『鈴問水天・亞凛参る!』


「鈴問水天・亞凛参る!」

ここは七梨家。太助、那奈、シャオリン、ルーアン、キリュウ、ヨウメイ、
六人が、この家にいる。

「太助様、お茶ができましたよ」
「たー様、ごぎげん、いかがぁ?」
「主殿、今日の試練はちょっと、厳しいぞ、いつもより。」
「主様、宿題、できましたか?」
「はぁ・・・・」
なにせ、精霊が四人もいるので、返事が、いいにくい。
これ以上増えないでほしい・・・と思う太助だが・・・
「太助ぇ、親父から、手紙がきてるぞ〜」
太助はもう、読む気がなくて、意味のない所はとばし、大事な所だけ、よんだ。
「そうそう、これは、心の清い物しか、さわれない『水雨美』だそうだ。やっぱり父には・・・」
という時点で、もう手紙を、読まなかった。
「ったく、またかよーそれに、どこに、さわる物があるっつーんだよ。」
太助は回りに手を、置いたりした。
その時・・・・!
太助の手に、冷たい水の中に入ったような感触がした。
「・・・・!?」
訳も分からず、困っていると、そこから、女の子がでできた。
「君は・・・」
言い終わる前に、その女の子は消えた。
「へっきえた・・・・」
そして太助の後ろから、しゅんっと、さっきの女の子がでできて、太助に抱きついた。
「やっほ☆主ぃ!」
太助は赤くなった。
「ちょっと、君・・・」
「太助様・・・・」
「ちょっとぉ!!たー様になにすんのーーー!!」
「・・・・(赤面)」
「主様に迷惑かけちゃだめですーーーっ」
そんなさわがしい、間にその女の子はえ顔で
「そんなに怒らないでよせっかく主と出会えたんだからっこんにちは主ぃ!
私の名前は、鈴問水天亞凛っていうの。よろしくね♪」
の女の子はちっちゃい体をしていて、茶色い髪に、するどい髪。ショートカット。
サングラスを上にかけていた。スポーツ少女という感じだった。かわいい顔でウインクした。
「またかよ・・・」


「とにかくアリンは、主に、任務を与えたりするのがお仕事でー、一緒に遊んだりもするの♪
わかった?」
にこにこ。
「あの・・アリン。」
「なあに?主ぃ。」
「なんで、何も見えない所から、でできたんだ?たしかに、さわった感触はしたけど・・・」
「亞凛は、力関係とか、水を使うの。武器はもたないし、
それに、透明になるのも亞凛の能力の一つだしね♪」
「なぁ、アリン、どんな能力を使えるんだ?」
那奈が、聞いた。
「えっとね・・・言葉で表すのは、むずかしいな。まず最初は、さっきの空間移動っていうの。
それは、このサングラスで、つかうんだ。ここから、アフリカまで楽勝でいけるよ。
自分や、物を透明にしたりできるの。他にもでできるけど・・・よく使うのは、これだね。」
那奈はなるほどと腕組みをした。


「おひさしぶりですねっアリンさん。」
「元気だった?ってみりゃあわかるけど・・・」
「アリン殿は明るいな。」
「まったくですよー。」
太助は、アリンは、精霊とは、仲がいいみたいで、安心した。
「それより、びっくりしたぁ。宿敵同士が同じ主に、つかえてるなんて・・・
主ぃってただ者じゃないんだね♪」
(おいおい、笑顔でいうなよ・・・)
太助は心の中で、つっこみをした。
「主ぃ、早速任務だ「明日の夕方、”かんけり”を亞凛とする」だっ」
その任務に、みんなどでっと転びそうになった。
「そんなこと言ったって、お前相手に勝ち目ないだろ」
「大丈夫大丈夫!亞凛が見つける役するから。」
「いや、そういう問題じゃないだろ・・」
ごちゃごちゃ言ってる太助と亞凛をみてシャオが・・・
「じゃあみんなでやりましょう。能力をつかわずに・・ねっ」
シャオが、にこにこしながら言った。
「うん。そーだね!これで、対当になるよねっ主ぃ?」
「ああ・・・・」
だが、太助は、亞凛は絶対運動神経がいいと思うけどなぁ・・・とおもっていたが、黙っていた。



あとがき
はじめまして♪まいでーす。なんだかみじかかったですが、今度は、ながいと思います。
新キャラ亞凛・・・かなり単純なやつですねぇ・・・・でもこーいう系ってわりともてるんですよねぇ。
何だか意味深な、文になってしまいました。
じゃあ、また第2話でおあいしましょうっ



第2章「運動神経の差・・・」

「主ぃ、はっやくー、かんけりするんだからっ。」
 精霊・亞凛が、(くわしくは、第1話をみよ)元気よく答えた。
 「まだ四時だぞ・・・朝日のぼってないじゃないか」
 「任務は絶対!」
 亞凛が、太助をにらんだ。
 「はいはい・・・わかりました・・・」
 太助は、ジャケットに、着替えた。
 「なにっ、シャオたちもいないじゃないかよー」
 「まず、準備体操だよ。8時間ぐらいするから。」
 「は・・・8時間?!そんなにやってどうするんだよっ」
 太助は、目がとびたし状態。
 「あれ?そんなに驚くの?いつもは、十時間ぐらいするんだけど・・・主はまだ、新人だからね。
 意味ないけど、これが亞凛の、使命なんだから!いやでもしなきゃいけないんだからね。
 みんな・・・精霊はそうなんだよ。意味のない ことをやって、別れるけど、そんなの考えない。
 だって主にあえたら、それだけで十分だから、意味のないこともちゃんとするの!わかった?」
「ああ・・わかったよ。なんとなく。」
 「よし!じゃあ亞凛についてきて♪」
亞凛は、笛をふいた。
「基本・第一は、速く走ることだよ。そうじゃないと、逃げるときすぐ、つかまっちゃうからね。
じゃ、世界一周してこい。」
「世界一周!?そんなのできるわけねーだろーが!!」
「亞凛は、世界一周五秒でいけるよ。」
亞凛はさらっと言った。
「・・・精霊と人間じゃちがうだろう・・・お前、化け物並みだな・・・・」
それを聞いて、亞凛はちょっと照れる。
「そんなに、ほめられると、亞凛・・照れちゃうよー♪」
「ほめてねーって!」




「えっと・・・20分・・うーん、まだまだだね。」
亞凛が、キリュウみたいに、言った。
「アリン・・・お前な・・ここから、海は、そりゃ意外と近いけど、40分はするんだぜ!?
絶対早い方だよ!!」
それを無視して、亞凛は続けた。
「時間、つぶしちゃったなぁ・・・じゃあつぎは・・・風子力!」
亞凛が口から、ふぅ、と吐息をだした。
「さっ、主ぃ、亞凛が作った小人たちだよ。練習相手にぴったりだよ♪」
亞凛が、指さした所には、水の固まりに、目や、口をつけた小人が、何人もいた。
「こいつらは・・・」
「負けないようにね。」
太助は、こいつらを、倒せばいいんだな!と思い、小人になぐりかかかった。
「あ、言い忘れてたけどその子人たちは、近くに人がででくると、
殴りかかるくせがあるから・・・」
そういう前に太助はもう殴られていた。
「いたい・・くそぅ!」
太助は、またつっぱしっていった。
ドカッバキ・・・・ボキャ゛キャ


そして30分後・・・・
「かっ・・・た・・・」
太助は倒れた。
「おつかれさま主ぃ、あ、もう朝日がのぼってるや。
シャオ姉たち、起きてくるなぁールーアン姉は、おなかがすいて、起きてくると思うし、
那奈姉も朝になると起きるタチっていってたしー問題はあの二人なんだけどなーよしっ、
おこしにいこー」

そして、亞凛は、太助を、おぶりながら、家に帰った。
「あ・・アリンさん、もうお起きてらっしゃったんですか。」
「あ、シャオ姉、主のけが直しといて。」
亞凛は、太助をおろした。
「きゃあ太助様?!」



コンコン
「やっぱり寝てるのか・・・しかたないなー。」
亞凛は、キリュウとヨーメイが寝てる部屋に入った。
「あ・・・目覚まししかけるの忘れてるー。しかたないな・・・絶対キックされるし・・・」
亞凛は、ベットに拳を当てた。そしたら、二人は、飛び上がり一気に目をさました。
「アリン殿!?・・・い、いきなり何をするんだ・・・」
「そ、そうですよ・・・あなたのパンチを食らったら、いくら私たちでも・・・
けがじゃすまないかもしれませんよ・・・」
二人はぜえぜえしている。
「ごめん。でももう、七時になりかけだよ。試練とかしないの?」
亞凛は、少しとぼけたような顔をしていた。
「亞凛さん、主様に、何かしましたか?」
ヨウメイが、眼鏡をかけ直して言う。
「うん、任務!」
「任務・・・ですか。それで主様はどんな顔をしていたのですか?」
「そんなの、覚えてないよぉ」
「困った顔をしていたのでしょう?主様に迷惑かけるのは、やめてください!!」
「だーっから、任務なんだからっ迷惑してても、押してやり通すしかないんだからー
アリンだって迷惑かけたいわけじゃいんだから!!」
二人で言い争ってる間に、ルーアンが来た。
「あんたら・・何してんのよ。早く来なさいよっもう、朝ご飯なんだからねー。」
ルーアンがあくびをしながら言った。
太助を心配しながら、看病をするシャオ、おいしそうに、ご飯を食べてる那奈やルーアン。
早くかんけりしたいなぁと思っているアリン。
気むずかしそうに試練のネタをかんがえてるキリュウ。
そして本をもくもくと、読んでいるヨウメイ・
・・。そんな平和な七梨家の姿があった。




あとがき♪
また短くなった・・・・えっと、次こそは、かんけりをしまーす。
それから、学校に行きます・・・・えーっと、第三部で・・あいましょう・・ねっ



第3章「任務開始!そして・・・」

「さー任務かんけり開始ー!えっとルールは、ヨウメイ姉どうぞー!」
「はい。まず、誰かかがジャンケンで負けた人が鬼に、なります。
そして誰かが、カンを蹴ります。そして、鬼が、そのカンを取りに行く間みんなは逃げます。
ちなみに能力は多少はつかって良いです。わかりましたか?」
陽明の説明にみんなは、はーーーいと答えた。
「じゃんけんぽん!」
そして結果は・・・・ルーアンだった。
「なんであたしぃ!?」
(ジャンケン弱いんだな・・・ルーアン・・・)
「じゃあ主ぃ蹴って!」
「え・・・よし。わかった。とりゃーーーっ!」
それは、50メートルぐらい行った。
「うむ。さすが主殿。」
「準備体操のおかげだねっ」
「準備体操??」
太助たちは思いっきり走った。なにせ、亞凛の速さは・・・
「すごいです!アリンさん!」
どぴゅーーーーーっ
「万象大乱!」
キリュウが、短天扇を大きくした。
「来たれ霧!」
回りが真っ白で何も見えなくなった。
だが、亞凛はむやみにただ、はしった。


ルーアンは・・・・
「見つからないわねたー様たち。・・・なーんて、あたしには、このコンパクトがあるのよん♪」
ルーアンは、まず、シャオリンから、見つけだした。
「やっぱり、たー様と、一緒にいたわねっ。ふっ。二人いっぺんに片づけてやるわー!
・・・といっても、また、カンを、蹴られちゃあだいなしよねー。
そうだわ。陽天心召来!」
ルーアンは、見張りをつけた。
そして、探しにいった。
「太助様、大丈夫です。もし、ルーアンさんが来ても私がお守りします。」
「あ、ああ・・・・。」
と,言ってる間にルーアンが来た。
「おーほっほっほー!陽天心召来!」
ルーアンは、花に、命を吹き込んだ。
「太助様にけでください!それと・・・もしなにかあったら、この子にいってください。」
シャオは、離珠を出した。
「霧で、探すの苦労したわぁ・・・逃げられちゃこまるのよ!」
ルーアンは、花のツルで、太助を、縛った。
「いて・・・・」
「でも、どうせ逃げても無駄よ。むこうには、あたしの陽天心人形がたくさんいるのだからね」
シャオは黙っていた。
「来々天鶏!」
太助を縛っていたツルは、燃えた。
「た・・・・助かった・・・でもあつい・・・・」
「太助様やっぱりここにいててください!!」
「・・・ああ。」
シャオは、花を燃やした。
「ごめんなさい、お花さん。」
天鶏は、ルーアンの前に、行った。
「ぎゃあっあつーーー!やけどしたーーー!でも今度は・・・」
という前に、シャオと太助はいなくなった。
「あ、あら?もしかして・・・きーーーーっ!にげられたーーーーーっ!!」




キリュウは・・・。
「ルーアン殿はまだ来ていない用だな。はぁ・・・・つかれた・・・」
「キリュウさん。」
聞いたことのある声が聞こえた。
「万象大乱・・・」
キリュウは敵だとおもったのか、回りの草を大きくした。いや、そうじゃなくてもしただろう・・・・
「ちょっと何するんですか・・・やだなぁ、私ですよ。」
ヨウメイだった。
「ヨウメイ殿か・・・何で私の所へ来た?」
「力を合わして戦いましょうよ。」
キリュウは、短天扇を落とした。まさか陽明の口から、そんな言葉がでるとは、
おもわなかったからだ・・・
「いやですか?」
「断る。私は、今休んでいるんだ。ルーアン殿が来るまで、少し休む。」
「だらしないですねぇ・・主様とシャオリンさんは戦っているっていうのに・・
・・一人でのんきに休んでいるっていうんですか。」
陽明は、嫌見っぽく言った。
「なにっ主殿が!?万象大乱!」
短天扇を大きくし、すごいスピードで、行った。
「待ってくださいよー私ものせてください」





亞凛は・・・・。
「わぁ。もう三時間で終わっちゃうよぉ・・・・じゃあそろそろ戻らないとなぁ
・・・でも、ここどこなのか、わかないんだよねぇ・・・・」
亞凛がきょろきょろした。
「ん?なんだお前?」
その声の本人は山野辺翔子がいた。
「亞凛っていうの!よろしくね♪」
亞凛はウインクした。
「あ、ああ・・・・アリンか・・・変わった名前だな。あたしは、山野辺翔子。
よろしくな。」
「翔子姉かー!かわいい名前だねー。」
「ああ。さんきゅーな。それより、なんでこんな道中に、立っているんだ?
車にひかれるぞー。」
「車?」
その時車が道の真ん中に、走った。
だか、亞凛は、ひょいっとよけた。
「あ、アリン!?とこいったー」
「ここだよ」
亞凛は、翔子の屋根の上にいた。
「いつのまに・・・」
驚く翔子に、亞凛は、にこにこと、無邪気に笑っている。




「まったく・・・この霧だから、コンパクトの、画面も真っ白よ。はぁ・・・・」
 ルーアンがそう思った時画面に二人の少女が移った。
「キリュウとヨウメイ!?しかもこっちにせまってくるわ!!
じゃあ用意しなくっちゃね。陽天心召来!」
 「行きますよっまずは・・・」
 やろうとしたが、回りが黒くなった。
 「なんでいきなり・・・・」






 そして翔子と話していた亞凛は・・・
 「へえそうなんだー。・・・・・!?」
 「ど、どうした!?」
 亞凛は大急ぎで、唱えた。
 「白感無!」
 そして走り出した。
 翔子はわけもわからず、おろおろしていた。
 (ごめんっみんな!!ちょっと亞凛の空間にしたけど、ごめんね・・・・)




 あとがき


    ちょっと最後らへんはわけがわからなくなってしまいましたね。
  実は次は宿敵がてできます。男です。良いヤツなんだけど、亞凛だけには、嫌われてる
  ・・・それではまたおあいしましょう♪


 


第4章「時真闇天登場!!」

かんけりをしている途中に、風景が黒くなった太助たち。
「なんでいきなり・・・・」
太助がシャオに、看病しながら、言った。

「主ぃっ!!」
亞凛が息を切らして来た。
「亞凛・・・どうしたんだ?そんなに急いで・・・」
「はぁはぁ・・・・あいつが来る!いそいで!」
「あいつ!?」
太助たちはわけががわからず、おろおろしていた。
「あっ、黒いのが、消えましたわ!」
「うん・・・亞凛の空間にしたからね。これで、関係者以外は中には入れないはず・・・」 「自分の空間に?すごいですわ♪アリンさん・・・」
「うん・・亞凛の能力は、「自分の空間を、自由自在にあやつれること」だからね!」
「主殿!」
「主様!」
キリュウとヨウメイが、走ってきた。
「キリュウ・・・ヨウメイ・・・あれ?ルーアンは・・」
「見てないが(ませんけど・・・)・・」
二人は同時に答えた。
「大丈夫!危険な目には、あってないから。」
「そっか・・亞凛の空間だもんな。」
「主人!どーこーだーあー」
すっきりとした声が聞こえた。
「!!ああーーーーっあいつだぁーーーーーっどうしよぅ・・・」
亞凛は、パニック状態。
「ん・・・・?亞凛の声・・・探し物・・・我の手に!」
だが、何も起こらなかった。
「あれぇ?さては・・・空間をはっているな。じゃあ・・・えっと、弱点はっと・・・!」
美少年は、自分のもっていた剣を見た。
「ふっ・・そうか・・あーーーりーーーーんーーーーーのーーーーー弱点ーーーーーはーーーー」
その声にはっとした亞凛は・・・
「あっ・・・あいつめ!!人の弱点を!!ヨウメイ姉!雷をあそこに落としてみて。」
「え・・なんでですか?」
「いいから!!」
陽明は黙って銃天書をめくった。
「ふむふむ・・そういうことですか・・わかりました。協力しましょう。来たれ雷!」
後の3人は、訳が分からないような顔をしていた。
「かっ・・・雷か・・ということは、知教空天もいるのか・・・」
美少年は、すいっとよけたが、落ちていった。
「足場が・・・っ」
「避けられましたけど、落ちた陽ですね・・・」
「何をいっているのだ、二人とも。わけがわからぬ・・・・」
太助も、シャオも、こくこくっとうなずいた。
「それは、私が説明します。アリンさんの宿敵の人がきたんです。何でかは分かりませんけどね。
主人・・・つまり、主様を、探している用ですね。」
「また精霊か・・・・」
太助は、ぐったりとした。
キリュウは、なるほど、とうなずいた。
シャオだけは、まだよくわからないっというかんじだった。



そしてさっきの美少年は・・・・
「あ〜も〜いないわねぇ〜探す方も大変なのよねー・・・まったく。」
その時ルーアンの上にさっきの美少年が、落ちてきた。
「ぐえっ・・・・・・」
「はぁ・・・よかったぁ・・・ん?あ・・・すいません。」
その美少年は、あっさりと、謝った。
「まてい。よくも踏んづけてくれたわね・・・このあたしを・・・陽天心召来!」
木に命を吹き込んだ。
「慶幸日天もいるのか・・・」
「何よっあたしのこと、しってんの?!」
「そりゃあ同じ精霊だからな。」
「同じ・・・!?」






第5章「ついに、6人目!?」

「・・・とゆうことで、僕は、時真闇天弛逗と申します・・。」
「はぁ・・・」
がっくりと太助はした。
「つ・・ついに、6人目・・・」
「といっても、僕はちょっと、亞凛をからかいにきただけだから。
えっと・・太助さんの精霊じゃあないんです。」
「そ・・そうですか・・・」
内心太助と、ルーアンは、゛やなやつ”と思った。
「む〜どーしてわざわざそんなことしに来るのっ?任務でもないのにっ!」
亞凛がぽっぺたをふくらましていった。
「・・・・そんなことはどうでもいいです。それじゃ僕はこれで・・・」
弛逗は、ふっと消えた。なんだか、ちょっと赤くなっていてるようにみえた。
「・・・・?」
はぁ・・・と溜息をついている太助、なんでもなく、にこにことしているシャオ、
あやしい・・・・と思っているルーアン、試練のネタを、おもいついたのか、うれしそうなキリュウ、
ふむっ、と銃天書を見ているヨウメイ、そして、くやしそうにしているアリンがいた。
「あら・・もうこんな時間ですわ。お買い物にいってきまーーす。」
「いってらっしゃい・・・」
相当つかれたのか、ぺたん・・と、地面に座った太助。
「まぁ・・6人も、ふえなくてよかったというか・・・」
「そういえば翔子姉わすれてたーーー!」
アリンは、どぴゅーーーっと、走った。
「翔子殿にあったのか・・・ヨウメイど・・・」
ヨウメイは、太助より、数倍つかれていて、もうしゃべる気力もないようなかんじだ。
「やはり、体力がないだけあるな・・・まぁ、あれだけはしったから、
とーぜんか・・・つかれたーーーーーー。」
ルーアンも、おなかがすいて、倒れた。
「ふ・・・おもしろいものみちゃった♪」
窓のカーテンをしめて、那奈がわらっていた。


   「はりゃ・・翔子姉いないーーー・・・・どうしようかなぁ・・・」
うろうろしている所に、緑のような、茶色のような髪の毛をしていて、でかい声の少年と、
白髪みたいな、髪に、眼鏡をかけているすっきりした少年がいた。
「どうしたの?こんなところにいて・・・」
「翔子姉をさがしてるんだ。しってる?きみたちっ。」
その言葉に二人は顔を、見あせた。
「もしかして、君山野辺さんの友達?」

   「まあね!」
亞凛は、ウインクをしたので、二人はどきっとした。
「ね、二人とも何て名前?私は、亞凛っていうんだよ!」
「野村たかしっていうんだ。よろしくなっ」
「僕、たかしくんのクラスメイト遠藤乎一郎っていうよ。よろしくね。」
「うん!それじゃあ・・さがしてるから、またねっ♪」
アリンは、手をふって走っていった。


そして七梨家では・・・。
「ただいまー。」
「ただいまです。」
シャオリンと、アリンが、帰っていた。
「今日は、唐揚げですぅ。」
「ちょうど良かった二人とも。ちょっとこっちへきてくれ。」
那奈が、真剣そうにいった。
「あれぇ・・みんなそろってどうしたの?」
「アリン・・・いきなりだけど、お前ってどこで寝てるんだ?」
「外。」
その言葉にみんな口をあんぐりした。
「外・・・ってさむそ・・・・」
「春だから、さむくないよ。そりゃあ、冬だとしもやけになったりするけどさ。」
「何でわざわざ外で寝てるんですか?」
「見張り。」
またその言葉で口をあんぐりした。
「・・そんなの悪いから、今日から、二人で一緒に寝ようと思う。」
那奈は、にやにやと笑っていた。
「あたし絶対たー様と!!」
ルーアンがお決まりのセリフを言った。
「まぁ・・キリュウとヨウメイは、かわらないほうがいいな。ルーアン。
残念だけど、太助は、シャオとだ。」
「そんなぁ・・・どうしてよ?!」
「それば、シャオが守護月天だからだ。寝るときも守らないといけないだろ。」
「それなら、あたしも、寝るときにも幸せに・・・」
ぎゃーぎゃーいっていると、ヨウメイがつき刺す言葉を言った。
「でも、七人ですから、一人我慢しないと、いけないんじゃないですか?」
かたまった人が、四人。
「あ、いいわすれましたけど、私は死んでもいやですからね。」
「誰でもいやだろ、そりゃあ・・・」
はぁ、と溜息をつく太助。
「じゃあやっぱアリンが・・・・。」
そういおうとしたとき那奈が亞凛の口をだまらせた。
「じゃあこうしよう・・・母さんのの部屋ひろいから、あたしとシャオ、
そしてアリンが一緒の部屋にすることにしよう。」
「あと、3人部屋がのこってるから、一人つづでいいか・・・?」
ヨウメイがキリュウの方をじろっと見た。
「それは、目覚ましを仕掛けるためですよねぇ。
ま、私もゆっくりねむれるし、いいんですけどね・・・・」
「ヨウメイ殿!」
「おいおい、ケンカするなよ・・・ま、3人は、たまにあたしたちの部屋にも
遊びにきてくれよな・・・じゃ、さっそくいこうぜ。」
二人をぐいぐいとひっぱっていく那奈。一体何をかんがえてるんだが・・・
後の残った3人は・・・
「ふわわわぁ・・・私、なんだか眠たくなったのでねてきますね。おやすみ・・・」
ヨウメイがあくびをしながら、行った。
「ああ、おやすみ・・・。」
「あの・・主殿、私も寝るから・・おやすみ。」
「うん、おやすみ。」
二人ともさんざんつかれたんだろう。
でも太助は、もっとつかれた。朝早くおきて、海にまではしってゆくもーれつな亞凛の準備体操で、
子人に怪我をさせられ、かんけりで、さんざんはしりまわって・・・
「俺もそろそろねるか・・・明日は学校あるよな・・・」
太助は、亞凛が、学校にいくのか、というのもかんがえないで、部屋にもどっていた。
那奈たちの部屋で、何かあやしいことがおこっているのもしらずに・・・



 
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