2007・2006
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ヒレナガカンパチ8lb日本記録  ツムブリ12lbラインクラス・レコード達成! 足摺岬周辺海域のライト・ショアジギング
2007.09.18UP

ヒレナガカンパチ8lb -日本記録 2007.06.21

 去る6月21日、いけいけ2号強化月間中にヒレナガカンパチの8lbクラスライン・レコードを達成することができました。
6月21日

 この日は仕事が昼までで、夕方から仕事場関係の飲み会があるとのことだったため、早急に酒の肴を釣らなければと、単身13:00からいつもの磯へ。6月の後半は南西からのうねりが強く、ここの所ずっと海が荒れていた。また5月の下旬からコンスタントに釣れていたシイラも全く見えなくなり、メジカ(マルソウダ)がパラパラと釣れるくらいの海が続いていた。

 磯へ降りるとやはり怖いくらいの波。このところ一人で磯に行く時はメーターシイラのランディングを考え、タモギャフを持っていっていたが、果たして水面まで届くだろうか?と思えるほどの波で、セットが入ると7メートルの足場の数十センチ下まで波しぶきがかかってくる。コワ〜・・・ま、何度かのセットの様子を見ている限り、足場を完全に洗う事は無いと思い釣り開始!タックルはサーフェッサー98にツインパワー4000PG、ラインはガレッジセールのシーザウルス8lbにシーガーエース7号をリーダーにし、自作ジグ35gをセット。

 足元には広大なサラシが広がり、さらに潮もカッ飛びの様相。初めは沖の表層を狙っていたが、メジカが1つ釣れただけで沈黙。 
そこでサラシの下を狙い始める。潮が早いので、潮上にジグを投入し、サラシ下に流し込む。根掛りを防ぐため、23カウントの所をカウント20からシャクリ始める。サラシの下で長くアピールさせるためロングストロークのスロージャークを続けた。

 すると、30分ほどしたとき、サラシの切れ目に見える海中に、キラキラとキビナゴがスクランブルっているのを確認。直後に足元の恐らく水深10m位の所で「ガツン!!」とバイト!

 「ジジッ」っと一瞬沖へ向けてドラグが出たがすぐ止まり、猛烈に足元に突っ込み始めた。重みはないが足元へ張り付くような走り。恐らくカンパチだと思い、バットエンドを魚に向けるくらいに竿でためて耐えていると、サラシと流れに押され徐々に、少しずつ沖へ出てきた。
 8lbだがこれくらいは平気だろうと(8lbは意外と強いんです。ま、岩にあたれば即撃で切れますが…)、ここぞと一気に浮かす。サラシの合間に見えた尾鰭を見て、やはりカンパチと確信。魚体が見えたとき、ヒレナガカンパチだと確認した。

 サラシの中では小さく見えたが、恐らく50オーバーくらい。後はいかにこの波の中で小さな標的にギャフを掛けるかだ。セットのタイミングを計っている間、魚は波打ち際で揉まれてクタクタになっている。今だと思い、一気に下に降りてどこでもいいからギャフ掛けした。

 あげてみると意外と長さがある。計ると60.4cm。一人なので現地写真だけ撮って、帰って重量測定。

2.9kg。おお!以前の自身の記録を大幅更新!!まだまだちっちゃな記録だがロックショアからのライトラインでのカンパチ属・サイズアップはさすがにきついので、次の目標は4キロといったところか。

今回もサーフェッサー98というすばらしいタックルと高知のすばらしい海のおかげでこのような記録を捕れたことに感謝します。
2007.05.16

ツムブリ12lbラインクラス・レコード達成!

 ブリフィーバーが終わりかけているはずの時期なのに、今年は未だ高知各地でブリが釣れているようです。高知県西部の沖ノ島では、沖磯でデカブリの入れ食いが起こっていたらしいし、どこそこでブリが上がったとの話を聞いていました。やはり暖冬の影響でシーズンが約二週間〜1ヵ月遅れたせいでしょうか?

 「まだ記録を作れるチャンスはある!」と、意気込んで磯に通っていると、狙っていた訳ではありませんが、去る5月16日にブリならぬツムブリの日本記録を釣っちゃいました!

5月16
 朝5時半から磯に下り、いつも通りブリ狙い。朝一では何もなく、ちょっと日が上がってきた6時半頃、潮下のワンドの出口付近をU字ターンで探っていた同行者の仕事の
上司Mdさんにブリのバイト!

 16lbの強気タックルで難なく浮いてきたのは80cm、5.5キロのブリ!!Mdさん、おめでとうございます!

 海況は穏やかだが、黒潮は20マイルで結構な速さで磯を右から左に洗っている(何ノットかは分からないが、潮上を目指す大型フェリーが前に進んでないように見えるくらい)。

こういう時、この日に行った磯では、潮面を釣るより、潮下側のワンド出口辺りのブレイク周辺で魚がベイトを追うことが多い。しかし、もうちょい潮がゆるい時は潮面の流れがブチ当たる岩盤側でベイトやルアーへのチェイスが集中する。

 大海原をビュンビュン泳ぎ回る青物といえど、状況により餌を食う場所はピンスポットだったりする。当たり前といえば当たり前か・・まさしく、朝からはそのようなパターンだろうという事で二人でワンドの出口へミノーをキャストし続けていたところだった。
 Mdさんのヒットの約20分後にもブリチェイスが2回ほどあったがフッキングには至らず、魚が深くなったと判断し、自作ジグに交換。ジグでもワンド出口付近を意識してスローなジャーク・アンド・フォールで、カウント23の水深から、半ばに差し掛かったとき「ガツン!!」とひったくるようなバイト!20mほど一気にドラグが出る。「ブリか!?」と思ったら、一回一回の下への突っ込みは激しいが、トルクが無い。このごろ良く釣れているツムブリだろう。

 しかし、今までの奴らよりかはちょっとデカそうだ!姿を確認するとなかなか良い型だ。タモですくうと70は超えていると確信!JGFA岸釣りの部において、12lbクラスのツムブリの記録は未だないため、「これは申請しなければ」と思い、Mdさんに写真を撮ってもらう。

 帰って測定すると、75cm、3.00kg。

 もともと12lbクラスの記録は無かったので、栄えある圧倒的な記録ではなく穴埋め的なものではあるが、自身の持つ8lbクラスのツムブリより大きかったので納得。
次はもっとデカイ獲物を仕留めて自己記録を更新しよう。

 この記録を申請するにあたり、サーフェッサーというすばらしいタックルを提供してくださったスミスさんと記録魚の申請に協力してくださった皆さん、そして高知の海に感謝します。
2006.10.23 Update!

足摺岬周辺域のライト・ショアジギング

 はじめまして、私は今年度から潟Xミスのモニターとして活動させて頂きます、高知県在住の者です。

 現在、私は職業柄(?)高知県西部の土佐清水港に居を構えているのですが、ここは黒潮が日本で最初にブチ当たる足摺岬があります。そのためこの周辺では地磯からカツオ類、ブリ属、シイラ等の青物が釣れるポイントが、西は叶崎、東は四万十川河口付近まで広がっており、エキサイティングなゲームが楽しめます。
 ここでは磯でのショアジギングを中心に、その周辺で楽しめる多くの釣りなども一緒にお伝えできれば、と思っております。
ポイント
 ポイントに関しては海岸線で水深があり、外海に面しているところ又は大きなワンドの出口あたりなどの、降りることが出来、青物の釣れそうな所であればたいてい何らかの魚が釣れます。あと、この釣りではほとんど垂直に近い崖を降りるなどの危険がつきまといますので、それなりの安全策と覚悟を持って釣行して下さい。


足摺岬周辺海域のライト・ショアジギング


タックル
 私たちがこのライトショアジギングで用いるタックルは、たいてい8〜12ポンドクラスのナイロンラインを用いて、10フィート弱から12フィートのMAX1oz〜50g負荷程度のシーバスロッドを用いています。
 ラインは時と場合によって最太16ポンドから最細4ポンドを用います。磯なのに何故こんなに細いラインを使うの?と思われがちですが、これは僕たちの「ショア馬鹿いけいけ2号団」のポリシーなので曲げるわけにはいきません。とまあそれは冗談として、ラインの号数は対象によって使い分けています。根の荒い場所や巨エバ、カンパチ、メーターオーバーのブリなどに対しては16ポンド、ハガツオ、スマ、ヒラスズキ、シイラに対しては8〜12ポンド、ヒラソウダ、マルソウダ、サバに対しては4〜8ポンドという感じです。

 使うルアーは、18〜42gのジグをメインに10〜14cmのミノー、ポッパー等のトップウォーターを用いています。ジグの操作はロングジャーク、ショートジャーク、スロージャーク、ジャカジャカ巻、だだ引きなどを状況や気分に応じて使い分けています。
9月の釣果

 この日の黒潮の予測接岸距離が足摺沖で約25マイル。朝6:00、いつも通う磯に降りると、潮が釣り場の正面を右から左にゆっくりと流れており、なかなか釣りやすい状況。タックルはサーフェッサー98と4000番のリールに12ポンド、ルアーはメタルフォーカス1ozおよび自作ジグ35gを用いました。

 釣り始めると、一投目から巨ダツのチェイスがあり、足下の水深約5メートル付近にもスクランブル状態の巨大なキビナゴ玉が確認でき、良い状況だと判断しました。

しかし、釣り開始から1時間たっても魚信は無く、「どういう事だ?」と頭を傾げていたら、突然30mほど沖の海面に高さ30cm程の三角の鰭が・・・このところ近海にシュモクザメの1〜2.5mが数匹居着いており、ヒットした魚を持っていかれるという被害が続出していました・・・。


 「今日もこいつか」と半ばあきらめかけて30分ほどしたとき、約15m先、カウント28の水深にメタルフォーカス1ozを投入し、ジャカジャカ巻き上げていると中層付近で「ガツン!」というアタリ。
 10mほどドラグを引き出されて、足下付近に寄せたとき、魚体に黄色いラインがキラリと見えたのでアジ科の青物だと思いました。水面まで浮かす間に相手はツムブリだと分かり、足下で数回突っ込んだ後、タモでランディング。ジャスト70cmでした。

 その後8時をまわったあたりに、約20m沖の水面付近でアタリ。合わせを数発入れた瞬間、ポーンとシイラがジャンプ!しかし小さい。強引に寄せてネット・インすると86cmのシイラでした。
 この後は60〜70弱のペンペンが8ヒットし、入れ食いを楽しめましたが、シイラ攻勢が終わると巨ダツダサー(ダツを釣る人の通称)になってしまい、この日は納竿。しかしなかなかいい状況であるため、数日後にも釣行してみることに・・・
9月9日

 この日も午前6:00に磯に降り立つと、前回と似たような状況。しかし始めはベイトもダツも確認できず、開始から2時間たっても魚の気配はありませんでした。

 今日はダメかと思い始めたとき、足下でのメタルフォーカスのだだ引きに何かがヒット。猛烈に根際を走りまくるので、アジ科の魚だと思いファイトしていると、今回もツムブリ。65cmでした。
 この直後に20mほど先の水面に大きなキビナゴ玉が浮上してきたため、その周辺をジャカジャカ巻やだだ引きで探っていると、アジ科特有のまとわりつくような魚信があり、直後にヒット!合わせを入れると一気に底へ向かってドラグが引き出されました。

 大型のツムブリと思い反撃開始。その後も何度かの突っ込みをかわし、足下に寄せてくるとなんとヒラマサ。66cmの丸々太ったやつでした。小型でしたが久々に見る美しい魚体に惚れ惚れしました。

 この後にモンツキ(クロホシフエダイ)の50cmクラスを追加。これもだだ引きでした。

 この2回の釣行では直線的な動きに魚の反応が良く、それに用いたメタルフォーカスは巻抵抗も少ないため、ストレスのない釣りが楽しめました。又サーフェッサー98も十分なバットパワーで、おそらく上手くやれば磯からでも80cmオーバーの青物に対応できると思われます。ではまた!
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