〔はじめに…〕
この小説は、月天、ドラクエ?、SO2を混ぜたらどうなるか?を基に作った作品です。さらに、空理空論さんの、オリキャラ楊明も登場します。
ただし、この話から、月天はこんな物語なんだ(ドラクエ、SO2も、もちろん)などとは決して考えないでください。(原作のほうがきっと面白いはずです、はい。)

 


まもって守護月天!+ 〜エデンの戦士たち〜 

第0巻 それは一通の手紙から…


それは一通の手紙から始まった。

『きたる8月26日、ラクールにて武術大会を開催することになった。優勝者は、世界最強の称号と栄誉そして古代遺跡より発見されたそのものの願いを一つだけかなえることのできる魔法のランプを授けよう。ラクール王』

 

 

ARUSU

「おーい、アルスおまえ宛に一通手紙が来てるぜ。」

一人の青年はアルスに手紙を渡した。

「えっと、なになに…」

『きたる8月26日、ラクールにて武術大会を開催することになった。優勝者は、世界最強の称号と栄誉そして古代遺跡より発見されたそのものの願いを一つだけかなえることのできる魔法のランプを授けよう。ラクール王』

「なんて書いてあったんだ?」

「うん、8月26日に、ラクールで武術大会を開くんだってさ。」

「もちろん優勝者にはなんかつくんだろうな?」

「一応つくらしいけど…」

「何がつくんだ?」

「え、えっと…」

「おい、じらすなよ。」

「世界最強の称号と、願いを一つだけかなえることのできる魔法のランプ…だってさ。」

「なに!?そりゃいいや、出ようぜ!」

「あんまり期待しないほうがいいと思うよ…大体行くと決めたわけでもないしさ。マリベルにも聞かないと…」

「私がどうかした?」

「わっ!!マリベル、お前いつからいたんだ?」

「キーファが、じらすなよって言ってたころからずっといたけど。」

そこまで言うと、マリベルはキーファの首を押しのけこういった。

「アルス、その武術大会に出るわよね?」

「え、でも…」

「出ようぜ、そうすれば船だって何だって手に入るんだろ?」

「うん、わかったよ。」

「よし、じゃぁ決まりだ。早いことラクールに行こうぜ。」

 

 

 

TASUKE

「太助様、お父様からお手紙が届いてましたわ。」

「え、親父からか…?」

親父という言葉に敏感に反応する太助。

「また変なの送ってきたんじゃないだろうなぁ。」

そういいながら封筒をやぶり中に入っていた手紙を読む。

「なになに…」

「ニーハオ太助!!父さんはまだ中国にいるぞ!このあいだ、チョンファーさんが、また父さんに面白い招待状をくれたぞ。内容は、別途の紙切れを見てくれ! じゃあな太助、お前の健闘振りを中国から見てるぞ!ハーハッハッハ。」

「健闘振りって、なんだよ?」

わけのわからぬままにもう一枚のほうの紙を手にする。

『きたる8月26日、ラクールにて武術大会を開催することになった。優勝者は、世界最強の称号と栄誉そして古代遺跡より発見されたそのものの願いを一つだけかなえることのできる魔法のランプを授けよう。ラクール王』

「(親父…俺に死ねというのか?)」

「どうしたの?たー様。」

「何だ、ルーアン?もうおきてたのか。」

「起きてちゃ悪かったかしら…?」

なぜかシャオのほうを見てにやつく。(太助の顔が真っ赤になったのは言うまでもない。)

「ところで、その紙切れは何なの?」

「ああ、これ?親父からのくだらない手紙さ。」

そういいルーアンに手紙を渡した…ルーアンはまたにやついた。

「ねぇ、たー様この大会出ましょう。」

「大会がどうかしたのか?ルーアン殿?」

そこへキリュウがやってきた。このときルーアンの作戦が完璧になった。

「ねえ、キリュウ、最近たー様に出す試練のねたに困ってんじゃないの?」

「うっ…ルーアン殿…痛いところを。」

「あたしにいい考えがあるのよ。」

「いい考え?」

「そう、この紙を読んでみて…」

言われるままに手紙を読むキリュウ。

「これが試練とどういう関係があるのだ?」

「関係大有りよ。いい、たー様をこの大会に出場させるのよ。」

「なにー!!ルーアン、俺を殺す気か!?」

「大丈夫よ、たー様、あたしたち三精霊がいれば怖いものなしよ。」

「そしてキリュウはこの大会で新しい試練を見つける。どう、完璧じゃない!!」

「なんかうまくのせられてるような…」

「(新しい試練が見つかるかもしれんが、ルーアン殿がそれだけのために動くものか…)」

「どうかした、キリュウ?」

「いや、なんでもない。」

「そうと決まれば早速会場へ行きましょう!!」

「だー!まだいくって決めてないって。だいたい、ヨウメイにもいっておかないとだめだろ。」

「そんなの別に良いじゃない!あの3人と遊ばせておけば。」

「ルーアン俺はそんなことできないよ。」

「みなさ〜ん、朝ご飯ができましたよー。」

朝からにぎやかな七梨家であった。

 

 

 

KURODO

とある朝…ラクール城城下町。

「ねえ、クロード?その手紙何?」

「ん?レナか。…前やった武術大会の続きをやるんだってさ。しかも、今回は優勝者には賞品がつくらしい。」

「(前の武術大会のことが頭をよぎる。)そうなんだ。クロードは出るの?」

「…出るよ、出て、ディアスともう一度勝負したい。」

そこへ一人の女性がやってきた―セリーヌだ。

「あら、お二人で何を話していらっしゃったの?」

「な…何も話してないですよ、セリーヌさん!!」

妙に動揺するクロード。

「まぁ、いいですわ。それよりクロードも武術大会に出ますわよね?」

「え、まあ一応は…」

「そう、レナはどうします?」

「え、私はそういうの苦手だから…」

「僕は出るよ!」

「アシュトン、でるのか。」

「がんばってね、クロード、アシュトン」

「あ、ああ。わかった。」

「(初戦でクロードとはあたりたくないなぁ…あとディアスとも…)」

「じゃあ、そろそろいこうか。」

そういい、クロード一行は外に出た。

「あら、私何か言おうとしていたのですが…なんでしたっけ、まあ、いいですわ。」

謎のセリーヌの言葉は次回わかるのか?

 

 

 

TAKA(KOURAN)

「ん?なんかきてる…」

「(手紙か、誰からだ?)」

「あ〜もう、はなしかけるな。」

「(仕方ないだろ。)」

「仕方ないじゃない!」

俺の名前は三神鷹(みかみたか)今頭の中から話し掛けてきてるのは、精霊王公嵐だ。

(精霊王公嵐のことは俺のHP“幻想曲”で詳しく紹介しているぜ!よかったら見に来てくれ!)

とりあえず封筒をやぶった。

「ふ〜ん…」

「(おい、一人で納得するな。)」

「言わないでもわかるだろ?俺の見たものはお前にも見えるんだから。」

「(それを言ったらおしまいだろ。)」

「うるさいなぁ。」

「で、どうする?」

「(俺は出たいのだが。)」

「なぜ?」

「(妙な予感がしてな。)」

「妙な予感ねぇ、まあ、お前が妙だとか言ったときは絶対なんかあるもんな。」

「(そういうことだ。)」

「わあったよ。出りゃいいんだろ!」

「(ふっ、久しぶりに腕が鳴るぜ。)」

「おまえなぁ…」

 

 

 

第0巻エデンの戦士後書き

どうも、公嵐です。これは、僕のHP幻想曲で公開中のまもって守護月天!プラス〜エデンの戦士たち〜を新たに構成しなおしたものです。

なお、改正版では第0巻からヨウメイが登場しています。(名前だけだけどね。)

あと、僕が書くヨウメイやその他大勢のキャラは多少口調が変わっているかもしれませんがそこらへんは多めに見てください。

(まだ小説を書き始めて数年しかたってないため。)

まだまだ未熟者ですが、これからがんばっていこうと思うので長い目で見たやってください。では!


次回予告

アルス、太助、クロード、三神はラクール武術大会に参加するために仲間を探すこととなる。

そして彼らは再び出会う――1000年前にあったあの長き戦いを終えるため。

「(俺のことを忘れたか?守護月天。)」

「いくぜ、火炎斬り!!」

「あたしを女だからってなめないでよ!メラ!!」

「まったく、こりないやつだな。」

「ああ、公嵐ってのは、俺の意識の中にいる精霊だ。」

次回まもって守護月天!プラス〜エデンの戦士たち〜 第1巻 開幕!ラクール武術大会。

 

ひとは、誰かになれる――


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