アクセス
ガイド
さて、ガイドに移りますが、アポイ岳への登山は、一般には様似町冬島のアポイ山麓自然公園からになります。ここには、整備されたキャンプ場や宿泊施設もあり、出来れば前泊して朝から登るのがベストでしょう。登山口の記帳所で記帳を済ませると、いよいよ山道に入っていきますが、3合目ぐらいまでは傾斜も緩く森の中を快調に進んでいけます。ここからは、多少登りがきつくなりますが、歩きはじめて約1時間10分程で5合目の休憩小屋に到着します。
ここまで登ると、正面に目指す山頂が見え、さらに振り替えれば太平洋の大海原も一望することが出来ます。しかし、喜んでばかりはいられません。実は、このあたの標高はまだ400m足らずなのです。山頂は、まだまだ先ですから気を引き締めましょう。
さて、5合目の小屋を出発すると、7合目まではかなりきつい登りとなります。ですが、高山植物が現れるのもこのあたりからで、可憐な花を見ながらゆっくり登っていきましょう。特に、ここから9合目にかけては、通称「馬ノ背お花畑」でルート中もっとも多くの花が眺められる所になります。アポイの高山植物は、実に80種を数え、ここにしか咲かない固有種も数多く含まれています。高山植物を踏んで傷めないように、ルートを守って登っていきましょう。
登山道は、8合目を過ぎると、頂上へ向かう最後の急坂になります。馬の背から約30分程でたどり着いた山頂は、あいにくダケカンバに覆われていて眺望は利きません。眺望を求めるなら、この先の吉田山まで足を伸ばすといいそうですから、時間に余裕があれば挑戦してみましょう。
さて、帰路は来た道を返すことになりますが、出来れば、幌満ルートの途中にある「幌満お花畑」を経由するルートで下山すれば、さらに素晴らしい山行となることでしょう。
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