アクセス
さて、大雪山にはいくつか代表的な入口がありますが、このコースはその一つである旭岳ロープウェイに乗ることから始まります。ロープウェイは、途中乗換えて旭岳5合目の姿見駅まで12分で到着します。駅をでると正面に旭岳の荒々しい姿が迫り、なんとなく気が引き締まります。
多くの観光客は、近くの姿見の池を目指しますが、裾合平へはその流れから離れ、左の道を進んでいきます。しばらく行くと2つの火口湖からなる夫婦池が姿を現します。この池を過ぎるとルートは山の中へ入っていき、一般の観光客に出会うこともなくなってきます。
道はしばらくわずかに上りながら進みます。途中いく筋もの雪渓を横切り、旭岳を右手に見ながらの快適なトレッキングです。道が少し下りはじめると、中間点の裾合分岐もまじかになります。
裾合分岐は、愛山渓温泉方面との分岐ですが、ここでルートを右にとると、いよいよこのコースの核心部である裾合平のお花畑に到着します。
ここのお花畑は、チングルマの大群落地になっていて、開花期には白い絨毯のようになり、まさに圧巻としか言いようがありません。これほどの規模のお花畑は、私が知る限りでもここ以外にありませんし、おそらく大雪山の中でも指折りの花園に違いないでしょう。
道は、その花の中を1時間近く進みますが、やがて小さな沢沿いに中岳への登りとなります。このコースの目的地点の中岳温泉は、登り始めて約20分ぐらいの地点にあります。昨今の秘湯ブームで紹介されることの多くなったこの温泉ですが、さすがにアプローチが長いためか、カムイワッカのような大混雑にはなっていません。湯船は小さく、大雨が降ると埋まってしまう程なので、浸かるためには少し掘らないといけないかもしれませんが、足を浸けるだけでも気持ちのいい温泉です。
ルートは、ここでUターンしますが、余裕のある方は旭岳山頂を目指すことも可能です。(但し、相当の健脚者のみ)再び、裾合平のお花畑を過ぎ、姿見に付いたら、出発時に寄らなかった姿見の池にも立ち寄りましょう。
注意
関連サイト
問合せ先
TEL 0166−82−2111 | |
TEL 0166−97−2234 |