「へえ、アリンさんも学校にいくんですか。」
「うん。たのしそーだからねっ。」
「でも、この外見じゃあ・・・下の学年になるかもね。」
「ふっ、大丈夫だあたしが、太助の学年にするよーに、したから。」
那奈の目が光る。
「そうなのか・・あっこんな時間だいこーぜ。」
「いってらっしゃいー♪」
(あやしい・・・)
そして学校。
「わーー♪すごい建物だねっ♪」
亞凛がはしゃいでいる。
「そーですよねぇ。私も最初そーおもいました。」
にこにこしゃべるシャオとアリン。
「じゃあ、私・・いきますね。」
ヨウメイが手をふって、1年3組にいった。
「ばいばーい。ヨウメイねぇーーーーっ」
「・・さて、あんたは転校生として、学校にでるのよ。
あたしが「転校生を紹介します。」っていったから、ででくるのよ。いいわねっ?」
亞凛はうなずいた。でも、よくわからないという顔だ。
「じゃ、あたしたち職員室いってくるから。じゃーねーたー様♪」
「じゃーねー。主ぃ♪」
「あ、ああ・・・」
「さっ、太助様いきましょ。」
シャオとキリュウが、笑顔でいった。
そして教室。
「あっ、太助くーん。」
「乎一郎。あれ、たかしは・・」
「何か窓みてるぅ。」
太助たちは、窓の方をみると、たかしがなにやらぶつぶついっている
「おはようごさいます、たかしさん。」
「あっ、シャオちゃん!!おはよう。君から、声をかけてくれるなんて俺はかんげきだぁ〜〜〜」
やはり、シャオには、めろめろだ。
すると、ルーアンが入ってきた。
「みなさん、今日は、転校生を紹介します。はいってきて。」
すると後ろから、なにやら、きゃーっやうわーっなど、の声がした。
それは、亞凛が、後ろから、ぐんぐん爆転をしながらきた。
「やっほぉ♪私は亞凛。よろしくね♪」
その落ち着いた声に、みんなはただあんぐりと口をあける。
そして一番目に、しゃべったのは・・・
「天使様!」
たかしであった。
「天使様アリンという名前だったのですか・・」
しばらくぼーーーっとししていた亞凛だったが・・・
「あっ、たかし兄かぁ・・・あっ、乎一郎兄もぉっ」
そしてなんだなんだとしていたクラスが・・・
「あっ、アリンじゃねーか。」
翔子がよっという感じで言った。
「あっ、翔子姉ぇ♪」
亞凛は、翔子のつくえにかけよった。
「こらこら、静かに!えーと、亞凛は、不良おじょーちゃんのとなりよ。」
そして授業
「えっと、今日は七梨太助の英雄伝説の所だったわね♪野村くん、よんでくれるぅ?」
「はいっ。えーと、七梨太助は、ついに、王様になり、国々に食料をあたえたのだった・・」
すると、何やら手があがった。
「亞凛・・・今はあげるところじゃないわよ・・」
「七梨太助って、主ぃのことでしょ?何で主がでるの?」
その言葉に太助はぶっ!!と、した。
「主ぃって・・・」
「これが授業というものなのよ。わかった?」
「うん。」
それでも、亞凛は何回か手をあげていた。
そして授業はおわる・・・
「ここまで、つけば安心だよっ主★」
「はぁ・・って全然安心じゃないだろーがっここは・・・」
と、亞凛の肩に、ポンッと手がのっかった。
「お嬢さん、パンをかいにきたのですか?どうぞ無料でさしあげますよ・・」
ふぁさ、と髪をなでる売りっこ、出雲。太助はでたーーっと、口をあんぐりしている。
「あ、言い忘れていました。私は宮内出雲、と申します。」
またふぁさ、と髪をなでる出雲にたいして亞凛は全然聞いていない。
「ねー、主ぃ、おなかすいたでしょ?パンたべよーよ。んで屋上でぱってぃーしよ☆」
「パッティーじゃなくて、パーティーだろ。そんなことするひま、ねーだろ」
「そうとも言う。いいじゃん♪みんな、呼ぶからさ。」
マイペースに、ぐいぐいとひっぱる亞凛。そして通りかかった少女が・・・
「ああっ七梨先輩!!っと・・・誰!?」
花織である。
「さ、早くいこーよ」
それも無視して、太助の腕をぐいぐいとひっぱる亞凛。
どうやら頭の中は、パーティーのことでいっぱいなのである。
「ちょっとぉ・・・あなたーーーっ!!えいっ」
花織は、ぴょいっと亞凛の頭に落ちてきた。だが、それも気づかず、ひょいっとよける亞凛。
「きゃあ!!」
「あ・・・愛原・・・」
「てへへー、ごめんごめん。」
べろをだて、頭をかいている亞凛。
「ごめんじゃすみません!恋する乙女に傷をつけたつみはおもいんですからねっ!!」
「変するはげお?」
その言葉にどでっと転びそうになった太助。
「恋する乙女です!!どーやったら、変するはげおになるんですか!?」
「じゃあ、いうけど、亞凛は、鈴筒水天亞凛、七梨太助は、亞凛の主なの♪」
「あたしは愛原花織。恋する乙女13歳です♪」
「じゃあわかってくれたか・・さっきのは、けっしてデートにさそわれてたじゃないってこと。」
そこで急にキッとなる花織。
「確かに・・・でも、中には、ルーアン先生みたいな精霊もいるんですから!!
・・・・亞凛先輩・・・。私は、あなたをライバルとします。」
太助は、またはぁ・・と溜息をついた。亞凛は、にこにことしている。
「それじゃ、失礼します。じゃあねっ七梨先輩っ。」
花織は、手をふりながら、言った。
「さ、主ぃ、任務だけどぉ♪」
「ごめん、アリン。俺試練があるから。」
「えっちょっとまってよ・・・さっき約束したのにっ」
「その前にキリュウたちが言ってたんだよ。しかたないだろ。」
「だめっ亞凛だって役目があるんだからっちゃんとやるの!!」
「いけないっていってるだろ!!」
太助は大声でどなり、教室をでで言った。
「主ぃ・・・・」
「たー様ぁ。」
「あ、ごめん。ルーアン今日一緒に帰れないんだ。試練があるから。」
「そう・・・」
そして運動場にいって・・・
「よしっ、こい!!」
「うむ。って・・・ヨウメイ殿・・・なんでちゃっかり・・」
キリュウが乗ってる短天扇に、ヨウメイが乗っていた。
「いいじゃないですかー♪この前みたいに仲よく主様に試練を与えましょう。」
「まったく・・いくぞ万象大乱!!」
「来れ地割れ!!」
万象大乱で石を大きくし、それをいっぱい降らせる・・・。
「・・・・」
亞凛がだまってみていた。
「はーあ。」
「どうした?アリン。」
「なんだか試練と任務って似ているから、任務の時間がなくなっちゃうよー。」
少し落ち込む亞凛に、翔子をすこしうーむと悩んだ。そして急ににやっと笑った。
「いいこと考えたぞ・・いいか、アリン。耳゜かせっ。」
ごにょごにょ
「よくわかんないけど、わかった!じゃあ明日までおとなしくしとくよ。」
少しご機嫌なのか、鼻歌を歌いながらしていた。
「しめしめ・・・明日が楽しみだぜー」
「主殿、そろそろ終わりだ。」
キリュウが短天扇から、降りてきた。
「ああ・・・つかれたー。」
急に倒れる太助。すると・・・
「万象大乱」
「ぎょっ・・・ええええ!!?」
なんと、でっかくなった銃天書が上から落ちてきた。
「油断もスキもないぞっ主殿」
「さて、とどめは・・・・って、この技は明日までとっておきましょう。
それじゃあ主様、キリュウさん帰りましょう♪」
明るく言う楊明。
「ああ。万象大乱!よし・・主殿、動けるか?」
「あ・・・・ああ。じゃなくてぇ!!あんなの卑怯だろ!!」
「・・・試練だ、耐えられよ。」
太助はがくっとなった。
「主様はつかれてらっしゃいますねー。歩ける状態じゃないし・・・どうします?」
うーんと頭をかかえる二人。
「待て、それも試練のうちにはいるのかも、しれん。」
「それはちょっと・・・短天扇に乗せてあげればいいじゃないですか。」
「そうか・・・でも落ちてしまうかもしれないぞ。それこそやっかいだ。」
太助がふらふらしながらも立ち上がった。
「い、いいよ・・・二人とも。お、俺・・・・あとで帰るから・・・」
太助はそういいながら倒れた。
「ん・・・この匂い・・・料理の・・・おいしそうだ・・な。」
はっと目をさめるとベットでねていた。
「あっ、太助様っ。おきたのですか・・・おはようございます♪」
笑顔のシャオに太助はほっとしていた。
「あれ・・・そー言えば何で俺・・・」
「キリュウさんと、ヨウメイさんが太助様をはこんでくださいました。
でも無傷だったので良かったですわ♪」
(あの・・二人がはこんでくれたのか・・・お礼・・いわないとな。)
太助はよろよろと二人の部屋に行った。
「太助様・・・待ってください、疲れているんですから、今日はゆっくり休んでいててください。
キリュウさんと、ヨウメイさんのお礼は、私から言っておきますから。」
にこっと笑うシャオ。だが太助は、少し戸惑った。
「・・・そだよな。よし、今日は寝るよ。」
「はい。」
「・・・ったく太助のやつーシャオのゆーことなら、何でも聞くんだなー」
はぁ・・・と溜息をつく那奈。
「まあ、いいムードだから、悪くはねーけどよ。
それより、らぶらぶ計画第二弾をしないとなー。よし、行くぞー」
そして夜。
「ルーアン♪」
「あら、おねー様。あたしに用なんてめずらしいですわね。どーかしましたぁん?」
太助のことか、と思い、目をはあとにしている。
「ああ。それがさっルーアンって主を幸せにするんだろぉ?」
にやにやと笑う那奈。
「まあそーですけど・・・」
「それじゃあさ今度の日曜日さー・・・」
ごにょ゛にょごにょ
「わかった?」
「ふーん・・・ずいぶんといいじゃないですか。さっすがおねーさまね♪」
「ああ。じゃあヨウメイにも教えてやってなー。じゃあなー。」
「分かりましたわー♪」
そして夕ご飯。
「主殿は・・・」
「太助様ならベットで寝ています。夕ご飯は跡で食べるそうですわ。」
「そうか・・」
ふうっと椅子にすわるキリュウ。
「なんだか、私も眠たくなってきまいました・・・」
楊明もぐったりとして椅子につく。どうやらつかれているらしい。
「でもご飯は絶対食べ・・ます。さてと、いただきます・・。」
早くすませたいのかいそいそと食事を始める楊明。
「そうですか・・みなさん、つかれていましたのですね。」
シャオは、少し落ちこんだ顔をしていた。
「・・・・・」
亞凛は、まわりをきょろきょろしている。
「何してんだ・・・?」
それも聞かず、だまりながら、きょろきょろしている。
いつもにぎやかで楊明に注意されるのが一番多い亞凛が・・。
「あの・・亞凛さん・・。どうかしましたか?」
それも聞かず、きょろきょろしている。
「ちょっと亞凛!!」
ルーアンがどなってもあいかわらずきょろきょろしている。
「・・・来れ、真空」
だか亞凛は、けほっ、と席を5回しただけで、またきょろきょろしている。
「アリンさん!」
「亞凛!」
「アリン殿!」
「亞凛さん!」
そして4精霊がいっせいに怒鳴った。そして亞凛はだまって下をむいた。
そして笑顔で・・・。
「よかったぁ、みんな大声だせるほど、元気だったんだねっ。
いや〜さっきから暗かったから、明るくしよーと思ってね〜」
その悪気ないような顔を見て、呆れ顔になっている面々。
そして亞凛は、料理を落ち着いて食べ始めた。
那奈は、ふわぁとしている。
「あのさあ、楊明。」
ルーアンが急にしゃべりだしても、落ち着いて聞く楊明。
「ん、なんでしょうか?」
「実はねぇ・・・むぎゅっ」
言おうとしたところで那奈が口を押さえる。
「こらルーアン!!!別に言ってもいいけど、太助がいるか調べてからしゃべれ!」
大迫力の那奈にルーアンはこくこくっと頷く。ほかの者はぽかーんと口を開けていた。
「びっくりしたあ・・・こほん。たー様はいないわねー。よし、あのね・・楊明・・・」
ごにょごにょ。
「へー、そーいうことですか・・・。まっ、いーですけどお。どこかのだれかが、
許してくれるかどうか・・」
ちらっとキリュウの方を見る楊明。
「なんのことですか?知りたいですぅ!!」
「隠し事をだめだな。」
「そうだよ、ずるいよぉっ。」
「実はな・・・」
そしてそれを聞いて、大賛成という顔をした3人。
「よし。じゃあ・・4月10日に実行するぞ。」
おーっと手をあげた5人。
その声で太助が目を覚ました。
「あ、おはよう主ぃ。」
ぴょいっと太助の目の前に行く亞凛。
「あ、うん・・・。」
ぐぅーーーーと腹がなった太助。
「太助様、夕食の準備できてますよ。」
少しくすっと笑ったシャオ。
「ありがとう、いただきます。」
「し、しかし・・・・どうやって対抗すれば・・・・。」
その時那奈がしゅったと降りてきた。
「困ったときの 那奈さん!! さて、太助。
お前はなー・・・この棒をつかうんだ。いいな。」
そういうと、どっかに消えた。
「なんだったんだ、いったい・・・てぇっそんなこといってるひまじゃなかった
・・・よし、こい!!」
だっと立ち上がると、くるくると太助は回り始めた。
「きゃあ!!!ほ、北斗七星、逃げて!!」
言われなくても北斗七星はひょいと逃げた。そして武曲が、今度はくるくると回り始めた。
「うわっ・・・あぶねー・・・・。」
何とかよけた太助。ふぅと溜息をつくとたんに・・
「いてぇーーーっ!!!」
その声にびくっとするシャオ。なんと、録存の槍が太助のシリにささったのだ。
「たっ・・・・・・!!ごめんなさい、太助様・・・!もどって、北斗七星!!」
北斗七星は支天輪の中に入っていった。シャオはふぅ・・・と溜息をついた。
「太助様。私は主様を守るだけに存在されているのに・・・それをも守っていない。
傷つけさせてるだけ・・・でもこれは試練だから、キリュウさんの役目だから・・
でもキリュウさんの役目があるんなら、私の役目もあるはず。
太助様、もう一度答えてください。私と戦いたいですか?」
真剣な瞳にぎくっとする太助。
「ふっ・・・」
太助は優しく笑い、シャオの方に近づく。
「たしかに・・・そうだよな。ごめん、シャオ・・・。俺も・・シャオと戦いたくない。」
「太助様が謝るなんてことないんです・・・。私・・が全部悪いんですから・・・。」
太助は訳の分からない顔をしている。
「あっ、次はルーアンさんですよねっ!」
ぱあっ、とでできた所は物がいっぱいある所だった。
「たー様っ。いくわよーーーっ陽天心召来!!」
いきなりくまのぬいぐるみに命を吹き込む。
「くまのぬいぐるみだったら、俺だって・・・えええええい!!」
くまのぬいぐるみはぐちゃぐちゃになった。
「ふふふ・・・さっすが、あたしの主様・・・。でもね・・これならどうかしらん?
陽天心召来!」
太助のもっていた棒に命を吹き込んだ。
「いてっ、いててっ、いてーーーっ。」
棒にひっぱたかれる太助。
「うう・・過激だなあ・・。」
だか、途中でその棒をやめた。
「るーあん・・?」
「そんなに幸せそうじゃない所みてたら、いやになってきちゃったのよ。
だからこの方法はやめるわ。ただし・・陽天心召来!」
今度はすごい数のぬいぐるみが出た。
「これを全部たおせたら、よしとするわ。」
はあはあと呆れ顔になる太助。そして突っ走った。
「とりゃーーーっ」
楽勝に勝ち進んでいく太助。だったが・・
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーー
ーーーーーーーーーっ」
たかしみたいにくまのぬいぐるみに吹っ飛ばされた太助。ぬいぐるみでもいたかった。
「いてて・・・・」
傷みながらも棒を振り回す太助。
ついに全部倒した太助。
「ご苦労様。たー様。次はあのキリュウちゃんよ〜♪」
ぎくっとなる太助。
「あ〜おなか空いたー・・・はやくかえってねよ。」
よたよたと消えていった。
「主殿・・・・おきられよ。」
太助はよろっと起きあがった。
「キリュウ・・・・・ちょっと待ってくれないか・・今しんどくてたまらないんだ。」
と言ってもそう簡単に待つキリュウじゃないか、というとほほの笑みをうかべながら。
「わかった。少し休憩タイムにしよう。」
「え!?」
驚いた顔でキリュウを見る太助。
15分。
「では、始めるぞ。万象大乱!」
包丁を大きくするキリュウ。だか太助はなんとかよけた。
「ふーー・・・・。あぶない、あぶない。よし、いくぞおおっ」
キリュウに立ち向かう太助。そしてキリュウは・・
「まだまだだな。万象大乱」
すいっとよけると、石を大きくし、太助にぶつけた。
「ぎゃあああっ。」
(さ・・さすがキリュウ・・・・シャオやルーアンとはちがうなあ・・・・)
すると、キリュウは太助のよこに座り、優しく笑みをうかべた。
「主殿。試練は役に立ってるか?」
「んー・・・・役に立ってる。」
するとキリュウはほっとした。
「では、それだけを聞きに来た。では・・・万象大乱」
すっと太助の所からはなれていった。そして石を小さくした。
「大乱」
こんぼうを大きくした。
「主殿。ようしゃはせぬぞ。たぁーっ」
なんと、キリュウはこんぼうを振り回した。
太助は驚きながらもよけ、太助も振り回した。
「くっ・・・・。万象大乱・・・っ」
よけるのに精一杯な太助とキリュウ。そして・・
「私の勝ちだ、主殿。」
ぱんぱんと服のよごれをとり、キリュウは座った。
「ちょっと待ってくれ、きりゅうー・・・・」
「主様。」
「ん!?よう・・・めい!?」
目の前にいたのは、楊明だった。
「そうです。さて・・・シャオリンさんと、ルーアンさんには勝ちましたけど、
キリュウさんには残念ながら、負けてしまいましたね。
でもこの試練は負けても勝っても次に行きます。だってそんなのふつうの人間には不利ですから。」
「・・・はいっ。それより早く勝負しないとな。授業が始まっちゃうし。」
「そう急ぐことないですよ。時間はとめてあるんですし。」
「マジ!?一体誰が・・」
「はあ。なんか那奈さんが言ってましたから。」
「・・・・楊明。俺の質問に答えてくれ。」
「はっ、はい。なんなりと♪」
目を輝かせている。
「この試練って那奈がかかっわってるよな?」
「はい。そうですけど・・。」
「なんでだ。」
「・・・・手伝ってくれるらしいです。那奈さん、暇らしいそうですから。
「ほんとにそうかぁ?試練だけじゃなくて、なんかほかのにもかかわってる気がするな・・・」
「たしかに。私たちは今日なんか水くさいこと・・・厳しいこととかしています。
でも、今日は何の日かは知らないんですか?主様。」
「別に。」
「・・・そうですか。主様、可哀想な人です・・。」
そういうと、銃天書を開いた。
「来たれ・・・突風!」
「くっ・・・・やっかいだな・・・。」
うめきながらもなんとか前にすすんでいく太助。楊明はそれを止めない。
「私は今日はこの技しかつかいません。」
ぱたりと銃天書を閉じる楊明。
「な・・なめるな・・・ふざけんな・・よ。俺が風なんかにまけるわけないだろっ!!」
太助は切れた。自信過剰になってるみたいだ。
「風と戦うのがいやですか・・・では、来たれ、雷!」
棒を砕いた。だか太助は戦うのをやめない。
「私も負けるわけにはいきません。キリュウさんに勝てて、私に負けるなんてくやしすぎですから。
来たれ、嵐!!」
ついに力つきたのかかくっと太助は地面に倒れつく。そして
「くらえ、すなぼこりーーーっ」
「けほけほっ・・・何するんですか、主様。」
「い・・いか。楊明・・・。引きあけ・・・だ。いいな。」
「なっ・・・・・わかりましたよ。今日は見を引きます。・・・・誕生日・・・ですからっ。」
「なんだって・・・」
「いえいえ、何でもありませんよ。では・・主様。」
今度は亞凛。
「ふー・・亞凛か。どんなのかな・・・・。」
太助はよろっと地面に倒れると、ふぅと溜息をついた。
「主ー・・・。」
顔をのぞきこんだのは亞凛だった。
「さ、試練始めよー・・・・」
力なく言った亞凛。どうやらつかれているようだ。
「どうした、亞凛。」
「いや・・何でもないよ、え・・へへ。じゃあ・・始めよ。」
よろよろと太助の方にむかっていく亞凛。そして・・
「水・・雨・・美」
「うわわっ。かまいたちみたいだな・・・」
「主ぃ、ちょっと亞凛・・・あの・・ね・・。」
「・・・わっ。」
亞凛が太助の方によろっと倒れ込んだ。
「どうしたんだよ・・。あっ、亞凛、すごい怪我してる・・?」
「猛毒のヘビにかまれたぁ!?」
「うん・・気分転換に世界一周してたら、ヘビにかぶっと・・・」
「こ・・・これって明日になったら死ぬんじゃ・・・」
亞凛はこくっと頷いた。
「そんなの、ただことじゃないだろ!!はやくシャオの星神に治してもらわないと・・・」
「・・・いいんだよ。どうせ、これも意味のないことになるんだから・・。」
「何いってるんだよ?・・とにかく、治さないといけないだろっ。」
太助は亞凛の手を引っ張った。
「だ、大丈夫だよ。」
「太助様っ。大丈夫ですか?あ・・亞凛さん・・・今治しますからね!!」
長沙をだして治療を始めるシャオ。
「よしっ、これで大丈夫ですわ。亞凛さん!」
にっこりと笑うシャオ。
「うん、ありがとう。」
「それじゃあ、亞凛。戦いを・・・できればしたくないんだけどさ。」
「えっ・・・。」
「ほら・・さ。治ったって言っても、毒蛇にかまれたんだから、少し傷むだろ?
だからさ・・」
「いいよっ。主の頼みなら。」
にこっと笑う亞凛。
放課後
「はあ・・・今日は長い一日だったなあ・・・。」
溜息をつく太助。元気あるのかないのか・・・。
「ただいまー。」
パンっ。パンパンっ。
「へ・・・」
「「「「「「おめでとう!!!」」」」」」
それを精霊たちと那奈だった。
「おめでとうって・・・・?」
「びっくりしましたか?太助様。」
「出血大サービスよん♪」
「今日は4月10日だぞ。」
「特別の日なんですよ。」
「主ぃの誕生日・・・♪」
「た、た、た、誕生日ー!?」
「はーぴばすてぃとーゆー、はぴばすてわ、とーよー。」
「亞凛、歌詞まちがえすぎ・・・ま、いいか。フーーー。」
そしてみんながぱちぱちした。太助は少し照れた。
「今日からお前も15才だ。りっぱになったな・・」
目をぐしっ、と押さえる那奈。オーバーな気もするが・・・
「はは・・・ありがとう。」
・・・・・とにかく、おめでとう太助!!
♪あとがき
どもっ。麻衣でーす。さてさて、返事が遅くなってしまいました。らぶらぶ計画
・・なんてそんなんじゃなかったですね〜。まあ、これもひとつの愛・・・?
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