ミニスポット

ちょっとお奨め「ミニスポット」-道央・道南編−


1.然別湖 (鹿追町)
然別湖は、大雪国立公園内唯一の自然湖です。周囲は原生林に囲まれていてこの上なく静かで、また自然保護のため建物の建設が規制されていて、2軒の温泉旅館を除けば湖岸に建物らしい建物は見当たりません。
同じように湖岸に温泉が涌く阿寒湖や洞爺湖のように俗化することもなく、いつも私達に自然のありがたさを教えてくれる湖です。
湖の東側には、“5つ星ガイド”でも紹介している「東雲湖」があり、2つの湖はまるで親子のように大自然のなかでたたずんでいます。
北海道には、数多くの美しい湖があります。ですが、もしその中で1つ選べと言われたら、私は迷わずこの然別湖を選びます。ここの豊かな自然環境に触れた者は、恐らく誰でも同じ答えを出さずにはいられないでしょう。

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2.ナイタイ高原牧場 (上士幌町)
北海道の広大さを体感できる場所はたくさん紹介されていますが、私は何といってもここを一番に推薦します。晴天の日にここのレストハウス前に立つと、目の前には広大な十勝平野が果てしなく広がり、遠くに見える雌阿寒岳までそれはもう言葉で言い尽くせない風景を見ることが出来ます。
それとここは団体旅行客がほとんど来ませんので、いつも静かで「北海道に来てよかった」と誰でも感じられる場所だと思います。
蛇足ですが、ここのレストハウスに売っているソフトクリームは絶品です。是非食べて見てください。

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3.オコタンペ湖 (千歳市)
オコタンペ湖は、支笏湖の北に位置する小さな湖です。北海道3大秘湖の一つに数えられていて、特に晴天の日には湖面がエメラルドグリーンに輝き、なんとも神秘的な湖です。他の3大秘湖(東雲湖とオンネトー)に比べるといささか人気がないため、あまり訪れる人もないみたいですが、原生林のなかで静かにたたずむ湖面は何とも言えない独特の魅力があって、他の2湖に決して見劣りしません。
残念ながら道路沿いの展望台からしか見れないのですが(急な崖を降りれば湖岸に立てます、少し危険)、支笏湖から車で10分程度で着きますので、晴れていたら必ず寄って見てください。決して後悔させません。

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4.羊蹄山 (倶知安町、ニセコ町、真狩村、京極町)
北海道には数多くの名山がありますが、私はこの羊蹄山が一番好きです。
標高は1893m あり富士山に似た円錐形の独立秀峰で、大きく広がった裾野にはじゃがいも畑が点在し、周囲の風景とあいまって北海道の雄大さを感じさせてくれる山です。さすがに登るとなるとかなりのハードコースになりますが、頂上からの展望は格別とのことで私も一度は挑戦したいと考えています。又この山の近くには、高原リゾートで有名なニセコがあり、この山を見ながらのスポーツは、ゆったりした気分になってほんとうに最高です。

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5.鏡沼 (倶知安町)
ニセコの湖沼の中でも少し離れた位置にあるため、この「鏡沼」を知る人は恐らく多くはないでしょう。それだけに、ここはニセコ随一の秘湖と言えるかも知れません。
沼へは、ニセコ五色温泉から倶知安への道道58号線(通称ニセコエコーライン)沿いの入口から入るのですが、駐車場もなく路肩に車を止めて行くことになります。入口から鏡沼へは約30分程ですが、道も整備されていますので、特に問題なく到着できます。
沼の周辺は、湿原になって開けています。水は深い青色で、周りの木々の緑とのコントラストが鮮やかです。同じニセコの湖沼でも、神仙沼とは違って、辺りは人影もなく非常に静かです。秘湖マニア必見です。

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6.サイロ展望台 (洞爺村)
洞爺湖観光のメインは、どうしても温泉街のある南側の湖畔付近になります。しかし、洞爺湖そのものの美しさを堪能したいなら、このサイロ展望台がお奨めできます。展望台自身は、国道に面したドライブインに隣接しているので多少騒々しくはありますが、それを差し引いたとしても、ここからの洞爺湖の眺めは、後ろの有珠山や、昭和新山の荒々しさも加わって正に絶景としか言いようがありません。
湖の眺めというのは、どうしても空の影響を受けますので、晴れた日と曇りの日では、イメージが大きく変わってしまいますが、もし、晴れた日に洞爺湖を訪れたのならぜひこの展望台には立ち寄ってみてください。
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7.樽前山七合目 (千歳市)
樽前山は、支笏湖の南に位置する活火山です。活火山というと、ちょっと近寄りがたい感じですが、実はダートの道を走れば七合目まで車で上がることができます。
そこから山頂までは1時間程の山道になりますが、ほんの10分ほど登ったところに、支笏湖を見下ろせるお奨めの場所があります。ここから見る支笏湖は、正に原生林のなかにたたずむ湖といったイメージで、昨今のジェットスキーの爆音に犯された支笏湖とは別もののようです。
アウトドアにもいろいろな楽しみかたがあるとは思いますが、静かだったころの支笏湖を懐かしく思うのは私だけでしょうか。
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8.地球岬 (室蘭市)
地球岬は、室蘭市の南端で、太平洋に向かって突き出た所に位置します。夏は、オホーツク高気圧の影響で霧がかかることが多いのですが、晴れた日の眺望は素晴らしく、正に名前の通り、地球が丸く見える岬です。
特に空気の澄んだ日には、噴火湾沿いに駒ケ岳や、遠くは下北半島まで一望でき、手前の白い灯台と眼下の紺碧の海とのコントラストも印象的で名とも言えない爽快感を醸し出しています。
室蘭市は、観光地としては多少マイナーですが、この岬は名前に恥じない最高のお勧めスポットです。
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