Asia

７０年代はプログレッシヴ・ロック、通称プログレが開花した時代でした。キング・クリムゾン、イエス、ピンク・フロイド、ＥＬ＆Ｐ、ジェネシスなどなど。。。
クラシック的な楽曲構成で、１曲２０分オーバーなんてのもざらでした。そんなプログレも７０年代後半には勢いが衰え、解散を余儀なくされたり方向転換を迫られるバンドが多数現れました。
Ａｓｉａはそんなプログレ界のつわものが集まって結成されたバンドです。プログレの構成美を残しつつ、ハードロックのダイナミズムを導入して成功を収めました。
耳あたりもとてもよく、美しいバラードもしっかり用意している。そんなところから産業ロックとも言われていました。
１ｓｔの「Ａｓｉａ～詠時感～」はアルバム、シングルカット曲ともに大ヒットしました。２ｎｄの「Ａｌｐｈａ」はよりハード色が強くなった印象があります。こちらも売れました。
が、３ｒｄの「Ａｓｔｒａ」でつまずきました。大物が集まったバンドでありがちな不仲、メンバー交代が頻繁でその都度音楽の方向性も変わってしまったことが影響しています。
今でも活動してるのかな？もうついていけません。。。
Ａｌｐｈａのツアーで来日した際、武道館公演がＭＴＶで世界中継されたと記憶しています。ツアータイトルは「エイジア・イン・エイジア」でしたね。

ＣＯＬＩＮ大推薦の作品です。

	Asia	ロックファンに大きな衝撃を与えた、デビュー作にして最高傑作盤。「ヒート・オブ・ザ・モーメント」「時へのロマン」あたりが代表曲。個人的には「ワイルデスト・ドリーム」の構成がかっこよく大好きです。
	Alpha	「ドント・クライ」が有名ですね。よりポップで大衆受けはよかった。プログレファンには物足りなくなっていたかもしれません。優美なバラード「虚りの微笑み」(２曲目)も収録。
	The Very Best of Asia: Heat of the Moment (1982-1990)	お約束、ベスト盤も紹介します。最近は２枚組みの２０年アニバーサリーベストも出ていますが、こちらでも代表曲はフォローされています。しかも安い！