~、花織やったわねぇ!」 「この~!」 「え~い!」 どうやら枕投げをやっているようだ。 同日:10時 部屋3 「隣がうるさいな…枕投げでもやってんのか?」 「負けた方は温泉卵と一緒に釜茹でにされるんですよね?太助様。」 「シャオ殿、何を言っている?」 『まもって守護月天!コミックCDコレクションI LOVE YOUが言いたくて』参照 同日:10時 部屋2 「はぁ、どうしてこんな結果になってしまったんでしょう…。」 「クジだから仕方ないよ。」 「下手に文句言ってあのちっこいカバンの中で睡眠なんて御免だからな。」 「しかしあんな小さなカバンに人が入る訳ないでしょう。」 「でも龍太ならまた新しい発明とか言って作りかねないからな。」 同日:10時 部屋1 「明日の夜は花火でもやるか?」 「花火じゃありきたりだな…肝試しとかは?」 「それも良いなぁ、よし、その案乗った。 それに脅かす道具ならカバンの中に山ほど有るしな。」 「…こんな物何処から調達してんだ?」 「企業秘密…タナ、俺はホログラム発生装置作るからプログラムでお化け出してくれ。」 「あぁ。」 「何だ二人共、面白そうな事やってんな。ま、頑張ってくれよ。」 同日:11時 遠藤旅館 部屋の明かりも消え龍太・タナ以外のほとんどの人が床についた。 次の日…と言いたい所だがページの関係上次回に続く! この回出れなかったルーアンの嘆き ルーアン「あぁ~どうしてこの回出れないのかしら…およよよよ」 龍天剣「それは、宿直を十回以上休めば…」 ルーアン「全てアンタの策略ね!陽天心招来!」 龍天剣「止めろ!この話の全体のテロップ考えたのはタナだぞ!」 ルーアン「タナ…このページの裏管理人ね…。」 龍天剣「でも俺は、タナの『ルーアン如何する?』って質問に面倒くさいって言ったけど。」 ルーアン「やっぱりアンタのせいじゃない!」 龍天剣「…………………………」 忍び足でその場から離れようとする。 ルーアン「陽天心招来! 陽天心PC、龍天剣をやっつけちゃいなさい!」 このあとこの場所に龍天剣の悲惨な残骸が残っていた。 tatsuの後書き タナの後書き あぁ、既に季節は冬休みに入ろうとしているのに話は夏休み…。 かなり『今更夏休みかよ』って感じです。 これもそれもみんな自分のせいです…ごめんなさい! m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m 理由は色々有り過ぎて言えません。 一つだけ言うと最近パソ関係で頼まれ事が妙に多い事…かな。その他モロモロです。 18話はすぐに出来ると思いますが、気を長くしつつ首を長くして待ってて下さい。 |