<<< 御注意 >>>

当ページに掲載されておりますイラストは当然のことながら「悪魔の手毬唄」のストーリー進行と
密接に関係しておりますので、
「悪魔の手毬唄」未読の方はご覧になられないようお薦め致します。





 「悪魔の手毬唄」の挿絵といえば、『別冊 幻影城 1997. 5 横溝正史 III 』に再録された際の、この山本 博通氏のイラストも決して無視して通る訳にいかない素晴らしいものです。正直、当サイト作成管理人などはこのイラストの為だけに幻影城を買ってしまったといっても過言ではないでしょう。別冊幻影城ではこの「悪魔の手毬唄」の他にも「八つ墓村」「犬神家の一族」等々再録にあたり、他の山本博通氏の作品や他のイラストレータ−のイラストも楽しむことができます。
 「宝石」連載時の村上 松次郎氏のものとは違い、すでに完結された作品からのイラスト化ですので、好奇心をそそる構図や敢えて金田一耕助を描くことなく物語のツボをおさえるといった形のイラストは、村上氏のモノと比較して見てもまた興味深く見ることが出来ることができます。
 また、物語全てを絵にする『マンガ』とは違い、ストーリーのポイントを如何に捉えてイメージを膨らませられるかという表現方法になるので、その挿絵画家/イラストレーターがどういった視点からストーリーに対して切り込んでいて、どこにスポットをあてているのかといったところに注目してみるのもまた『マンガ』と違った楽しみ方ができることでしょう。
 個人的に面白いと感じたのは、あの『手紙』に関して、村上、山本両氏ともキチンと大写しで取り上げていることでしょうか。
 1点1点をイラストとして楽しむのもよし、こうして並べてみて全体のストーリーの流れを感じながら見てみるというのも、なかなか味わいある楽しみ方かとも思います。
 或いは、この「幻影城」であれば年代的にも「宝石」と比較的すれば入手することも叶わないものではないので、このイラストのことは知っているファンも多いもことでしょうが、まだ未見の方々への御案内と思い、あくまでも資料として抜粋してみました。
 こちらも掲載順こそそのままにしてありますが、特に注釈などはつけてないでおきます。


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表紙デザイン 池田 拓/イラスト 山野辺 進


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◎◎◎◎◎◎ もっと詳しく『幻影城』のことを知りたいという方はこちらなど如何でしょうか ◎◎◎◎◎◎

探偵小説専門誌「幻影城」と日本の探偵作家たち  http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/